┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに~ウクライナ保安庁が、第2の都市ハリコフで「ロシア軍が国立物理技術研究所の核施設を『核テロ』攻撃」と非難! ロシアはネオナチ民兵のアゾフ大隊の挑発行為だと非難! プーチン大統領はフランスのマクロン大統領との電話会談でザポロジエ原発火災を「ウクライナ過激派による挑発、プロパガンダキャンペーン」と非難! IAEA、ウクライナとの3者協議に「原則」賛成
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┠■皆さまへ緊急のお願いです!! 2月のご寄付・カンパは月間目標額の65%にとどまっています! 8月1日から始まったIWJの今期第12期7か月間にわたる累積の不足金額は、トータルで470万4268円です! これに今月3月分の目標額420万円が加わり890万4268円となります。どうか3月も緊急のご支援をよろしくお願いいたします!!
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┠■【中継番組表】
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┠■ロシアのウクライナ侵攻によって、米国の石油と天然ガスが「絶好調」! 多くの人々と国を犠牲にしてロシア産資源を欧州から排除した上で、米国産ガス・石油の超高値での売り込みに大成功!
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┠■Twitter「IWJ_Sokuho」3月7日、ウクライナ情勢関連ツイートまとめ! ロシア軍がヴィーンヌィツャ空港をミサイル攻撃で破壊、ゼレンスキー大統領は「ウクライナ上空を封鎖せよ」と強い言葉で西側首脳を非難、ポーランド首相は「ポーランドは戦闘機をウクライナに送ることも、空港の使用を許可することもない」と拒否! 米国はISIS兵士を、ロシアはシリア兵をウクライナに動員! 中国王毅外相はそれでも「中露友好関係は石のように硬い(solid rock)」と言明! 第1回停戦交渉参加のウクライナ高官3名が「ロシアのスパイ」とされ銃殺、7日第3回停戦交渉の行方は?
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┠■米国がISテロリストをウクライナに派遣!? ロシア情報機関が「シリアで訓練、ポーランド経由でウクライナに派遣」と発表したと、イラン国営『パース・トゥデイ』が報じる! シリアの外務次官は「シリアのISテロリストとウクライナのネオナチは1つの司令塔で行動」と発言! 一方、米国のW.S.J.は「ロシアがシリア兵を募集」と報道!
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┠■NATO加盟国ポーランドの戦闘機をウクライナへ供与し、ポーランドには米国が代替機を提供! ブリンケン米国務長官がCBSのインタビューで「活発に議論している」と表明!
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┠■和平交渉に参加の二重スパイをウクライナ当局が殺害!? 領土防衛隊には既決囚による囚人部隊! マリウポリではネオナチ民兵のアゾフ大隊が住民避難を妨害! マリウポリの断水は独立を求める「人民共和国」への飲料水を遮断するため!?
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┠■ナチスが起こした犯罪「水晶の夜(クリスタル・ナハト)」再び!! ドイツでロシア語話者への犯罪行為が多発! 大使館には脅迫やヘイトメールの報告が数百件! ミュンヘンの領事館には真っ赤なペンキが!
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┠■2月発行の「岩上安身のIWJ特報!」は、1月27日収録「岩上安身によるインタビュー 第1066回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏」から、「ウクライナ・クライシス」の本質に迫っていく部分を抜粋しました! テキストに詳細な注釈をつけて発行! ぜひ、まぐまぐからご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! サポート会員になればバックナンバーすべて読むことができます!
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■はじめに~ウクライナ保安庁が、第2の都市ハリコフで「ロシア軍が国立物理技術研究所の核施設を『核テロ』攻撃」と非難! ロシアはネオナチ民兵のアゾフ大隊の挑発行為だと非難! プーチン大統領はフランスのマクロン大統領との電話会談でザポロジエ原発火災を「ウクライナ過激派による挑発、プロパガンダキャンペーン」と非難! IAEA、ウクライナとの3者協議に「原則」賛成
おはようございます。IWJ編集部です。
日本時間の7日午前、日本の国内大手メディアが一斉に「ウクライナ保安庁(SBU)は、ウクライナ第2の都市ハリコフにある国立物理技術研究所の敷地内にある核物質を扱う施設に、ロシア軍が6日(現地時間)ロケット弾を打ち込んだと発表した。SBUは『核テロ』と非難している」と報じました。
※“ハリコフの核物質施設に砲撃” ウクライナ原子力規制当局(NHK、2022年3月7日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220307/k10013517901000.html
しかし、ロシア外務省は日本時間の7日朝、「アゾフ大隊の過激派による挑発行為」として、警告するツイートを発表しています。
「! Alert by @mod_russia: #SBU & #Azov battalion militants have rigged a reactor at the #Kharkov Institute of Physics & Technology to stage a provocation & accuse the Russian Armed Forces of launching a missile attack on the experimental nuclear facility
(ロシア国防省による警告:SBU(ウクライナ保安庁)とアゾフ大隊の過激派は、ハリコフ物理技術研究所の原子炉施設に挑発を行い、ロシア軍が核施設にミサイル攻撃を仕掛けたと非難しました)」
※MFA Russia(ロシア外務省)のツイート(2022年3月7日)
https://twitter.com/mfa_russia/status/1500610297463291909
「アゾフ大隊」とは、昨日のこの日刊IWJガイドでもお伝えしましたが、ウクライナの歴史に深く根付いている親ナチス、反ユダヤ、反ロシアのウクライナ極右民族主義者が、2014年のユーロマイダン・クーデターを機に台頭した極右民兵組織です。ウクライナのネオナチだけでなく、欧米各国からネオナチや極右、白人至上主義者らが加わり、ウクライナ東部のドンバス地方に押しかけ、ロシア系住民らに対して虐殺行為などを行い、その後国防軍に編入されました。
米国務省も規制対象にし、NATOも危険視している外国人戦闘員やヘイトグループで、ロシアのプーチン大統領が、軍事作戦の目的の一つに掲げている「ウクライナの非ナチ化」とは、まさにこのアゾフ大隊のような極右民兵組織などを指しています。ところが、日本のメディアはその存在すら報じないどころか、プーチン大統領の主張を「虚偽情報」「フェイクニュース」とさえ報じています。もちろん「極右ネオナチ民兵組織による東部のロシア系住民虐殺はフェイクニュース」と宣伝しているメディアこそ「フェイク」メディアです。事実はどうか、いくらでも確認できます。
※「『義勇兵』はすでにいた」! 国際政治学者の六辻彰二氏がウクライナの民兵組織アゾフ連隊に欧米各国からネオナチや極右が参加、捕虜虐殺を行いながら国防軍の一部になり、現在民間人を訓練し「総力戦を推し進める主体となっている」と指摘!(日刊IWJガイド、2022年3月7日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50354#idx-8
また、プーチン大統領は6日、フランスのマクロン大統領との電話会談で、3月4日のザポロジエ原発での火災について、ウクライナの過激派による挑発だと非難しました。
※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
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■皆さまへ緊急のお願いです!! 2月のご寄付・カンパは月間目標額の65%にとどまっています! 8月1日から始まったIWJの今期第12期7か月間にわたる累積の不足金額は、トータルで470万4268円です! これに今月3月分の目標額420万円が加わり890万4268円となります。どうか3月も緊急のご支援をよろしくお願いいたします!!
IWJ代表の岩上安身です。
IWJでは、今期第12期の年間の予算を立てる上での見通しとして、代表である私、岩上安身への報酬をゼロにすることを筆頭に、支出をぎりぎりまでにしぼった上で、IWJの運営上、必要なご寄付・カンパの目標額は月額420万円(年間5040万円)と算出させていただきました。
昨年8月から始まったIWJの今期第12期は、3月で8か月目に入りました。
2月のご寄付・カンパの集計が確定しましたので、ご報告いたします。
2月の月間目標額も420万円ですが、28日間で256件、271万8683円のご寄付・カンパをいただいています。大変ありがたいことですが、この金額は、月間の目標額の65%にとどまっています。2月の目標額で420万円には、あと148万1317円が足りませんでした。
1月末までの6ヶ月間の累計の不足分は、322万2951円となっております。
今期8月1日から2月末日まで7か月間の不足額は、合計すると470万4268円になっております。さらに今月3月の月間目標額420万円が加わりますと、3月末までに、890万4268円が必要となります。このままですと、不足額が雪ダルマのように膨れ上がっていきます!
どうか会員の皆さまのお力で、3月もIWJをお支えください!
IWJの会員数は現在3254人です。そのうちサポート会員は1130人です(2022年2月28日現在)。本当に心苦しいお願いではありますが、会員の皆さま全員が1446円ずつカンパしてくださるか、サポート会員の皆さまが全員1人4163円ずつカンパしてくださったならば、なんとかこの赤字は埋められます!
伏してお願いいたします! どうか皆さまのお力で、この窮状をお助け願います!
※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
コロナ禍は、日本のすべてを直撃しています! IWJも例外ではありません!
同じように皆さまもそれぞれ、コロナ禍で厳しい状況に直面されていることと拝察いたします。こうした状況で皆さまに、会員登録のお願いとご寄付・カンパを繰り返しお願いすることは、心苦しいことではあります。
しかし、どうしても声を大にして、お伝えしなければならないことがあります!
改憲による緊急事態条項の導入と、米国による中国との戦争に日本が巻き込まれる現実的な懸念が、迫っているからです!
また、ロシアによるウクライナへの侵攻とそれに対する世界中からの反発・非難が、どのような第2幕を迎えるか予断を許しません。
台湾をめぐる米中の対立と、このウクライナ危機が連動する可能性も、しきりに取り沙汰されています。その際、日本が米国にとって都合の良いミサイル前線基地となってしまい、ウクライナのような運命をたどり、戦場と化してしまう可能性があり、それは絶対に避けなければいけません!
IWJは、中立の立場を守り、ロシアとウクライナの間でどのような確執が起きてきたのか、2014年のユーロ・マイダンのクーデターの時点から、ずっと注目して報じてきました。
※【IWJブログ】ウクライナ政変~揺らぐ権力の正当性――西部の首都キエフを支配した反政権派には米国政府とネオナチの影、プーチンに支援を求める東部の親露派住民 2014.3.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/128095
2022年の2月23日、それまで何の前提もなく突然、ロシアのプーチン大統領が狂気にとりつかれて、ウクライナに侵攻し始めたのではありません。そこに至るプロセスがあります。
それを伝えず、「ロシア侵攻」のみを大騒ぎして伝えるイエローペーパーばかりですが、これは本来のメディアの役割を放棄していると言わざるをえません。我々は、どんなに石つぶてを投げられようとも、メディアの王道をいく仕事をし続けます。
戦争は発火した時が、最終段階です。その前に、政治的・経済的・社会的な不満がマグマとしてたまっているのであって、戦争が勃発する前にそのマグマの存在を明らかにし、対話と議論によって平和的解決の道を探して、「戦争」という「政治的解決の最終手段」に至る前に、未然に防ぐことが一番重要です。
そのためには、「戦前」の段階で、現状を正確に把握することが必要であり、メディアは戦時だけ騒いで、洪水のような情報量で一方を「悪」とし、一方を「善」と決めつけて、他方だけの言い分しか取り上げないような偏向報道だけを行えば、一般国民の間に、「悪」とされた国への敵視感情だけが醸成されていってしまいます。
以前、取り上げていた通り、ロシアのメディアを欧州のジャーナリズム協会が排除する、というのは、あってはならぬことです。
※EUが「プーチンの戦争を正当化」を理由にロシアの『RT』と『スプートニク』を排除! しかも「排除要求」したのは欧州ジャーナリスト協会! ジャーナリストが対抗言論を封殺!?「言論・報道の自由」は、民主主義の基盤中の基盤! 欧州は自ら目と耳をつぶすのか!?(日刊IWJガイド、3月2日号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50332#idx-6
日本においてロシア、中国のメディアを排除するようなもので、結局、戦況にしても何にしても自分にとって都合の悪い情報、聞きたくない事実・真実が入ってこなくなり、戦中の日本のような情報統制をされて、デタラメな「大本営発表」のみをメディアが伝えて、あげく自滅してしまいます。
相手のプロパガンダであれ、フェイクまじりであれ、相手を知る手がかりを失う、というのは、目と耳を自ら閉ざすに等しく、絶対にやってはならないことです。
世界は今、100年に1度あるかないかの、巨大な政治的・経済的・軍事的な地殻変動に見舞われています。
いうまでもなく、日本を含む世界全体に対し、単独覇権国として支配的な影響力を及ぼしてきた米国が衰退し、中国が米国の国力を上回る勢いの新興国として台頭してきており、その中国とロシアは結束を強めています。
米国対中露が激突する時、日本は地理的にも両者の間にはさまっている、ということを忘れてはなりません! 戦争において地理的位置は、絶対的な条件となります。我々は、米国対中国、あるいは米国対中露の戦いに、日本が巻きこまれず無風のままやりすごすのは、非常に困難です。
地球上の覇権国の力関係が、劇的に変わろうとしつつあります。この米中のせめぎあいに、米国の「従属国」に甘んじてきた日本は、モロに巻き込まれつつあります。
米国につき従っていきさえすれば、安全で繁栄も約束される、というのは、第二次大戦後の米国がゆるぎなく軍事力も経済力も圧倒的に強大で、余裕があり、そしてまだしもモラルが残っていた時代の話です。現在の米国は、昔日の米国ではないのです。
財政赤字と国民の格差の拡大については、そっくりそのまま日本で同じことが起こっています。日本が米国のマネをしてこなかった(できなかった)のは、軍事力の行使だけでしたが、今後の行方次第では、米国からの「命令」で対中戦争に参戦することとなり、そのタガも外れてしまうことでしょう。
私がIWJというインターネット報道メディアを立ち上げた(会社登記)のは、正式には2010年12月のことですが、準備期間に約1年間かけました。その際、IWJという社名だけを決めて、「移行期通信」というメルマガを支持者の方々にお送りしていました。
社名になぜIndependent(独立)という言葉を入れると決めていたのか。独立メディアである、という意味はもちろんのことですが、日本の独立に少しでも資するように、という願いを込めたからです。それが私の志であり、一貫した「初期衝動」です。
日本よ、独立せよ。
米国への過度の依存から離れ、米国に都合よくふりまわされ、利用されずに、世界の国々、とりわけ周囲・隣国との友好に尽くし、独立国としてサバイバルせよ、という思いです。
その思いを込めてスタートしたIWJですが、私の願いはかなわず、危機感の方が、次々的中してしまっています。日本は国力を落としながら、さらに一段と米国への依存を深め、集団的自衛権まで突破してしまい、米軍と軍事的に一体化して、どんどんと危うい方向に向かいつつあります。
敗戦から冷戦の終わりまで、日本は当たり前のように米国に、外交・安全保障を依存してきました。たしかに、「軽武装・経済優先」という、当時、自民党の主流派だった宏池会のような考えでも、実際、日本は豊かになっていきました。
しかし、冷戦に「勝利」した米国は、傲りたかぶり、世界を一極支配する単独覇権システムを強引に構築しようとし、かえって世界の反発を買って多極化を招いてしまいました。
にもかかわらず日本は、米国を不動のヘゲモン(覇権国)としてあがめたてまつり、依存をさらに深めており、米中対立の「最前線」に立たされつつあります。
その戦争準備と遂行のために、国会から立法権を奪って、内閣独裁を実現し、法律の代わりに、内閣が独断で超法規的な「政令」を繰り出せる緊急事態条項を含めた改憲をしようと躍起になっているのです。
米国の利益のために、日本が「身代わり」「鉄砲玉」になるというような戦争を遂行し、国民にムチャクチャな無理強いを押しつけることなど、緊急事態条項による独裁体制がなければできないからです。
中国と相討ちとなる中距離ミサイルを日本列島中に「敵基地攻撃論」とからめて配備し、あげく、全土が中国のミサイルの餌食になる。そうやって中国のミサイル戦力を多少、消耗させ、米国軍と米国本土への被害を軽減する役割をになうなどという「愚行」を挙国一致でやらせることは緊急事態条項による独裁体制抜きではできないからです。
「戦争となれば、南西諸島や九州は当然、戦域になる」と、自衛隊トップだった河野克俊元統合幕僚長は、2021年9月2日に、南日本新聞の取材に答えて明言しています。
※「台湾有事なら沖縄・鹿児島も戦域に。これは軍事的常識」 河野前統幕長 対中抑止へ「正面切って議論を」(南日本新聞、2021年9月2日)
https://373news.com/_news/storyid/143030/
住民の避難などの対策を立て始めると、戦争反対の声が高まるため、国民に何も知らせず、現時点でも、何の避難対策も打っていません。これでは国民はだましうちにあうようなものです! 国民のための政府ではなく、米軍の傀儡として動くだけの政府であることは明白です。
こうした現実は、既存の大手新聞、テレビなどの御用マスメディアに頼っていては、まったく見えてきません。意図的に、国民の目を現状からそらせるような情報操作ばかり行われているからです! IWJは、国民をないがしろにして戦争準備を進める政府にこれでいいのか! と声を上げ続けてきています!
こうしたことがIWJに可能なのは、特定のスポンサーをもたないことで、何者にも縛られず、忖度せずに真実をお伝えしてゆく、独立メディアだからです!
特定の政党や、特定の政治団体などから、隠れ資金を受け取ったことなど、IWJは1度もありません! 市民の皆さまに直接、真実をお届けすることができるのは、市民の皆さまから直接の、会費、ご寄付・カンパによるお支えがあってこそです!
非会員の方はまず、一般会員になっていただき、さらに一般会員の皆さまには、サポート会員になっていただけるよう、ぜひご検討いただきたいと存じます!
その会費と、ご寄付・カンパによって支えられてはじめて、IWJは、市民の皆さまのために役立つ、真の独立市民メディアとしてその活動を継続し、その使命を果たすことが可能となります。
マスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであり、それが我々IWJの使命であると自負しています。
本年、2022年は、本当に日本の分水嶺の年となります!
決して負けられないこの戦いに、私は、IWJのスタッフを率いて全力で立ち向かいたいと腹をくくっています! 皆さまにはぜひ、ご支援いただきたくIWJの存続のために、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。
下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ
どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!
岩上安身拝
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◆中継番組表◆
**2022.3.8 Tue.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ・Ch5】16:00~「東京都医師会 記者会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5
「東京都医師会」による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた東京都医師会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%9d%b1%e4%ba%ac%e9%83%bd%e5%8c%bb%e5%b8%ab%e4%bc%9a
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【IWJ・Ch7】17:05~「林芳正 外務大臣 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch7
林芳正 外務大臣による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた外務大臣関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%a4%96%e5%8b%99%e5%a4%a7%e8%87%a3
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◆中継番組表◆
**2022.3.9 Wed.**
調整中
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
「炎上を恐れて自分の主張を書けないのはジャーナリズムの衰退」~3.6埼玉・市民ジャーナリズム講座 60回記念対談講演「生きよ!ジャーナリズムは死んだ」―対談:雨宮処凛氏(社会活動家・作家)× 佐高信氏(評論家)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503142
◆昨日テキストアップした記事はこちらです◆
ゼレンスキー大統領が、米国議会上院下院の300人以上の議員にオンラインでさらなる軍事支援を求める! ロシア軍はナチスを称賛する極右軍アゾフ大隊が拠点を置くマリウポリを一部制圧!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503184
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■ロシアのウクライナ侵攻によって、米国の石油と天然ガスが「絶好調」! 多くの人々と国を犠牲にしてロシア産資源を欧州から排除した上で、米国産ガス・石油の超高値での売り込みに大成功!
泥沼化するウクライナでウクライナ兵とロシア兵が血を流し、市民150万人以上が難民となる悲劇を踏みつけにして、ロシア産天然ガスと石油を市場から排除することに成功した、米国の石油と天然ガスが「絶好調」です。
ホワイトハウスのサキ報道官は米国の天然ガスと石油の生産量は史上最高記録を更新し、これからも成長すると勝利宣言のごとき「9条」を連投ツイートしました。米国の狙いは、これだったのかと、誰でもよくわかるツイートです。
ロシアを封じ込めて「世界一の悪役」に仕立て、天然ガスパイプラインで結びつこうとしていた欧露の関係を見事なまでに引き裂き、ウクライナを戦場にして、米国の「国益」だけを追求して、その成果を誇っています。自分は何一つ痛みなく、多くの人々と国を犠牲にしてロシア産資源を欧州から排除した上で、米国産ガス・石油の超高値での売り込みに大成功! というわけです。
ぜひ、サキ報道官のツイートをお読みください。
【速報1015】ホワイトハウスのサキ報道官が、米国は石油・天然ガスの生産量は記録的なレベルにあり、これからは純輸出国になると宣言しました。ロシア産資源を欧州から排除した成果です。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1500800899593404419
(日本時間2022年3月7日午後8:49 キエフ時間2022年3月6日午後1時49分)
【速報1016】Jen Psaki@PressSec:米国のエネルギー生産、そして私たちがどのようにエネルギー安全保障を達成するかということになると、事実を見ることが重要である。ここに9つの要素がある。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1500800952332611592
(日本時間2022年3月7日午後8:50 キエフ時間2022年3月6日午後1時50分)
【速報1017】1.生産量は増加を続け、記録に近づいていますが、ロシアの行動は依然として消費者を脆弱なままにしている。本当のエネルギー安全保障は、化石燃料への依存を減らすことから生まれることを忘れてはならない。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1500800990408482819
(日本時間2022年3月7日午後8:50 キエフ時間2022年3月6日午後1時50分)
【速報1018】2.米国の天然ガスと石油の生産量は増加し、記録的なレベルに近づいている。今年はこれまで以上に天然ガス、来年はこれまで以上に石油が増え、世界的パンデミックがあったとしても、昨年は政権1年よりも多くの石油生産があるだろう。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1500801029084151809
(日本時間2022年3月7日午後8:50 キエフ時間2022年3月6日午後1時50分)
【速報1019】3.トレンドラインも上向きだ。石油生産量は昨年の1月から12月にかけて70万b/d以上増加し、今年の1月から12月にかけて70万b/d以上増加し、来年は50万b/d近く増加して過去最高を記録すると予測されている。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1500801070779756546
(日本時間2022年3月7日午後8:50 キエフ時間2022年3月6日午後1時50分)
【速報1020】4.実際、米国は過去2年間、石油+石油製品の純輸出国であり、今後数年間は天然ガスの純輸出国となるだろう。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1500801114312097799
(日本時間2022年3月7日午後8:50 キエフ時間2022年3月6日午後1時50分)
【速報1021】5.生産者には機会が不足しておらず、昨年の高収益の後、資本が不足していないこともわかっている。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1500801159178514436
(日本時間2022年3月7日午後8:50 キエフ時間2022年3月6日午後1時50分)
【速報1022】6.そして公有地と水域で(米国の陸上石油生産のほぼ90%が非連邦地で行われていることを忘れないで):業界は9000以上の未使用の承認された陸上掘削許可を保持している。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1500801195048574978
(日本時間2022年3月7日午後8:51 キエフ時間2022年3月6日午後1時51分)
【速報1023】7.これらすべてにもかかわらず、この規模でさえ、国内生産は、化石燃料の価格変動やプーチン大統領などの化石燃料を管理する人々の気まぐれから私たちを隔離してない。アメリカ人はそれを知っている。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1500801243920613389
(日本時間2022年3月7日午後8:51 キエフ時間2022年3月6日午後1時51分)
【速報1024】8.米国を長期的に保護する唯一の方法は、エネルギーで独立することだ。だから、大統領は、常に悪意のある人物に対して脆弱な世界市場で売買される化石燃料を必要としないクリーンエネルギー技術の展開に非常に焦点を合わせている。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1500801287851757568
(日本時間2022年3月7日午後8:51 キエフ時間2022年3月6日午後1時51分)
【速報1025】9.ロシアのウクライナへのさらなる侵略からアメリカ人と世界のコミュニティを保護する方法を案内しているのであって、話のポイントを通り越して、この議論を事実に基づいて行うことを忘れないように。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1500801333607407616
(日本時間2022年3月7日午後8:51 キエフ時間2022年3月6日午後1時51分)
■Twitter「IWJ_Sokuho」3月7日、ウクライナ情勢関連ツイートまとめ! ロシア軍がヴィーンヌィツャ空港をミサイル攻撃で破壊、ゼレンスキー大統領は「ウクライナ上空を封鎖せよ」と強い言葉で西側首脳を非難、ポーランド首相は「ポーランドは戦闘機をウクライナに送ることも、空港の使用を許可することもない」と拒否! 米国はISIS兵士を、ロシアはシリア兵をウクライナに動員! 中国王毅外相はそれでも「中露友好関係は石のように硬い(solid rock)」と言明! 第1回停戦交渉参加のウクライナ高官3名が「ロシアのスパイ」とされ銃殺、7日第3回停戦交渉の行方は?
IWJは、Twitterアカウントの速報「IWJ_Sokuho」で、ウクライナ情勢をツイートしています。テレビなどでは流れない情報や、石油・天然ガスなどの資源問題、ウクライナの実情もあわせて、多角的にウクライナ情勢をお伝えしています。ぜひ、一度まとめを御覧ください。
※IWJ速報@IWJ_Sokuho
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7日は日本時間0時ごろ、ロシア軍がヴィーンヌィツャ空港をミサイル攻撃で破壊したという一報ではじまりました。
ゼレンスキー大統領は「ウクライナ上空を封鎖せよ」、「われわれがゆっくりと殺されていくのを望んでいるのか」と、非常に強い言葉で西側のリーダーと世界の政治家が、自分たちが果たすべき義務を果たしていないと非難しました。
ポーランド首相は、戦闘機をウクライナに送れ、というゼレンスキー大統領と米国のブリンケン長官の要請を「ポーランドは戦闘機をウクライナに送ることも、空港の使用を許可することもない」と拒否しました。ドミノ倒しのように崩れていく欧州は、参戦目前ですが、かろうじて踏みとどまることができるのでしょうか。
ロシア軍が次々とウクライナの原発や原子力関連施設を制圧しています。テレビなどでは、米国やウクライナの政治家の言い分をそのまま垂れ流し、「ロシアが原発を砲撃」「核テロ」などと騒いでいますが、原発のある国で戦争をしようと思えば、まずは自国の兵士の安全確保のために原発を制圧するのは合理的な作戦です。
7日、ロシア軍は、核燃料が保管されている「国立ハリコフ物理技術研究所」を砲撃したとされています。プーチン大統領は5日、ウクライナについて「ウクライナは今、核保有国としての地位の獲得、つまり核兵器の取得まで口にし始めた。我々はそれを見過ごすわけにはいかない」と述べています。これは、ウクライナがNATOに加盟することで、米国の核兵器が配備されることを懸念した発言だと考えられていました。
一方、ロシアはウクライナが秘密裏に核兵器を製造しているという疑念を持っているのではないかという声もありました。7日、TASS通信は、ロシア政府機関関係者の言葉として「西側専門家の結論によれば、キエフ政権はプルトニウムを基にした核爆発装置の製造に極めて近づいており、それは同国内に保管されている使用済み核燃料から密かに入手したものである」と報じました。さらに、ロシア政府は数ヶ月以内に核爆発装置を完成するのではないかと考えていたようだと報じています。ロシア軍が核施設にこだわる理由には、ウクライナの核兵器製造疑念があるのかもしれません。
ゼレンスキー大統領が呼びかけた外国人義勇兵に続々と志願者が集まっていますが、その中にはISISやシリアで戦ってきた民兵なども入ってきます。米国はISIS兵士を、ロシアはシリア兵をウクライナに動員するべく動いています。世界の民兵を集めて泥沼化するウクライナが「第2のアフガン」、「第2のシリア」になる日は近づいています。
他方、中国王毅外相は泥沼化していくウクライナの深刻な状況にもかかわらず、「中露友好関係は石のように硬い(solid rock)」と言明しました。米国の天然ガス・石油をめぐる「意図」がはっきりしてきて、中国に惑いが消えたのでしょうか。
7日(日本時間8日深夜)、ベラルーシで第3回目の停戦交渉が開かれる予定です。第1回停戦交渉参加のウクライナ高官3名は「ロシアのスパイ」とされ、国家反逆罪でウクライナ保安局で銃殺されていたことがわかっています。ウクライナで「国の代表」になるのは、祖国の政府から殺されかねない覚悟がいるようです。7日第3回停戦交渉の行方はどうなるのでしょうか?
■米国がISテロリストをウクライナに派遣!? ロシア情報機関が「シリアで訓練、ポーランド経由でウクライナに派遣」と発表したと、イラン国営『パース・トゥデイ』が報じる! シリアの外務次官は「シリアのISテロリストとウクライナのネオナチは1つの司令塔で行動」と発言! 一方、米国のW.S.J.は「ロシアがシリア兵を募集」と報道!
イランの国営メディア『パース・トゥデイ』が5日、「ロシアの情報機関が『米国はテロ組織ISISの残存勢力をシリアから集め、テロ活動実施のためウクライナに移動させている』と非難した」という記事を出しました。
『パース・トゥデイ』の記事によると、ロシアの対外情報庁(SVR)が、「米国は2021年末に、ロシアおよび独立国家共同体諸国の国籍を持つISISのテロリスト数十人を釈放し、シリアにあるタンフ基地に移動させた。同基地で、ウクライナへの派遣に備え、テロ・破壊行為実施に向けた特別訓練を施した」と発表したとのことです。SVRの発表では、テロリストはポーランド経由でウクライナに派遣される予定だとのことです。この記事が事実であれば、米国はウクライナにテロリストを送り込む、犯罪的な行為に手を染めていることになります。
さらにこの記事は、シリアのジャアファリ外務次官がこれに先立ち、シリア国内のISISのテロリストと、ウクライナのネオナチ派が「1つの司令塔のもとで行動している。シリアの文書からは、米国がシリア領内で、ある場所から別の場所へのISISのテロリスト要員の移動により、彼らを再度利用するために力を再び与えていることが伺える」と語ったと報じています。
記事は、「ドイツ内務省も、ウクライナ国内にネオナチ派が存在している事実を認めています」と報じています。
※ロシア、「米はISISの残存勢力をウクライナに移動させている」(Pars Today、2022年3月5日)
https://parstoday.com/ja/news/world-i94178
SVRは、KGBの流れを汲む情報機関です。IWJはロシアのSVRの公式発表の確認を試みましたが、現在、サイトにアクセスできませんでした。ロシア政府の各省庁のサイトは、サイバー攻撃を受けて、サーバーがダウンしていると言われています。
一方、7日付け米国のウォール・ストリート・ジャーナルは、ロシアが市街戦の経験豊富なシリア兵を募集していると報じました。
記事によると「米政府の分析によれば、2015年からシリア国内で作戦を展開しているロシアは、数日前から現地で兵士を募集」しているとのこと。
ウォール・ストリート・ジャーナルは、「すでに一部がロシアに入り、紛争に加わる準備を進めていると政府当局者の1人が述べた」と報じています。
また、この記事はロシアによるウクライナ侵攻にチェチェン共和国の兵士も参加していると報じています。
※ロシアがシリア兵募集、市街戦想定で=米当局者(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版、2022年3月7日)
https://jp.wsj.com/articles/russia-recruiting-syrians-for-urban-combat-in-ukraine-u-s-officials-say-11646610295
■NATO加盟国ポーランドの戦闘機をウクライナへ供与し、ポーランドには米国が代替機を提供! ブリンケン米国務長官がCBSのインタビューで「活発に議論している」と表明!
米国務省のホームページに、モルドバを訪問中のアントニー・ブリンケン国務長官が6日、CBSニュースに出演したとして、そのインタビューが公開されています。
この中でCBSのマーガレット・ブレナン記者の質問に答えて、ブリンケン国務長官がNATOの戦闘機をウクライナに提供するという発言をしています。
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■和平交渉に参加の二重スパイをウクライナ当局が殺害!? 領土防衛隊には既決囚による囚人部隊! マリウポリではネオナチ民兵のアゾフ大隊が住民避難を妨害! マリウポリの断水は独立を求める「人民共和国」への飲料水を遮断するため!?
英デイリーメールが7日付けで「ウクライナの和平交渉代表の一人、デニス・キレフ氏が、ロシア側と内通した疑いで処刑された」と報じました。
デイリーメールは「ウクライナ国防省の公式声明は、『特別任務の遂行中に、内務省の主要情報局の職員である3人のスパイが殺害された』と述べている」として、その中の一人がデニス・キレフ氏だと報じています。
この記事は「ロシアは、キレフ氏はウクライナ治安局(SBU)に殺されたと主張し、ウクライナの高官たちは、SBUに拘束中に死亡したと主張している」と報じ、「ロシアとウクライナの双方は、彼のスパイ活動疑惑について主張し、それぞれが相手側のために働いていると非難している」とのことです。
※Ukrainian peace negotiator is shot dead ‘in attempted arrest by Ukrainian security service’ amid claims he was a Russian spy(DailyMail online、2022年3月7日)
https://www.dailymail.co.uk/news/article-10582805/Ukrainian-peace-negotiator-shot-dead-amid-claims-Russian-spy.html?ito=social-twitter_mailonline
この事件について、ドイツの左派独立メディア『junge Welt』が7日、次のように報じています。
「土曜日(5日)、先週初めにウクライナ側でロシアとの交渉に参加していたデニス・キレフが、キエフの路上で射殺される事件が発生した。
当初、ウクライナの情報機関SBUは、キレフは反逆の疑いをかけられ、逮捕しようとして殺害されたと報じていた。その後、別のウクライナ情報機関から、撃たれた男は最も重要な二重スパイの一人であったと訴えがあった。
また、ウクライナ検察庁は反逆罪の疑いで、『生活のための野党プラットフォーム』のイリヤ・キバ国会議員に対する捜査も開始した。彼は、敵対行為の開始直後に、ウクライナ領土防衛隊員がキエフの街頭で数十人を殺害したと書いていた。
領土防衛に参加するという約束で刑務所から釈放された既決囚が多数いることは議論の余地がない。これは、キエフがすでに犯罪者を軍に解放していた2014年のシナリオを繰り返しているようだ。彼らの多くは、その後、国から配られた武器を使って、かつてのビジネスフィールドで活動するようになった」
※junge Welt(2022年3月7日)
https://www.jungewelt.de/artikel/422042.krieg-in-der-ukraine-elend-in-mariupol.html
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■ナチスが起こした犯罪「水晶の夜(クリスタル・ナハト)」再び!! ドイツでロシア語話者への犯罪行為が多発! 大使館には脅迫やヘイトメールの報告が数百件! ミュンヘンの領事館には真っ赤なペンキが!
西側諸国の政府やメディアが、極めて単純化された反ロシア、ウクライナ擁護の主張や偏向報道を繰り返すことによって、ロシア人の憎悪が高まり、事件が次々と起こっています。世界中で起きているのは、現代版「水晶の夜」ではないでしょうか。
「水晶の夜」とは、1938年11月9日から10日にかけてドイツ各地で同時多発的に起きた反ユダヤ主義暴動です。ユダヤ人の居住地やシナゴーグなどが襲撃・破壊されました。ユダヤ人の店のガラスが割られたり、放火されたり、暴行されて生命を失うユダヤ人犠牲者も出ました。ナチス政権は、この暴行を見のがし、ユダヤ人迫害は激化しました。
ロシアによるウクライナ侵攻で、ウクライナへの連帯を示す青と黄色のウクライナ国旗が世界各地のデモで掲げられていることが報じられています。
しかし今や、ウクライナへの同情は、「反戦・平和」を通り越して、過剰なロシア憎悪や敵対視、さらには物理的な攻撃・排斥につながっていないでしょうか。政府も、マスメディアも、ロシア憎悪を煽り立て続ければ、ロシア人へのヘイトクライムは止まらなくなります。
3月7日付けのドイツ独立メディア『junge Welt』は、ドイツ国内で「ロシア」を標的にした犯罪が頻発していることを、次のように報じています。
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■2月発行の「岩上安身のIWJ特報!」は、1月27日収録「岩上安身によるインタビュー 第1066回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏」から、「ウクライナ・クライシス」の本質に迫っていく部分を抜粋しました! テキストに詳細な注釈をつけて発行! ぜひ、まぐまぐからご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! サポート会員になればバックナンバーすべて読むことができます!
IWJではメルマガサイト「まぐまぐ」で、「岩上安身によるインタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて、「岩上安身のIWJ特報!」として毎月発行しています。
2月発行の「岩上安身のIWJ特報!」は、1月27日に収録した「『この国(日本)には考える場所がない』東の『台湾有事』危機と西の『ウクライナ危機』が同時に迫る!~岩上安身によるインタビュー 第1066回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏」から、「ウクライナ・クライシス」の本質に迫っていく部分を抜粋してお届けします。
※「この国(日本)には考える場所がない」東の「台湾有事」危機と西の「ウクライナ危機」が同時に迫る!~岩上安身によるインタビュー 第1066回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏 2022.1.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/501593
岩上安身は、英国のMI6で学び、ロシア、イラク、イラン、ウズベキスタンなどに駐留した経験をお持ちの孫崎氏に、今回のウクライナ危機の背景、ロシアを挑発するようなアメリカの狙い、NATO加盟国の対応、中国とロシアの接近、バイデン大統領の息子や米政府高官とウクライナの密接な関係など、複雑に絡んだ糸をほぐすように確認していきました。
今日に至る経緯として、ウクライナでは2014年、首都キエフにおいて「ユーロ・マイダン」という反政府デモが起こり、親露政権が倒れ、親欧米政権が成立しました。その中で、ネオナチ的な民族主義集団による暴行が放置され、ロシア系住民が虐殺された「オデッサの虐殺」も起きていますが、西側のほとんどの大手メディアはこうした一連の惨劇を伝えていません。
※【岩上安身の「ニュースのトリセツ」】オデッサの「惨劇」、緊迫続くウクライナ東部 米国はウクライナを「戦場」にするのか(IWJウィークリー48号より)(2015年5月3日、IWJ)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/138337
※ウクライナ極右と反ユダヤ主義 ~岩上安身によるインタビュー 第411回 ゲスト 大阪大学助教・赤尾光春氏 第1夜(前編)(2014年3月23日、IWJ)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/130775
※「諸悪の根源はユダヤ人!?」 氾濫する歪んだユダヤ人イメージ ~岩上安身によるインタビュー 第412回 ゲスト 大阪大学助教・赤尾光春氏 第2夜(中編)(2014年3月23日、IWJ)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/134351
※動乱のウクライナ ~岩上安身によるインタビュー 第413回 ゲスト 大阪大学助教・赤尾光春氏 第3夜(後編)(2014年3月23日、IWJ)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/134763
そして、親欧米政権成立後はロシア語禁止など、ロシア語話者への抑圧が始まりました。孫崎氏は、ウクライナにおけるウクライナ語話者とロシア語話者の比率を州ごとに比較し、住民の9割がロシア語話者であるクリミア(2014年住民投票で「独立」)と、同じくロシア語話者が7割を占めるドネツク州、ルガンスク州をどうするかが重要なポイントだと指摘しました。
孫崎氏は、インタビュー内でバイデン大統領の支持率が40%台まで下がっていることを指摘し、『(プーチンは)何かをしなければならなくなるはずだ』と言うけれど、何かしなければならないのは自分(バイデン)の方なんですよ」と喝破しました。バイデン政権の支持率が、インフレのために急落し不支持率の方が上回っていることを指摘しました。
そして、北京五輪の閉幕を待っていたかのように、クレムリン(ロシア大統領府)は2月21日午後10時40分、ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部の「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の独立を承認したと発表。現地ではロシア系住民とウクライナの民族主義グループの間で武力衝突が起きており、ロシアは国境に軍を派兵。そして2月24日午前6時、ついにロシアがウクライナに軍事侵攻を開始しました。
バイデン大統領は2月23日、ロシアへの制裁を開始しましたが、その中には米国が絶対に稼働を阻止したかった天然ガスのパイプライン「ノルドストリーム2」事業者への制裁も含まれています。これを止められたらロシアがどう出るかということも、このインタビューの中で語られているので、ぜひ、ご確認ください。
各号の大まかな内容がわかるよう、以下に目次を掲載します。ぜひ、ご一読ください。
(第546号の目次)
・ウクライナ東部には「ロシア語話者」が7割以上! 公職にも就けず迫害された彼らは地域の「自治独立」を求めている!
・第二次世界大戦でナチに侵略されたウクライナ。取り戻したのはソ連の赤軍!「ウクライナの国土はロシア人の血で獲得したもの」
・国際社会が大騒ぎで糾弾した「クリミア併合」は住民投票の結果。ロシアが軍事力で奪い取った訳ではない!
・ウクライナの民族主義者によるロシア系住民への襲撃「オデッサの虐殺」をスルーした欧米メディア!
(第547号の目次)
・自衛隊と米軍の一体化が急速に進む中、安倍総理はウクライナに大盤振る舞い、プーチン大統領には「ウラジーミル」と媚びる奇天烈外交を展開!
・2022年1月、世界は「第三次世界大戦に接近」!? ウクライナ危機を煽るバイデン政権は米国本土が戦場にならなければOK!?
・ソ連崩壊以降、NATOにとってロシアは敵ではなかった。しかし、「ロシアを敵にしたい人たち」がいて、彼らは旧ソ連圏に入り込む!
・米国発の「ロシアが攻めてくる!」に踊る世界。冷静なドイツは罵られ、ウクライナ通貨は暴落という「風評被害」も!
(第548号の目次)
・西のウクライナ危機、東の台湾有事。米国が「危機」を煽るほど接近していくロシアと中国!
・中露が「打算的な結婚」をしたら手に負えない! 米政府に「火遊び」はするなと遠回しに警告する米国家情報長官
・ウクライナ危機と台湾有事は同じ構図! 米国が仕掛ける「オフショア・バランシング」戦略ではないのか?
・米ロのプロパガンダ合戦!? アメリカの得意技「偽旗作戦」をロシアはやろうとしている!?
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また、孫崎氏に行ったインタビューの続編は、以下のURLから御覧いただけます。
※「米国の方が現状変更」!「東の『台湾有事』危機と西の『ウクライナ有事』危機が同時に迫る!(続編)」~岩上安身によるインタビュー 第1067回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏(2022年1月31日、IWJ)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/501693
※ウクライナ東部独立は悪? 東の「台湾有事」危機と西の「ウクライナ有事」危機が同時に迫る!(第3回)~岩上安身によるインタビュー 第1068回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏(2022年2月18日、IWJ)
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それでは、本日も1日、よろしくお願いします。
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