日刊IWJガイド「横浜市がIR誘致を決定! 夢洲に続いて2例目となるか!? 林文子市長は『IR白紙』の公約を掲げて当選! 裏切りではないか!?」2019.8.21日号~No.2533号~(2019.8.21 8時00分)


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~本日午後7時より「小笠原みどり帰国報告会 Vol.3 スノーデン・ファイル徹底検証―日本はアメリカの世界監視システムにどう加担してきたのか ―講師:ジャーナリスト 小笠原みどり氏」を録画配信します!
┠■【中継番組表】
┠■横浜市がIR誘致を決定! 夢洲に続いて2例目となるか!? 林文子市長は「IR白紙」の公約を掲げて当選した人物! 有権者への裏切りではないか!?
┠■フクイチのメルトダウンの原因は「想定外の津波」ではなく「想定内の地震」だった! 元東京電力の炉心専門家の木村俊雄氏が文藝春秋9月号で告発! IWJではすでに2013年10月の段階で、メルトダウンの原因は地震であったという木村氏の講演会をいち早く報道! 本日午後5時半よりタイムリー再配信!
┠■「須沢君のノープランな夏休み」8月19日は阿武隈山地を越えて福島市まで113キロ走行! 20日は仙台に到達したか!?
┠■8月1日より始まったIWJの第10期。 8月のご寄付・カンパは月の3分の2の20日を経過して月間目標額のわずか11%にとどまっており、厳しいスタートとなっています! このピンチに、どうか皆様からの緊急のご支援をよろしくお願い致します!
┠■岩上安身の直筆サイン入りの書籍『【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』とDVD「饗宴VI ――『国民』非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!――」を販売中!
┠■Facebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「 #ヤバすぎる緊急事態条項 の改憲発議を阻止する会」と「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました! 日々コンテンツを投稿しています! 皆様、ぜひご参加ください!
┠■テキスト班(編集者・記者・リサーチャー、パワポ作成)・動画班(カメラマン・VTR編集者)・事務スタッフを募集中!! 特にハイライト動画を充実させるため、Youtubeの編集経験やスキルがある人、緊急募集!その腕次第で時給1200円~1300円からのスタートです! また、テキスト班スタッフは時給最低1300円からのスタートです! 腕が上がり次第、ここから順次上がります! IWJのコンテンツ内容に関心と理解があり、文章の読解力のある人、筆力のある人、ぜひご応募ください! IWJに「サビ残」「残業代不払い」などは一切ありません!
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■はじめに~ 本日午後7時より「小笠原みどり帰国報告会 Vol.3 スノーデン・ファイル徹底検証―日本はアメリカの世界監視システムにどう加担してきたのか ―講師:ジャーナリスト 小笠原みどり氏」を録画配信します!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 本日午後7時より、8月17日に収録した「小笠原みどり帰国報告会 Vol.3 スノーデン・ファイル徹底検証―日本はアメリカの世界監視システムにどう加担してきたのか ―講師:ジャーナリスト 小笠原みどり氏」を録画配信いたします。

 現在、カナダ在住のジャーナリスト・小笠原みどり氏は、2013年にアメリカ国家安全保障局 (NSA)による世界監視システムを内部告発した元NSA職員のエドワード・スノーデン氏に、2016年、日本人ジャーナリストとして初めて単独インタビューに成功。NSAが日本国内の情報も根こそぎ取得し、そこには日本政府も深く関与していたという、衝撃の事実を明らかにしました。IWJにもたびたびご登場いただき、2016年12月26日と2017年8月17日には、岩上安身がインタビューを行っています。

※「日本政府も企業も個人もすべて米国NSAに盗聴されている!」元NSA職員スノーデン氏が暴く!米国による巨大監視システムの実態とは――スノーデン単独取材に成功した小笠原みどり氏に岩上安身がインタビュー 2016.12.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/354108

※共謀罪と監視社会―― スノーデン文書により明かされた日本政府とNSAの関係とは? 岩上安身による元朝日新聞記者・ジャーナリスト 小笠原みどり氏インタビュー 2017.8.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/395679

 昨年、カナダの大学で社会学の博士号を取得した小笠原氏は、9月に新刊『スノーデン・ファイル徹底検証ーー日本はアメリカの世界監視システムにどう加担してきたか』(仮題、毎日新聞出版)を刊行予定とのこと。2020年の東京五輪に向け、テロを口実にした監視システムが強化されつつある今、必見の講演です。

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【録画配信・IWJ_Youtube Live】19:00〜
小笠原みどり帰国報告会 Vol.3 スノーデン・ファイル徹底検証―日本はアメリカの世界監視システムにどう加担してきたのか ―講師:ジャーナリスト 小笠原みどり氏
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
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 近日中に岩上安身によるインタビューも予定しています。

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◆中継番組表◆

**2019.8.21 Wed.**

【IWJ・Ch3】14:30~「原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch3

 原子力規制委員会 更田豊志委員長による記者会見を中継します。IWJは今まで、原子力規制委員会の委員長定例会見を毎週中継してきました。以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E8%A6%8F%E5%88%B6%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A
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【タイムリー再配信 402・IWJ_Youtube Live】17:30~「元東電社員、新事実を発表 ~木村俊雄氏『メルトダウンは津波ではなく地震で引き起こされた!』」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 2013年10月に収録した、「自エネ組」主催の講演会「メルトダウンは津波ではなく地震で引き起こされた!」を再配信します。これまでIWJが報じてきた木村俊雄氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%9C%A8%E6%9D%91%E4%BF%8A%E9%9B%84

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/104956

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【録画配信・IWJ_Youtube Live】19:00~「小笠原みどり 帰国報告会 Vol.3 スノーデン・ファイル徹底検証―日本はアメリカの世界監視システムにどう加担してきたのか ―講師:ジャーナリスト 小笠原みどり氏」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 8月17日に収録した、「ストップ秘密保護法かながわ」主催の小笠原みどり氏 帰国報告会を録画配信します。これまでIWJが報じてきた小笠原みどり氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%B0%8F%E7%AC%A0%E5%8E%9F%E3%81%BF%E3%81%A9%E3%82%8A

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◆中継番組表◆

**2019.8.21 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】13:00~「国際放射線防護基準案に関するヒアリングについて~ICPRの認識するフクシマの教訓とは何か?~ ―対応者:原子力規制庁」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 国際放射線防護基準案に関するヒアリングを中継します。これまでIWJが報じてきた国際放射線防護委員会(ICRP)関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E9%98%B2%E8%AD%B7%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A%EF%BC%88icrp%EF%BC%89

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【IWJ・Ch2】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch2

 東京電力による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた東京電力関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

IWJ記者が河村たかし・名古屋市長に「『表現の不自由展・その後』中止要求は脅迫煽動ではないか?」と質問! 河村市長ははぐらかした挙句、定例記者会見の場で芸術祭を「日本国直営」とデマ煽動!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455640

私の特攻体験 ―講師:立命館大学名誉教授・元副学長 岩井忠熊氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/454580

福島第一原発の事故原因は、はたして津波だったのか!? 新潟県の技術委員会から問われていた波高計(波の高さと到達時間を計測)の設置箇所に関する調査結果を急遽翌日に行うと発表!~8.19東京電力 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455642

再稼働反対!首相官邸前抗議
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/446205

◆昨日テキストアップした記事はこちらです◆

NHKが昭和天皇の平和条約発効記念式典の「おことば」秘話を公開! 昭和天皇は「反省」のことばにこだわっていた!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455632

IWJ記者が河村たかし・名古屋市長に「『表現の不自由展・その後』中止要求は脅迫煽動ではないか?」と質問! 河村市長ははぐらかした挙句、定例記者会見の場で芸術祭を「日本国直営」とデマ煽動!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455640

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■横浜市がIR誘致を決定! 夢洲に続いて2例目となるか!? 林文子市長は「IR白紙」の公約を掲げて当選した人物! 有権者への裏切りではないか!?

 横浜市がカジノを含む統合型リゾート施設(IR)を誘致する方針を決めました。

※横浜市、カジノ誘致へ 山下ふ頭候補 市民 反対強く(東京新聞、2019年8月20日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201908/CK2019082002000118.html

 林市長は、8月22日の定例記者会見で正式発表する予定です。

※誘致レース(730)横浜市=林市長 IR誘致方針決定(続)22日表明,予算2.6億円,専門室,関係者(カジノIRジャパン、2019年8月20日)
http://casino-ir-japan.com/?p=23666

 カジノ誘致には市民の多くや、地元の横浜港運協会が反対しています。それだけでなく、林文子市長は、3期目をめざした2017年7月の市長選で「IRは白紙」という公約を掲げて当選した経緯があるため、有権者に対する裏切り、騙し打ちではないかとの声もSNSでは上がっています。

 横浜のIR立地候補地は、47ヘクタールの敷地面積を持つ山下ふ頭(同市中区)とし、議会の承認が得られれば、事業者の公募や選定に向けた準備などに着手するとしています。市は9月2日開会の市会第3回定例会に、2億6千万円の一般会計補正予算案を提出する方針です。

※「白紙」一転 横浜市がIR誘致へ 林市長が近く表明(神奈川新聞、2019年8月19日)
https://www.kanaloco.jp/article/entry-189338.html

 この2億6千万円の予算は、実施方針策定、事業者選定、IR区域整備計画策定など、国への申請のための予算です。今後、本格的なIR施設の建設が始まれば、参入企業の投資額は1兆円規模になると言われています。

 18年7月に成立したIR整備法は、自治体の申請や国の認定など開業までの一連の手続きを定め、整備区域は全国で最大3都市としています。すでに大阪夢洲へのIRの誘致が決定しており、横浜の申請が通れば、全国で2例目となります。

 夢洲は、ネタニヤフ政権と非常に近いシェルドン・アデルソンがCEOを務める、米国ユダヤ系資本のラスベガス・サンズが最有力候補として名乗りを上げています。

 横浜市政策局によれば「事業者への情報提供依頼」を提出した事業者は全12社です。そのうち9社の内訳は次のとおりです。

– ウィン・リゾーツ・ディベロップメント(本社は米国ネバダ州パラダイス)
– キャピタル&イノベーション株式会社(本社は東京都千代田区)
– ギャラクシーエンターテインメントジャパン株式会社(本社は香港、マカオで初のカジノライセンスを取得した3社のうちの1社であり、代表する施設としてギャラクシー・マカオという大規模なIRをもつ)
– ゲンティン・シンガポール・リミテッド(ゲンティン・グループの本社はマレーシアのクアラルンプール)
– 合同会社日本MGMリゾーツ(MGMリゾーツ・インターナショナルの本社は米国ネバダ州ラスベガス)
– シーザーズ・エンターテインメント・ジャパン(本社は米国ネバダ州ラスベガス)
– SHOTOKU株式会社(本社は神奈川県)
– セガサミーホールディングス株式会社(本社は東京都品川区)
– メルコリゾーツ&エンターテイメントジャパン株式会社(本社は香港、マカオのカジノ王として著名なスタンレー・ホーの息子、ローレンス・ホーと、ウィンリゾーツのスティーブ・ウィンが共同会長兼CEOを務めるカジノリゾート運営会社)
– この他、3者は名称を非公表

※誘致レース(730)横浜市=林市長 IR誘致方針決定(続)22日表明,予算2.6億円,専門室,関係者(カジノIRジャパン、2019年8月20日)
http://casino-ir-japan.com/?p=23666

※世界の大手カジノ企業を11社ピックアップ!どんな事業?CEOは誰?(CASIPEDIA)
https://www.moroccoboard.com/landcasino/12534#i-4

 「ギャンブル依存症」や「治安の悪化」、「周辺地域経済の疲弊」といった問題のほかにも、どの資本が参入するかにも注意が必要です。たとえば、夢洲に参入するのは、イスラエルと米国の二重国籍を持ち、自分の基金を通じてシオニストに資金提供し、パレスチナ人弾圧に加担しているシェルドン・アデルソンがCEOを務めるラスベガス・サンズです。このような目に見えない「構造的な悪」に、横浜のIRが加担する可能性もあるからです。

■フクイチのメルトダウンの原因は「想定外の津波」ではなく「想定内の地震」だった! 元東京電力の炉心専門家の木村俊雄氏が文藝春秋9月号で告発! IWJではすでに2013年10月の段階で、メルトダウンの原因は地震であったという木村氏の講演会をいち早く報道! 本日午後5時半よりタイムリー再配信!

 文藝春秋9月号に、元東電の「炉心専門家」の木村俊雄氏が、注目すべき手記を寄せています。この手記によると、東電から公開された「炉心の状態」を示すデータを木村氏が分析したところ、メルトダウンの第一原因が「津波」ではなく「地震動」だった可能性が極めて高い、というのです。

※福島第一原発は津波の前に壊れた 木村俊雄(文藝春秋、2019年9月号)
https://bunshun.jp/articles/-/13200?fbclid=IwAR2BSDRu5cO9INc7cDU8xBtSEGKRFAYLG86EkoyRgw4D-TC4JOq-bJJ-zis

 東電の事故調の報告書を読んで気になった点を木村氏は次のように述べています。

 「この膨大な記録をくまなく読み込んで気づいたのです。『東電は、すべてのプラントデータを公開していない』と。とくに気になったのは、炉心内の水の流れを示す『炉心流量』に関連するデータが一切公開されていなかったことでした」

 木村氏によると、この『炉心流量』データは、「航空機で言えば、フライトレコーダーやボイスレコーダーに相当するもの」とのことで、原発の安全機能の状態を判断する上で、必要不可欠なものです。

 『炉心流量』とは、木村氏によれば、次の機能を果たすものです。

 「福島第一の原子炉圧力容器は、沸騰水型(BWR)で、炉心の中を水が流れ、核燃料を除熱します。この炉心を冷却する水が、安全性を保つ役割を果たしているのです」

 この『炉心流量』データをグラフ化した木村氏は、次のように分析しています。

 「グラフを見ると、地震が来る前は『一万八千トン/時』で水が流れていました。そして十四時四十六分に地震が発生し、原子炉が自動停止すると、放物線を描いて流量が下がっています。(中略)その後、数値はスパイク(瞬間的に上昇)して一旦上がっていますが、一分三十秒前後から炉心流量はゼロになっています」

 水の自然循環が止まった原因を木村氏は圧力容器につながる細い配管である「ジェットポンプ計測配管」の地震による破損が原因である可能性が高いと述べています。

 BWRでは、水が自然循環していれば、電源喪失でポンプが止まっても、炉心の熱を約50%出力まで除去できる仕組みになっています。水の自然循環がゼロになるとどうなるのでしょうか。木村氏は次のように述べています。

 「『自然循環』による水流がなくなると、炉心内の燃料ペレット(直径・高さともに一センチ程度の円筒形に焼き固めた燃料)が入っているパイプ(燃料被覆管)の表面に『気泡』がびっしり張り付きます。この『気泡』が壁となり、熱を発している燃料被覆管と冷却水を隔離してしまい、冷やすことができなくなり、次々に燃料が壊れてしまう。これを『ドライアウト』と言います」

 木村氏の分析から分かるのは、このドライアウトが起こったのが、地震の後わずか一分三十秒後だったということです。津波の第一波が到達したのは、地震の四十一分でした。「想定外の津波によってメルトダウンが起こった」という東電の主張は極めて疑わしいものです。

 IWJでは、2013年8月27日に行われた、元国会事故調委員の田中三彦氏と元国会事故調協力調査員の伊東良徳氏による記者会見、そして2013年10月4日と2014年9月7日に行われた木村氏の講演会で、水素爆発、メルトダウンが地震によって起きたことを報じています。このとき、すでに、木村氏はデータ解析から地震直後に炉心の水の循環が停止したことを突き止めているのです。

※田中三彦氏「福島第一原発の水素爆発は地震が原因で起こった」 ~元国会事故調委員の田中三彦氏と元国会事故調協力調査員の伊東良徳氏、両氏による記者会見 2013.8.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/98481

※元東電社員、新事実を発表 ~木村俊雄氏「メルトダウンは津波ではなく地震で引き起こされた!」 2013.10.4
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/104956

※「原発いらんぜ 宇和島市民の会」木村俊雄氏 講演会 2014.9.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/167490

 この2013年10月4日に岡山で行われた木村氏の講演会の講演部分を、本日午後5時30分より、タイムリー再配信いたします。

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【タイムリー再配信 402・IWJ_Youtube Live】17:30~
元東電社員、新事実を発表 ~木村俊雄氏「メルトダウンは津波ではなく地震で引き起こされた!」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
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 さらに、木村氏は、福島第一原発の住民損害賠償訴訟でも証人として出廷し、メルトダウンの原因が津波ではなく地震にあったことを証言しています。

 では、なぜ、現在も、メインストリームメディアをはじめ、東電や政府は「想定外の津波」をメルトダウンの原因として主張しているのでしょうか。

 木村氏は、その理由を二つ挙げています。一つは、想定外の規模の津波によってメルトダウンが起きたとすることで、原子力損害賠償法の免責条件にあたると主張できるからです。

 原子力損害賠償法の第三条は次のように規定しています。

 第三条 原子炉の運転等の際、当該原子炉の運転等により原子力損害を与えたときは、当該原子炉の運転等に係る原子力事業者がその損害を賠償する責めに任ずる。ただし、その損害が異常に巨大な天災地変又は社会的動乱によつて生じたものであるときは、この限りでない。

※原子力損害の賠償に関する法律
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=336AC0000000147_20190401_430AC0000000029&openerCode=1#A

 第二に、地震が原因であったことが明らかになれば、東電の耐震対策そのものに欠陥があったことになり、原発の安全対策として、テロ対策や津波対策を行っても、意味がなくなり、原発の耐震性そのものを高めることが課題となります。

 この点について、木村氏は次のように述べています。

 「『自然循環』停止の原因が、ジェットポンプ計測配管のような『極小配管の破損』にあったとすれば、耐震対策は想像を絶するものとなります。細い配管のすべてを解析して耐震対策を施す必要があり、膨大なコストがかかるからです。おそらく費用面から見て、現実的には、原発はいっさい稼働できなくなるでしょう」

 このように、地震が原因であったことが明らかになれば、再稼働への原子力村の異様な執念にも関わらず、原発の再稼働はコスト的にまったく見合わないことになるのです。これが、メインストリームメディアを巻き込んで、東電と政府、経団連などの原子力村が「想定外の津波」をメルトダウンの原因と主張する根本理由でしょう。

 別のアプローチで、フクイチのメルトダウンは配管の損傷が原因だったとする 川内博史氏(前衆議院議員、元衆議院文部科学委員長)に、平智之・前衆議院議員が聞いたイベントもぜひご覧ください。

※原発は地震で壊れる(内部映像から分析する)—話し手 川内博史氏、聞き手 平智之氏 2014.11.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/201950

■「須沢君のノープランな夏休み」8月19日は阿武隈山地を越えて福島市まで113キロ走行! 20日は仙台に到達したか!?

 夏休みを利用して、現在自転車(ママチャリ)で北海道を目指している、IWJ動画班の須沢章太スタッフ。一昨日8月19日には福島県のいわき市から阿武隈山地を越えて113キロ走行し、福島市に入りました。

 「今日はなかなかガンバりました。。いわき市から内陸の福島市まで行くことが出来ました。。走行距離113キロ以上、、正直疲れましたが、やり遂げた達成感も結構あります^^」

※しょうたジャ~ナル(2019年8月19日)
https://twitter.com/Shotajournal/status/1163451130560466945

 旅の途中では、温かい出会いもあったようです。

 「昨日もまた風呂に行ったのですが、そこで、日本を一周している、僕の様な大学生に会いました。彼はヒッチハイクや徒歩で旅しているらしいです。色んな出会いがあって嬉しいです。。あと、昼に食べたジンギスカンは最高に美味しかったです笑」

※しょうたジャ~ナル(2019年8月19日)
https://twitter.com/Shotajournal/status/1163601671009603584

 さらに昨日20日は、東北道を北上して仙台を目指すとツイートしています。

 「今から仙台を目指します!!」

※しょうたジャ~ナル(2019年8月20日)
https://twitter.com/Shotajournal/status/1163601992071041024

 壮大な冒険を計画しながら、出発前日になっても、自転車もグローブもヘルメットも持っていなかったという須沢章太スタッフと、バイク(自転車)乗り・岩上安身の会話の顛末は、ぜひ以下の【岩上安身のツイ録】をご一読ください。

※【岩上安身のツイ録】須沢君のノープランな夏休み
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455439

■8月1日より始まったIWJの第10期。 8月のご寄付・カンパは月の3分の2の20日を経過して月間目標額のわずか11%にとどまっており、衝撃的なスタートとなっています! このピンチに、どうか皆様からの緊急のご支援をよろしくお願い致します!

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。 

 8月1日から、新たにIWJの第10期が始まりました。現在、IWJを支えてくださっている会員の方は、8月15日時点で5137名様。まだまだ会員の皆様からの会費だけではIWJの活動をまかないきれず、経費の半分はご寄付・カンパに頼らざるをえない状況です。

 IWJでは前期となる第9期より、活動経費を見直して緊縮財政を敷き、1年間の予算を大幅に引き下げた上で、1ヶ月のご寄付・カンパの目標額を450万円とさせていただいています。

 しかしながら、8月も3分の2を経過して、8月20日現在のご寄付・カンパは58件、49万5110円と、目標額のわずか11%にとどまっています。第10期は衝撃的なほど厳しいスタートとなってしまいました。

 現在、日本と韓国の間では輸出規制の応酬となり、大手メディアは両国の国民感情の悪化を煽るかのような報道を続け、日韓関係は泥沼化しています。

 米国のトランプ政権は中東での民間船舶の航行の安全を守るとの理由で、実質的には対イラン包囲網となる有志連合を呼びかけ、中東では緊張が高まっています。日本の自衛隊がこの有志連合に参加することになれば、イランを敵視するイスラエルやサウジアラビア、米国とイランとの戦争に、日本が巻き込まれることになります。

 そして、安倍政権が前のめりとなっている憲法改正、その中でもことさら危険な緊急事態条項は、こうした戦争に日本が巻き込まれることを容易にしてしまいます。

 また、日本政府は少子高齢化に対し、長年にわたり対策を怠り続け、それが現在の閉塞的な経済状況を生み出しています。

 IWJはこうした国内外の諸問題を、すべて互いに関連しあうものであるという視点に立ち、これまで報じてまいりました。独立メディアであるIWJは、権力に一切忖度せず、公共性・公益性・緊急性のある報道を貫きます!

 どうか、今期も引き続き、IWJヘ皆様からのご支援をよろしくお願い致します。 

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 ここに、7月中にご寄付くださった方々のお名前を、感謝を込めて順次掲載させていただきます。

―――――――
チバ ヤスヒサ様
N.H.様
K.T.様
N.K.様
K.A.様
H.H.様
根本 美奈子様
新城 靖様
津島 剛様
H.M.様
―――――――

 皆様、本当にありがとうございます!

■岩上安身の直筆サイン入りの書籍『【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』とDVD「饗宴VI ――『国民』非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!――」を販売中!

 これまでに岩上安身とIWJは、緊急事態条項の危険性を広く知らせていくために、様々な分野の識者へのインタビューやイベントに取り組んできました。

 IWJでは、岩上安身が、梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士と鼎談形式で2012年発表の自民党改憲草案を逐条的に読み解いた『【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』を販売しています。緊急事態条項の危険性を詳しく、わかりやすく解説した貴重な書籍です。岩上安身の直筆サインも入っていますので、ぜひ、以下のURLよりお買い求めください。

※【増補改訂版・岩上安身サイン入り】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

 また、2015年12月20日にIWJ主催で開催されたシンポジウム「饗宴VI ――『国民』非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!――」のDVDも販売しています! こちらも、岩上安身の直筆サイン入りのDVDをご用意しています。ぜひ、『前夜』とあわせてお買い求めください!

※饗宴VI DVD
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=25

 どうか皆様、緊急事態条項の危険性について拡散していただけるよう、ご協力をお願いいたします!

■Facebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「 #ヤバすぎる緊急事態条項 の改憲発議を阻止する会」と「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました! 日々コンテンツを投稿しています! 皆様、ぜひご参加ください!

◇<Facebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「#ヤバすぎる緊急事態条項 の改憲発議を阻止する会」を作成いたしました!>

 「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」でも大きなテーマに掲げているのが、緊急事態条項の危険性の問題です。

 自民党の改憲4項目の中でも緊急事態条項ほど危険な条項はありませんが、その危険性、恐ろしさは、一般世間にいまだに周知されていません。

 緊急事態条項は参院選では表立った争点にはなりませんでした。今回の改選で改憲勢力による3分の2議席確保はぎりぎりで阻止できましたが、安倍晋三総理は投開票が行われた7月21日夜、「国民民主党の中には、少なくとも議論はしていくとの考え方を持っている方がいるだろうと思う」と発言しており、緊急事態条項を含む改憲4項目が発議されてしまう可能性は十分にあります。少しでも、この危険な条項について警鐘を鳴らすため、このオープンコミュニティを開きます。

※ #ヤバすぎる緊急事態条項の改憲発議を阻止する会
https://www.facebook.com/groups/337211516972771/

 こちらは会の趣旨に賛同する方であれば、どなたでもご参加いただけるオープンなコミュニティです。ぜひご参加ください!

◇<サポート会員への特典・サービスの一貫として、Facebookに、非公開グループ「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました>

 以前から、会員同士で交流したいというお申し出もいただいておりました。個人情報保護の観点から、慎重に検討してきましたが、このたび、サポート会員限定ということで、Facebookで非公開のコミュニティグループを始めることにしました。

 このグループは、岩上安身をはじめ、IWJスタッフとサポート会員との交流、そしてIWJサポート会員同士の交流を深めることを目的に、今後は交流会などの特典イベントも企画する予定です。グループへの参加申請には会員番号をお知らせください。また、一般会員の方や、まだ会員登録されていない方は、この機会にぜひ、サポート会員へのご登録をお願いいたします。

※IWJサポート会員限定コミュニティ
https://www.facebook.com/groups/674215856426347/

※サポート会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※一般会員から、サポート会員へのお切り替えのご希望などもありましたら、お気軽にご連絡ください。

※種別変更のご申請、お問い合わせはこちら
office@iwj.co.jp

 現在、岩上安身のFacebookには1000人近い方から友達リクエストをいただいており、お待ちいただいている状態となっています。友達承認はIWJ会員の方を優先とさせていただいております。友達申請の際にはIWJ会員番号とご登録時のお名前をお知らせください。

※岩上安身のFacebook
https://www.facebook.com/iwakamiyasumi

■テキスト班(編集者・記者・リサーチャー、パワポ作成)・動画班(カメラマン・VTR編集者)・事務スタッフを募集中!! 特にハイライト動画を充実させるため、Youtubeの編集経験やスキルがある人、緊急募集!その腕次第で時給1200円~1300円からのスタートです! また、テキスト班スタッフは時給最低1300円からのスタートです! 腕が上がり次第、ここから順次上がります! IWJのコンテンツ内容に関心と理解があり、文章の読解力のある人、筆力のある人、ぜひご応募ください! IWJに「サビ残」「残業代不払い」などは一切ありません!

 IWJではテキスト班スタッフ、動画班スタッフ、事務スタッフを募集しています。

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 テキスト班はIWJのサイトにアップされる記事や毎朝発行しているこの日刊IWJガイドの編集者、記者として働き、同時に記事のリサーチ、執筆、編集を担当していただきます。また、岩上安身のインタビューのためのパワーポイント作成も重要な仕事になります。

 IWJは政治、経済、社会、外交など広範なテーマを扱っています。テキスト班では、文章力、読解力を備えた優れた人材を求めているとともに、こうした分野に広く関心を持っている方を歓迎します! 専門的な知識が必須なわけではありませんが、世の中に対して幅広く関心を持ち、意欲的に学ぶことが、テキスト班スタッフとして大事な心構えです。

 しかしご承知のように、昨今はどの業界でも人手不足が叫ばれています。IWJは皆様にご寄付・カンパをお願いしている厳しい状況ではありますが、コンテンツのクオリティを維持するため、テキスト班の時給を1300円からのスタートに改定しました。

 事務スタッフは、電話やメールでの外部の方との連絡、岩上安身のスケジュールを把握してのインタビューのアポイント調整や、スケジュール管理、イベント開催の準備やその他、諸々発生する、庶務的なことなど、IWJの活動のまさに屋台骨となる重要なお仕事です。事務スタッフの時給は、1100円からのスタートになります。

 いずれも残業が発生した場合は法令にのっとり、きちんと残業代をお支払いし、22時以降は深夜割増も加算されます。メディア業界はどこも、裁量労働制をとっているところがほとんどですが、この裁量労働制は過労死に至るほどの長時間労働の根源です。NHKや電通でも長時間労働の果てに過労死・過労自殺などの痛ましい事件が起こっていることは、みなさんご承知の通りです。IWJでは、裁量労働制はとっていません。長時間残業はさせず、週2回の休みも必ずとらせています。IWJでは「サビ残」や「残業代未払い」などはありません!

※【岩上安身のツイ録】まずは賃金不払い労働や残業代不払いをなくすべき!! ブラック企業撲滅、労基法の再強化、そしてタックスヘイブンを利用する租税回避者に追徴課税を! 2019.7.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/452547

 詳しくはぜひ、以下のスタッフ応募フォームよりご応募ください! お待ちしております。

※スタッフ応募フォーム
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 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、城石裕幸)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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