日刊IWJガイド「本日、午後2時より公約を裏切りカジノ誘致に転じた林文子横浜市長が記者会見! IWJは記者会見を実況中継します! ぜひご覧ください!」2019.8.22日号~No.2534号~(2019.8.22 8時00分)


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~本日、午後2時より公約を裏切りカジノ誘致に転じた林文子横浜市長が記者会見! IWJは記者会見を実況中継します! ぜひご覧ください!
┠■【中継番組表】
┠■米国が中距離核戦力(INF)全廃条約撤廃後初の中距離弾道ミサイルの発射実験!! 日本が導入を進める「イージス・アショア」からも発射可能で日本に配備される恐れ!? 朝日新聞夕刊はなぜかこの問題を大きく取り上げず一面はラグビーW杯告知で一色!!
┠■「技能実習の職種のあり方に関する検討チーム」トップで、自民党細田派(総裁派閥)の上野宏史厚生労働政務官が外国人労働者の在留資格を巡って法務省に口利き! あっせん利得罪!?「内向きの帝国」化で横行し始めた外国人労働者を食い物にする業者と政治家の癒着!!
┠■「須沢君のノープランな夏休み」8月20日は宮城件仙台市に入りました。花火を見たり、灯ろう流しを見たり楽しそうです!?
┠■8月1日より始まったIWJの第10期。 8月のご寄付・カンパは月の3分の2の20日を経過して月間目標額のわずか11%にとどまっており、厳しいスタートとなっています! このピンチに、どうか皆様からの緊急のご支援をよろしくお願い致します!
┠■岩上安身の直筆サイン入りの書籍『【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』とDVD「饗宴VI ――『国民』非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!――」を販売中!
┠■Facebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「 #ヤバすぎる緊急事態条項 の改憲発議を阻止する会」と「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました! 日々コンテンツを投稿しています! 皆様、ぜひご参加ください!
┠■テキスト班(編集者・記者・リサーチャー、パワポ作成)・動画班(カメラマン・VTR編集者)・事務スタッフを募集中!! 特にハイライト動画を充実させるため、Youtubeの編集経験やスキルがある人、緊急募集!その腕次第で時給1200円~1300円からのスタートです! また、テキスト班スタッフは時給最低1300円からのスタートです! 腕が上がり次第、ここから順次上がります! IWJのコンテンツ内容に関心と理解があり、文章の読解力のある人、筆力のある人、ぜひご応募ください! IWJに「サビ残」「残業代不払い」などは一切ありません!
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■はじめに~ 本日、午後2時より公約を裏切りカジノ誘致に転じた林文子横浜市長が記者会見! IWJは記者会見を実況中継します! ぜひご覧ください!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 本日午後2時より、公約を覆してカジノ誘致に転じた林文子横浜市長が記者会見を行います。この会見をIWJは実況中継します! 昨日もお伝えしましたように、林文子市長の3期目の公約は「IR白紙」でした。当選して2年後に、手のひらを返すように「行政判断」で誘致決定とは、有権者の意思をまったく無視した背信とも言うべきものです。下記のURLからご視聴下さい。

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【IWJ・Ch6】14:00~「林文子・横浜市長 定例記者会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch6
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 7月3日の定例記者会見では、林市長は「住民投票をする考えはない。最終的には私が判断しなければならない」と、誘致決定をあらかじめ匂わすような発言もしていました。

※ ヘイト規制条例「すぐ制定する考えはない」 横浜市長(神奈川新聞、2019年7月3日)
https://www.kanaloco.jp/article/entry-179336.html

 川崎市が6月に全国で初めて刑事罰を盛り込んだ差別根絶条例の素案を公表し、相模原市も条例制定を目指し罰則規定の導入も検討していますが、この同じ記者会見の中で、林市長はヘイトスピーチを規制する条例について、すぐに制定する考えはないとの見解を示したのです。カジノは認めヘイト規制は認めないという典型的な日本型の右翼ナショナリストの姿を現しています。

 2017年7月に行われた横浜市長選では、自公のほかに、連合神奈川が林文子市長を推薦し、山尾志桜里衆議院議員(現立憲民主党)や牧山弘恵参議院議員(元立憲民主党)も応援に駆け付けていました。IWJでは、林文子市長のIR誘致の決定に関して山尾議員と牧山議員、連合神奈川に質問状を出しています。回答が届き次第お伝えします。

 IWJでは、カジノ関する危険性をこれまでもたびたびお伝えしています。

 日弁連元副会長で、長年にわたりサラ金などによる多重債務問題に取り組んできた新里宏二弁護士が岩上安身のインタビューに応じ、「日本人の男性の9.6%はギャンブル依存症。そのような状態でカジノをやっていいのか」と警鐘を鳴らしています。このインタビューを、本日夜8時から再配信します。URLは次のとおりです。

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【タイムリー再配信 402・IWJ_Youtube Live】20:00~ 「カジノ構想で悪化する格差と貧困、依存症問題 ~カジノ・ギャンブル問題に詳しい新里宏二弁護士への岩上安身によるインタビュー」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
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 また、2017年8月8日にアップしたジャーナリスト・横田一氏による記事と日本弁護士連合会の主催による「『カジノ推進解禁法』の廃止を求める」と題する2017年5月13日のシンポジウムを再アップします。

【IWJブログ・特別寄稿】「林文子氏から一筆取った」!? 自公推薦候補を応援した民進党・牧山ひろえ議員を直撃! 横浜市長選で民進党は受け皿になることを放棄した(ジャーナリスト・横田一)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/394942

アベノミクスの失敗はカジノで挽回!? 競馬もボートも知らない人が新たにカジノでギャンブル依存症!?「人の不幸を踏み台にした経済成長はあってはならない!」―日弁連「カジノ推進解禁法」廃止を訴え 2017.5.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/378250

※ 林文子市長の記者会見は、報道陣が多数集まるために抽選となります。当選した場合には、林市長の会見を実況中継できますが、外れた場合、市長会見の後の事務方の記者会見を中継することになります。このときには、市長が出席しません。ご了承ください。ただし、市長会見では、記者クラブメディアしか質問ができませんが、事務方会見ではIWJも質問をすることができます。

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◆中継番組表◆

**2019.8.22 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】13:00~「国際放射線防護基準案に関するヒアリング~ICRPの認識するフクシマの教訓とは何か?~」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 国際放射線防護基準案に関するヒアリングを中継します。これまでIWJが報じてきた国際放射線防護委員会(ICRP)関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E9%98%B2%E8%AD%B7%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A%EF%BC%88icrp%EF%BC%89
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【IWJ・Ch6】14:00~「林文子・横浜市長 定例記者会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch6

 林文子・横浜市長 定例記者会見を中継する予定です。(状況により、定例会見終了次第開催の事務一括会見の中継になる場合があります。)これまでIWJが報じてきた林文子氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%9E%97%E6%96%87%E5%AD%90
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【IWJ・Ch2】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch2

 東京電力による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた東京電力関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B
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【タイムリー再配信 402・IWJ_Youtube Live】20:00~「カジノ構想で悪化する格差と貧困、依存症問題 ~カジノ・ギャンブル依存症問題に詳しい新里宏二弁護士への岩上安身によるインタビュー」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 2014年1月に収録した、岩上安身による新里宏二弁護士インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきたカジノ構想関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/integrated-resorts

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/122733

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◆中継番組表◆

**2019.8.23 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee
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【IWJ・Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「首都圏反原発連合」の呼びかけで開催される首相官邸前抗議を中継します。これまでIWJが報じてきた首相官邸前抗議関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%A6%96%E7%9B%B8%E5%AE%98%E9%82%B8%E5%89%8D%E6%8A%97%E8%AD%B0

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

東電、福島第一原発の事故原因を左右する津波到達時間を修正!10秒ほど早く到達!? 政府などの事故調査報告書への影響は否定!? ~東京電力 福島第一原子力発電所波高計の設置箇所に関する調査結果の記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455687

トリチウムなど汚染水の海洋放出が日韓両政府間で問題となっている点を指摘され「最も安全で地元の皆さんに安心だと言っていただける対策を」と国際感情無視の回答!? ~東京電力 原子力安全改革プラン報告会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455684

日韓両政府間で問題となっている福島第一原発の汚染水処分に関して問われ「隣国として関心を持たれるのは当然」「外交問題なので規制委として申し上げる立場にない」~原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455709

アメリカ国家安全保障局は情報監視システムを利用して大統領の意思決定まで左右する!? AI兵器にも転用される監視システムの脅威!身近にあった監視網、羽田空港に導入された顔認証システム
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455692

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■米国が中距離核戦力(INF)全廃条約撤廃後初の中距離弾道ミサイルの地上発射実験!! 日本が導入を進める「イージス・アショア」からも発射可能で日本にも配備される恐れ!? 朝日新聞夕刊はなぜかこの問題を大きく取り上げず一面はラグビーW杯告知で一色!!

 米国は18日、カリフォルニア州のサンニコラス島で、地上発射型の中距離巡航ミサイルの発射実験を行いました。射程500~5500キロの地上発射型ミサイルを禁じた米露の中距離核戦力(INF)全廃条約が今月2日に失効してから、わずか16日後の発射実験となりました。

※U.S. tests first ground-launched cruise missile after INF treaty (ロイター通信:2019年8月20日)
https://www.reuters.com/article/us-usa-pentagon-missiles-russia/u-s-tests-first-ground-launched-cruise-missile-after-inf-treaty-exit-idUSKCN1V91IV

※米、中距離ミサイル発射実験 ロシア、実戦配備なら対抗の構え 全廃条約の失効後初(朝日新聞、2019年8月21日)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14146717.html?ref=pcviewer

※米、中距離ミサイル実験 INF条約破棄 失効後初(東京新聞、2019年8月20日)
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019082090135536.html

 米国防総省は、ミサイルは地上の移動式発射装置から発射され、500キロ以上を飛行し標的に着弾したとしています。米メディアによると、今回発射されたのは海上発射型巡航ミサイル「トマホーク」を地上型に改良したもので、核ではなく通常弾を搭載する想定だとされています。

 東京新聞によると、米国は11月にも中距離弾道ミサイルの発射実験を行う計画です。さらに、エスパー国防長官はアジア太平洋地域の米軍基地に地上発射型中距離ミサイルを早期に配備したいとの考えを示しており、日本が導入を進める地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」からも発射可能と見られることから、日本に同ミサイルが配備される可能性が高まっています。

 米国の発射実験を受け、ロシアと中国は警戒を強めています。ロシア外務省のリャプコフ次官は、ミサイル発射を受け「緊張を高めているのは米国」であるとして批判しました。しかしながら、リャプコフ次官は「ロシアは軍拡競争にはのらない」とし、「米国が新たなミサイルを配備に踏み切らない限り、ロシアも配備しない」として、あくまで米国の動向を注視するとの意向を示しました。

※Russia, China accuse U.S. of stoking tensions with missile test(ロイター通信、2019年8月20日)
https://www.reuters.com/article/us-usa-pentagon-missiles-russia/russia-china-accuse-u-s-of-stoking-tensions-with-missile-test-idUSKCN1VA0IL

 また、中国外務省の耿爽(こうそう)副報道官は「新たな軍拡競争と国際対立を引き起こし、世界と地域の安全にマイナスの影響を与える」、「(米国の)条約離脱の真の目的は、軍事的に有利な状況を一方的につくることだということがはっきりした」として米国を批判しました。

 中距離核戦力(INF)全廃条約は、1987年に当時のレーガン米大統領とゴルバチョフ元ソ連大統領によって調印、翌1988年に発行されました。同条約は、射程500~5500キロの核弾頭、および通常弾頭を搭載した地上発射型の弾道ミサイルと巡航ミサイルの廃棄を求めた条約であり、史上初めて核兵器の削減を義務付け、冷戦終結への導線ともなった条約と言えます。

 2014年、当時のオバマ米大統領は、ロシアの新巡航ミサイルの射程が500キロを超えるとして条約違反を指摘し、条約違反をめぐって米ロ両国の対立は深まっていきました。また、条約に縛られない中国が90年代からミサイル開発を推し進めていることに対しても米国は懸念を持ち続けていました。

※冷戦終結の象徴消滅 米政権変貌、遠のく「核なき世界」(朝日新聞、2019年8月4日)
https://digital.asahi.com/articles/ASM825H23M82UHBI026.html?iref=pc_ss_date

 こうした状況の中、トランプ大統領は2018年10月20日に本条約を破棄すると表明しました。今年2月1日、トランプ大統領はロシアに対し条約破棄を通告し、翌2日からの義務履行停止も同時に表明。ロシアもこれを受けて条約の定める義務履行を2日に停止することとなりました。

 日本に核弾頭を搭載した中距離弾道ミサイルが配備される可能性が果たしてあるのでしょうか。一見、突拍子もないシナリオであり、米国がそんな危険極まりない戦略を容認するはずがないように思えます。しかしながら、これは十分に考えられるシナリオであり、その背景には、多くの米国の戦略家が提唱する戦略、「オフショア・バランシング戦略」の存在があります。

 「オフショア・バランシング戦略」とは、海の向こうの大陸にAという巨大な勢力が台頭してきた時、同じ大陸のBという別の勢力を後押しして、AとBを対立させて相討ちにし、自らは沖合に引いて犠牲を最小限にすませ、漁夫の利を得る、という戦略のことです。

 現在の国際情勢に当てはめるとするならば、以下のようになるでしょう。つまり、日本が核武装を試みることで、中国との関係は取り返しがつかないほど緊張し、米国はこの緊張関係を政治的に利用しつつも自らは沖合に引いてバランスをとる――要するに、米国自らは沖合に引く一方で、日本と中国との間で起こる紛争に巻き込まれず、日中間の限定戦争にとどめ、漁夫の利を得る、という戦略となります。仮にどちらかが先制攻撃することとなれば、核報復攻撃先としてイージス・アショアが配備される秋田・山口は避けられず、米国の盾として、核の戦場となる危険性があります。

 これほどの重大ニュースにもかかわらず、8月20日付けで発行された朝日新聞の夕刊はこの話題について小さく取り上げるのみで、一面はラグビーのワールドカップの話題となりました。岩上安身は、同日の付の東京新聞と読み比べ、インスタグラムに以下のように投稿しています。

 「同じ8月20日に配達された夕刊。朝日と東京、同じ国の新聞か、と思う。『米、地上発射ミサイル実験』『INF条約破棄失効後初』『30年超実施せず、中ロに対抗』1988年に発効した米ロが中距離核戦力廃棄条約が今月2日に失効してから初めて、30年以上行われてこなかったミサイル実験を行ったことを伝えた。この戦術核は、中ロと刺し違えるために日本列島に配備される可能性が高い。日本も中ロも滅びて、米本土は無傷という戦略。日本に配備予定のイージス・アショアからもこの戦術核ミサイルは発射可能と見られ、どちらが先制攻撃しようと、核報復攻撃先として秋田、山口は避けられない。在日米軍基地、自衛隊基地、東京、大阪等の大都市部はもちろん標的となる。本当に日本が米国の盾として、核の戦場となる危険性が現実味を帯びてきた。

 それに対して朝日は、一面使って、ラグビーワールド杯の話題。よく見ると右下に小さく、『米、条約失効後初のミサイル実験』とある。この重大ニュースをまるまる落としたわけではない。アリバイ作りのように一応、載せています、という体裁。なんなんだ、これは、と思う。米国の核ミサイル実験のニュースは知っていた上で、この紙面構成の判断。朝日はスポーツ紙か。スポーツ紙でも、始まっていないワールド杯のことで、一面を割くか。大学時代、ラグビー経験があり、ラグビーファンの1人であるが、こんな記事を一般紙の一面に期待していない。呆れてモノが言えない。

 こんな新聞を購読していると、現実が見えなくなる。買う必要も、読む必要もなし。」

※岩上安身 インスタグラム(2019年8月21日)
https://www.instagram.com/p/B1ZKRKugUMk/

 岩上安身は米国の「オフショア・バランシング」戦略に関して、元外務省国際情報局長・孫崎享氏にインタビューを行っております。こちらも合わせてご覧ください。

※(再掲)「米国にいくミサイルを日本が攻撃すれば日本にミサイルが飛んでくる」――先制攻撃による敵基地攻撃が北朝鮮の容赦ない反撃を招く!? 岩上安身が元外務省国際情報局長・孫崎享氏に訊く! 2017.8.12
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/395300

※日中の軍事バランスは核兵器を含めて1対100!? 「真珠湾攻撃の時と同様、戦争にはなり得ない」岩上安身のインタビューで孫崎享氏が「日米開戦の正体」を暴く! ―第2弾 2015.8.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/256172

■「技能実習の職種のあり方に関する検討チーム」トップで、自民党細田派(総裁派閥)の上野宏史厚生労働政務官が外国人労働者の在留資格を巡って法務省に口利き! あっせん利得罪!?「内向きの帝国」化で横行し始めた外国人労働者を食い物にする業者と政治家の癒着!!

 週刊文春 2019年8月29日号によると、厚労省の「技能実習の職種のあり方に関する検討チーム」トップで、自民党細田派(総裁派閥)の上野宏史厚生労働政務官が外国人労働者の在留資格を巡って法務省に口利きをしていたことがわかりました。

※ 上野宏史厚労政務官の「口利き&金銭要求」音声(週刊文春 2019年8月29日号)
https://bunshun.jp/articles/-/13471

 口利きをした相手企業は、非上場の人材派遣会社「ネオキャリア」です。2000年創業で従業員数は約3600人、売上高は500億円を超える急成長企業です。ネオキャリアは、全国の飲食店やドラッグストアなどに、日本人だけでなく外国人も派遣しています。

※ ネオキャリア
https://www.neo-career.co.jp/

 文春によると、ネオキャリアは、こうした外国人の「在留資格を取るため、各地方の法務省外局『出入国在留管理局』に大量の交付申請を行って」います。この交付を大量かつスピーディーに行うために、上野労働政務次官の「口利き」を利用し、上野政務次官は1件につき2万円の見返りをネオキャリアから得るという計画だったのです。

 文春によると、上野議員のように、選挙区を持たず、次期選挙の自民党公認が危うい議員は、党員獲得数を党本部にアピールするしかないとのことです。ネオキャリアからの見返りの金銭を、党員の党費の肩代わりとして党に収めることで、党員獲得数の上積みを狙ったといいます。

 厚労省の「『外国人雇用状況』の届出状況【概要版】」(平成 30 年 10 月末現在)によると、2018年10月現在で外国人労働者数は 1,460,463 人で、前年同期比で 181,793 人(14.2%)増加し、過去最高を更新しています。

※ 「外国人雇用状況」の届出状況【概要版】(平成 30 年 10 月末現在)
https://www.mhlw.go.jp/content/11655000/000472891.pdf

 在留資格別の外国人労働者数の推移を見ると、それまで、多くて10万人程度の増加か、ほぼ横ばいだった数値が、2015年を境に、毎年約20万人ほど増えていることが分かります。2019年4月1日には、外国人労働者の受け入れを拡大する改正出入国管理法が施行されました。

※ 「『外国人雇用状況』の届出状況まとめ【本文】」(平成 30 年 10 月末現在)p.2参照
https://www.mhlw.go.jp/content/11655000/000472892.pdf

 今後、外国人の受け入れ拡大に伴って、上野議員のように、外国人労働者の受け入れに権限があったり、関連情報の多く入る立場の政治家が、「口利き」のようなあっせん利得罪すれすれの行為を行うケースが増えてくることが懸念されます。

 岩上安身は、現在の外国人労働者の人権が守られていない状況を踏まえて、外国人労働力が拡大してゆく今後の日本社会のありようを次のようにツイートしています。

 「日本の右傾化は擬制的なもので、真の意味での国粋主義化ではないと思います。そのズレのストレスは弱者や外国人への差別、虐待へと向かう可能性があり(すでに向いているが)、技能実習生名目で大量に受け入れ始めている外国人への人権侵害が甚だしくなる懸念があります。内向けの帝国化です」

※ 岩上安身のツイート(2019年8月19日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1163430008968232966

■「須沢君のノープランな夏休み」8月20日は宮城件仙台市に入りました。花火を見たり、灯ろう流しを見たり楽しそうです!?

 夏休みを利用して、現在自転車(ママチャリ)で北海道を目指している、IWJ動画班の須沢章太スタッフ。一昨日8月20日には宮城県仙台市に入りました。

 「いろいろありましたが、やっと仙台に着けました!! 昨日は、たまたま仙台の灯ろう流しの日で、参加出来ました。花火もあって、めちゃラッキーでした^^」

※しょうたジャ~ナル(2019年8月20日)
https://twitter.com/Shotajournal/status/1163960933313478656

 壮大な冒険を計画しながら、出発前日になっても、自転車もグローブもヘルメットも持っていなかったという須沢章太スタッフと、バイク(自転車)乗り・岩上安身の会話の顛末は、ぜひ以下の【岩上安身のツイ録】をご一読ください。

※【岩上安身のツイ録】須沢君のノープランな夏休み
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455439

■8月1日より始まったIWJの第10期。 8月のご寄付・カンパは月の3分の2の20日を経過して月間目標額のわずか11%にとどまっており、衝撃的なスタートとなっています! このピンチに、どうか皆様からの緊急のご支援をよろしくお願い致します!

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。 

 8月1日から、新たにIWJの第10期が始まりました。現在、IWJを支えてくださっている会員の方は、8月15日時点で5137名様。まだまだ会員の皆様からの会費だけではIWJの活動をまかないきれず、経費の半分はご寄付・カンパに頼らざるをえない状況です。

 IWJでは前期となる第9期より、活動経費を見直して緊縮財政を敷き、1年間の予算を大幅に引き下げた上で、1ヶ月のご寄付・カンパの目標額を450万円とさせていただいています。

 しかしながら、8月も3分の2を経過して、8月20日現在のご寄付・カンパは58件、49万5110円と、目標額のわずか11%にとどまっています。第10期は衝撃的なほど厳しいスタートとなってしまいました。

 現在、日本と韓国の間では輸出規制の応酬となり、大手メディアは両国の国民感情の悪化を煽るかのような報道を続け、日韓関係は泥沼化しています。

 米国のトランプ政権は中東での民間船舶の航行の安全を守るとの理由で、実質的には対イラン包囲網となる有志連合を呼びかけ、中東では緊張が高まっています。日本の自衛隊がこの有志連合に参加することになれば、イランを敵視するイスラエルやサウジアラビア、米国とイランとの戦争に、日本が巻き込まれることになります。

 そして、安倍政権が前のめりとなっている憲法改正、その中でもことさら危険な緊急事態条項は、こうした戦争に日本が巻き込まれることを容易にしてしまいます。

 また、日本政府は少子高齢化に対し、長年にわたり対策を怠り続け、それが現在の閉塞的な経済状況を生み出しています。

 IWJはこうした国内外の諸問題を、すべて互いに関連しあうものであるという視点に立ち、これまで報じてまいりました。独立メディアであるIWJは、権力に一切忖度せず、公共性・公益性・緊急性のある報道を貫きます!

 どうか、今期も引き続き、IWJヘ皆様からのご支援をよろしくお願い致します。 

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 ここに、7月中にご寄付くださった方々のお名前を、感謝を込めて順次掲載させていただきます。

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緒方 浩美様
モウリ タカオ様
佐藤 克昭様
O.J.様
木内敏博事務所様
コバヤシ ノボル様
H.M.様
鈴木 博子様
K.A.様
木下 潤一朗様
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 皆様、本当にありがとうございます!

■岩上安身の直筆サイン入りの書籍『【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』とDVD「饗宴VI ――『国民』非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!――」を販売中!

 これまでに岩上安身とIWJは、緊急事態条項の危険性を広く知らせていくために、様々な分野の識者へのインタビューやイベントに取り組んできました。

 IWJでは、岩上安身が、梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士と鼎談形式で2012年発表の自民党改憲草案を逐条的に読み解いた『【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』を販売しています。緊急事態条項の危険性を詳しく、わかりやすく解説した貴重な書籍です。岩上安身の直筆サインも入っていますので、ぜひ、以下のURLよりお買い求めください。

※【増補改訂版・岩上安身サイン入り】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

 また、2015年12月20日にIWJ主催で開催されたシンポジウム「饗宴VI ――『国民』非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!――」のDVDも販売しています! こちらも、岩上安身の直筆サイン入りのDVDをご用意しています。ぜひ、『前夜』とあわせてお買い求めください!

※饗宴VI DVD
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=25

 どうか皆様、緊急事態条項の危険性について拡散していただけるよう、ご協力をお願いいたします!

■Facebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「 #ヤバすぎる緊急事態条項 の改憲発議を阻止する会」と「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました! 日々コンテンツを投稿しています! 皆様、ぜひご参加ください!

◇<Facebookに、緊急事態条項に反対する公開グループ「#ヤバすぎる緊急事態条項 の改憲発議を阻止する会」を作成いたしました!>

 「IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏」でも大きなテーマに掲げているのが、緊急事態条項の危険性の問題です。

 自民党の改憲4項目の中でも緊急事態条項ほど危険な条項はありませんが、その危険性、恐ろしさは、一般世間にいまだに周知されていません。

 緊急事態条項は参院選では表立った争点にはなりませんでした。今回の改選で改憲勢力による3分の2議席確保はぎりぎりで阻止できましたが、安倍晋三総理は投開票が行われた7月21日夜、「国民民主党の中には、少なくとも議論はしていくとの考え方を持っている方がいるだろうと思う」と発言しており、緊急事態条項を含む改憲4項目が発議されてしまう可能性は十分にあります。少しでも、この危険な条項について警鐘を鳴らすため、このオープンコミュニティを開きます。

※ #ヤバすぎる緊急事態条項の改憲発議を阻止する会
https://www.facebook.com/groups/337211516972771/

 こちらは会の趣旨に賛同する方であれば、どなたでもご参加いただけるオープンなコミュニティです。ぜひご参加ください!

◇<サポート会員への特典・サービスの一貫として、Facebookに、非公開グループ「サポート会員限定コミュニティグループ」を作成いたしました>

 以前から、会員同士で交流したいというお申し出もいただいておりました。個人情報保護の観点から、慎重に検討してきましたが、このたび、サポート会員限定ということで、Facebookで非公開のコミュニティグループを始めることにしました。

 このグループは、岩上安身をはじめ、IWJスタッフとサポート会員との交流、そしてIWJサポート会員同士の交流を深めることを目的に、今後は交流会などの特典イベントも企画する予定です。グループへの参加申請には会員番号をお知らせください。また、一般会員の方や、まだ会員登録されていない方は、この機会にぜひ、サポート会員へのご登録をお願いいたします。

※IWJサポート会員限定コミュニティ
https://www.facebook.com/groups/674215856426347/

※サポート会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※一般会員から、サポート会員へのお切り替えのご希望などもありましたら、お気軽にご連絡ください。

※種別変更のご申請、お問い合わせはこちら
office@iwj.co.jp

 現在、岩上安身のFacebookには1000人近い方から友達リクエストをいただいており、お待ちいただいている状態となっています。友達承認はIWJ会員の方を優先とさせていただいております。友達申請の際にはIWJ会員番号とご登録時のお名前をお知らせください。

※岩上安身のFacebook
https://www.facebook.com/iwakamiyasumi

■テキスト班(編集者・記者・リサーチャー、パワポ作成)・動画班(カメラマン・VTR編集者)・事務スタッフを募集中!! 特にハイライト動画を充実させるため、Youtubeの編集経験やスキルがある人、緊急募集!その腕次第で時給1200円~1300円からのスタートです! また、テキスト班スタッフは時給最低1300円からのスタートです! 腕が上がり次第、ここから順次上がります! IWJのコンテンツ内容に関心と理解があり、文章の読解力のある人、筆力のある人、ぜひご応募ください! IWJに「サビ残」「残業代不払い」などは一切ありません!

 IWJではテキスト班スタッフ、動画班スタッフ、事務スタッフを募集しています。

 動画班はカメラマンとして岩上安身のインタビューや、現場に出向いて中継、録画取材を行うほか、動画の編集を担当していただきます。IWJがYouTubeにアップしているハイライト動画を、今以上にインパクトと拡散力を持ったものに変えていきたいと思っていますので、動画編集作業の得意な方は大歓迎です。動画班の時給は、1100円からのスタートになりますが、編集スキルのある方、経験者はより高い時給からのスタートと、優遇いたします!またYoutubeの編集経験やスキルがある人、緊急募集します!その腕次第で時給1200円~1300円からのスタートも可能です!

 テキスト班はIWJのサイトにアップされる記事や毎朝発行しているこの日刊IWJガイドの編集者、記者として働き、同時に記事のリサーチ、執筆、編集を担当していただきます。また、岩上安身のインタビューのためのパワーポイント作成も重要な仕事になります。

 IWJは政治、経済、社会、外交など広範なテーマを扱っています。テキスト班では、文章力、読解力を備えた優れた人材を求めているとともに、こうした分野に広く関心を持っている方を歓迎します! 専門的な知識が必須なわけではありませんが、世の中に対して幅広く関心を持ち、意欲的に学ぶことが、テキスト班スタッフとして大事な心構えです。

 しかしご承知のように、昨今はどの業界でも人手不足が叫ばれています。IWJは皆様にご寄付・カンパをお願いしている厳しい状況ではありますが、コンテンツのクオリティを維持するため、テキスト班の時給を1300円からのスタートに改定しました。

 事務スタッフは、電話やメールでの外部の方との連絡、岩上安身のスケジュールを把握してのインタビューのアポイント調整や、スケジュール管理、イベント開催の準備やその他、諸々発生する、庶務的なことなど、IWJの活動のまさに屋台骨となる重要なお仕事です。事務スタッフの時給は、1100円からのスタートになります。

 いずれも残業が発生した場合は法令にのっとり、きちんと残業代をお支払いし、22時以降は深夜割増も加算されます。メディア業界はどこも、裁量労働制をとっているところがほとんどですが、この裁量労働制は過労死に至るほどの長時間労働の根源です。NHKや電通でも長時間労働の果てに過労死・過労自殺などの痛ましい事件が起こっていることは、みなさんご承知の通りです。IWJでは、裁量労働制はとっていません。長時間残業はさせず、週2回の休みも必ずとらせています。IWJでは「サビ残」や「残業代未払い」などはありません!

※【岩上安身のツイ録】まずは賃金不払い労働や残業代不払いをなくすべき!! ブラック企業撲滅、労基法の再強化、そしてタックスヘイブンを利用する租税回避者に追徴課税を! 2019.7.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/452547

 詳しくはぜひ、以下のスタッフ応募フォームよりご応募ください! お待ちしております。

※スタッフ応募フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdbeeE8cGfuFucSge58KaR0vRQF5-uYoc52DeRCENG4u3_1mg/viewform

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、國府田響、尾内達也、中村尚貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/