日刊IWJガイド 「本日15時からは、翁長知事への支持を表明する学者による記者会見! 昨日行われた学者と学生のシンポジウムには、1300人の人が詰めかけ! NHK日曜討論は今日もヘンテコリン!」2015.10.26日号~No.1139号~


■■■ 日刊IWJガイド 「本日15時からは、翁長知事への支持を表明する学者による記者会見! 昨日行われた学者と学生のシンポジウムには、1300人の人が詰めかけ! NHK日曜討論は今日もヘンテコリン!」2015.10.26日号~No.1139号~ ■■■
(2015.10.26 8時00分)

 おはようございます! 大学に通いつつ、IWJで報道や事務を猛勉強中の、城石愛麻(きせき えま)と申します!

 東京では気持ちの良い秋晴れが続いていますね! 空気が乾燥してきて、少し鼻が痛いなと思いつつも、深呼吸をして、青空の下を事務所へ向かう朝は、足取りも軽やかです。

 そんな秋晴れを曇らせるような、ずーんと重たいニュースをお伝えしなければなりません。IWJは今、質の高い報道を続けることができるかどうかの、瀬戸際に立たされています。

 一連の安保法案の問題をはじめとして、TPPの問題、マイナンバーの問題など、IWJは、大手メディアの報じない真実を報道すべく、この間ずっと東奔西走してきましたが、そうした取材の積み重ねが、IWJを「赤字」に追いやってしまったのです。真実の報道に力を入れた分だけ、「人」と「機材」にお金がかかったためです。

 しかし、「人」も「機材」も、IWJの報道を支えるための「原動力」です。どうか、そうした「原動力」を削らなくとも、IWJが「真実の報道」を続けられるように、みなさまには心から、お願いを申し上げます。

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■「党大会無効」を求める郷原弁護士に危機感を募らせる橋下氏。一方「改憲勢力びいき」のNHK日曜討論では、まだ結党前だというのに「おおさか維新」が出演!?

 さて、昨日の日刊IWJガイドの冒頭で、青木浩文記者が渾身の力を込めて解説していた、維新の党の内紛ですが、党大会後の深夜、当の橋下氏は、党大会の無効を求める「維新の党の永田町組」(つまり松野代表を擁する執行部側)を、ぐだぐだとツイッターで批判し続けていました。

 そして、そのツイートの中で、松野代表ら維新の党執行部がリーガルチェックを依頼した郷原弁護士のことを、「スカスカ」の弁護士だの、郷原さんの書いた意見書を「スカスカ」だと、何度も何度も中傷していました。これを岩上さんが、数え上げたところ、なんと合計7回も! 「スカスカ」という悪口が繰り返されていました。粘着の極みですね。

 あまりに執拗な「スカスカ」攻撃ですが、ここから逆に、橋下氏が郷原弁護士の存在を強く意識している様子がひしひしと伝わってきます。

 こうした維新の「ドタバタ劇」の最中に行われた昨日のNHKの日曜討論では、驚くべき暴挙が行われました。

 なんと、まだ正式に結党されていないはずの「おおさか維新の会」からとして、片山虎之助参議院議員を出演させたのです。そして維新の党からとして別にもう1名出演。議員がたった1名の次世代からも。ひどいことに、現在、政党として複数の議員が活躍している活躍している生活、元気、改革の3党からは1人も出演させませんでした。呆れて、顎が外れます。

 ここには明らかに、NHKの「偏向」が表れているのではないでしょうか。維新の会の内紛を考慮して平等に両派から、といっても、まだ政党として存在していない「おおさか維新」からとして出演させるのは、筋違いもいいところです。

 片山氏らは、維新の党の執行部から除名されており、正式には無所属のはずです。「そうではない、大阪で臨時党大会を開いた我々が正統な維新の会だ」と彼らが主張するとしても、その臨時党大会で解党を宣言したんですよね?

 「正式な解党は週明けに総務署に届け出てからだ」と反論されたとしても、31日の結党大会を経て総務省に届けを出して初めて新党として認められるはず。ということは、やはりこの日曜討論では「おおさか維新の会」と名乗るべきではなくて、「維新の会(大阪派)」とでもすべきでしょう。執行部側を、「維新の会(執行部側)」として区別してもいい。何れにしても存在していない政党名で出演させるのは異常というほかありまさん。

 NHKの権力への媚びへつらいぶりには、目も当てられませんが、維新の党をめぐるこの混乱極まる状況については、来年の参院選にも関わってくるでしょうから、目が離せません。このごたごたを、原佑介記者がぎゅぎゅ! っとまとめていますので、ご参照ください!

※【IWJブログ】維新の党「臨時党大会(?)」前日! 「代表は任期切れ!」と言いながら松野代表名義で政党交付金を申請していた「大阪維新系」が党を解党へ!? 泥沼化した「維新」の内部抗争を検証!
 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/271833

※【速報!】松井一郎大阪府知事「予算の部分で権限を付与」!? 代表でないはずの「松野頼久」名で引き出した政党交付金で大阪都構想の借金5億円を返済!? 維新・大阪組が「臨時党大会」開催

ただいま特別フルオープン!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/272054

 また、現在、維新の党の印鑑と通帳は、大阪組が握って離さないそうですが、それを取り返すべく、単身、大阪に乗り込んだ執行部側の松木謙公議員に、岩上さんが超タイムリーなインタビューを敢行しています!

 ご覧になっていただければわかりますが、党内で代表選を行おうとしていたのですね。で、地方党員や一般党員の持つ票のウェートを大きくすべきと橋下氏らは主張していたそうです。その線に沿って党員拡大など、準備をそれぞれに行っていたら、松木謙公議員が一人で一万二千人も党員を獲得しちゃったのだそうです!辣腕トップセールスマンのような記録です。大阪組のある議員は、たった27人しか増やせなかったとか。

 しかし、そうなると執行部側、松野代表の再選が有力になる。そういうことがはっきりしてきたら、橋下氏らは党を割る動きを見せたのですね。勝てないとみて、自分の正当化のためにこれまでの仲間を罵倒しながら別の党の立ち上げに向かったわけです。渦中の当事者の証言って、やはり説得力が違いますね。

※2015/10/22 「改革勢力の結集」という理念はどこへやら カネと看板をめぐる前代未聞のゴタゴタ! 内紛勃発の維新の党で何が起きているのか~岩上安身が維新の党・松木謙公衆議院議員に緊急直撃インタビュー

10月25日テキストアップしました!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/271577

■「ガキども見なおした!」昨日行われた学者と学生によるシンポジウムには1300人が詰めかけ!

 昨日25日は、法政大学で、「学者の会」と「SEALDs」によるシンポジウム「岐路に立つ日本の立憲主義・民主主義・平和主義――大学人の使命と責任を問い直す」が行われました! 会場となった法政大学の、収容1300人の会場は満員で、中に入れずしかたなく帰った、という人もいたといい、おそらくは1500人以上が来場したのではないか、と主催者は発表していました。

 IWJももちろん、この様子を中継しましたが、配信を見た会員さまからは、「配信、ありがとうございました。(中略)思いを共有できる人が、それだけ(1300人も)いる、ということを知るだけでも、勇気が出ますね!」という嬉しいご感想が、さっそく寄せられました!

 シンポジウムでは、多くの参加者に見守られる中、9月19日に政府与党によって採決を「強奪」された安保法案の問題点や、今回の市民運動の盛り上がりについて、学者と学生がスピーチや報告会を行いました。

 会の前半には、立命館大学の大澤茉実さんが、安保法案の採決を「強奪」した安倍政権に向けて、「中身のない言葉で私達を動かすことはもう出来ません! 数字で自分を表し、他人を傷つけないと自分を守れない。それを『当たり前』のままにしたくないんです。空気を読んでいたら、空気を変えることはできない。希望すら語れなくなったら本当に終わりです!」と、涙ながらに訴えかけました。

 立教大学の栗原彬名誉教授は、今回のシンポジウム開催にあたり、立教大学が「純粋に学術的な内容ではない」などという理由をあげて、会場の使用を認めなかったことをうけて、「恥ずかしいです。今日、本当はここに立つ資格はないと思っています」と、深い遺憾の意を示しました。

 SEALDsのメンバーであり、9月の中央公聴会で発言をした奥田愛基さんは、学者と学生がともに協力して立ち上がるようになるまでの道のりを振り返り、「特定秘密保護法のときは、ここにいる先生方もまだ冷たく、メールをしても返してもらえなかったり(笑)」と紹介しました。「それが今では、憲法学者の小林節教授に、『ガキども見なおした!』と言わしめるまでになった」と言います。

 奥田さんは、「いろんなイヤなこともありますよ」と、中央公聴会出席後、自身とご家族に殺害予告が送られてきたことに触れました。それでも、「僕らはポジティブを大切にしているんです。だから今日もここに来ました!」と、舞台に立つに至った思いを打ち明けると、会場からは、大きな応援の拍手が起こりました。

 久々に見ることのできた学者と学生の共演でした。学者たちの「知性」と、学生たちのストレートで切実な言葉とパワーの組み合わせは、今回の安保法制への反対運動を、ここまで大きくしてきた一番の推進力だったと思います。

 手続きも守らず、憲法も守らない、「反知性主義的な」安倍政権が、勢力をさらに拡大し、憲法を解釈ではなく明文で改悪してしまう日が来ないとは断言できません。マスメディアの歪みは、日に日に悪化しているように感じられます。私たちIWJも、市民のみなさんの声を可視化すべく、今後も力を尽くしていきたいと思います。

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.10.26 Mon.**

【Ch4】11:45頃~「【児童相談所問題】晃華学園事件 第5回口頭弁論後の報告会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※晃華学園事件 第5回口頭弁論後に行われる報告会を中継予定です。

【Ch5】13:15~「【塩谷町最終処分場問題】見形 和久・塩谷町長らによる環境省訪問」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「詳細調査候補地に関わる平成27年9月関東・東北豪雨による影響調査についての抗議」、「栃木県における指定廃棄物の処分場の候補地選定手法に基づく詳細調査候補地の選定の白紙撤回を求める署名の提出」のために、見形 和久・塩谷町長らが環境省を訪問する。

【Ch5】15:00~「翁長知事 辺野古承認取消支持声明の記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※古関彰一氏(独協大学名誉教授)、小森陽一氏(東京大学教授)らが出席予定の「翁長知事 辺野古承認取消支持声明の記者会見」を中継します。

【Ch6】16:00~「10.26テント裁判控訴審判決・報告集会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※本日判決が下される予定の「テント裁判」に関する報告集会を中継します。

【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。

【録画配信・Ch4】18:00~「慶應義塾有志の会・第2回シンポジウム『憲法と学問』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※2015年10月21日収録のシンポジウムを録画配信します。慶應義塾大学名誉教授の小林節氏の基調講演、その他リレートーク等。

【録画配信・Ch6】20:00~「10.26テント裁判控訴審判決・記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※本日判決が下される予定の「テント裁判」に関する記者会見を録画配信します。

【録画配信・IWJ_KYOTO1】20:00~「『アジェンダ―未来への課題』50号発行記念講演会『資本主義のオルタナティブとしてのグローバル社会的経済』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※10月25日に行われた、「アジェンダ・プロジェクト」が主催の「『アジェンダ―未来への課題』50号発行記念講演会」を録画配信します。

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◆明日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.10.27 Tue.**

【Ch未定】15:00~「村山談話を継承し発展させる会 『検証「安倍談話」戦後70年・村山談話の歴史的意義』に関する記者会見」
※「村山談話を継承し発展させる会」による記者会見を中継予定。

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(前半の続き)…

■ついに通知が開始! セキュリティ対策を主導する総務省は、責任を自治体に丸投げ!? IWJは「マイナンバー」を徹底検証していきます!

 戦争法案に始まり、維新の会の分裂騒動、新閣僚の不祥事…と、右を向いても左を向いても問題だらけですが、みなさん、この問題も忘れてはいけません。そう、「マイナンバー」です!!

 「安保法案は国の立憲主義を壊し、戦争への道を切り開くものだし、TPPは米国経済に日本を搾取させるシステムだっていうんで大問題だけど、マイナンバー…よく分からない。まあ便利になるなら良いんじゃない?」

 そんな声がまだまだ聴こえてきて、IWJでマイナンバー問題を担当している私は、あばらの裏側あたりがずきずきと痛みます…。何はともあれ、まずは「基本のき」を押さえるために、以下の記事に目を通してください! 賛成だろうと反対だろうと、この得体の知れない番号は、日本に住民票のある全ての人に付けられてしまうのですから、誰もが「当事者」なのです。

・2015/10/05 いよいよ、あなたのもとにも届く「マイナンバー」! 「共通番号法」が10月5日より施行開始!――新連載第1話「さあ手元に届いた。でも…何をすればいいの? 教えてエマイナちゃん!」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/268813

 通知カードの発送は、もう各地で始まっています。10月23日には、千葉県習志野市で最初の発送が始まりました。マイナンバーの基本を押さえ、受け取りのイメージができたら、次に考えてみてください。そもそもなんでこの制度が必要なの? 「便利」には「リスク」が付きものだけど、マイナンバーにはどんな「リスク」があるの?

 制度の必要性について、政府はいくつかあげていますが、「公平公正な社会の実現のため」と言われると、納得してしまう人も多いかもしれません。しかし、じゃあ政府が手をつけようとしている「不公平」ってなんでしょうか?

 所得をごまかして生活保護を不正受給する人、ダブルワークを隠して、税負担を不正に下げている人…確かに、きちんと税金を納めている人にとって、そういった「ズル」をする人はいない方が気持ちがいいでしょう。

 しかし、「共通番号いらないネット」の世話人・白石孝さんは「ちょっと待って!」と呼びかけます。生活保護を受ける人やダブルワークをする人というのは、そもそも豊かではない人たちが大半です。そういう人たちの「ズル」をあぶり出すよりも、桁違いの規模で内部留保を溜め込み、海外のタックスヘイブンを利用して「避税」にいそしんでいる大企業の優遇税制など、「公平公正」のために優先的に手をつけるべきところはいくらでもあるはずです。

・2015/10/03 マイナンバーは「世界でも独裁国家、管理国家がとっている道」!? 「マイナンバーは、絶対いらない!」渋谷で400人が「ストップ・マイナンバー」のデモ行進!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/268398

・2015/10/20 『マイナンバー』ちょっと待って!!どこが便利?プライバシーは大丈夫!? ~講師 白石孝さん(共通番号いらないネット世話人/プライバシーアクション代表)(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/271168

 「リスク」については、これまで、インターネット・セキュリティ専門家の方から、寄せられた特別寄稿を紹介してきました。

・【IWJブログ・特別寄稿】元・大手プロバイダー管理者が明かす! セキュリティ突破は想像以上にたやすい! マイナンバー施行開始 <前編>
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/269247

・【IWJブログ・特別寄稿】『マイナンバー導入によって予想される詐欺被害』インターネット・セキュリティ評論家の滝本圭氏がマイナンバーに警鐘を鳴らす!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/270588

 セキュリティの専門家が、自ら「セキュリティに100%安全はない」と言っているようなものです。それでも、政府は、「マイナンバーは、安心・安全の制度です」として、制度が開始される前から、利用の拡大を盛り込んだ改正法を成立させるなど、露骨な前のめり姿勢で進めてきました。

 しかし、政府の発言をつぶさに検証していくと、利用拡大以前に、「通知」の段階から、次々と問題が存在することが明らかになってきました。中でも深刻なのは、通知カードを住民票住所地以外の場所で受け取るための「居所登録」について、総務省が非常に「誤解を招く」周知をしていることです。

 「居所登録」は、DV被害者の方や、東日本大震災の被災者の方々にとって、自分のプライバシーをしっかり守るための重要な手続きです。一歩間違えれば、命に関わる問題にもつながりかねません。そのような問題について、「誤解」を与える表現のまま、総務省は周知方法を改めておりません。

 どのような誤解を招き、どのような問題があるのか? ぜひ、以下の記事で確かめてください!

・2015/10/06 「番号変更はできる」「責任は総務大臣にある」――マイナンバー推進の旗振り役・高市総務大臣が会見で断言。自治体の担当者は「え?? 初耳」。これでDV被害者を守れるのか??
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/268895

・2015/10/20 マイナンバーをめぐる政府と自治体の認識が食い違い! 「番号変更はできます」と大臣は明言、でも自治体の対応は「ケースバイケース」!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/271160

■本日15時からは、辺野古基地建設の承認を取り消した翁長知事への支持を表明する学者たちが記者会見!

  2015年10月13日、翁長雄志沖縄県知事が、仲井眞弘多前知事による辺野古沿岸部の公有水面埋立承認は「法的瑕疵」があったとして取り消しを発表し、防衛施設局に承認取り消しの通知書を提出しました。

・94人の行政法研究者が声明を発表! 国が「私人」になりすます行政不服審査制度の濫用に抗議!――「辺野古埋立承認問題における政府の行政不服審査制度の濫用を憂う」声明文全文掲載
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/271924

 本日15時からは、翁長知事への支持を表明する学者たちによる記者会見が衆議院会館で行われます!

【Ch5】15:00~「翁長知事 辺野古承認取消支持声明の記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※古関彰一氏(独協大学名誉教授)、小森陽一氏(東京大学教授)らが出席予定

こうした一連の動きを受けて、前沖縄県知事の仲井真弘多氏が、2015年10月23日の産経新聞のインタビューに答えています(http://www.sankei.com/politics/news/151023/plt1510230008-n1.html)。仲井真氏は、翁長知事のやり方を見て、「知事はステップを踏んで(政策を)進めていくということを一度もやったことがないのかもしれない」と言い、なんと驚くべきことに、「翁長氏も選挙に役立つことを一生懸命考える政治家だ」という的外れな批判を繰り広げています。

 産経新聞の記者のインタビューの仕方もまたひどく、「翁長氏は辺野古移設阻止を唱えるだけ」、「辺野古移設による米海兵隊の抑止力維持を重視しておらず」、「中国の脅威にも触れない」として、仲井真氏の意見を「聞く」というよりは、「煽って」いる始末です。

 対案を出せ、というのは、移設賛成派の決まり文句ですが、対案ならとっくに出しているじゃないですか。翁長知事は、もともと自民党出身。保守政治家らしく、日本にとって対米関係が大事という軸は外しません。その上で、「日米安保が大事であるというなら、米軍基地を沖縄に集中せず、日本全体で基地を受け入れ、日本を守ったらどうでしょうか」と。しかし、仲井真氏をはじめとする移設推進派は、取り合おうとしません。沖縄に米軍が集中する現状を受け入れよ、というばかりです。

 「今の(日本周辺の)情勢を考えると、沖縄を含めて日本国内に米軍を置く応分の負担は必要」と仲井真氏は主張します。これは集団的自衛権を必要とする主張と共通します。「アメリカ人だけに血を流させて良いのか!」と、法案に賛成する人たちは訴えましたが、そもそもアメリカ人は純粋に「日本のために」血を流すとは考えられません。

 国と国は、人間の友情のように結ばれているものではなく、あくまで国益に基づいて動きます。仮にもし、中国と日本が武力衝突する事態に至っても、アメリカは自国の国益を最優先に考えるはずです。中国との全面衝突は避けたいと願うはず。最大の貿易相手国である中国市場を失いたくないでしょう。

 また、戦争がエスカレートし、米国の本土に中国の弾道ミサイルが飛んでくる事態は何としても避けたいはずです。シリアであれだけ、空爆を敢行し(1年半近くで約9千回!)、血を流し、他国にも参戦を呼びかけながら、米国はこれまで米兵から犠牲者を一人も出していませんでした。つい最近、初めての米兵の犠牲者が出たと、大きなニュースになったくらいです。

イラクで救出作戦、米兵死亡=対「イスラム国」で初の犠牲
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201510/2015102300010&g=int

 米軍および同盟軍、あるいは米軍や諜報機関によって密かに武器などを供与された反体制武装派らによって、シリア市民がどれだけ犠牲になり、難民となったか、考えるだけで気が遠くなるほどですが、米国は自国の犠牲者が出ることを極端に嫌います。犠牲者が出れば、反戦感情が高まるからです。

 そんな米国の現状を見ていて、中国の侵略が仮にあり得たとして(それもかなり疑問ですが)、日本を守ろうという清らかな友情から米軍が代わって戦って日本を救ってくれる、などというのは、「ウルトラマン幻想」(by岩上さん)とも呼ぶべき、かなり幼稚な妄想でしかないと思わざるを得ません。

 米国は日本のために、日本に基地を置いているのではありません。日本が「どうぞどうぞ」と都合良く、土地も金も差し出すもんだから、それを使っているにすぎません。

 さらに集団的自衛権で、今度は人も差し出すので、喜んで傭兵、あるいは米軍の2軍(by小林節氏)として使おうとしているにすぎません。米国は日本との関係だけでなく、中国との関係も重視しており、東アジアにおけるバランスオブパワーを沖合から操作しようとしています。日本の永遠の友人であるとは限らない。70年以上前、そうだったように、中国に味方して、日本を敵視する政策に変わることだってあり得るわけです。米国は米国の国益が一番なのですから。サダム・フセインはじめ、散々利用したあげく、米国にとって利用価値がなくなったら粉々にしてしまう、などということは、これまで何度も実際にあったことです(23歳の私が生まれて生きてきたわずかな間でも!)。

 辺野古移設に「NO」を突きつけた翁長氏は、この対米追従一辺倒、そのしわ寄せを沖縄に負担させる差別的政策一辺倒の流れを変えるべく、世界に訴え、具体的に動いた初めての知事です。その知事を支持する沖縄の人々の声がとても強固であることの証左です。

 選挙前の公約と選挙後の政策が180度変わってしまうことなど珍しくない安倍政権ですが、翁長知事は全然違います。選挙前の公約を逆風に見舞われながらも、粘り強く、実現しようと前進しています。そのことを、知事選直前の岩上さんによる翁長候補(当時)への単独インタビューを振り返ることで確かめられます。ブレまくりの安倍政権と比べてみればはっきりしますが、翁長さんはまったくブレていません。

2014/10/16 【沖縄県知事選スペシャル】翁長雄志氏、米軍基地負担と「リンク」した沖縄振興策に強く反対 辺野古移設は「ご破算」にする意欲を岩上安身に語る
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/183153

■「TVUパック」使用期限更新にあたり、会員登録とカンパのお願い

 こちらも、連日お願いさせていただいている、「TVUパック」更新にともなう、大幅な出費へのご支援のお願いです。

 TVUパック…IWJに入ったばかりの私はまだ触らせてもらったことがなく、期限更新を求める先輩たちの「痛切な思い」に、私の実感は及ばないのですが、どうやらこのTVUパック、IWJの「中継」の信頼を築くのにひと役もふた役も買ってきたようなのです。私よりもずっと「先輩」です!

 IWJのUstream中継は、テレビなどと違い、微弱な電波をポケットWifiでとらえて行っているため、現場の電波状況によっては、映像や音声が途中で途切れてしまうことがよくあります。意外なことに、人里離れた山の中ばかりではなく、街中の設備の整った会場でも、遮音性を高めているため、かえって電波が届かないようなことがよくあるそうです(議員会館でも部屋によって電波が届かないことがあるそうです)。

 そうした電波の問題を解決すべく導入されたのが、このTVUパックという、無線によるポータブルタイプの映像伝送システムだそうです。このTVUパックを使用すると、微弱な電波しか届かない場所でも、ぐいぐい! っと力技で、映像をお届けできてしまう、優れものらしいのです(自分でまだ使ったことがないので、全部伝聞調でしか書けないのが焦れったい!)

 そして今、このTVUパックの更新期限が迫っているのですが、これから先、2年間にわたり新たに使用するには、ソフトウェアの更新と回線契約料およびメンテナンス費として、合計198万円が必要という見積もりが提示されました。現在のIWJの財政状況からすると、とてもではありませんが、手の届かない金額となってしまっています。

【TVUパックの写真とカンパのお願いページはこちら!】
http://iwj.co.jp/wj/open/tvu

 IWJがこれからも確実に現場からニュースをお届けするためには、このTVUパックの力がどうしても必要です。どうか、IWJの定額会員にご登録いただき、私たちの取材活動をお支えください。

※会員登録はこちら!
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※ご寄付・カンパもどうぞお願いいたします!
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■岩上さんのインタビューと講演のお知らせ――明日は、お待ちかねの、『前夜』再鼎談!

 10月と11月に決定している、岩上さんのインタビューや講演情報をお知らせいたします。もちろん、これが全てではありません。まだまだインタビューアポ中の方はたくさんいます。もし決まったら、どんどんラインナップを更新していきますので、毎日、このコーナーにご注目ください!

 いよいよ明日は、お待ちかねの、『前夜』再鼎談です!

 以前もお伝えしましたが、岩上さん、澤藤統一郎さん、梓澤和幸さんが、自民党改憲草案を読み解いた『前夜』は、たくさんの方にご購入いただいたおかげで、IWJでも、版元の現代書館でも、品切れとなっていました。

 来年の参院選で、いよいよ自民党が「明文改憲」に踏み切ろうという、差し迫った状況の今、『前夜』が手に入らないなんて状況があってはならない…

 危機感をつのらせた岩上さんが、版元の現代書館に増版を掛け合ったところ、岩上さん、澤藤さん、梓澤さんの再鼎談を行い、それを掲載した『増補版』を出すことになりました!

 その再鼎談は、明日、27日15時半より行われます!

・10月27日(火)15:30~
澤藤統一郎、梓澤和幸、岩上安身『前夜』鼎談

その他のインタビュー予定のラインナップは、以下の通りです。

・11月5日(木)15:00~
元自衛官・末延隆成氏インタビュー

・11月12日(木)14:30~
社民党党首・吉田忠智氏インタビュー

・11月24日(火)16:00~
共同通信編集委員・太田昌克氏インタビュー

・11月26日(木)15:00~
岡山大学大学院教授・津田敏秀氏インタビュー

【講演情報】
・11月06日(金)18:30~20:15(うち講演は90分)
これから日本はどこに向かうのか~改憲前夜~
※参加料無料
場所:北海道国際ホテル(北海道函館市大手町5-10)
主催:北海道教職員組合函館支部・平和運動フォーラム)
お問い合わせ先::htu-hakodate@bz01.plala.or.jp
0138-51-2254

■IWJスタッフ募集のお知らせ

 財政難にあえぐIWJですが、まだまだスタッフ募集中です! ふるってご応募ください!

<一般事務および会員管理スタッフ>

 電話やメールでの外部の方との連絡、岩上さんのインタビューのアポ取り、スケジュール管理、イベント開催の準備などを行うのが、一般事務の仕事です。IWJの屋台骨を支える、とても大切なお仕事です。

 IWJでは現在、特にこの一般事務の人手が不足しています。一般事務がしっかりしていないと、IWJの足腰は立ちません。少しでも事務の仕事にご関心をお持ちの方がいれば、ぜひ、ご応募いただきたいと思います。

 一方、会員管理事務のスタッフは、会員様からのお問い合わせなどの接点になりますので、人当たりのよい方(メール対応中心です!)、メールなどPC操作に慣れている方(エクセルができるとありがたいです!)を募集しています。

◆応募条件
※「【職種1】 -事務スタッフ-」を御覧下さい。

http://bit.ly/1ALJypQ

<経理・総務スタッフ>

 IWJでは、経理・総務スタッフも募集しています。経理および総務の実務経験がある方、経理ならば簿記などの資格をお持ちの方を歓迎いたしますが、経理の経験がなくても、真面目、几帳面、注意力がある、数字を扱うことや計算することが苦ではない、という方、初めて経理を覚えてみたいという方でもやる気があれば大丈夫です。ご応募、お待ちしています。

◆応募条件
※「【職種3】-経理・総務スタッフ-」を御覧下さい。

http://bit.ly/1ALJypQ

<テキストスタッフ>

 IWJでは、記者およびテキストスタッフも募集しています。IWJと聞くと、動画配信が中心のメディアという印象を持っている方が多いかもしれません。しかし、IWJではブログやメルマガなどのテキストにも力を入れています。インターネットメディアとしては、配信しているテキスト量はナンバーワンであると自負しています。

 IWJのテキストスタッフの基礎となる仕事は、現場に行って取材をし、それを原稿にまとめることです。さらにそこから派生して、Twitterを使ったリアルタイム実況、メルマガ用原稿の構成・編集、各種リサーチ資料の作成、岩上さんのインタビューや講演で使用するパワーポイントの作成なども行っていただきます。

 もちろん、すべてを一人でこなさないといけない、というわけではありません。本人の適性に合わせて、部分的に業務に携わっていただくことも可能です。

 勤務形態は、在宅でも可能です。地方在住の方でも、パソコンさえあればお手伝いいただくことが可能ですので、どうぞふるってご応募ください。

◆応募条件
※「【職種2】 -テキストスタッフ- (記者・ライター・リサーチャー・編集者etc)」を御覧下さい。

http://bit.ly/1ALJypQ

 各募集スタッフのその他の詳細の項目に関しましては、以下のページよりご確認ください。上記の応募条件は、すべて当てはまっている必要はありません。ぜひ、ふるってご応募ください!

※【 スタッフ応募フォーム 】

http://bit.ly/1ALJypQ

■良書のお買い求めは「IWJ書店」をご利用ください!

 IWJでは、岩上さんがインタビューした有識者の方々の書籍を販売する新しいサービスを始めました! その名も「IWJ書店」。こちら、オープン以来、おかげさまで大変なご好評をいただいています。

 その一冊一冊に、著者の方々のサインが書かれている、とっても貴重なものです。他の本屋さんでは手に入らない、IWJならではのサービスを、ぜひご利用ください!

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【間宮陽介さんサイン入り】『社会科学における善と正義:ロールズ「正義論」を越えて』

https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=153

【間宮陽介さんサイン入り】『市場社会の思想史―「自由」をどう解釈するか』

https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=152

【井筒高雄さんサイン入り】『日本と日本人を危うくする 安保法制の落とし穴』

https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=151

【山口二郎さんサイン入り】『徹底討論 日本の政治を変える―これまでとこれから』

https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=150

【山口二郎さんサイン入り】『いまを生きるための政治学』

https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=149

【森まゆみさんサイン入り】『異議あり! 新国立競技場――2020年オリンピックを市民の手に』

https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=125

【再入荷!】【矢吹普さんサイン入り】『尖閣問題の核心 日中関係はどうなる』

https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=99

【再入荷!】【矢吹普さんサイン入り】『チャイメリカ 米中結託と日本の進路』

https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=97

【再入荷!!】【矢吹普さんサイン入り】『尖閣衝突は沖縄返還に始まる 日米中三角関係の頂点としての尖閣』

https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=98

【水島朝穂さんサイン入り】『ライブ講義 徹底分析! 集団的自衛権』

https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=143

【笹山尚人さんサイン入り】『ブラック企業によろしく 不当な扱いからあなたを守る49の知識』

https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=135

【笹山尚人さんサイン入り】『パワハラに負けない!―労働安全衛生法指南』

https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=134

 これらのサイン入り書籍は、IWJ定額会員(サポート会員・一般会員)の方のみご購入可能の商品です。IWJへの会員登録がまだの方は、この機会にぜひよろしくお願いします!

※会員登録はこちら!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■会員の更新と継続に関するお知らせ

 黙々とパソコンをにらみつつ、時折、色付きメガネの向こうから「にやり」と笑顔を見せてくださる、中山裕規先輩から、読者のみなさまへ大事なお知らせがございます。

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 IWJ事務局の中山裕規と申します。

 会員様へ、ご更新時期やご継続のお手続きについて、私からご連絡をさせていただいております。

 10月15日に、10月以降分の会費が未納であった268名の会員様へご利用を停止する手続きをとらせていただきました。

 先日、IWJは過去最高の有効会員数を5722名様まで伸ばしましたが、15日の措置後、有効会員数は5474名様まで落ち込んでしまいました。

 もし、ご継続のお手続きをお忘れでご利用が停止となってしまっておられましても、会費を納入いただけましたら、ご利用を再開していただけます。

 ご継続、ご利用再開のお手続きはこちらからお願いいたします。

http://iwj.co.jp/info/whatsnew/?p=23022

 下記URLから、ログイン後のMYページにて、ご自身の会員期限(更新時期)をご確認いただけます。

https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php

ログインID:ご登録メールアドレス
パスワード:(ご自身で設定されたもの)

 MYページより、ご継続のお手続きにも進んでいただけますので、何卒、よろしくお願いいたします。

※ご入金方法によって、ご利用再開の時点が異なりますので、ご了承ください。

 銀行振込の場合はご入金の確認ができ次第(口座の確認を銀行営業日の15時以降に行います)、クレジットカード決済の場合は、即時、会員情報の更新・ご利用再開となります。

 また、こうして、日刊ガイドをご覧いただけている方には、直接の問題はございませんが、9月16日以降、IWJ日刊ガイドの配信の受信エラーが大量に発生し、不着のお問い合わせが相次いでおります。

※IWJ日刊ガイドの配信不着についてのご案内(2015年9月16日号以降)

http://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/22730

 ご更新時期やご継続のお手続きについても、同様の事例が発生しております。

 お心当たりや、ご不明な点がございましたら、< shop@iwj.co.jp >まで、何なりとご連絡くださいませ。

 また、月末でご更新をお迎えの会員様へは、当該月の中旬より、順次、ご更新・ご継続のお手続きについてのご案内メールをご登録いただいているメールアドレスへお送りしております。

 対象の会員様へは、近日中にご案内メールをお送りいたしますが、更新のお手続き方法をご存じの方は、ご案内のメールを待たずに、お手続きいただいてもかまいません。こちらで更新させていただきますので、よろしくお願いいたします。

 お手続き方法についてなど、ご不明な点がございましたら、< shop@iwj.co.jp >まで、お気軽にお問い合わせください。

 よろしくお願いいたします。

■わとはぷ~What happened today?

 本日10月26日は、「柿の日」です! 明治28年(1895年)の今日、奈良へ旅行した正岡子規が、かの有名な俳句を詠んだ日にちなむそうです。

 「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」

 旅のあいまに一息つこうと、法隆寺のお茶屋さんに立ち寄り、大好きな柿をかじった途端に、鐘が鳴った――。

 子規はこの瞬間に、たまらなく「秋」を感じて、この句を詠んだと言います。

 柿には、形も色味も異なるさまざまな種類がありますが、多くがこの秋の頃に熟します。熟して甘~くなった柔らかい柿…想像しただけで顔がほころびます。食べたいなあ…。

 …と、そんなことを考えていたら、なんと、箱いっぱいの柿が事務所に送られてきました! 送ってくださった会員さまの粋なおはからいが、外の寒さと財政の赤字に冷え込む事務所のスタッフの心に、じんわりと染みてきます。

 「こういうの、ほんとうにありがたいねえ…」

 いただいた柿を頬張りながら、連日インタビューや講演に駆けまわる岩上さんも、ほっと一息ついていました。

 こうしてIWJを支えてくださるみなさま、ほんとうにありがとうございます。スタッフの胃袋を喜ばせる品々、毎日少しずつ伸びる会員数、「カンパします」という嬉しい声…。

 IWJに来て2カ月、この短い間にも、たくさんの方々の温かいお気持ちを感じてきました。

 これはもう、頑張るしかありません! なんだか力がどんどん湧いてきました!

 今日も一日、IWJをよろしくお願いいたします!

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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