日刊IWJガイド「偽計業務妨害罪!? 注目の維新の党「臨時党大会」開催――立教大学に会場使用を断られ法政大学で開催する『学者と学生によるシンポジウム』本日中継!」2015.10.25日号~No.1138号~


■■■ 日刊IWJガイド 「偽計業務妨害罪!? 注目の維新の党「臨時党大会」開催――立教大学に会場使用を断られ法政大学で開催する『学者と学生によるシンポジウム』本日中継!」2015.10.25日号~No.1138号~ ■■■
(2015.10.25 8時00分)

 おはようございます! IWJで中継やテキスト関係のお手伝いをしながら報道現場の勉強をしています青木浩文と申します。

 さて、さて、報道の勉強中の私には、なにがなにやら、さっぱりわけがわかりません。この日刊ガイドを書いているのは、10月25日1時過ぎなのですが、橋下大阪市長がツイッターで、松野頼久・維新の党代表を刑事告訴すると言い始めたのです。

 「松野氏はつい最近、政党の事務所所在地などを変更する書類を維新の党の代表者として作成し、関係各署に提出した。本日成立した維新の党の新執行部は松野氏を有印私文書偽造、同行使罪で告訴することを決定した。維新の党は、週明け、松野氏を刑事告訴するようだ」

 いやいや、どういうことなんでしょうか、これは!?

 所在地変更の手続きで刑事告訴というのも大げさな話ですが、それをツイートしている橋下氏が「刑事告訴するようだ」と完全に第三者の立ち位置なのにも面くらいます。あくまで自分は矢面にたたない? 橋下氏自ら作ろうとしている新しい政党の事実上のリーダーが、橋下氏であることは誰もが知っているのに?

 維新の党の内紛に関しては、IWJは当初から追いかけていますし、岩上さんは、3日前に維新の党の松木謙公衆院議員のインタビューを行なったばかりです。

※2015/10/22 「改革勢力の結集」という理念はどこへやら カネと看板をめぐる前代未聞のゴタゴタ! 内紛勃発の維新の党で何が起きているのか~岩上安身が維新の党・松木謙公衆議院議員に緊急直撃インタビュー

テキストは、ただいま特別フルオープン!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/271577

 この中で、維新の党執行部が、郷原信郎弁護士に法律家としてのアドバイスを依頼して回答を得たことが明らかにされています。大阪の維新の党の議員ら(執行部からは除名されている)が、24日に臨時党大会を開き、解党届けをだすようなことがあれば、法に抵触すると郷原弁護士は断言しています。

https://ishinnotoh.jp/activity/news/2015/data/151021_iken.pdf

 しかしながら、大阪組は、昨日24日、維新の党を名乗って臨時党大会を大阪で開催を強行しました。その上で、馬場伸幸議員を松野氏に代わる新代表に選出し、同時に解党を決定したわけです。我々IWJは、その模様をしっかりと全編中継配信いたしました。

 東西どちらも「維新の党」を名乗っていますから、こうやって書いているだけでも混乱してきます。「維新の党」が2つあるだけでもわけがわかりませんが、両方とも相手の行為を違法行為とそしる。さらにわけがわかりません。

 どちらか一方が法的に正しく、他方が間違っているのでしょうが、素人にはこのなりゆき自体理解できず、裁判で決着をつけてもらうしかなさそうです。郷原弁護士は皆さん御存知の検事出身の辣腕弁護士ですが、橋下氏も弁護士であることを忘れてはいけません。

 私は法律や裁判に明るいわけではありませんが、両者の主張がこんなにも真っ向対立するということがあるのでしょうか!? 不勉強で申し訳ありませんが、50年あまり生きてきて記憶にありません。

 まずは、このさっぱりわけわからん状態を、順番に整理してみたいと思います。

 ことの発端は、橋下徹大阪市長が10月1日に発表した国政新党である「おおさか維新の会」です。新党結成にあたり最大の問題になったのは、この新党は「維新の党」を分党した形にするか、それとも分派の形にするかでした。

 党を分ける「分党」であれば、政党交付金を議席数などに応じて配分できますが、議員が一方的に集団離党し、新党に合流するような「分派」の場合は、新党組(この場合「おおさか合流組」)には交付金が配分されません。

 松野頼久・維新の党代表は「分党」を拒否しました。さらに、10月14日「おおさか維新の会」に参加の意向を示していた、馬場・前国対委員長、片山虎之助・前総務会長、東徹総務会長代行(当時)を「党の結束を乱した」として除籍処分としたのです。

 このときから、「おおさか維新の会」による、「代表・執行部の任期は9月末で切れている!」の大合唱が始まります。

 処分はこれにとどまらず、松野代表は翌15日、「おおさか合流組」の遠藤敬国会対策委員長代理(当時)や松浪健太選挙対策委員長(当時)ら9人の衆議院議員と、地方議員あわせて162人を「党の結束を乱した」として除籍。馬場前国対委員長ら3人と合わせて、計165人の大量除籍を断行したのです。

 しかし、除籍された馬場前国会対策委員長は、「現状では、党の代表は存在していない状態。処分は無効だ。今月24日に『臨時党大会』を開いて、党の規約に基づいて新しい代表を選んで、円満な解決に向けた方策を決めていくことになる」として、開かれたのが昨日の「臨時党大会」ということでした。現に、この日の党大会で解党の件も決定しています。

 「維新の党」をめぐって、東西で分裂劇が起きている時、どちらも「自分たちが本物」を名乗るというだけなら、よくある「お家騒動」として理解できます。どちらも「維新の党」を続ける気があるというシンプルなケースです。

 でも、今回のケースがややこしいのは、大阪組が、我こそは「維新の党」なりとして、臨時党大会を開き、新代表まで選んでおきながら、その「維新の党」を続ける気がないということです。

 「臨時党大会」において、現在執行部は存在していないという立場から、党の代表として馬場伸幸衆議院議員を選出した上で、維新の党の「解党」を決議しました。

 ところが、その「解党」より前に、「おおさか維新の会」という政治団体を立ち上げ、国政政党にすると公に語り、その結党大会が31日に開かれる予定になっているのです。我こそはあの「維新の党」だ、と大見得を切った直後に、その党を解党し、別に作ってある「政党」へみんなで移ろうとしているというわけです。なんで、こんなにややこしいことをするんでしょうか!?

 しかも、近く総務省に解散届を提出し、大阪都構想の際に発生した維新の党の借入金を返済した後に、政党交付金の残額は返納したいとの方針も決議しました。

 他方、松野代表ら維新の党執行部が、リーガルチェックを依頼した郷原弁護士は、執行部の質問書に、こう回答しています。

 「現執行部は正式な手続きを踏んだうえで任期を延長しており、除籍の通知は『有効』であるという立場です。よって、除籍された議員らが開く臨時党大会は『無効』であり、もし、無効の臨時党大会で『維新の党を解党する』と決定し、総務省に『解党届け』を提出した場合、『偽計業務妨害罪』が成立する」

 「偽計業務妨害罪」とは、どんな犯罪なのでしょうか? 六法全書をひもといてみますと、刑法 233条、「虚偽の風説を流布し,または偽計を用いて人の業務を妨害する罪。流布とは,犯人自身が公然と文書,口頭で伝達するほか,口伝えに噂として流す行為も含む。偽計とは人を欺罔,誘惑し,あるいは人の錯誤,不知を利用する違法な手段をいう」。刑罰は、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金と決して軽い罪ではありません。

 「無効の臨時党大会で『解党』を決定し、総務省に『解党届け』を提出した場合、『偽計業務妨害罪』が成立する」と言っている郷原弁護士は、かつては総務省の顧問や総務省コンプライアンス室長を歴任し、総務省とのかかわりも深い人物です。伊達や酔狂でここまでの回答をするはずはないでしょう。

 維新の党の執行部によってすでに除籍されたことになっていて、大阪維新によって新代表に選出された立場の馬場議員に、解党届を提出されても、総務省は扱いに困ることでしょう。総務省が受理した瞬間に、執行部側が刑事告訴したら、大阪組も刑事告訴をするのでしょうか。前代未聞です。

 この維新の党の内紛は、原記者がことの発端から現在に至るまでの経緯を、下記のブログに詳細にまとめています。ぜひ、お読みいただければと思います。

※【IWJブログ】維新の党「臨時党大会(?)」前日! 「代表は任期切れ!」と言いながら松野代表名義で政党交付金を申請していた「大阪維新系」が党を解党へ!? 泥沼化した「維新」の内部抗争を検証!
 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/271833

 また、昨日の党大会で、取材にあたった柏原資亮記者が、松井大阪県知事に直接質問をしています! その内容を原記者が徹夜で原稿にまとめ、アップしました! ぜひ、こちらの速報記事もご覧ください!

※【速報!】松井一郎大阪府知事「予算の部分で権限を付与」!? 代表でないはずの「松野頼久」名で引き出した政党交付金で大阪都構想の借金5億円を返済!? 維新・大阪組が「臨時党大会」開催

ただいま特別フルオープン!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/272054

 そして、中継を見逃してしまった方は、こちらのアーカイブからぜひご覧いただければと思います。

http://www.ustream.tv/recorded/76130855
http://www.ustream.tv/recorded/76135209
http://www.ustream.tv/recorded/76135816
http://www.ustream.tv/recorded/76136174

■連日で恐縮ですが、ご支援のお願いです。

 昨日、一昨日の日刊ガイドでもご案内をさせていただきましたが、IWJは新しい期が始まった8月に赤字に転落してしまいました。

 安保法制が国会で審議されている間、IWJはSEALDsの抗議行動をはじめ、市民の声を連日報じ続けてきました。国会前抗議活動の中継も、それまでは、カメラ一台で行なっていた体制を増強し、三脚に固定して撮影していた従来のカメラに加え、国会周辺を動きまわりながら中継する遊軍カメラや写真を撮るスチールカメラ、そして、抗議に集まった方々の声をお聞きするインタビューアーなど、最低でも3名を現場に配置し実況中継を行ないました。

 岩上さんも、日々めまぐるしく状況が変化するなか、重要な方々へのインタビューを精力的に行いました。その甲斐あってか、おかげさまで会員数は過去最高を記録し、年末には6000人台をうかがおうか、という所まできていました。

 しかしながら、安保法制の問題が盛り上がれば盛り上がるほど、取材する対象は増えます。取材対象が増えるということは、それだけ経費が増える、ということになりました。また、この間、人材も大幅に補強しましたので、それだけ人件費も増加する結果となりました。

 さらに、この日刊ガイドでご紹介している安保法制に関する大学人の寄稿に関しては、別途派遣の方にお願いして、先生方にご寄稿をお願いするメールを出し続けました。これも、支出が増えた理由のひとつでした。

 そこでみなさまに、改めてお願いいたします。どうか、IWJの定額会員にご登録いただき、IWJの活動をご支援ください。また、もうすでに会員登録をされている方には、知人・友人・ご家族などにIWJを薦めていただきたいのです。

 私自身、取材に行くと、「IWJさん、ありがとうございます!」「昨日会員になりました!」「実際に行けないイベントもIWJで見られるので助かっています」「おせんべい買ってきたから食べて!」などという嬉しい声を、以前よりもたくさんかけていただけるようになりました。

 どうか、「市民のためのインターネット報道メディア」という使命感に燃えた私たちの試みを、これからも応援していただければ、と切に思います。なにとぞ、IWJの定額会員にご登録いただき、IWJの活動を支援してください!よろしくお願いいたします!

※IWJ定額会員へのご登録はこちらから

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 そして、ご寄付・カンパもどうぞお願いいたします! 先日は「家族旅行が中止になったので」と言って、その旅行代金をそのままIWJにご寄付いただいた会員の方がいらっしゃいました。とても感動しています。また、「晩飯のおかずを一品減らして寄付しました」という方もいらっしゃいます。心から感謝しております。本日は、とても大きな柿を送ってくださった会員の方がいらっしゃいました。秋の大地の恵みです。大切に美味しくいただきます。ありがとうございました。

※ご寄付・カンパもどうぞお願いいたします!
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■立教大学に会場使用を断られ、法政大学で開催――学者と学生によるシンポジウム「岐路に立つ日本の立憲主義・民主主義・平和主義――大学人の使命と責任を問い直す」

 今日は、学生からなる団体SEALDsの主催、そして、有識者の団体「安全保障関連法に反対する学者の会」の協力で、学者と学生によるシンポジウムが法政大学で開催されます。会場に足を運べない方は、是非IWJ ch5でご参加いただければ思います。

 実は、このシンポジウムは当初、立教大学の講堂で開催される予定でしたが、立教大学側より使用を認めない方針が伝えられたため、法政大学に会場を変更して開催されることになったそうです。

 10月23日の毎日新聞によれば、立教大学の教職員らでつくる「安全保障関連法に反対する立教人の会」が、「安全保障関連法に反対する学者の会」の依頼を受けて、10月2日にシンポジウムの会場として講堂を使用することを立教大総長室に打診していましが、「安全保障関連法に反対する立教人の会」によると、9日に総長室から「会合自体は学術的だが、主催団体の活動からみて政治的な意味を持ちうる」として使用を認めない方針が伝えられたとのことです。

 立教大広報課は毎日新聞の取材に対して、使用を認めない理由として「政治的な意味」をあげたかどうかは確認できないとしたうえで、「施設は学外に貸し出さないのが原則で、総合的に判断した。理由は個別的には明らかにしていないが、純粋な学術内容ではないことも判断理由の一つ」と答えています。

 「安全保障関連法に反対する立教人の会」の奥村隆事務局長は、「学問や言論の自由を守るべき機関が自らの足元を崩すことになるのではと懸念している」と話しているとのこと。まさに、注目のイベントが本日開催されます。IWJはもちろんその模様を中継します。開催場所の変更劇の背景に「政治的圧力」があろうとなかろうと、広く社会にありのままの情報をお届けする。それがIWJの使命であると自任しています。

 第1部では、東京大学名誉教授である広渡清吾氏、同じく東京大学名誉教授である樋口陽一氏、慶応義塾大学名誉教授である小林節氏による基調講演、そしてSEALDs関西の大澤茉実氏などがスピーチを行います。

 第2部のシンポジウムでは、早稲田大学教授である長谷部恭男氏、上智大学教授である中野晃一氏、慶応義塾大学教授である小熊英二氏、SEALDsの中心メンバーである千葉泰真氏、そして奥田愛基氏が登壇予定です。

 是非、ご覧いただければと思います。

[日時] 2015年10月25日(日)14:00~18:00
[場所] 法政大学外濠校舎6F・薩たホール
[詳細] http://anti-security-related-bill.jp/

視聴URLはこちらです。
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.10.25 Sun.**

【Ch4】10:00頃~「石井紘基没後十三年講演会 ―講演 安冨歩氏」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※東京大学東洋文化研究所教授の安冨歩氏が講演する「石井紘基没後十三年講演会」を中継します。

【IWJ_KYOTO2】11:00~「るり渓やぎ農園・しぜん塾やぎ農園『収穫祭』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto2
※るり渓やぎ農園ファミリー牧場で行われる、「るり渓やぎ農園・しぜん塾やぎ農園『収穫祭』」を中継します。

【Ch5】14:00~「学者と学生によるシンポジウム『岐路に立つ日本の立憲主義・民主主義・平和主義――大学人の使命と責任を問い直す』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※安全保障関連法に反対する学者の会(共催:SEALDs/協力:立憲デモクラシーの会)が主催する、「学者と学生によるシンポジウム」を中継します。

【IWJ_OSAKA1】14:00~「『大阪維新の会』街頭演説会 ー弁士 橋下徹代表、松井一郎幹事長」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※「大阪維新の会」の街頭演説会を中継します。弁士は、橋下徹代表、松井一郎幹事長の予定。

【録画配信・IWJ_AOMORI1】18:30~「小森陽一・東京大学大学院教授 憲法講演会 ―テーマ『戦争法を廃止する新たな共同に向けて』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1
※昨日10月24日に行われた「青森県九条の会」が主催の、小森陽一・東京大学大学院教授による憲法講演会を録画配信します。テーマは、「戦争法を廃止する新たな共同に向けて」。

【録画配信・Ch1】19:00~「11月8日開催!『第5回国際大使館フレンドリーラン』に向けて ~大会委員長・孫崎享さんとIWJチームで参戦する井筒高雄さんを交えての練習風景をお届け!」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※10月14日に行われた「第5回国際大使館フレンドリーランに向けての練習」の模様を録画配信します。大会委員長・孫崎享さんとIWJチームで参戦する井筒高雄さんも参加しました!

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◆明日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.10.26 Mon.**

【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。

【Ch未定】11:45頃~「【児童相談所問題】晃華学園事件 第5回口頭弁論後の報告会」
※晃華学園事件 第5回口頭弁論後に行われる報告会を中継予定。

【Ch未定】13:15~「見形 和久・塩谷町長らによる環境省訪問」
※「詳細調査候補地に関わる平成27年9月関東・東北豪雨による影響調査についての抗議」、「栃木県における指定廃棄物の処分場の候補地選定手法に基づく詳細調査候補地の選定の白紙撤回を求める署名の提出」のために、見形 和久・塩谷町長らが環境省を訪問する。

【Ch未定】13:30~「10.26テント裁判 最終判決」
※10月26日に判決が下される予定の「テント裁判」に関する会見等を中継予定。

【Ch未定】15:00~「翁長知事 辺野古承認取消支持声明の記者会見」
※古関彰一氏(独協大学名誉教授)、小森陽一氏(東京大学教授)らが出席予定の「翁長知事 辺野古承認取消支持声明の記者会見」を中継予定。

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(前半の続き)…

■「辺野古埋立承認問題における政府の行政不服審査制度の濫用を憂う」声明文全文掲載――行政法研究者の一人龍谷大学の本多滝夫教授にIWJが電話取材

 辺野古埋め立て承認を取り消した沖縄県に対し、沖縄防衛局が行政不服審査法に基づき国土交通大臣に審査請求と執行停止措置の申し立てをした問題で、10月23日、国内の行政法研究者が連名で抗議声明を発表しました。声明に賛同した研究者の数は現在94人(2015年10月23日現在)。IWJは、行政法研究者の一人、龍谷大学の本多滝夫教授に電話インタビューを行い、声明の発表に至った思いを聞きました。

 本多教授はインタビューの中で2点、重要な指摘をしました。ひとつは、来年4月に施行予定の新「行政不服審査法」では、今回のような沖縄防衛局の請求は認められない規定が加えられていること。もう一つは、政府がなぜ「国地方係争処理委員会」という第三者機関を今回活用しなかったのか、という点です。

 この声明文の全文を下記に掲載しています。ぜひ、ご覧いただければと思います。

※94人の行政法研究者が声明を発表! 国が「私人」になりすます行政不服審査制度の濫用に抗議!――「辺野古埋立承認問題における政府の行政不服審査制度の濫用を憂う」声明文全文掲載
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/271924

■「戦争法案」に関する寄稿・コメントをお寄せください!

 集団的自衛権行使容認にもとづく安全保障関連法案が、与党による「採決の強奪」によって、国会で「可決・成立」してから1ヶ月余りがたちました。しかし、IWJには、現在も全国の大学人や市民の皆様から、今回の安保法制に対して怒りの意を表す寄稿文が寄せられています。

 本日は過去にご寄稿いただいたメッセージの中から、労働法・社会保障法が専門の龍谷大学教授である脇田滋さんの寄稿を紹介させていただきたいと思います。法案の審議中にご寄稿をいただいたものですが、今回の国会で安保法制と並行する形で改正された労働者派遣法についても触れています。

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【安保法案反対 特別寄稿 Vol.343】 平和で、人間らしく働き暮らせる社会のために、今こそ声をあげよう 「安全保障関連法案に反対する学者の会」賛同者 龍谷大学教授(労働法・社会保障法専攻)脇田滋さん

(前略)

 私の専門である労働法の視点からは、安保関連法案について重大な疑問が限りなく浮かんできます。その一つは、自衛隊員だけでなく、多くの労働者が生命の危険を伴う業務に参加させられる可能性が増えると推測できる点です。第二次大戦では、戦時動員された6万2000人の民間船員が犠牲となったとされています。これは海軍軍人の戦死者より多い数字です。陸、海、空の交通労働者が、生命に関わる危険業務への参加を強制されることが危惧されます。

 もう一つは、安倍政権が平行して、労働者派遣法の「改正」法案を成立させようとしていることです。今回は、民間人材ビジネス業者の業務領域拡大が改正目的の一つとされています。「非正規労働者の権利実現全国会議」がHPで行っているアンケートでは、数多くの派遣労働者が異口同音に派遣労働の過酷な実態を指摘していますが、政府や厚労省は、人材ビジネスを美化しています。最近、著者の体験から、派遣労働が労働者をモノ扱いにする奴隷労働現場であることを告発する、衝撃的なルポが刊行されました。

 既に、アメリカには、戦闘行為を含む、戦争関連業務で労働者をイラクなどの紛争地域に派遣する民間軍事会社が跋扈(ばっこ)していると言います。日本の労働者派遣法は、危険有害業務への労働者派遣をとくに制限していません。もし、安保関連法案と労働者派遣法改悪案が成立すれば、労働現場が急激に劣悪化するだけでなく、とくに、危険な戦争関連業務に無権利な労働者を派遣して、莫大な利益を上げる民間人材ビジネスが登場し、拡大すると考えます。

 日本国憲法は、平和で人間らしく働き暮らせる社会の実現を国家に求めています。それに逆行する違憲立法である安保関連法案と、悪法中の悪法である労働者派遣法改悪案の成立強行に強く反対します。

脇田滋 龍谷大学教授(労働法・社会保障法専攻)

【脇田教授の寄稿の全文は、こちらでぜひお読みください。】
http://iwj.co.jp/wj/open/anti-war-msg-00343

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 脇田教授が寄稿文の中で触れていた書籍は『中高年ブラック派遣 人材派遣業の闇』(中沢彰吾 著、2015年、講談社)という作品だそうです。そこに描かれている現実は、10年前にご自身が労働相談を通じて知った派遣労働者の実態と重なっていたそうですが、現状はますます酷くなっていると感じられたそうです。

 脇田教授が懸念を示されている「危険な戦争関連業務に無権利な労働者を派遣して、莫大な利益を上げる民間人材ビジネスが登場し、拡大」するようなことが現実とならないようにするためにも、来年夏の参議院選挙で与野党の議席数を逆転させ、国会の中に衆参のねじれを生じさせることが、ますます重要になってきているのではないでしょうか。

 貴重なご意見をありがとうございました。

 IWJはまだまだ学者の皆さん、市民の皆さんの寄稿を募集しています! ぜひお寄せください!

※【 宛先はこちら! 】
office@iwj.co.jp

■「TVUパック」使用期限更新にあたり、会員登録とカンパのお願い

 IWJのUstream中継は、テレビなどと違い、微弱な電波をポケットWifiでとらえて行っているため、現場の電波状況によっては、映像や音声が途中で途切れてしまい、ご視聴中の皆様にご不便をかけてしまうことが多々あります。

 たとえば、密閉性の高い劇場やホール、また地下にあるイベント会場、さらにネットセキュリティの厳しい議員会館などは、電波状況が厳しい現場としてあげられます。

 そうした電波の問題を解決すべく導入されたのが、「TVUパック」という、無線によるポータブルタイプの映像伝送システムです。このTVUパックを使用すると、微弱な電波しか届かない場所でも、回線を何本も束ねて配信することができます。

 このTVUパックは、大きめのデイパックのような形をしていて、背面の上の蓋をあけると、そこには複数の通信会社のポケットWifiが8台接続されています。下の蓋をあけると、撮影された動画を表示するディスプレーが搭載されています。重さは約6キロと少々重め。これを撮影者自身が背中に背負って中継します。ハイテクマシンというよりも、ちょっと無骨で、個人的にはどこか愛着を感じてしまう機材です。

 さて、このTVUパックの更新期限が迫っているのですが、これから先、2年間にわたり新たに使用するには、ソフトウェアの更新と回線契約料およびメンテナンス費として、合計198万円が必要という見積もりが提示されました。現在のIWJの財政状況からすると、とてもではありませんが、手の届かない金額となってしまっています。

【TVUパックの写真とカンパのお願いページはこちら!】

http://iwj.co.jp/wj/open/tvu

 IWJがこれからも確実に現場からニュースをお届けするためには、このTVUパックの力がどうしても必要です。どうか、IWJの定額会員にご登録いただき、私たちの取材活動をお支えください。

※会員登録はこちら!

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※ご寄付・カンパもどうぞお願いいたします!

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■岩上さんのインタビューと講演のお知らせ――本日は箱根湯元で講演です!

 10月と11月に決定している、岩上さんのインタビューや講演情報をお知らせいたします。もちろん、これが全てではありません。まだまだインタビューアポ中の方はたくさんいます。もし決まったら、どんどんラインナップを更新していきますので、毎日、このコーナーにご注目ください!

・10月27日(火)15:30~
澤藤統一郎、梓澤和幸、岩上安身『前夜』鼎談

・11月5日(木)15:00~
元自衛官・末延隆成氏インタビュー

・11月12日(木)14:30~
社民党党首・吉田忠智氏インタビュー

・11月24日(火)16:00~
共同通信編集委員・太田昌克氏インタビュー

・11月26日(木)15:00~
岡山大学大学院教授・津田敏秀氏インタビュー

【講演情報】

・10月25日(土)16:00開演
岩上さんの講演は17:30頃から始まります。独り芝居公演「おわりのはじまり」の後に、岩上さんが単独講演を行います。講演のタイトルは「真の報道なくして真の民主主義は存在しない」。当日券は当日15:30ころまで販売しています。お席にまだ余裕があるそうですので、よろしければ、ぜひ足をお運び下さい。

http://owahajihakone25.peatix.com/

場所:箱根湯本 箱根菜の花展示室 http://nanohana-tenjishitsu.com/
〒250-0311 神奈川県足柄下郡箱根町湯本351-2
TEL.0460-83-8166
当日券:¥3,500 (15:30ごろまで販売)

・11月06日(金)18:30~20:15(うち講演は90分)
これから日本はどこに向かうのか~改憲前夜~
※参加料無料
場所:北海道国際ホテル(北海道函館市大手町5-10)
主催:北海道教職員組合函館支部・平和運動フォーラム)
お問い合わせ先::htu-hakodate@bz01.plala.or.jp
0138-51-2254

■会員からのおたより――「ここ数日のベスト3」

 IWJが現場から中継をする方法はいくつかあります。先ほど紹介したTVUパックに加えて、電波状況がよく記者会見など電源が確保できる室内から中継する場合は、カメラをパソコンにつなげて中継しています。デモなど野外からの中継にはパソコンは使用せず、カメラを直接配信機器に接続して映像を飛ばしています。

 中継のリアルタイムの視聴者数は、パソコンの画面や配信機器のディスプレーで確認ができます。また、視聴者の方がコメント欄に投稿したメッセージなども、パソコン画面やスマホのアプリなどで読むことも可能です。

 ところが、デモ中継などではデモ隊の先頭から最後尾まで何度も走って往復したり、街宣などは左手にビデオカメラ、右手にスチルカメラを抱えると、両手が塞がってしまうため、視聴者数も、コメント欄もスマホなどで確認できなくなってしまうことがあります。

 そして、そんな状態に陥ると、決まって私は「あれ? 今中継しているけど、本当に誰か見ているのかな?」と、強烈な不安に襲われてしまうのです。

 そんななか、会員の方から下記のような便りを頂くと、「ちゃんと映像をお届けできていたんだ!」という安堵の思いと、「中継してよかった!」という明日へのエネルギーが湧いてくるのでした。おたよりをお寄せいただいた会員様に感謝の気持ちを込めつつ、該当するアーカイブのURLを追記して、下記に掲載させていただきます。

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仕事等の関係で、リアルタイムの中継ではなく、休みの日などにまとめて録画を観ることも多いのですが、ここ数日のベスト3は、

1、同志社大大学院の内藤正典教授のインタビュー:岩上さん、京都まで行ってくださってありがとう! すごく説得力があって、とってもよかった。

※2015/10/15 「平和」デモへの爆弾テロで大混乱に陥ったトルコ 米国に追従し「対IS戦線」で中東に首を突っ込む日本も同様の「テロの標的」に ~岩上安身が内藤正典氏に緊急インタビュー!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/270480

2、SEALDs渋谷抗議集会の中継:久しぶりにコールを聞いて、元気が出ました!
小池議員のスピーチに拍手!

※2015/10/18 SEALDs主催・安保法制に反対する渋谷街宣(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/271515

3、10・19院内集会『野党はオルタナティブを提示できるか――路上から議会へ』中野晃一上智大学教授」:これからすべきことがはっきり見えてきました。

※2015/10/19 「さぁ、安倍政治を終らせよう」10・19院内集会「野党はオルタナティブを提示できるか――路上から議会へ」中野晃一上智大学教授(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/271052

おまけ:佐々木さんが紹介していた「神奈川新聞の社説」。私は購読者ではない
ですが、神奈川県民として(?)、ちょっと嬉しくなりました。

※日刊IWJガイド 「『偏っている』から潰せ!という民主主義否定政権にジャーナリズムはどう抗うか~本日は渋谷でSEALDsが大規模街宣!謎の『超豪華ゲスト』とは…?そして『パンツ』問題の高木復興大臣と原発推進と稲田朋美氏を結ぶ『線』とは?」2015.10.18日号~No.1131号~
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/22889

では、みなさま、お体お大切に。
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(ガイドを発行する時に使用するシステムは機種依存文字が使用できないため、文中使用されていた、機種依存文字の数の表記を、意味が変わらないように、一部こちらで変更いたしました。ご了承願います。)

 おたより有難うございました。これからもIWJのスタッフが元気になるような「ここ数日のベスト3」をお待ちしています!

■IWJスタッフ募集のお知らせ

 IWJでは現在、スタッフを大募集中です。事務スタッフ、経理・総務スタッフ、テキストスタッフを募集しています。

 原発事故、TPP、安保法制、労働問題、貧困問題、ヘイトスピーチなど、大手のマスメディアが伝えないニュースが多数あります。また、公共放送であるべきNHKが「安倍チャンネル」「政府広報チャネル」などと揶揄されるようになり、国民が本当に必要としている情報を入手することが難しくなってきています。このような問題を解決する手段の一つとして、「IWJでともに働き、情報を発信する側になる」という選択肢もあるのではないでしょうか。ぜひ、ご応募ください。お待ちしています。

<一般事務および会員管理スタッフ>

 電話やメールでの外部の方との連絡、岩上さんのインタビューのアポ取り、スケジュール管理、イベント開催の準備などを行うのが、一般事務の仕事です。IWJの屋台骨を支える、とても大切なお仕事です。

 IWJでは現在、特にこの一般事務の人手が不足しています。一般事務がしっかりしていないと、IWJの足腰は立ちません。少しでも事務の仕事にご関心をお持ちの方がいれば、ぜひ、ご応募いただきたいと思います。

 一方、会員管理事務のスタッフは、会員様からのお問い合わせなどの接点になりますので、人当たりのよい方(メール対応中心です!)、メールなどPC操作に慣れている方(エクセルができるとありがたいです!)を募集しています。

◆応募条件
※「【職種1】 -事務スタッフ-」を御覧下さい。

http://bit.ly/1ALJypQ

<経理・総務スタッフ>

 IWJでは、経理・総務スタッフも募集しています。経理および総務の実務経験がある方、経理ならば簿記などの資格をお持ちの方を歓迎いたしますが、経理の経験がなくても、真面目、几帳面、注意力がある、数字を扱うことや計算することが苦ではない、という方、初めて経理を覚えてみたいという方でもやる気があれば大丈夫です。ご応募、お待ちしています。

◆応募条件
※「【職種3】-経理・総務スタッフ-」を御覧下さい。

http://bit.ly/1ALJypQ

<テキストスタッフ>

 IWJでは、記者およびテキストスタッフも募集しています。IWJと聞くと、動画配信が中心のメディアという印象を持っている方が多いかもしれません。しかし、IWJではブログやメルマガなどのテキストにも力を入れています。インターネットメディアとしては、配信しているテキスト量はナンバーワンであると自負しています。

 IWJのテキストスタッフの基礎となる仕事は、現場に行って取材をし、それを原稿にまとめることです。さらにそこから派生して、Twitterを使ったリアルタイム実況、メルマガ用原稿の構成・編集、各種リサーチ資料の作成、岩上さんのインタビューや講演で使用するパワーポイントの作成なども行っていただきます。

 もちろん、すべてを一人でこなさないといけない、というわけではありません。本人の適性に合わせて、部分的に業務に携わっていただくことも可能です。

 勤務形態は、在宅でも可能です。地方在住の方でも、パソコンさえあればお手伝いいただくことが可能ですので、どうぞふるってご応募ください。

◆応募条件
※「【職種2】 -テキストスタッフ- (記者・ライター・リサーチャー・編集者etc)」を御覧下さい。

http://bit.ly/1ALJypQ

 各募集スタッフのその他の詳細の項目に関しましては、以下のページよりご確認ください。上記の応募条件は、すべて当てはまっている必要はありません。ぜひ、ふるってご応募ください!

※【 スタッフ応募フォーム 】

http://bit.ly/1ALJypQ

■良書のお買い求めは「IWJ書店」をご利用ください!

 IWJでは、岩上さんがインタビューした有識者の方々の書籍を、著者のサイン入りで販売する新しいサービスを始めました! その名も「IWJ書店」。こちら、オープン以来、おかげさまで大変なご好評をいただいています。

 私がお薦めするのは、中国研究者で横浜市立大学名誉教授である矢吹晋先生の『チャイメリカ 米中結託と日本の進路』です。岩上さんのインタビュー・アーカイブを御覧いただきながら、お読みいただくと、より理解が深まるのではないでしょうか。

※2015/09/09 「沈みゆくアメリカにしがみつくのは最悪の選択」──中国研究者の矢吹晋氏が岩上安身のインタビューで警告 「アメリカは中国とうまくやっていく」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/262787

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【間宮陽介さんサイン入り】『社会科学における善と正義:ロールズ「正義論」を越えて』

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【間宮陽介さんサイン入り】『市場社会の思想史―「自由」をどう解釈するか』

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【井筒高雄さんサイン入り】『日本と日本人を危うくする 安保法制の落とし穴』

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【山口二郎さんサイン入り】『徹底討論 日本の政治を変える―これまでとこれから』

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【山口二郎さんサイン入り】『いまを生きるための政治学』

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【森まゆみさんサイン入り】『異議あり! 新国立競技場――2020年オリンピックを市民の手に』

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【水島朝穂さんサイン入り】『ライブ講義 徹底分析! 集団的自衛権』

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 これらのサイン入り書籍は、IWJ定額会員(サポート会員・一般会員)の方のみご購入可能の商品です。IWJへの会員登録がまだの方は、この機会にぜひよろしくお願いします!

※会員登録はこちら!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■会員の更新と継続に関するお知らせ

 私の右隣で「これ、心地いいんです」と言いながら、連日異なった柄のスリランカ男性の民族衣装であるロングスカート(正式名称はサロンというのだそうです)を腰に巻き、朝早くから夜遅くまでパソコン画面に向かっている ―― いいえ、パソコン画面の向こうにいらっしゃる会員の皆さまとコミュニケーションを取らせていただいております会員管理・担当スタッフの中山裕規から、大事なお知らせがあります。

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IWJ事務局の中山裕規と申します。

 会員様へ、ご更新時期やご継続のお手続きについて、私からご連絡をさせていただいております。

 10月15日に、10月以降分の会費が未納であった268名の会員様へご利用を停止する手続きをとらせていただきました。

 先日、IWJは過去最高の有効会員数を5722名様まで伸ばしましたが、15日の措置後、有効会員数は5474名様まで落ち込んでしまいました。

 もし、ご継続のお手続きをお忘れでご利用が停止となってしまっておられましても、会費を納入いただけましたら、ご利用を再開していただけます。

 ご継続、ご利用再開のお手続きはこちらからお願いいたします。

http://iwj.co.jp/info/whatsnew/?p=23022

 下記URLから、ログイン後のMYページにて、ご自身の会員期限(更新時期)をご確認いただけます。

https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php

ログインID:ご登録メールアドレス
パスワード:(ご自身で設定されたもの)

 MYページより、ご継続のお手続きにも進んでいただけますので、何卒、よろしくお願いいたします。

※ご入金方法によって、ご利用再開の時点が異なりますので、ご了承ください。

 銀行振込の場合はご入金の確認ができ次第(口座の確認を銀行営業日の15時以降に行います)、クレジットカード決済の場合は、即時、会員情報の更新・ご利用再開となります。

 また、こうして、日刊ガイドをご覧いただけている方には、直接の問題はございませんが、9月16日以降、IWJ日刊ガイドの配信の受信エラーが大量に発生し、不着のお問い合わせが相次いでおります。

※IWJ日刊ガイドの配信不着についてのご案内(2015年9月16日号以降)

http://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/22730

 ご更新時期やご継続のお手続きについても、同様の事例が発生しております。

 お心当たりや、ご不明な点がございましたら、< shop@iwj.co.jp >まで、何なりとご連絡くださいませ。

 また、月末でご更新をお迎えの会員様へは、当該月の中旬より、順次、ご更新・ご継続のお手続きについてのご案内メールをご登録いただいているメールアドレスへお送りしております。

 対象の会員様へは、近日中にご案内メールをお送りいたしますが、更新のお手続き方法をご存じの方は、ご案内のメールを待たずに、お手続きいただいてもかまいません。こちらで更新させていただきますので、よろしくお願いいたします。

 お手続き方法についてなど、ご不明な点がございましたら、< shop@iwj.co.jp >まで、お気軽にお問い合わせください。

 よろしくお願いいたします。

■わとはぷ~What happened today?

 2002年の今日、民主党の衆議院議員である石井紘基氏が、世田谷区の自宅駐車場において柳刃包丁で左胸を刺され死亡しました。享年61歳でした。

 翌10月26日、指定暴力団の山口組系右翼団体代表の伊藤白水が警察に出頭し逮捕されました。伊藤は「家賃の工面を断られたため、仕返しでやった」と供述しましたが、石井が国会議員や官僚の腐敗を徹底追及していたことから「暗殺された」との見方もあります。

 石井氏は議員活動において、政府支出の無駄使いに関して徹底的な調査を行い、政府の不正の追及をしていました。1997年11月には、衆議院で防衛庁調達実施本部背任事件を追及し、東京地検の強制捜査にまで発展させた経験を持ちます。これにより、年間約2兆円にのぼる防衛庁の装備品発注予算が、長期にわたって不正に使われていたことが判明しました。

 また、天下り会社が約3000社あることが石井氏の調査で判明。これらを整理し、国が支出した資本や資産を回収し、国民に還元することを主張していたため、利権を持つ議員や官僚、企業から忌み嫌われ怖れられていたとの説もあったそうです。

 殺害された3日後の10月28日に予定されていた国会質問を前に、石井氏は「これで与党の連中がひっくり返る」と発言したという事実なども伝えられています。

 2004年6月18日、東京地裁で被告に無期懲役判決が言い渡されましたが、判決では被告が主張する「金銭トラブル」という動機を信用することができないとしました。2005年11月15日、最高裁で無期懲役の判決が確定しています。

 事件当日、石井氏の鞄には国会質問のために国会へ提出する書類が入っていましたが、事件現場の鞄からは書類がなくなっており、いまだに発見されていないそうです。他方、石井の懐にあった現金30万円は盗まれていませんでした。

 また、石井氏の左手中指が外側から切断されていました。鞄の持ち手を手で握ると開かない状況になることなどから、犯人は石井氏が持っていた鞄を開けるために左手中指を切断した可能性があると言われています。

 没後13年目にあたる本日、石井氏の奥様の石井ナターシャ氏と娘のターニャ氏の「どなたでもお気軽にお立ち寄りいただけるように」との意向から、講演会という場が設けられることになりました。

 講演会では、東京大学東洋文化研究所教授である安冨歩氏が、「石井紘基は死なない」というタイトルでお話をされる予定です。IWJでは本日、この模様を中継します。配信は10時から開始予定です。

「石井紘基氏の没後13年講演会 ―講演 安冨歩氏」
視聴チャンネルはこちら
http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi4

 石井紘基氏のご冥福をお祈りするとともに、その志の万分の一でも受け継いでいきたいと存じます。

 本日も、皆さま、IWJをよろしくお願いいたします。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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