日刊IWJガイド「混沌複雑怪奇の中東「戦争」に足を突っ込む忠犬・安倍総理と、『化学物質汚染大国』日本!」2015.5.11日号~No.971号~


■■■ 日刊IWJガイド「混沌複雑怪奇の中東「戦争」に足を突っ込む忠犬・安倍総理と、『化学物質汚染大国』日本!」2015.5.11日号~No.971号~ ■■■
(2015.5.11 8時00分)

おはようございます!IWJで最近ダイエットに励んでいる、佐々木隼也と申します。

一昨日のロックの会、みなさま会員限定配信でご覧いただけましたでしょうか?
予約を締め切ったあとも、入れて欲しいとの連絡が届き、会場には多くの方が詰めかけ、立ち見が出てしまうほどの、予想を超えた盛況ぶりでした。
会場に足を運んでいただいたみなさま、お疲れさまでした。ありがとうございます!

■「ロックの会」盛況御礼!「日本は化学物質汚染列島」!? 西尾先生のお話に要注目です!

今回は「IWJ NIGHT」ということで、これまで岩上さんがインタビューしたり、IWJの取材で縁の深い、かつタイムリーな4人のスペシャルゲストにご登壇いただきました。

今日本が直面する多くの問題、「台頭する中国とAIIB」については宋文洲さん、「TPP」は山田正彦元農水大臣、そのTPPに関連して、「保険医療崩壊」については西尾正道先生、そして「辺野古問題」については玉城デニー議員に、それぞれ第一線に立つ方ならではの見地から、話していただきました。

当日の詳細な内容や、各ゲストの過去のインタビュー記事などは、こちらの案内ページにまとめられているので、ぜひご覧ください!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/244612

僕が今回特に気になったのは、西尾正道先生のお話です。西尾先生は、北海道がんセンターの名誉院長であり、40年近く放射線治療に携わっできました。その経験から、岩上さんのインタビューの第一回目では、冷戦時の大気中核実験、チェルノブイリ原発事故から福島第一原発事故に連なる、人類への放射能の影響の「実態」について、お話いただいてきました。

・2015/02/19 「内部被曝の影響は、これから出てくる」 放射線治療の第一人者が語る、被曝問題の隠された真実 ~岩上安身による西尾正道氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/233698

しかし今回のロックの会では、放射能と並び人類へ甚大な被害を及ぼしている「化学物質」の問題についても、警鐘を鳴らしています。そして、多国籍企業の利益に直結しているこれら有害物質の脅威に対し、日本はTPPで規制を取り払い、自ら丸裸になろうとしている現状を指摘しています。

これはもう、すべての日本人必見の衝撃的事実です。この衝撃的なロックの会の動画は、現在、サポート会員だけでなく、一般会員の方にも公開しています。ぜひ、会員となって、2度見3度見してみてください!

・第41回 69(ロック)の会 ~IWJ NIGHT~(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/244994

※会員登録はこちらから、ぜひ!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

この西尾先生のお話は、ロックの会の前日、5月8日に行われた岩上さんによる西尾先生インタビュー第2弾で、詳細に聴くことができます。

みなさまは、TPPの最大の狙いは何だと思いますか? 日々新聞を賑わせている、農産品や自動車の「関税」でしょうか。それとも「知的財産権の強化」でしょうか。

確かにどれも重大な問題なのですが、西尾先生はズバリ「最大のターゲットは日本の医療だ」と断言します。

・2015/05/08 妥結目前と言われるTPP、「最大のターゲットは日本の医療」――国民皆保険制度が崩壊の危機~岩上安身による北海道がんセンター名誉院長・西尾正道氏インタビュー(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/244873

米国でTPP推進のロビー活動を一番熱心に行っているのが、この医療業界です。その額、5300億円! 米国で絶大な力を持つ防衛産業(軍産複合体)ですら1500億円ですから、TPPによる最大のターゲットが「医療」であることは明らかです。

具体的には、米国並に薬価を高騰させ、医療費を高騰させ、国民皆保険制度を解体して、高額な民間医療保険に加入させるのが狙いだと、西尾先生は指摘します。今ですら高齢者の年間医療費は90万円。それを「貧血で2日間入院したら200万円」という米国の医療費並のレベルにまで高騰させ、国民の、特に高齢者のお金を医療費名目で全て吸い上げてしまおう、という魂胆なんですね。

米国の個人の自己破産の62%は医療費が原因だそうです。重い病気にかかってお先真っ暗となるとともに、高額な医療費の壁に突き当たり、貯金をとり崩し、あげく破産せざるをえなくなるとは、なんという悲劇でしょう。日本では、早期にガンを発見できさえすれば、国民皆保険制度と高額療養費制度のおかげで、ほとんど自己破産せずにすむそうです。しかし、TPPに入り、米国資本の民間保険会社が、公的保険制度はけしからん、民間と平等な競争条件ではないと文句をつけ、ISD条項を用いて訴えれば、日本政府の方が敗北します。そうなれば、ガン治療が公的保険の範囲で安くすむ、ということにはならなくなります。

TPPに入ると、重病患者の半数以上が破産してしまう未来が待ち受けている…。恐ろしいですね。

もっと恐ろしいのは、米国は1985年からずっと、「日本の医療市場を明け渡せ!」と露骨に要求しているのに、日本のメディアがそれをほとんど報じず、政府も、ほとんど国民に知らせていないことかもしれません。そのうえでTPP交渉に参加し、農産物の関税や知的財産分野だけの問題かのように喧伝して、注意をそらし、さも日本政府が米国相手にタフな交渉をしているかのように見せているのですから、とんだ「悪徳商法」ですね。

なので、IWJはこの医療の危機について、とことん報じるつもりです。どこまで拡散できるか分かりません。が、日本の山奥の田舎のお爺ちゃんお婆ちゃんまで、この問題の危険性を届けたいと思っています。僕らも頑張ります。サポーター、会員のみなさまも、ぜひ拡散にご協力いただければと思います!

弱り目にたたり目とばかりに、インタビューで西尾先生はさらに衝撃的な事実を明かしてくれました…(後半に続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.5.11 Mon.**

【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力の定例会見

【録画配信・Ch4】15:00~「『いいがかり──原発「吉田調書」記事取り消し事件と朝日新聞の迷走』(七つ森書館)×『朝日新聞「吉田調書報道」は誤報ではない』(彩流社)刊行記念 海渡雄一さん×鎌田慧さん トークライブ」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※2015年5月8日に行われた、「『いいがかり──原発「吉田調書」記事取り消し事件と朝日新聞の迷走』(七つ森書館)×『朝日新聞「吉田調書報道」は誤報ではない』(彩流社)刊行記念 海渡雄一さん×鎌田慧さん トークライブ」を録画配信します。
吉田調書と朝日新聞の報道取消がテーマ。原発問題に長年取り組んできたルポライター
・鎌田慧氏と、原子力問題に関する訴訟を多数担当してきた弁護士・海渡雄一氏がトークを行なった。

【IWJ_IBARAKI1】17:30~「東海第二原発反対議連 第2回総会と菅直人元首相 記念講演会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-ibaraki1
※「東海第二原発反対議連」が主催。菅直人元総理が講演する予定です。

【Ch1】18:00~「岩上安身による臼杵陽・日本女子大学教授インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※日本女子大学教授の臼杵陽氏へ岩上安身がインタビュー!
↓こちらの記事も是非、ご覧ください。
2013/06/21 日本・トルコの「復古主義の仮面を被った新自由主義」体制を批判 ~日本女子大学教授・臼杵陽氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/86101

【Ch5】18:30~「防衛省正門前抗議行動」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」が主催の防衛省前抗議行動。

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…(前半の続き)

■日本は「化学物質汚染大国」!? 西尾先生が明かした衝撃的な「食」の実態

弱り目にたたり目とばかりに、岩上さんのインタビューで西尾先生はさらに衝撃的な事実を明かしてくれました。

日本は「食」にひときわ気を使っている。「国産」の農産品は安全だ。…僕もそう考えていた一人でした。しかし西尾先生によると、日本の「食」は危険な「農薬」まみれなのです。その一つが「ネオニコチノイド系農薬」です。

今、世界中でミツバチの数が激減し、大問題となっています。今年の2月、米ハーバード大学はネオニコチノイド系農薬がその原因であることを突き止めました。このニュースは世界中を駆け巡り、今、先進国ではこの農薬を禁止しようという動きが強まっています。それ以前から、EU諸国などではこの「有害な」農薬の取り扱いを禁止する動きがありました。

一方、日本はこの15年間で使用量は3倍になりました。このニュースを受けても、農水省はIWJの取材に対して「実態を調査中です」とするばかりで、取り扱いを禁止する目立った動きはありません。

・2015/02/18 世界中の「ミツバチ大量死」 原因はネオニコチノイド系農薬と米ハーバード大が特定! ~日本は規制なし、農水省は「実態調査中」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/233754

同じくネオニコチノイド系農薬である「クロチアニジン」に至っては、今後10倍くらい規制を緩くしようという動きさえあります。そして、このネオニコチノイド系農薬には、子どもの脳や神経への発達神経毒性があり、さらに大人の認知症の原因にもなっている、という衝撃的な研究も出てきています。

これは、今年4月18日に、岩上さんと西尾先生、そして環境脳神経科学情報センター代表の黒田洋一郎さんの三者鼎談インタビューで、黒田先生が明らかにした事実です。

・2015/04/18 農薬大国・日本の現実 ネオニコチノイド系農薬で、発達障害が急増する!? ~岩上安身による西尾正道氏、黒田洋一郎氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242962

日本の農作物が、危険な農薬まみれだったとは…。

さらに西尾先生は、この農薬が日本の住宅に「シロアリ駆除剤」として(法律の規制なしで)大量に使用されていることや、糖尿病リスクがきわめて高い人工甘味料「アスパルテーム」がほとんどの炭酸飲料やジュースに使われていること、国産牛乳の99.5%が発がん性物質に汚染されていることなど、にわかに信じがたい、というか信じたくない事実を数々紹介されました。

まさに「化学物質汚染列島」! 今後は野菜は無農薬を取り寄せ、人工甘味料の入ったジュースは飲まず、コンビニではご飯は買わず、将来はホルムアルデヒドの使われていない古民家に住もうと本気で考えたインタビューでした。

もう一度、このインタビューのURLを貼りますので、ぜひご覧ください!

・2015/05/08 妥結目前と言われるTPP、「最大のターゲットは日本の医療」――国民皆保険制度が崩壊の危機~岩上安身による北海道がんセンター名誉院長・西尾正道氏インタビュー(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/244873

さらにインタビュー第三弾が、すでに用意されています! こちらは近日中に配信の予定です。ご期待ください!

■複雑怪奇な中東情勢、複雑過ぎてもう意味の分からない国際社会の対中東政策を、日本女子大教授で、現代中東政治研究の第一人者である臼杵陽先生にトコトンお聞きします!

今、中東情勢は、たいへん急激な変化、混沌の中にあります。

台頭するイスラム国、サウジアラビアのイエメン攻撃、「宿敵」イランと核協議で合意したり「宿敵」シリアのアサド政権と対イスラム国で連携をはかるオバマ大統領の動き、などなど。中東では何が起きているのか。何が本当で、何が嘘なのか。誰と誰が敵で、誰と誰が味方なのか。誰が相対的にであれ正しく、善良で、誰が相対的にであっても邪悪で問題があるのか、複雑きわまりなく、見極めるのが本当に難しくなっています。

先の米議会演説で、「安保法制を書き換え、米軍に地の果てまでついて行って、何なら下請け仕事を負いますよ~」と、国民にも国会にも断りなく、勝手に外国で約束した安倍総理。さっそく米国から「ならホルムズ海峡に行って機雷掃海とかやれや」などと指示されましたが、この複雑怪奇な中東情勢の全容を把握せず、軽はずみに足を踏み入れて良いはずがありません。

そして、安倍総理とその周辺が、中東情勢を把握できていないことは、先のイスラム国による邦人人質事件の対応ひとつ見れば明らかでしょう。

・【続報】イスラム国による邦人人質事件:米国主導の「イスラム国壊滅のための有志連合」に組み込まれる日本
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/226704

・【岩上安身のニュースのトリセツ】トルコに対策本部を設置しなかったのは「原発輸出に悪影響を与えないため」!?~イスラム国邦人人質事件、安倍政権の呆れた理由を英字メディアがスクープ
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/232864

・2015/04/03 「ホルムズ海峡に、どの国が機雷を仕掛けるの?」 新安保法制シンポで佐藤優氏が指摘──「安倍首相にとって『集団的自衛権』は言霊信仰」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/241353

・2015/04/16 「自衛隊員が棺で戻ってくる状況を、今の日本人は受け入れられるだろうか」──国際地政学研究所、「軍事トラウマ問題」を徹底論議
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242746

この混沌極まる中東情勢を少しでも理解するため、明日18時からCh1で岩上さんが、現代中東政治の研究者である臼杵陽・日本女子大学教授にインタビューを行います!

今、中東をめぐって世界で何が起こり、何がこれから起ころうとしているのか。僕ら日本人が、「流血」を顧みずに足を踏み入れようとしている中東問題の実態を、深く聞きたいと思います。安倍総理にも、ぜひ観ていただきたいと思います。並の見識眼と国民の命や富を大事に思う気持ちがあれば、中東情勢を知れば知るほど、安易に足を踏み入れてはいけないのだな、と思うはずですから。

【インタビューの予習に、臼杵先生インタビュー第一弾の動画記事です!】

・2013/06/21 日本・トルコの「復古主義の仮面を被った新自由主義」体制を批判 ~日本女子大学教授・臼杵陽氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/86101

■IWJ「キックボクシング部」通信

みなさんは、ストレス解消や運動不足解消、ダイエットなどで実践しているスポーツはありますか?

最近、僕は机に張り付きで、極度の運動不足に悩まされており、まだ若いのに冷え性に悩まされるようになりました。仕事を頑張れば頑張るほど、運動不足になる傾向はスタッフのほぼ全員に共通しており、岩上さんが音頭をとって、つい先日、社内で「キックボクシング部」を創部しようということになり、先週金曜日にさっそく、事務所の近くにあるジムへみんなで体験しにいってきました。

10年ぶりに身体を激しく動かしたため、簡単なサンドバックとミット打ちの2ラウンドで、僕は生まれたての子鹿のように足腰がガクガクとなり、水から上がったカバのように大量の汗が吹き出しました。そして、この挨拶文を書いている日曜日の深夜、筋肉痛で糸の切れたマリオネットのように体中がバキバキです。

しかし、サンドバックに夢中でストレートやキックを放つうちに、何でしょう、身体に憑いたストレス的な何かがすーっと消えていくのを感じました。この爽快感…久しく忘れていた「スポーツでいい汗かいた!」感です。

それと同時に、「強くなりたい…」「世界一になりたい…」と高校生の頃によく夢想した野望が、ふつふつとわき上がってきました。最近はネットで、最強の戦闘術は何か? を探し漁る日々です。

そしてついに見つけました。最強の格闘術。ロシアが誇る実戦術「システマ」です。百聞は一見に如かず。ぜひネットで検索し、動画を観てみてください。初動で関節を壊しに行く、という次元の違う動きに目を奪われます。圧巻は、5~6人に囲まれた中、腕をぐるんと回して1パンチで全員ノックアウトする、という文章で書いていてもまったく訳の分からない動きです。これはいつか、ぜひ会得したい…! と思っています(僕は一体何を目指しているのでしょうか…)。

プーチン大統領にインタビューできないものだろうか、とひそかに策を練っている岩上さんも、「柔道の黒帯で、格闘技好きのプーチンにアクセスするには、格闘技方面の人脈から攻めた方が、アポが取れやすいんじゃないかな…」などと呟いていました。IWJキックボクシング部開設の裏には、そういう思惑もあったりなかったりします。

そんなIWJですが、今日もワンツーパンチをきめる勢いで、取材にインタビューに奔走します。よろしくお願いします!!押忍!!!!!

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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