┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに~カナダはロシアへの制裁を解除する以外にドイツを助ける方法があるのか!? 天然ガスパイプライン「ノルドストリーム1」のタービンが、制裁のためカナダの修理工場からロシアへ引き渡しできず、ドイツへのガス供給が6割削減! カナダ当局は修理品引き渡しを模索!?
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┠■SOSです! IWJは経済的に大ピンチです! 緊急のご支援をお願いします! 6月に入り、IWJの今期も残り2か月を切りましたが、赤字が拡大し、非常に苦しい状態が続いています! IWJの活動には市民の皆さまのご寄付・カンパが欠かせません! 6月23日までのご寄付は、月間目標額の約57%です。第12期の5月までの10か月間にわたる累積の不足金額は513万7517円で、今月目標額の未達分とあわせると6月末までに必要な金額は686万8856円となります! ぜひ、IWJの活動をご寄付・カンパでご支援ください!
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┠■【中継番組表】
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┠■ツイッター「IWJ_Sokuho」6月23日、ロシアが中国のトップ石油供給国に! プーチン大統領はBRICSシフトを明言! ロシア産化石燃料の禁輸を進めると主張するEUは、実はForbes調べで削減率わずかマイナス16%、欧州は石炭に逆戻り、クリーンエネルギーはどこへ!? インフレを抑制できないバイデン大統領の支持率は36%まで下がる! ヒラリー・クリントン氏は「最終的な成功はプーチンを打ち負かすこと」とソロス氏と同じ主張! 米国退役大佐は「ウクライナは軍事崩壊している。米国と同盟国の軍事援助だけがウクライナ軍を戦場に留めている」と指摘! ウクライナ議会は、1991年以降のロシアの文学と音楽を禁止する法案を可決!
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┠■<インタビュー報告>「『反スラップ訴訟法』が必要!『維新の人たちがいかに訴訟を乱用してきたかを明らかにしていきたい』」岩上安身によるれいわ新選組参院選候補予定者 水道橋博士、弁護士・衆議院議員 米山隆一氏インタビュー」を撮りおろし初配信しました! 当面、フルオープンにします。ぜひ御覧ください!
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┠■<IWJ取材報告 1>参院選東京選挙区に無所属で立候補の乙武氏が「生きづらさをかかえる当事者」の声を反映した政策を発表! ~6.20 乙武ひろただキックオフ~皆さんの「あきらめない」を大募集! ―スペシャルゲスト:ひろゆき氏(実業家)
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┠■<IWJ取材報告 2>「軍事的対抗の先に平和への道はひらけない! 憲法9条を変え、戦争できる自衛隊にするなどもってのほか!」参議院東京選挙区候補・山添拓参議院議員が第一声!! ~6.22日本共産党 街頭演説 ―弁士:志位和夫党委員長、田村智子党副委員長、山添拓参議院議員
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■はじめに~カナダはロシアへの制裁を解除する以外にドイツを助ける方法があるのか!? 天然ガスパイプライン「ノルドストリーム1」のタービンが、制裁のためカナダの修理工場からロシアへ引き渡しできず、ドイツへのガス供給が6割削減! カナダ当局は修理品引き渡しを模索!?
おはようございます。IWJ編集部です。
ウクライナ紛争をめぐる西側諸国のロシア制裁が、西側諸国の自国民の生活を苦しめることになるとプーチン大統領は「警告」していましたが、残念ながらその「警告」が現実のものとなりそうです。
ロシアのガスプロム社が、6月14日に、天然ガスパイプライン「ノルドストリーム1」によるドイツへのガス供給を制限し、さらに15日には2回目の削減を発表。16日付けロイターは「供給量は従来計画と比べ60%減となった」と報じています。
※ノルドストリーム1経由のガス輸送が減少、制裁で機器配送に遅れ(ロイター、2022年6月15日)
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-gazprom-nordstream-idJPKBN2NV1T0
※ロシアからのドイツ向けガス供給、さらに減少 6割減に(ロイター、2022年6月16日)
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-gas-idJPKBN2NX1Z3
上記ロイターの記事によると、ガスプロムは、「欧米諸国の対ロシア制裁により、機器サプライヤーの独シーメンス・エナジーがカナダで整備中のタービンを返送できないため」と説明しているとのことです。
これに対して22日付けAFPBBは、ドイツのロベルト・ハーベック副首相兼経済・気候保護相が21日、講演で「我々に対する攻撃、経済的攻撃だ」と断言したと報じています。
※ロシアのガス供給削減は「攻撃」独経済相(AFPBB、2022年6月22日)
https://www.afpbb.com/articles/-/3410817
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■SOSです! IWJは経済的に大ピンチです! 緊急のご支援をお願いします! 6月に入り、IWJの今期も残り2か月を切りましたが、赤字が拡大し、非常に苦しい状態が続いています! IWJの活動には市民の皆さまのご寄付・カンパが欠かせません! 6月23日までのご寄付は、月間目標額の約57%です。第12期の5月までの10か月間にわたる累積の不足金額は513万7517円で、今月目標額の未達分とあわせると6月末までに必要な金額は686万8856円となります! ぜひ、IWJの活動をご寄付・カンパでご支援ください!
おはようございます。IWJ代表の岩上安身です。
IWJでは、今期第12期の年間の予算を立てる上での見通しとして、代表である私、岩上安身への報酬をゼロにすることを筆頭に、支出をぎりぎりまでにしぼった上で、IWJの運営上、1カ月の間に必要なご寄付・カンパの目標額を月額400万円と見積もらせてもらっています。
昨年8月から始まったIWJの今期第12期は、6月で11カ月目に入りました。
今期第12期スタートの8月1日から5月31日までの10か月間の累計の不足分は、513万7517円となっています。
6月は1日から23日までの23日間で、184件、226万8661円のご寄付・カンパをいただきました。ありがとうございます! この額は月間目標額400万円の約57%です。
6月は30日しかありません。あと7日間で残り43%分を確保しなければなりません。しかも、それだけでは累積の不足分を解消することはできません。
6月の未達成分173万1339円に、5月末までの累積の不足分513万7517円をあわせると、6月末までに686万8856円が必要になります! 赤字幅が拡大してきました! 皆さまのご助力、ご支援が、IWJの存続のために必要です!
IWJの今期は残すところ6月と7月のみとなりました。今期末までの残り1か月あまりで、この赤字を削って、不足分をゼロにし、次の期につなげられるように、どうか皆さまのお力で、ご支援ください!
IWJの会員数は現在3177人です。そのうちサポート会員は1099人です(2022年5月31日現在)。本当に心苦しいお願いではありますが、会員の皆さま全員が2163円ずつカンパしてくださるか、サポート会員の皆さまが全員1人6250円ずつカンパしてくださったならば、なんとかこの赤字は埋められます!
伏してお願いいたします! どうか皆さまのお力で、この窮状をお助け願います!
なお、3月16日に宮城県・福島県で震度6強を記録した地震の影響で、インタビューや動画配信に必要なIWJの設備が故障しましたが、皆さまの温かいご支援のおかげで修理することができました。ありがとうございました。今後は、時節に応じてタイムリーな再配信をお届けしたいと思います。
引き続き、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。
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※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ
IWJホームページからもお振り込みいただけます。
※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!
岩上安身拝
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◆中継番組表◆
**2022.6.24 Fri.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ・エリアCh1・大阪】10:00~「参議院選挙 2022 八幡愛 大阪府選挙区れいわ公認候補 × 水道橋博士 全国比例区れいわ公認候補 コラボ街宣 ―応援演説:大石晃子衆議院議員」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach1
れいわ新選組による街頭演説会を中継します。これまでIWJが報じてきたれいわ新選組関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e3%82%8c%e3%81%84%e3%82%8f%e6%96%b0%e9%81%b8%e7%b5%84
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【IWJ_YouTube Live】19:00~「比例はれいわ 参議院議員選挙2022~れいわ Friday Night ライブ」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
れいわ新選組による「れいわ Friday Night ライブ」を中継します。これまでIWJが報じてきた参議院選挙関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%8F%82%E8%AD%B0%E9%99%A2%E9%81%B8%E6%8C%99
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◆中継番組表◆
**2022.6.25 Sat.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
調整中
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
「軍事的対抗の先に平和への道はひらけない!憲法9条を変え、戦争できる自衛隊にするなどもってのほか!」参議院東京選挙区候補・山添拓参議院議員が第一声!! ~6.22日本共産党 街頭演説 ―弁士:志位和夫党委員長、田村智子党副委員長、山添拓参議院議員
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507465
芸人は人前でマイクをもち、人の心をつかむ仕事。それが政治の世界でもできる! 他者のために生きる。芸人もそう。人の笑い声、笑い顔のためにやります!」~6.22 れいわ新選組 水道橋博士 街頭演説会
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507493
参院選東京選挙区に立候補の乙武氏が「生きづらさをかかえる当事者」の声を反映した政策を発表!~6.20 乙武ひろただキックオフ~皆さんの「あきらめない」を大募集!―スペシャルゲスト:ひろゆき氏(実業家)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507295
【IWJ速報6月18日番外編】プーチン大統領は、ロシア版ダボス会議SPIEFで、現在の世界的なインフレーションの原因は、欧米社会の限度を超えた金融緩和が世界市場を一掃したことにある、これは新たな植民市主義に他ならないと指摘、「米国の一極支配の時代は終わった」、「新しい世界秩序を支配するルールを強力な主権国家がつくる」と演説!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507516
【IWJ速報6月19日】セベロドネツクで強力な爆発とともに化学物質を含むと見られる「ピンク色のキノコ雲」が発生! セベロドネツクの工業地帯には、最大2500人のウクライナ軍、その4分の1は外国人傭兵か? ウクライナの民族主義大隊「アイダール」の指揮官の1人がセベロドネツクで捕獲される! ロシアは2月24日以来193万人以上がロシアに避難と発表! 米国はさらに4台の「ハイマース」の供与を決定、それでもウクライナは「まだ足りない」、「西側の物資を大幅に使い果たしてしまう、かなりの数の重火器」を要求してると『ガーディアン』が批判!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507520
【IWJ速報6月20日21日】ウクライナがクリミア沖油田ガス田掘削施設をミサイル攻撃! 独メディアがストルテンベルグNATO事務総長に独占インタビュー!「ウクライナ紛争は何年続くか誰にもわからない」!! NBCがロシアのペスコフ報道官に独占インタビュー! ウクライナで捕まった米退役軍人2人を「傭兵」と指摘!「ジュネーブ条約の適用を受ける可能性はない」と死刑の可能性も示唆!! ほか
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507526
【IWJ速報6月22日】ウクライナ東部セベロドネツクで戦況は停滞、20人の民間人アゾット化学工場から避難したとの報道も!? ウクライナ国防相は東部の戦況について「非常に厳しい」! ロシア国防省は米国供与の榴弾砲を15基破壊したと報告、ウクライナ側を医療施設などに武器や兵舎を配置していると非難! ハルキウ市、ドネツク市、クリミアでも戦闘継続中! 南部ヘルソン州では「ロシアとの国境はいらない」とロシアへの併合を望む声! 懸念されるリトアニア! カリーニングラードへの鉄道封鎖はロシアとの「開戦事由」に相当する!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507530
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■ツイッター「IWJ_Sokuho」6月23日、ロシアが中国のトップ石油供給国に! プーチン大統領はBRICSシフトを明言! ロシア産化石燃料の禁輸を進めると主張するEUは、実はForbes調べで削減率わずかマイナス16%、欧州は石炭に逆戻り、クリーンエネルギーはどこへ!? インフレを抑制できないバイデン大統領の支持率は36%まで下がる! ヒラリー・クリントン氏は「最終的な成功はプーチンを打ち負かすこと」とソロス氏と同じ主張! 米国退役大佐は「ウクライナは軍事崩壊している。米国と同盟国の軍事援助だけがウクライナ軍を戦場に留めている」と指摘! ウクライナ議会は、1991年以降のロシアの文学と音楽を禁止する法案を可決!
IWJは、ツイッターアカウント「IWJ_Sokuho」で、ウクライナ情勢をツイートしています。テレビでは流れない情報や、石油・天然ガスなどの資源問題、ウクライナの実情もあわせて、多角的にウクライナ情勢をお伝えしています。ぜひ、一度御覧ください。
※IWJ速報@IWJ_Sokuho
https://twitter.com/IWJ_Sokuho
20日、『ロイター』が、「中国税関総署のデータによると、中国の5月のロシア産原油輸入は前年比55%増で、中国の原油輸入元としてサウジアラビアを抜き首位となった」と報じました。『ロイター』は、西側諸国がロシアに対して制裁を科す一方で、中国の製油所が割安なロシア産原油の輸入を増やしていると指摘しました。
『BBC』(20日)も、対露制裁措置に沿って欧米のバイヤーがロシアのエネルギーを敬遠ししているために、中国の国営精製大手のシノペックや国営の鎮華石油などはロシアから大幅な割引を受け、ここ数カ月、割安なロシア原油の購入を増やしている、と指摘しています。
ロシアメディア『RT』(20日)は、EUが6月初旬に、ロシアからの石油の購入を禁止する制裁として、ロシアの石油および石油製品の第三国への海上輸送の保険および再保険を禁止したが、「モスクワが提示する割引は中国とインドを魅了」し、過去2か月で購入を増やしたと指摘しました。
RBC(カナダロイヤル銀行)によると、3月のロシアの主力ウラル原油の平均割引は約20%、4月は33%と3割前後だったということです。5月中旬には燃料の平均月額コストが約20%上昇したため、ロシアの石油輸出収入はむしろ増えています。
※【速報8532】ロイター、20日「中国税関総署のデータによると、中国の5月のロシア産原油輸入は前年比55%増で、中国の原油輸入元としてサウジアラビアを抜き首位となった。」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539894976578207744
※【速報8536】BBC、20日「国営精製大手のシノペックや国営の鎮華石油などの中国企業は、ウクライナとの戦争に対する制裁措置に沿って、欧米のバイヤーがロシアのエネルギーを敬遠したため、大幅な割引を受け、ここ数カ月でロシア原油の購入を増やしている」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539895160263233536
※【速報8534】RT、20日「6月初旬、EUはロシアからの石油の購入を禁止する制裁パッケージを承認し、「そのような商品[石油および石油製品]の第三国への海上輸送の保険および再保険」を禁止した。」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539895055158476805
制裁を加えているにもかかわらず、ロシアが順調に売り上げを伸ばしている状況について、米国は穏やかではありません。『スプートニク』(22日)は、米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官が記者会見で、中国がロシア産原油の輸入量を記録的に引き上げていることは、両国の協力関係が高まっていることを証明している、と述べたことを伝えています。
カービー米戦略広報調整官、21日「これは中国がロシアとの連携を強化しようとする取り組みの一部に過ぎず、我々は中国とロシアの協力関係が高まってることを改めて確認している」(スプートニク、22日)
※【速報8537】スプートニク、22日「中国はロシア産原油の輸入量を記録的に引き上げており、両国の協力関係が高まっていることを証明している。米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官が記者会見で表明した」。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539895204492488705
米国財務長官のジャネット・イエレン氏は、カナダ訪問中に、原油の価格を制限することによってロシアの石油収入をさらに制限することを米国は同盟国と話し合っていると述べました。『FIGARO』が21日、報じました。
なんとか石油の価格を下げたいバイデン政権は、原油価格高騰の恩恵を受け、記録的な利益を得ている国内石油大手7社に圧力をかけています。さらにバイデン大統領は、連邦ガソリン税の一時停止を22日に要請する見通しだと、『ロイター』(22日)が伝えています。
『ロイター』(22日)は、「アジア時間の原油先物は下落。バイデン米大統領が燃料価格押し下げに向け主要企業に圧力をかけていることなどが背景」と、バイデン政権の努力を評価しました。
※【速報8539】FIGARO、21日「米国財務長官のジャネット・イエレン氏は、カナダ訪問中に、米国が同盟国と話し合って、原油の価格を制限することにより、ロシアの石油収入をさらに制限することを検討していると述べた。」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539895273425862657
※【速報8540】ロイター、22日「アジア時間の原油先物は下落。バイデン米大統領が燃料価格押し下げに向け主要企業に圧力をかけていることなどが背景。」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539895318065840128
『ブルームバーグ』(23日)によると、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は今月に入り1バレル=122ドルを超えていたが、22日の取引を106.19ドルで終了。一時102ドルを割り込む場面もあった、ということです。
『ブルームバーグ』(23日)は、米大統領経済諮問委員会(CEA)のラウズ委員長が22日、「中国とインドが米国の想定より多くのロシア産原油を購入してる可能性があり、これが世界市場の需給逼迫を緩和し、最近の原油相場反落を招いている可能性があるとの見方を示した」と報じました。
ラウズ委員長、22日「われわれが考えているより多くのロシア産石油を中国とインドが実際に購入しており、市場への供給が増えているというのが私が聞いている説明の一部だ」。
つまり、中国とインドがロシアから割安な原油を大量に買い付けているために、原油相場が反落したという見立てです。バイデン政権が国内石油メジャーに圧力をかける価格抑制効果よりも、はるかに大きなスケールで原油価格の下落を説明しており、説得力があります。
また、バイデン大統領がガソリン価格をおさえるために「1ガロン=18セントの連邦ガソリン税の停止」を議会に求めているものの、「議会側は大統領の要請に応じる構えは見せていない」としています。
※【速報8543】ブルームバーグ、23日「米大統領経済諮問委員会(CEA)のラウズ委員長は22日、中国とインドが米国の想定より多くのロシア産原油を購入してる可能性があり、(続く)
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539895568839094274
『Forbes』は23日、対露制裁としてロシア産化石燃料の禁輸を掲げる欧州連合(EU)の、ロシア産化石燃料輸入削減の実態を明らかにしました。『Forbes』は「欧州連合(EU)は、輸入削減を公言している。にもかかわらず、EUによるロシア産化石燃料輸入の減少率は「-16%」であり、これは、世界平均の減少率である-15%を若干上回る程度」にとどまっていると指摘しています。
『Forbes』がまとめた「国・地域別に見た、ロシア産化石燃料の輸入削減状況(2022年2-3月から5月)」の内容は以下です。
「米国 -100%
スウェーデン -99%
スペイン -56%
フィンランド -56%
日本 -50%
EU28カ国 -16%
世界平均 -15%
韓国 -14%
ドイツ -8%
オランダ -5%」
エネルギー資源のほとんどを輸入に頼る日本でさえ、ロシア産化石燃料の輸入を半減していますが、ドイツのマイナス8%、オランダ のマイナス5%という実態には驚かされます。欧州のロシア産化石燃料への依存は、まだまだ続きそうです。『Forbes』も、世界的な価格上昇のために「2022年5月におけるロシアのエネルギー輸出による売上額は、前年同月と比べると40%近くも増えている」と指摘しました。
※【速報8548】Forbes、23日「欧州連合(EU)は、輸入削減を公言している。にもかかわらず、EUによるロシア産化石燃料輸入の減少率は「-16%」であり、これは、世界平均の減少率である-15%を若干上回る程度」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539895793146286080
バイデン大統領は、米国のインフレを「プーチンフレーション」と呼ぶなどして、プーチン大統領に責任があると主張してきましたが、米国人の多くはそうは考えていないようです。
『RT』(21日)は、ラスムセンの世論調査(21日)を引き、「アメリカ人のわずか11%しか、プーチン大統領が米国の記録的な高ガス価格の原因であると信じていない」と指摘しました。
※【速報8552】RT、21日「火曜日に発表されたラスムセンの世論調査によると、アメリカ人のわずか11%しか、プーチン大統領が米国の記録的な高ガス価格の原因であると信じていない。」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539896056296927234
石油だけではありません。インドは、ロシア産の石炭も大いに輸入しています。
『ロイター』は20日、6月15日までの20日間で「インドの製油業者が購入したロシア産石油も22億2000万ドルと、前年同期の31倍以上に急増していた」、同じ期間に「インドのロシア産石炭や関連製品の買い付けが3億3117万ドル相当と、前年同期の6倍以上に急増した」と報じました。
石炭も割引価格が適用されており、『ロイター』によると、ロシア石炭輸出大手スエクやカルボ・ワン(キプロス拠点)のアラブ首長国連邦ドバイやシンガポール部門から、石炭価格の25-30%値引きが提示されている、とのことです。
※【速報8554】ロイター、20日「インドのロシア産石炭や関連製品の買い付けが6月15日までの20日間で3億3117万ドル相当と、前年同期の6倍以上に急増した。」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539896318042439680
『ロイター』は、インドだけではなく、中国も積極的にロシア産の石炭を購入している、「中国税関総署のデータによると、中国のロシアからの一般炭輸入は前月比で51%急増した」と報じました。ロシア産石炭の価格は現在1トン=170ドル前後であるのに対し、オーストラリア産は175-185ドルだということです。
※【速報8558】ロイター、20日「中国税関総署のデータによると、中国のロシアからの一般炭輸入は前月比で51%急増した。夏の需要拡大が予想される中、価格が魅力的な水準にあるロシア産の一般炭が購入された。」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539897225555640320
米国が、自らロシアとの関係を断絶しようとし、欧米諸国や日本などの同盟国にも断絶を迫る一方で、同盟諸国の間にも温度差がはっきり見られ、さらには石炭・石油などのエネルギー資源を介して、ロシアとの関係を強化している中国とインドの姿が、対照的にうかみ上がってきます。
『TASS』(22日)、『ロイター』(23日)によると、22日「BRICSビジネスフォーラム」が開催され、プーチン大統領は、「西側の制裁を受けて、ロシアは貿易と石油輸出の相手をBRICS諸国に切り替えている」と述べました。
プーチン大統領、22日「BRICS諸国におけるロシアの存在感も高まっている。中国とインド向けのロシア産石油輸出は顕著に増加している」。
プーチン大統領は「BRICS加盟国の通貨にもとづいて国際準備通貨を作成する問題が検討されている」とも述べ、国際的な金融決済の新たな仕組みに関する開発について、BRICS諸国と共同で取り組んでいることも明らかにしました。
※【速報8560】TASS、22日「ロシアのウラジミール・プーチン大統領は水曜日、BRICSビジネスフォーラム参加者への歓迎の挨拶で、BRICS加盟国の通貨に基づいて国際準備通貨を作成する問題が検討されていると述べた。」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539897302663720960
※【速報8561】ロイター、23日「ロシアのプーチン大統領は22日、西側の制裁を受けてロシアは貿易と石油輸出の相手をBRICS諸国に切り替えていると述べた。」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539897336981487616
『ブルームバーグ』(22日)、『RT』(22日)は、プーチン大統領がテレビ演説、BRICS諸国は通貨バスケットにもとづく新しい準備通貨の開発で作業を進めていると述べた、と報じました。BRICS諸国は「(SWIFTに代わる)国際決済のための信頼できる代替メカニズム」を開発しており、相互貿易における「現地通貨の使用」を後押ししています。
プーチン大統領は、BRICS諸国の銀行は、SWIFTに代わるロシアの金融メッセージ転送システム「SPFS」に自由に接続できる、「SPFSはSWIFTと同様の機能を備えており、同じ形式で金融機関間でメッセージを送信できる」と述べています。
※【速報8564】ブルームバーグ、22日「新興5カ国(BRICS)は、通貨バスケットに基づく準備通貨の開発で作業を進めている。ロシアのプーチン大統領がBRICS首脳会議に先立つテレビ演説で語った。」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539897453948063744
※【速報8565】RT、22日「ウラジミール・プーチン大統領は水曜日に、BRICS諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)が現在、新しい世界の準備通貨の設定に取り組んでいると述べた。」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539897487296954370
BRICS諸国が、世界経済に占めるウエイトは急速に増えています。「世界経済のネタ帳」によると、2000年当時、BRICS諸国が世界で占めていた名目GDPの割合はわずか8.1%でしたが、2021年には25.3%になっています。一方、G7は2000年当時、65.0%を占めていましたが、2021年には44.1%と落ち込んでいます。
※名目GDP(USドル)(世界経済のネタ帳、2022年6月23日閲覧)
https://ecodb.net/ranking/group/XB/imf_ngdpd.html
欧州では、ロシア産天然ガスの供給が少なくなっています。ロシア側は、欧米諸国の制裁によって、タービンなどの施設のメンテナンスができないという技術的な問題があるため、供給量が減っていると説明していますが、欧州諸国はその説明を信用していません。欧州諸国は、ロシアは政治的な意図で供給量を減らしていると考えています。
供給量が減った理由はなんであれ、『RIA』(22日)によると、「ロシアのガスのヨーロッパへの輸出は急速に減少しており、現在は1日あたりわずか1億900万立方メートル、つまり1年あたり400億立方メートルに過ぎない(トルコ経由を除く)」と指摘しています。
『RIA』は、供給量が減少した主な理由は、ロシア政府が主張している、メンテナンスのために持ち去られたシーメンスのガスポンプユニットをカナダから返却できないという技術的な問題と、ノルドストリーム経由の供給が3分の1に減少したことをあげています。
『RIA』は、米国のLNG輸出量の17%(世界では4%)を占めるフリーポートLNGプラントは、火災発生以来(3カ月間)オフラインになっており、いくつかの中型LNGラインの建設が終了しているが供給は2023年末になることから、米国からLNGの供給を年内に受ける事は難しいだろうと指摘しています。
※【速報8586】RIA、22日「ロシアのガスのヨーロッパへの輸出は急速に減少しており、現在は1日あたりわずか1億900万立方メートル、つまり1年あたり400億立方メートルに過ぎない。(トルコを除く)」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539898463311503366
欧州の苦境を、『ロイター』(21日)も伝えています。
ドイツ産業連盟(BDI)は、今年のドイツの経済成長率見通しについて、ロシアのウクライナ侵攻前の3.5%から1.5%に引き下げ、ロシア産ガスの輸入が完全に止まった場合は、景気後退突入は避けられないと警告しています。
ドイツ、イタリア、デンマークなどで、これまで掲げてきたクリーンエネルギーへの転換方針を180度ひっくり返すような、石炭への逆戻りが余儀なくされています。
3分の2以上の電力を原子力発電で賄ってきたフランスも、原子力発電の能力が大幅に低下し、ロシア産の液化天然ガス(LNG)が必要な状況です。
『Forbes』(22日)は、米国の産業界は欧州のニーズを満たすことを望んでいるが、米国の規制当局は欧州のニーズを満たすために必要な重要なLNG輸出インフラの拡張を促進するために「迅速に許可を出すつもりはないことがその後はっきりした」と報じました。
『Forbes』は「残念なことに、バイデン氏が大統領である限り、米国は欧州が天然ガス供給でロシアから独立するために必要な信頼できるパートナーになる見込みはない」と結論づけました。
※【速報8570】ロイター、21日「ロシア産天然ガスの輸入が細っている欧州連合(EU)各国が対応に苦慮する状況が一段と鮮明になってきた。」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539897676749479938
※【速報8573】Forbes、22日「ドイツのハーベック経済相は19日、減少しつつある天然ガスを節約するために、政府がこの夏、休止中の石炭火力発電所を再稼働させる計画であることを明らかにした。」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539897802381496322
40年ぶりという物価高への対応がうまくいっていないバイデン大統領の支持率は、危険水域にあります。22日に公開されたロイター/イプソス調査によると、「バイデン米大統領の支持率は4週連続で低下して36%となり、5月終盤に記録した過去最低水準に並んだ」ということです。
※【速報8591】ロイター、22日「22日公表のロイター/イプソス調査によると、バイデン米大統領の支持率は4週連続で低下して36%となり、5月終盤に記録した過去最低水準に並んだ。」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539904257402765314
バイデン大統領はそれでもまだ、ウクライナ紛争を長期化させる意向です。『CNN』(22日)によると、来週に控えたNATO首脳会議を前に、欧州諸国との同盟関係が分裂する事態すら「恐れていない」と述べています。言いかえると、強硬な姿勢を取り続ける米国と、欧州諸国の一部の同盟関係が悪化していることをバイデン大統領自ら認めたようなものです。世界は一致団結してロシア制裁に臨んでいるというのは、日本国内でふりまかれている幻想に過ぎません。
※【速報8593】CNN、22日「バイデン大統領は紛争の長期化を警告し、来週スペインの首都マドリードで開催される北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議で同盟国と今後進むべき道を議論すると明らかにした。」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539904352575696896
『RT』(18日)は、パリを訪れたヒラリー・クリントン氏が、フランスのエマニュエル・マクロン大統領の「(ウクライナ紛争の停戦交渉において)ロシアに屈辱感を与えてはならない」という発言を非難した、と報じました。
クリントン氏は「ラジオ・フランス」のインタビューを受け、「卒直に言って、(マクロン氏が)ロシアに屈辱感を与えたくない、と言うとき、それは私には少し時代遅れのように思える。プーチンはずっと前にレッドラインを越えた」、「最終的な成功は、プーチンを打ち負かすことだと思う。そしてこれにおいて、私はゼレンスキー大統領と彼の政府が求めていること、つまりウクライナの占領地域からの(ロシアの)完全な撤退にのみ同意する」と述べたということです。
その戦略の「副作用」として、中露印関係が密接になったり、欧州の同盟諸国がエネルギー危機に見舞われたり、米国をもインフレの波に拍車をかけることになったりしても、米国の中には、特にオバマ政権で深くウクライナ紛争に関わった人々の間には「プーチンを打ち負かすこと」が最終目標として共有されているのでしょう。
※【速報8597】RT、18日「ヒラリー・クリントンは先週パリを通過し、フランスのエマニュエル・マクロン大統領を非難した。」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539904512600977408
米国内にも、少数ながら冷静な意見もあります。米国の退役大佐ダグラス・マクレガー氏が、米国の保守論壇誌『アメリカン・コンサバティブ』に6月17日、「嘘が帰ってきた時」という論考を発表しました。マクレガー氏の発言をいくつか抜粋でご紹介します。
マクレガー氏「ウクライナでの戦争の起源と実施について何ヶ月にもわたってアメリカ国民に多くの嘘をついてきたメディアは、現在、ウクライナの軍事崩壊に備えてアメリカ、イギリス、その他の西側の国民を準備している。
ロシアの誤りは、その重要性に比例して誇張されていた。ロシアの損失とウクライナ自身の損失の真の範囲は、歪められたり、捏造されたり、単に無視されたりした。
モスクワが都市の占領やドニエプル川の西のウクライナ領土の占領ではなく、ウクライナ軍の破壊に焦点を合わせていたことが最初の行動から明らかだった。
その結果、ウクライナ軍はバラバラになって全滅した。米国と同盟国の武器の一時的な注入だけが、キーウのボロボロの軍団を戦場に留めている。
米国とNATOの地上部隊による直接の軍事介入を除いて、米国と同盟国の軍事援助や援助の量は、この厳しい現実を変えることはできない。
モスクワはまた、歴史的にロシア人のものであり、ロシア語を話してきた2つの都市であるハルキウとオデッサ、およびそれらに隣接する領土を確保する可能性がある。
これらの作戦は、夏を通して紛争を拡大するだろう。今の問題は、どうやって戦いを止めるかである」
※【速報8601】米国の退役大佐ダグラス・マクレガー氏が、米国の保守誌『アメリカン・コンサバティブ』に6月17日「嘘が帰ってきた時」という論考を発表しました。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539907041669816322
EU加盟候補国の地位を得ることが確実視されているウクライナですが、ウクライナ最高議会(国会)は19日、「侵略国ロシア連邦の音楽製品の国内での制限と同国とベラルーシからウクライナへの書籍の持ち込みの禁止を決定した」と、ウクライナメディア『ウクルインフォルム』が報じました。
ウクライナ議会の決定を『ロイター』や『BBC』も取り上げました。
『ロイター』19日は、「ウクライナ最高会議は19日、ロシアの音楽を放送したり公共の場で流したりするのを禁じる法案を可決した」ととし、1991年のソ連崩壊後にロシア市民権を獲得した者の演奏が対象となること、ロシアやベラルーシ、ウクライナのロシア占領地域からの商業出版物の輸入を禁じる法案も同時に可決したことを報じています。
『BBC』(20日)は、「テレビ、ラジオ、学校、公共交通機関、ホテル、レストラン、映画館、その他の公共スペースでのロシア音楽の再生または演奏を禁止している」と報じ、「ウクライナ東部と南部の地域に住む人々の多くは、歴史的にロシアとの強いつながりを感じており、多くの場合、第一言語としてロシア語を話す。しかし、ロシアのウクライナ侵攻により、多くのウクライナ人はロシア文化から離れたいと思うようになった」と、禁止決定の原因がロシアにあり、ウクライナ国内におけるロシア語話者のロシア語離れが進んでいるかのように説明しました。
言うまでもなくこれは無理筋すぎる説明です。ロシア軍の侵攻の前に、ロシア語話者に対する迫害が起きていたことを忘れるわけにはいきません。
ウクライナ議会の450人の議員のうち303人が法案を支持したとのことですが、野党の活動を禁じているゼレンスキー政権の独裁の力をもってしても、このような愚かな文化的民族浄化政策に全議員が賛成していない、という事実に注目すべきでしょう。
承認された法では「ウクライナでの音楽を通じた敵対的なプロパガンダの可能性のリスクを最小限に抑え、文化圏での全国的(ウクライナ的)な音楽製品の量を増やす」ため、ラジオで再生されるウクライナの歌のシェアを40%に増やし、毎日の番組でのウクライナの使用を75%に増やす法律も含まれています。
また、書籍の禁止についてはロシア、ベラルーシ、占領下のウクライナ領土から輸入された本や、他の国から輸入されたロシア語の資料も禁止されます。
※【速報8609】UKRINFORM、19日「ウクライナ最高会議(国会)は19日、侵略国ロシア連邦の音楽製品の国内での制限と同国とベラルーシからウクライナへの書籍の持ち込みの禁止を決定した。」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539912955181301760
※【速報8612】ロイター、19日「ソ連崩壊後のロシア市民権獲得者が同国パスポートを放棄してウクライナのパスポートを取得すれば、執筆物の出版を認める。」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539913200950734849
※【速報8613】BBC、20日「ウクライナ東部と南部の地域に住む人々の多くは、歴史的にロシアとの強いつながりを感じており、多くの場合、第一言語としてロシア語を話す。」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539913260845383680
『RT』(20日)は、「キーウは、ロシア文学が『難しすぎる』と見なしており、ウクライナの学生には全体的に不向きであるため、教育プログラムからロシア文学を一掃する予定だ」と皮肉を込めて報じました。しかし、『RT』の報道は、「皮肉」ではなかったようです。
『RT』は、ウクライナの教育科学副大臣アンドレイ・ヴィトレンコ氏が20日、ウクライナメディアの「24 TVチャンネル」での発言を紹介しています。
ヴィトレンコ氏「個人的には、私たちとロシア帝国をつなぐものはすべて捨てるべきだと思う。ロシアの神秘的な力があるすべての作品は、これをすべて捨て去るべきだ。彼らが言うところの、ロシアの魂の苦しみに関連するすべてのものは捨てるべきであり、ウクライナ人にとってそのような難解な作品は、普通、私たちは必要としない」
まさに、教育科学副大臣がウクライナ人には「難解すぎる」と述べています。
また、「ロシア帝国とのつながりをすべて捨てる」といっても、それは日本文化の中から中国文化や漢文の影響をすべて捨てるというのと同じくらい無茶な話です。そもそも、ロシア文学を敵視したところで、戦況が好転することはありません。第二次対戦下、英語を「敵性語」とみなして禁止し、結局は敗北を喫した大日本帝国と同じような過ちを、ウクライナは犯しています。
『RT』は、「学校プログラムの正確な変更はまだ公式に発表されていない」としつつ、地元のメディアの情報として、「教育省が膨大な数のロシア人作家を一掃する予定である」と伝えています。『RT』によると、「アレクサンドル・プーシキン、フョードル・ドストエフスキー、レオ・トルストイ、ミハイル・ブルガーコフ、その他の象徴的なロシアの作家は禁止されると予想されている」とのことです。
『RT』は、ウクライナ当局は、「1812年のナポレオンのロシア侵攻を記録したトルストイによる世界的に有名な小説『戦争と平和』が中止されることを確認しただけ」だと伝えています。
19日にウクライナ議会で承認された法案は、「文化について」、「映画撮影について」、「テレビとラジオ放送について」、「ウクライナのツアーイベントについて」など多岐にわたっています。
『RT』は、ウクライナにおけるロシア語への迫害について、以下のように報じています。
「ラダ(ウクライナ議会)の投票は、ウクライナ南部の都市であるニコラエフの市議会実行委員会が、学校でのロシア語の使用を禁止することを決定した2日後に行われた。
ロシア語に対する制限は最近ペースを上げているが、このプロセスはモスクワの攻撃の開始よりはるかに前のものだ。
2019年3月、ウクライナ政府は、ロシアの企業、芸術家、ソーシャルネットワーク、インターネットポータル、ソ連、またはソビエトの政治家に言及した、約40点の芸術作品を禁止した。
2019年には、当時のペトロ・ポロシェンコ大統領が支持した、「ウクライナ語が公用語として機能することを保証することについて」と呼ばれる幅広い法律が可決された。
それは公式にウクライナ語を唯一の州の言語にし、行政、メディア、教育を含む多くの分野でそれが第一言語でなければならないと布告した」。
※【速報8620】RT、20日「キーウは、ロシア文学が「難しすぎる」と見なしており、ウクライナの学生には全体的に不向きであるため、教育プログラムからロシア文学を一掃する予定だ。」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1539913596490379265
■<インタビュー報告>「『反スラップ訴訟法』が必要!『維新の人たちがいかに訴訟を乱用してきたかを明らかにしていきたい』」岩上安身によるれいわ新選組参院選候補予定者 水道橋博士、弁護士・衆議院議員 米山隆一氏インタビュー」を撮りおろし初配信しました! 当面、フルオープンにします。ぜひ御覧ください!
6月23日木曜日、午後7時から、「『反スラップ訴訟法』が必要!『維新の人たちがいかに訴訟を乱用してきたかを明らかにしていきたい』」岩上安身によるれいわ新選組参院選候補予定者 水道橋博士、弁護士・衆議院議員 米山隆一氏インタビューを撮りおろし初配信でお送りしました。
水道橋博士は、この度の参議院選挙にれいわ新選組から出馬されています。冒頭、岩上安身がお二人のご経歴などを紹介、水道橋博士が出馬に至った経緯と、思いをうかがいました。
水道橋博士は、2月13日ツイッターで、松井一郎氏に関するツイートをコメントをつけてリツイート、そのリツイートはその後4000人の人によってリツイートされました。この水道橋博士のリツートに対して、即日、松井一郎氏から「訴えます」というリプライがありました。水道橋博士はそれから実際に4月15日訴状が届くまでの葛藤や、実際のテレビやラジオのレギュラー番組を失うなどのさまざまな出来事を語りました。
5月15日にれいわ新選組の代表である山本太郎氏の街宣で会ってから、参議院選出馬を決意するまでの3日間、家族との話いや師匠(ビートたけし氏)への報告など、慌ただしい日々の出来事も語っていただきました。
水道橋博士の3つの重要政策は、1番スラップ訴訟法制化、2番消費税廃止、3番文化芸術定額支援金の創設、です。
すべての発端となった、松井氏による提訴について、水道橋博士は「スラップ訴訟だ」と考えています。
水道橋博士「反スラップ訴訟法については、まず『スラップ訴訟』という言葉を広めたい。定義づけは難しいところもありますが、権力者と呼ぶ者、それは肩書きだけではなくて、テレビ的な影響でもいいんです。(権力を持った)相手に被告された時、相手の目的となっているが『口封じ』だということです。
相手の社会的地位を奪おうとするような、訴権の濫用ですね。それをできないようにするためには『反スラップ法』が必要です。僕1人、れいわから出て言っていても実現は難しいかもしれないけれど、これは超党派でできると考えています」。
水道橋博士は、今回の参院出馬の動機について「反スラップ訴訟法」を作りたいという思いが一番強い、と述べましたが、もちろんそれだけではありません。
インタビューでは、今回の参議院選挙の隠された争点である「改憲」にも話が及びました。水道橋博士は、自民党の党是というのは改憲なのに、なぜみんなは投票するんだろうかと問いました。
水道橋博士「僕は2001年頃から『アサ秘ジャーナル』っていう番組をはじめて。政治家百五十人以上インタビューやってたんですね。それまでノンポリでしたけど。
その時に自民党の最も大きな党是は改憲であるっていうのを知って、『なんでみんな自民党に投票してるんだろ』ってその時から思ってるんですよ。
僕はまったく改憲反対で。『憲法そのものがまったくいじっちゃいけない派』なんですね。いわば、憲法っていうのは『失敗のカルテ』。戦争、人権の侵害、そして独裁。その3つを許しちゃいけないっていうカルテが書いてあるもの。それを少しでも変えてはいけない。
『それは与えられたものだ』『自主憲法を作らなきゃいけない』っていうことであれば、これまで自民党が支配しながら一度も手をつけられなかったのはなぜかって、一人一人に聞いてみたいんですよ。自民党に投票してること自体が『私は憲法を変えてほしいんです』って言ってるようなもんですよって。人気がなくなるから、このこと(改憲)は今は秘めて。徐々に、それこそ麻生太郎が言うように、ナチスのやり方を真似すればいいんだよ、と。
いや絶対そこは触らしちゃいけない。今まで実際に戦争しなかったじゃないですか。拡大解釈ができるから戦争だって起きてるんですよね」。
水道橋博士は、戦争を知らない政治家たちが、改憲に自分で酔っているのではないか、と指摘しました。
自民党が目指す改憲の目玉は「緊急事態条項」です。米山氏は、オンラインでも情報交換ができる今日の社会で、いまさら何故、緊急事態条項が必要なんだろうかと問い、緊急事態条項はどんな事態を想定しているのかと問いました。
米山氏「武力攻撃内容は、まだマシとして。大規模自然災害で緊急事態条項って、どういう災害を想定しているんですか、起こり得ないでしょ。だって関東大震災が起こったって、別に関西にも全部警察もあるだから、通常対応もありますよね。
感染症でって言ったらどんな感染症を想定してるんだと。明らかに何を想定してるのかわかっていない。ほぼ、そんな状況にはならないですよね。今ある法律で十分対処できるんですよ。だからもう、(憲法に緊急事態条項を入れたいという人は)明らかに『こういうの(緊急事態条項)を作りたい』ってだけです。何か、かっこいいふりをしたいと。
でも、それは水道橋博士が言ったみたいに、やがて乱用されるわけで。誰かが悪意を持って、特に維新の方々が政権なんかとろうもんなら、悪意を持ってこれを濫用するっていうのは、それは絶対入れちゃいけないと思いますね」。
最後に岩上安身は、裁判に臨む水道橋博士と米山弁護士に、自分の体験からエールを送りました。
岩上「私は古傷をもう一度えぐられるような気持ちがありつつだけど、僕は自分の意志で、最高裁の判例にしないというのを決めたんで。違う判例が出てますからね。ぜひとも、こんなことが判例にならないように。そして、立法府できちっとそれを制限する法律をつくっていただきたいなという風に思います」。
たいへん活気のある議論が2時間以上にわたって展開されました。詳細はぜひ、配信動画で御覧ください。
※【録画配信 6/23 19時~】『反スラップ訴訟法』が必要!「維新の人たちがいかに訴訟を乱用してきたかを明らかにしていきたい」岩上安身による水道橋博士、弁護士・衆議
https://www.youtube.com/watch?v=F_KQOPFIegA
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※「芸人は人前でマイクをもち、人の心をつかむ仕事。それが政治の世界でもできる! 他者のために生きる。芸人もそう。人の笑い声、笑い顔のためにやります!」~6.22 れいわ新選組 水道橋博士 街頭演説会 2022.6.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507493
※はじめに~東北地方も梅雨入りです。15日夜、参議院選挙出馬予定の水道橋博士と、衆議院議員でもある米山隆一弁護士が「パブリック・エネミー維新」をぶった斬るマシンガントークをライブ配信! SLAPP訴訟は権力者が一般人の口封じに使う手法と大批判! 米山氏「人の悪口をショーアップして票を得ることに味をしめてしまった」、水道橋博士「政治は結果責任というけど、コロナも経済も大阪は全国ワースト1位ですよ」! 近日中に、岩上安身が水道橋博士と米山弁護士のお二人にインタビューする予定です! ぜひ御覧ください。(日刊IWJガイド、2022年6月16日号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50947#idx-1
※はじめに~<インタビュー告知>「『反スラップ訴訟法』が必要!『維新の人たちがいかに訴訟を乱用してきたかを明らかにしていきたい』(仮題)」本日、岩上安身によるれいわ新選組参院選候補予定者 水道橋博士、弁護士・衆議院議員 米山隆一氏インタビューを録画収録! 近日中に撮りおろし初配信します! ぜひ御覧ください!(日刊IWJガイド、2022年6月20日号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50970#idx-1
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※水道橋博士が指摘!「杉並区は国の政治の縮図。好き勝手やっている権力者は、投票率なんて上げてほしくない。そうはいくか!」~6.10『6.19投開票!選挙に行こう!~高円寺senkyo大街宣~』―内容:選挙に行こう弁論会 2022.6.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/506933
※水道橋博士「裁判の内容や何が問題であるかを自分が言い続けることで、維新の人たちがいかに訴訟を乱用してきたかを明らかにしていきたい」~5.30 松井一郎・大阪市長による水道橋博士への名誉棄損訴訟・第1回 口頭弁論後の記者会見―登壇:水道橋博士、米山隆一弁護士 2022.5.30
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※松井一郎・大阪市長から告訴された水道橋博士が、れいわ新選組から参院選出馬を表明!「スラップ訴訟という言葉の使い方も含めて、遊説しながら、もう空中戦ですね!」~5.26 れいわ新選組 山本太郎代表 街頭記者会見 2022.5.26
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※無名閣僚が「異様」に多い岸田内閣の顔ぶれ。新大臣の選挙区は野党候補との接戦区ばかり! 大臣の肩書は選挙のための箔付けか!? 新潟5区から出馬予定! 岩上安身によるインタビュー第1054回 ゲスト 米山隆一氏 2021.10.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/497264
※【岩上安身のツイ録】御用丸出しの松本人志はオワコン。ウーマンラッシュアワー、全部正論。それで笑いを圧倒的に取って、涙まで流させた。これまでにいない。アベヨイショの松本人志、爪の垢、煎じて飲ませてもらえ! 2017.12.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/408088
※水道橋博士も指摘!『ニュース女子』問題は『そこまで言って委員会』もつくる制作会社「ボーイズ」が黒幕だ
https://lite-ra.com/2017/12/post-3662.html
■<IWJ取材報告 1>参院選東京選挙区に無所属で立候補の乙武氏が「生きづらさをかかえる当事者」の声を反映した政策を発表! ~6.20 乙武ひろただキックオフ~皆さんの「あきらめない」を大募集! ―スペシャルゲスト:ひろゆき氏(実業家)
6月19日、東京都品川区内の会場で、第26回参議院議員選挙(6月22日公示・7月10日投開票)東京選挙区に無所属で立候補する乙武ひろただ氏による政策発表イベント「乙武ひろただキックオフ~皆さんの『あきらめたくない』を大募集!―スペシャルゲスト:ひろゆき氏(実業家)」が行われました。
乙武氏は、5月19日に立候補の決意を表明してからこの日まで、政策発表を先延ばしにしてきた理由について「もっと多くの方の、もっと生きづらさをかかえている方の声を聞いて、なるべくぎりぎりのタイミングまで、政策に反映していきたいという思いがあった」と語った上で、「みんながいろんなチャンスを与えられる、誰もがチャレンジしていける社会を作っていきたい」と述べ、「あきらめない」という言葉を軸にした政策を発表しました。
乙武氏の発表した政策は、「育てるをあきらめない」、「福祉をあきらめない」、「経済をあきらめない」、「東京をあきらめない」、「多様性をあきらめない」という5つを大きな柱とし、出産費用の無償化や、高校無償化の所得制限撤廃、ひとり親家庭の支援や障害者福祉の所得制限撤廃、男女賃金格差解消や障害者雇用の促進、同性婚や選択的夫婦別姓の導入などの25項目です。
さらに乙武氏は、「誰よりも当事者の話を聞き、政策に活かします」、「発信に力を入れ、政治の世界をわかりやすく伝えます」、「無所属議員として、あらゆる政治家と連携します」という3つの行動を約束すると訴えました。
その後、実業家のひろゆき(西村博之)氏と、発表した政策の内容について対談が行われ、イベント終了後は、記者による囲み取材も行われました。
詳しくは、ぜひ全編動画を御覧ください。
※参院選東京選挙区に立候補の乙武氏が「生きづらさをかかえる当事者」の声を反映した政策を発表!~6.20 乙武ひろただキックオフ~皆さんの「あきらめない」を大募集!―スペシャルゲスト:ひろゆき氏(実業家)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507295
■<IWJ取材報告 2>「軍事的対抗の先に平和への道はひらけない! 憲法9条を変え、戦争できる自衛隊にするなどもってのほか!」参議院東京選挙区候補・山添拓参議院議員が第一声!! ~6.22日本共産党 街頭演説 ―弁士:志位和夫党委員長、田村智子党副委員長、山添拓参議院議員
6月22日、第26回参院選の公示を受け、午前10時より、東京都の新宿駅西口にて、日本共産党・志位和夫委員長と参議院比例代表候補・田村智子党副委員長、参議院東京都選挙区候補・山添拓参議院議員が第一声を上げました。
東京都選挙区候補の山添氏は、第一声を次のように締めくくりました。
「ウクライナ危機に乗じて、大軍拡の大合唱です。しかし、軍事的対抗の先に、平和への道・展望はひらけません。憲法9条を変え、戦争できる自衛隊にするなど、もってのほかです。
どうか皆さん、自由と平和、まっすぐ貫く日本共産党を比例代表で大きくして下さい。憲法を活かし、希望ある日本に。大激戦の東京選挙区で、当落線上の私、山添拓をどうか必ず押し上げて下さい。あなたの一票で押し上げて下さい」
日本共産党の街宣の詳細については、全編動画でご確認下さい。
※「軍事的対抗の先に平和への道はひらけない! 憲法9条を変え、戦争できる自衛隊にするなどもってのほか!」参議院東京選挙区候補・山添拓参議院議員が第一声!! ~6.22日本共産党 街頭演説 ―弁士:志位和夫党委員長、田村智子党副委員長、山添拓参議院議員
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507465
それでは、本日も1日、よろしくお願いします。
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