日刊IWJガイド「本日より岩上さんが神戸学院大学教授・上脇博之氏に『連日』インタビュー！／大手メディアが報じないスティグリッツ教授による『提言』の内容とは？／野党5党が共同で『保育士給与5万円アップ』法案を提出！」2016.3.26日号～No.1290号～

■■■ 日刊IWJガイド「本日より岩上さんが神戸学院大学教授・上脇博之氏に『連日』インタビュー！／大手メディアが報じないスティグリッツ教授による『提言』の内容とは？／野党5党が共同で『保育士給与5万円アップ』法案を提出！」2016.3.26日号～No.1290号～ ■■■
（2016.3.26 8時00分）

　おはようございます。IWJで主にテキスト関連の業務を担当している平山と申します。

　桜の開花宣言に続き、昨日、プロ野球のペナントレースが開幕しました。「球春到来」ということで、まもなく春満開の4月になろうとしています。ヤクルトとソフトバンクが日本一を争っていたのが、つい昨日のことのようです。時間が経つのは本当に早いですね。

　清原和博容疑者の逮捕や、巨人の野球賭博、選手間での金銭授受など、このシーズンオフの間、スキャンダルが多発したプロ野球ですが、選手には好プレーで観客を魅了し、一度失われた信頼を回復してもらいたいと思います。

　さて、ここ数日、この「日刊IWJガイド」冒頭では、Web班、会員管理班など、記者以外のスタッフからご挨拶をさせていただいています。本日は、動画班の須原拓磨から、皆さまに向けてご挨拶させていただきます。

■少しでも見やすい映像を目指して、ハイライト動画の作成に全力投球中！～動画班・須原拓磨からご支援のお願い

　おはようございます。IWJで動画編集関連の仕事とスケジュールを組んで、記者やカメラマンの手配をする「ハドル班」、および地方の中継市民の皆様との連絡担当の三役をしております、須原拓磨と申します。各地方の中継市民の皆様には、日々、たいへんお世話になっております。この場を借りて、御礼申し上げます。

　ここのところ、比重が増えているのが、動画班の仕事です。IWJの記者・撮影スタッフが撮った映像を、皆さまにきれいな画質でお届けするためにパソコンに取り込んで変換したり、中継中の画質調整や、現場担当者の技術サポートなどをしています。最近、動画班が力を入れているのが、ハイライト動画の作成です。

　これまで、「動画を全部観る時間がない」という視聴者の皆さまからのお声を、数多く頂戴してきました。そこで、電車に乗っている時間や、寝る前のちょっとした時間などに、手軽に動画のハイライトをご覧いただけるよう、日々、工夫して動画編集作業を行なっています。これまでは人手が慢性的に不足していて、イントロ部分を数分切り取ってアップするのが精いっぱいだったときもありました。今は技術のある人間を何人か抱えることができて、文字通り「ハイライト」部分を抜き出して編集することが可能な体制となりつつあります。

　皆様がハイライトを「予告編」のように御覧になり、興味をひかれたものを選んで「本編」としてじっくり視聴していただけるように、動画班一同、心がけて参りたいと思います。

　岩上さんの判断で、中継・動画担当の人員を増やすきっかけとなったのは、昨年の夏、安保法制が強行「採決」されようとし、反対運動も大きな盛り上がりを見せていた時のことです。SEALDsによる抗議行動、デモが頻繁に行われましたが、これらの動画を、皆さまに早くお見せするべく、なるべくその日のうちにハイライトを作成し、アップするよう心がけました。

　IWJは、岩上さんを筆頭に記者たちの記事や、デイリーで発行されるメルマガに成長したこの「日刊IWJガイド」など、テキストも濃密なものをお届けしていますが、動画に関しても、より、見やすく、わかりやすくご覧いただけるように、これからも試行錯誤を重ねて参ります。

　ハイライト動画をご覧いただいたことがきっかけで、会員になられた方もいらっしゃいます。そういう方のお声を聞くと、動画班のメンバーとして大変嬉しく思います！本当にありがとうございます！

　ここで、動画班から改めてお知らせです。現在、まだ作業中なのですが、2015年11月5日に岩上さんが行った、元陸上自衛官の末延隆成氏への直撃インタビューの動画に、全編字幕入れをしています。

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・2015/11/05 岩上安身が元陸上自衛官・末延隆成氏に直撃インタビュー！「トモダチ作戦」の裏の目的は島嶼奪還訓練だった? 「私程度の訓練を受けた者なら、一人で原発を破壊できる」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/273709
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　また、元陸上自衛官・末延隆成氏の口から語られた、自衛隊の壮絶な現実については、以下の動画に短く、字幕付きでまとめました。末延氏の、切実な思いがこもった証言は必見の内容です。ぜひ、ご覧いただければと思います。

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・「生還を期さなければ、私のような元自衛官単独でも、十二分に原発への攻撃が可能」岩上安身の取材に元自衛官・末延隆成氏が激白！
https://youtu.be/0SfVkIvgWk4

自衛隊で、捕虜の「処分」方法の教育を受けていたと、元自衛官が告白
https://youtu.be/tF8jaUeoJSI
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　現在、IWJの財政は危機に瀕しています。ひとつには、人員が増えて、中継配信の本数が増え、「きちんとしたハイライト動画の作成」が可能になるなど、これまでなかなか実現できなかった課題をこなせるようになった反面、人件費や取材経費などの実費がかかるようになってきたためでもあります。本当に痛しかゆしです。動画班の戦力の充実を肌で感じているので、こうした人員体制を維持して欲しいと、経営者である岩上さんに対してはひそかに祈るような気持ちでいる反面、人件費の増大が経営を圧迫しているのかと思うと、痛しかゆしでとても複雑な気持ちになります。

　IWJがこれまで撮りためてきた動画は、たいへんな質と量です。ここまで豊富なアーカイブを所有しているインターネットメディアは、他にないのではないかと思います。私は過去にIWJが撮ってきた動画の整理や管理もしているのですが、本当に様々な動画が保存されていて、見るたびに驚きます。

　IWJが潰れてしまったら、大手メディアが報じることがなかった貴重な映像が消滅してしまいます。まさに「全国民の財産」である、IWJの珠玉のアーカイブをこれからもご覧頂けるように、皆さま、会員のご登録や、ご寄付・カンパなどのドネーションで、IWJをお支えください。

※会員登録はこちら！
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパでのご支援をよろしくお願いします！
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

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※ご寄付・カンパのお振込先は、以下の口座になります。

【城南信用金庫（1344）】新橋支店（022）普通472535
【ゆうちょ銀行（9900）】〇〇八（008）普通3080612
【みずほ銀行（0001）】広尾支店（057）普通2043789
【楽天銀行（0036）】第一営業支店（251）普通7068848

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　ここで、皆さまから届いた、あたたかい言葉を紹介させていただきたいと思います。

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・財政難に負けず頑張ってください。昨年の夏から冬にかけて二度の大病と同居していた義母の他界でカンパも出来ずにおりましたが、今日少額ながらカンパさせていただきました。IWJは今の日本では、なくてはならない貴重な独立メディアだと信じております。

・ほんの少しですが、カンパさせて頂きました。いつもありがとうございます。岩上さん身体には本当に気をつけて下さいね

・昨日１万円寄付しました。マスメディアの現状には、呆れるとか情けないとかいうレベルを超えて、何とも言えない恐ろしさを感じています。私にとっては、IWJの情報は大げさでなく最後の砦。何とか踏ん張って下さい。

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　ありがとうございます！皆さまからのこうしたご声援とご支援が、そのまま私たちのエネルギーになります。皆さまにいつも支えられるメディアであることを目指して、精進してまいります。これからもなにとぞ、よろしくお願い致します。

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　動画班兼ハドル班兼地方中継連絡担当の須原拓磨スタッフでした！

　さて、本日の「日刊IWJガイド」では、岩上さんによる神戸学院大学教授・上脇博之氏への「連日」インタビューの告知から、大手メディアが伝えないスティグリッツ教授の「本音」、野党5党が共同で提出した「保育士給与5万円アップ」法案の中身まで、盛りだくさんの内容でお届けします。

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■少しでも見やすい映像を目指して、ハイライト動画の作成に全力投球中！～動画班・須原拓磨からご支援のお願い（須原拓磨）
┠■【中継番組表】
┠■今日のニュース・フラッシュ！～ベルギーでのテロ、当初は原発が標的!?／「甘利事件」、特捜が一色武氏から事情聴取／トランプ氏が核兵器使用に言及、他（平山茂樹）
┠■本日26日と明後日27日、岩上さんが「政治資金オンブズマン」上脇博之・神戸学院大教授に2日間の「連日」インタビュー！上脇氏らが刑事告発した8議員の正体とは～「第7号・中原八一議員」（原佑介）
┠■アベノミクスを全否定！大手メディアが伝えないスティグリッツ氏の「提言」！法人税減税、TPPを「効果的でない」と断言（佐々木隼也）
┠■「保育園落ちた」ブログから1ヶ月のスピード提出！野党5党が「保育士給与5万円アップ」法案で報告集会～「本気で向き合う気があるならば、当然審議には応じてもらいたい」（ぎぎまき）
┠■アマゾンのカスタマーレビューでたくさんの五つ星！『米国が隠す日本の真実』、『前夜』――「読んでから見るか、見てから読むか」IWJの動画アーカイブもご一緒に！！（青木浩文）
┠■Tシャツ、DVD半額セール中！おすすめは「ちょっと可愛すぎる？“岩上くん”Tシャツ」と「赤い風船“ハートTシャツ”」――DVDはシリーズまとめて“大人買い”で売り切れ商品も！（青木浩文）
┠■昨日は滋賀から京都へ車で移動、そして新幹線で神戸へ～岩上さんの今後のスケジュール（青木浩文）
┠■わとはぷ～What happened today？（平山茂樹）
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◆中継番組表◆

＊＊2016.3.26 Sat.＊＊

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_YAMAGUCHI1】10：00～「3.26 上関原発を建てさせない山口県民大集会」
視聴URL： http://www.ustream.tv/channel/iwj-yamaguchi1
※「上関原発を建てさせない山口県民連絡会」が主催による集会を中継します。集会のメインスピーカーは、福島県飯舘村の酪農家・長谷川健一氏。

【IWJ_GIFU1】10：30～「乳歯保存ネットワーク発足イベント」
視聴URL： http://www.ustream.tv/channel/iwj-gifu1
※「乳歯保存ネットワーク」主催の発足記念イベントを中継します。

◇◆◇ NO NUKES DAY大集会中継 ◇◆◇

【Ch4】12：15～「NO NUKES DAY 原発のない未来へ！3.26全国大集会
つながろう福島！守ろういのち！―福島原発事故から5年・チェルノブイリ事故から30年―（第1ステージ・メインステージ）」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「さようなら原発1000万人アクション」「原発をなくす全国連絡会」「首都圏反原発連合」「反原発運動全国連絡会」主催の3.26全国大集会第1ステージ（メインステージ）を中継します。

【Ch5】11：30～「NO NUKES DAY 原発のない未来へ！3.26全国大集会
つながろう福島！守ろういのち！―福島原発事故から5年・チェルノブイリ事故から30年―（第2ステージ・つながろう福島）」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「さようなら原発1000万人アクション」「原発をなくす全国連絡会」「首都圏反原発連合」「反原発運動全国連絡会」主催の3.26全国大集会第2ステージ（野外音楽堂）を中継します。

【Ch6】11：30～「NO NUKES DAY 原発のない未来へ！3.26全国大集会
つながろう福島！守ろういのち！―福島原発事故から5年・チェルノブイリ事故から30年―（第3ステージ・基地も戦争もいらない）」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※「さようなら原発1000万人アクション」「原発をなくす全国連絡会」「首都圏反原発連合」「反原発運動全国連絡会」主催の3.26全国大集会第3ステージ（ケヤキ並木）を中継します。

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【IWJ_KYOTO1】14：00～「気候変動と原発、安保法制(戦争法)を考える学習講演会」
視聴URL： http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「気候変動と原発、安保法制(戦争法)を考える学習講演会実行委員会」主催の講演会を中継します。講師は、田浦健朗氏（気候ネットワーク）、すぎ（木久、※本メールで使用できない漢字のため、表記をひらがなにさせていただいております）本育生氏（環境市民）。

【録画配信・IWJ_OSAKA1】18：00～「データで振り返る『大阪ダブル選挙』～9割の有権者が「都構想を誤解」したまま行われた選挙を検証する～」
視聴URL： http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※2月24日に開催された、「『豊かな大阪をつくる』学者の会」主催の報告会を録画配信します。報告者は藤井聡・京都大学大学院教授（公共政策論、国土・都市計画）、村上弘・立命館大学教授（行政学・地方自治論）、薬師院仁志・帝塚山学院大学教授（社会学）、森裕之・立命館大学教授（地方財政学）ら。

【録画配信・IWJ_IBARAKI1】20：00～「東海村議会が採択した意見書に対する抗議会見と抗議文提出」
視聴URL： http://www.ustream.tv/channel/iwj-ibaraki1
※3月24日に収録した、「東海村議会が採択した意見書に対する抗議会見と抗議文提出」を録画配信します。会見には、村上達也氏（元村長）、相沢一正氏（元村議）、小川仙月氏（脱原発ネットワーク茨城）らが参加。

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◆中継番組表◆

＊＊2016.3.27 Sun.＊＊

【IWJ_TOCHIGI1】13：00～「鈴木元さんと津田敏秀さんに聞く『どうみる？甲状腺がん講演と討論』」
視聴URL： http://www.ustream.tv/channel/iwj-tochigi1
※「311つながる、伝える、そして未来へ実行委員会」主催による講演、討論会を中継します。講演者は、鈴木元氏（国際医療福祉大学大学院教授）、津田敏秀氏（岡山大学大学院環境学研究科教授）。

【Ch未定】13：00～「民進党・新党結党大会」
※民主党、維新の党の合流新党、「民進党」の結党大会を中継します。

【IWJ_WAKAYAMA1】14：00～「Sound Walk Festa ？Democracy Never Falls Silent？サウンド・ウォーク・フェスタ『民主主義は黙らない』」
視聴URL： http://www.ustream.tv/channel/iwj-wakayama1
※「サウンド・ウォーク・フェスタ実行委員会」が開催するイベントの模様を中継します。安保法制施行抗議集会のあとはスピーチをはさみながらパレードがおこなわれます。

【IWJ_OSAKA1】14：00～「3・27『イラク開戦 13 年 ―廃止しよう！戦争法、とめよう！辺野古新基地建設』関西集会」
視聴URL： http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※講演者に稲嶺進・沖縄県名護市長とジャーナリストの青木理氏を招いて開催される集会を中継します。集会終了後はデモ行進を予定。

【録画配信・Ch5】17：00～「【第3弾】安冨歩・片岡祐介の『魂の脱植民地化で読み解くクラシック名曲』シリーズ『チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」』を主たる題材にしたレクチャーとコンサート」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※3月10日に開催された、「魂の脱植民地化の観点から、音楽史を振り返り、名曲の名曲たる所以を追求する」レクチャーとコンサートの模様を録画配信します。IWJでは、第1弾～第4弾までの全ての開催を配信予定。

【録画配信・Ch6】19：00～「SEALDs 福田和香子さんと語る政治と選挙――身近な問題から選挙で何が変えられるか考えてみよう！」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※3月5日に、SEALDs 福田和香子さんをゲストに招いて開催されたトークイベントを録画配信します。主催はアジア女性資料センター・ユースグループ。

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■今日のニュース・フラッシュ！～ベルギーでのテロ、当初は原発が標的!?／「甘利事件」、特捜が一色武氏から事情聴取／トランプ氏が核兵器使用に言及、他

　昨日も世間では様々なニュースが飛び交いました。以下、フラッシュ形式でお伝えしたいと思います。

【1】ベルギー・ブリュッセルでの連続テロ、当初は原発が攻撃対象だった!?

　3月22日にベルギーの首都ブリュッセルで発生した連続テロ。このテロ事件に関して、当初、実行犯はベルギーの原発を標的にしていた可能性が濃厚になってきました。ベルギーの地元メディアによると、今回のテロで自爆した容疑者のバクラウィ兄弟が、事件前にベルギーの原子力当局長官の家の前に隠しカメラを設置していたとのこと。ベルギー当局はこの情報をつかんで、原発周辺での警備を強化していました。地元メディアは「計画が事前に察知されたため、空港や地下鉄の爆破テロに変えた可能性がある」と伝えています。

※テロリストらはベルギーの原子力発電所でのテロを計画していた（Sputnik、2016年3月24日【URL】http://bit.ly/1oakOEJ）

　今回の事件により、原発がテロの対象となり得ることが、改めて浮き彫りになりました。岩上さんが2015年11月5日にインタビューした元陸上自衛官の末延隆成氏は、「私程度の訓練を受けた者なら、生還を期さないのであれば、自動小銃と携帯戦車ロケット砲、爆薬程度の軽装備で、一人で原発を破壊できる」と語りました。原発は、テロリストにとって格好の標的なのです。

※2015/11/05 岩上安身が元陸上自衛官・末延隆成氏に直撃インタビュー！「トモダチ作戦」の裏の目的は島嶼奪還訓練だった? 「私程度の訓練を受けた者なら、一人で原発を破壊できる」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/273709

　しかし日本政府は、原発がミサイル攻撃を受けたり、テロリストの破壊工作の対象になる可能性について、まったく真剣に検討していません。信じがたいことに政治家も官僚も財界人も、誰も責任をもって真剣に考えず、何の対策もとっていません。原発関係者はテロや戦争のリスクについて真剣に考えず、安全保障関係者は、原発の存在をカッコにくくって脇において、軍事国家化を急いでいます。

　この点については、昨日の井戸謙一弁護士へのインタビューで、岩上さんがお話をお聞きしています。このインタビューは、明日以降、Ch1で配信いたしますので、どうぞご覧ください！

※IWJ・Ch1はこちらからご覧ください！
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1

【2】甘利明・前経済再生相の金銭授受問題をめぐり、「告発者」の一色武氏を東京地検特捜部が事情聴取～甘利氏は「睡眠障害」を理由に国会を欠席したまま

　甘利明氏の金銭授受問題をめぐり、特捜が動き始めました。東京地検特捜部が、3月25日までに千葉県の建設会社の総務担当・一色武氏から任意で事情聴取を行っていたことが判明。一色氏は甘利氏の秘書との会話を録音した音声データなど、数点の証拠を特捜部側に提出しているといいます。

※甘利氏の現金授受問題、建設会社担当者を聴取　東京地検（朝日新聞、2016年3月25日【URL】http://bit.ly/1PuBrkN）

　一色氏はこれまで、甘利氏の元秘書に現金15万円を渡した際の音声データなどを民主党の追及チームに提供していました。一方、甘利氏は大臣の辞任を表明した1月28日の会見で、計100万円の現金を受け取ったことは認めたものの、「口利き」の事実は否定。その後、民主党は甘利氏の国会での証人喚問を求めていますが、甘利氏は「睡眠障害」を理由に国会を欠席しています。

　この問題に関しては、岩上さんが民主党追及チームの座長を務めている大西健介議員に単独インタビューを行いました。UR（都市再生機構）が公開した面談記録や一色氏から民主党が提供を受けた音声データなどの証拠資料にもとづき、「甘利問題」についてじっくり岩上さんがお話をうかがっていますので、ぜひ、下記URLからアーカイブ動画をご覧ください。

※2016/03/16 甘利明・前経済再生相が雲隠れ!?「甘利問題」を風化させるな！　岩上安身による「甘利前大臣疑惑追及チーム」座長・大西健介衆議院議員（民主党）インタビュー（動画）
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/292244

【3】米大統領選、トランプ氏がとうとう核兵器使用に言及～Twitter上ではクルーズ氏と妻のヌード写真めぐり罵り合い！クルーズはトランプに負けず劣らずクレージー！

　米大統領選の共和党指名候補争いでトップを走る「不動産王」のドナルド・トランプ氏から、またしても過激発言が飛び出しました。シリアとイラクで勢力拡大を続け、ベルギーでのテロでも犯行声明を出したIS（イスラム国）に関して、「核兵器使用も辞さない」と発言したのです。

　トランプ氏の今回の発言が飛び出したのは、3月22日に行われたブルームバーグ・ニュースでのインタビューでのこと。「『イスラム国』に対し、核兵器の使用もあり得るのか」と問われたトランプ氏は、「あえてはっきり言えば、核兵器が最後の手段だ。私はどんな可能性も除外しない」と述べました。

※トランプ氏対テロ過激化「核使用が最後の手段」（読売新聞、2016年3月25日【URL】http://bit.ly/1Zz9RKx）

　「核兵器使用」といえば、日本にとっても他人事ではありません。3月18日、横畠裕介内閣法制局長官が、衆議院予算委員会で「憲法上、あらゆる種類の核兵器の使用がおよそ禁止されているというふうには考えていない」などと発言。波紋が広がっています。

※法制局長官、核使用「憲法ですべては禁止されていない」（朝日新聞、2016年３月１９日【URL】http://bit.ly/1MpHFHX）

　岩上さんが横畠内閣法制局長官のこの発言について、3月21日に行われたインタビューの中で孫崎享氏に見解をたずねると、米国の伝統的な戦略である「オフショア・バランシング戦略」と関連づけて解説してくださいました。孫崎氏の発言の詳細は、ぜひ下記URLからアーカイブ動画をご覧ください！

※2016/03/21 『小説外務省II～陰謀渦巻く中東』刊行企画！　岩上安身による元外務省国際情報局長孫崎享氏インタビュー（動画）
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/292847

※岩上安身が孫崎享氏に直撃インタビュー！～横畠裕介・内閣法制局長官の核使用・合憲発言の背景には「ニュークリアシェアリングによるオフショアバランシング（日中を分断させ、米国は漁夫の利を得る戦略）」
https://youtu.be/pQrFbF9lo-k

　また、昨日岩上さんがインタビューした井戸謙一弁護士にも、この横畠内閣法制局長官の発言に関して岩上さんが聞いています。元裁判官である井戸弁護士が、この発言をどう分析したか、ぜひ、明日以降の配信をご覧ください！

　さて、米大統領選に関しては、共和党指名候補争いで2位につけるテッド・クルーズ氏の「勝手連」である「スーパーPAC」が、トランプ氏の妻・メラニア夫人のヌード写真を使用した広告を掲載。これに怒ったトランプ氏が、自身のTwitterで「気をつけろよ、うそつきテッド。さもなきゃ、あんたの奥さん（ハイディ夫人）の秘密をばらしてやる」などとツイートし、さらにクルーズ氏が「ドナルド、ハイディを攻撃するなら、お前はこちらが思っていたより臆病だということだ。卑怯者め」などと応酬する事態になっています。

　「暴言」を繰り返すトランプ氏の陰に隠れていますが、実はクルーズ氏はトランプ氏以上に過激な思想の持ち主であると言われています。キリスト教福音派を主な支持母体とするクルーズ氏は、オバマケア（国民皆保険制度）や銃規制に反対している他、なんと！驚くべきことに、進化論をも否定しています！外交・安全保障政策では、イスラエルとの同盟強化、イランとの核合意の破棄、ISへの「絨毯爆撃」などを主張。移民政策に関しても、トランプ氏と同じように、「メキシコとの国境に壁を作るべきだ」などと主張しています。

　このクルーズ氏の保守的な政治姿勢に関しては、改めて取り上げ、記事としてまとめますので、どうぞご注目ください。

　トランプ氏の過激な振る舞いにより、とにかく話題に事欠かない今回の米大統領選。IWJでは、2017年1月の大統領決定の瞬間まで、最新情報をお伝えし続けます。

【4】伊方原発1号機、「採算がとれない」として廃炉決定～一方、伊方原発3号機は7月下旬めどに再稼働の方針

　四国電力は昨日3月24日、愛媛県の伊方原発3号機について、再稼働に向けての最終段階となる使用前検査を原子力規制委員会に申請しました。四国電力は、今年7月下旬をめどにこの伊方原発3号機を再稼働させる方針です。

※伊方原発３号機７月下旬再稼働の計画示す（NHK、2016年3月25日【URL】http://bit.ly/1RAMKct）

　一方で四国電力は、伊方原発1号機に関して、運転開始から40年を迎え、延長に必要な安全対策に1700億円以上かかる上、出力が比較的小さいことから「採算が取れない」と判断し、廃炉にすることを決定しました。採算が取れないと判断するや、すぐさま廃炉を決定した四国電力。「採算性」という経営上の理由だけでなく、住民の安全を考慮したうえで、「安全性」を理由に他の原発も廃炉にしてもらいたいものです。

　岩上さんがインタビューした、井戸謙一弁護士もはっきりとこう断言しています。「原発が一基も稼働していなくても、電力供給の上でまったく困らなかった。原発が必要ないということが証明された」と。

　福島第一原発では、3月23日、またしても汚染水が漏洩。東電は、セシウム除去設備が入る高温焼却炉建屋内の配管から、5.3トンの汚染水が漏れたと発表しました。建屋の外には漏れていないといいますが、汚染水の漏出はこれで何度目でしょうか。福島第一原発の事故収束がなされていないなかで、原発の新設・再稼働は許されません。IWJでは、原発再稼動の方針を堅持する安倍政権の姿勢について、これからも引き続き注視してゆきます。

※福島第一原発、建屋内で汚染水漏れ　推定５.３トン（朝日新聞、2016年3月24日【URL】http://bit.ly/1RkmzLq）

　以上、本日のニュース・フラッシュでした。次は原佑介記者が、本日と明日の2日にわたり行われる、岩上さんによる神戸学院大学教授・上脇博之氏インタビューの見どころ、聴きどころのご案内をいたします！

■本日26日と明後日27日、岩上さんが「政治資金オンブズマン」上脇博之・神戸学院大教授に2日間の「連日」インタビュー！上脇氏らが刑事告発した8議員の正体とは～「第7号・中原八一議員」

　おはようございます。記者の原です。

　二府二県にまたがって怒涛の関西取材ツアー敢行中の岩上さんは、24日に京都入りするや、ただちに日本共産党京都府委員会の渡辺和俊委員長にインタビュー。その翌日の25日に車で滋賀県の彦根へ走り、井戸謙一弁護士にインタビュー。終わるや、京都へ戻り、その日のうちに神戸入り。

　そして本日26日から明日27日の2日間にわたって、神戸学院大学教授で「政治資金オンブズマン」共同代表の上脇博之氏に「連日」インタビューを行います。

　また、28日には、自民党の佐藤ゆかり議員を訴えた自民党の枚方市支部長の出来成元氏への直撃インタビューも追加決定しました！

※2016/03/22 「政治資金」で自民党に内紛勃発！佐藤ゆかり議員を自民・枚方市支部長が3月22日に民事提訴へ！刑事告発も準備中！IWJが双方に直接取材、浮かび上がった佐藤議員の「杜撰な政治姿勢」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/289612

※2016/03/22 【大阪】佐藤ゆかり議員に対する民事告訴に関する記者会見レク（動画）
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/292924

　しかしその前に、まずは上脇教授への「連日」インタビューのご案内です！

　「安保法と安保法案の強行採決は、民主主義に立憲主義にも違反している。この法案に賛成した議員はそれだけで国会議員としても失格だ！」と憤った上脇氏は、安保法案に賛成した議員を夏の参院選で落選させるべく、「落選運動支援の会」を立ち上げ、すでに8人もの自民党議員を刑事告発しています。

　今日、明日のインタビューでは、この8人の疑惑のほか、金銭授受で問題になるや「雲隠れ」した甘利明氏や、政治資金の「私物化」の疑いがもたれている林幹雄経産相についても話をうかがう予定です。

　それだけではありません！官房機密費の問題についてもお聞きします！

　特盛り牛丼の上に特盛り牛皿を乗せたようなボリューム満点過ぎの超メガ特盛りインタビューなので、告発した議員1人について1時間ずつ話をうかがっても8時間！その上、官房機密費などなどうかがっていたら、12時間くらいかかりそうなので、それは非人道的なまでに長過ぎる超々ロングインタビューになってしまうと懸念し、人道的観点から、2日間にわたる「連日」インタビューとなったのです！

　さて、本日ご紹介したいのは、落選運動対象議員・第7号として選抜され、サクッと告発された自民党の中原八一議員です。

　中原議員（新潟選挙区）の資金管理団体が、寄付の一部を政治資金収支報告書に記載していなかったなどとして、上脇氏らは「政治資金規正法違反」の疑いで新潟地検に告発。3月18日にこれを地検が受理しました。

　中原氏の資金管理団体「中原八一政経研究会」は、2010年3月に寄付をした500万円と、14年11月に受けた寄付50万円について、政治資金収支報告書に記載していませんでした。中原氏の事務所は、50万円については「記載漏れだったので修正する」としていますが、政治資金収支報告書を詳しく読み解くと、明らかに「不自然」な点が残っていることがわかります。

　中原議員の地元・新潟選挙区では民主、共産、維新、生活の野党4党がそれぞれ独自候補の擁立を発表していましたが、民主党が候補者取り下げ方針を示したことで、生活・森ゆうこ前参議院議員に一本化される方向となっています。きたる7月の参院選で、中原議員を選ぶのか、それとも森ゆうこ議員を選ぶのか、判断を誤らないためにも、本日から2日間にわたって行われる、岩上さんによる上脇さんへの「連日」インタビューは必見です！

　今回のインタビューは録画取材となりますので、配信日はまた明日以降、決定し次第お知らせします！上脇氏に対しては、これまで岩上さんと僕が複数回インタビューしています！この機会に、ぜひ下記URLからアーカイブ動画をご覧ください！

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※2014/02/27 舛添要一東京都知事、政党交付金で借金返済!? ～2億5千万円の疑惑について、政治資金オンブズマン共同代表・上脇博之神戸学院大学教授が徹底検証！
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/129765

※2014/05/31 「渡辺氏は罪を犯した」――政治資金オンブズマン共同代表・上脇博之神戸学院大学教授が、渡辺喜美・前みんなの党代表を刑事告発！岩上安身が告発趣旨を直撃インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/144033

※2015/12/04 普天間「県外移設」の公約破棄だけではない！裏金作り？カレンダー配布？偏向ラジオ放送!?沖縄担当相の島尻安伊子参議院議員に浮かび上がった疑惑の数々！ついに刑事告発される！上脇博之氏、阪口徳雄氏インタビュー（聞き手：原佑介）
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/277484

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　原記者、ありがとうございました！次は佐々木隼也記者に、与党内に「消費税増税延期論」が広まるきっかけとなったジョセフ・スティグリッツ教授による「提言」の知られざる内実について、レポートしてもらいます！

■アベノミクスを全否定！大手メディアが伝えないスティグリッツ氏の「提言」！法人税減税、TPPを「効果的でない」と断言

　おはようございます。IWJの佐々木隼也です。

　消費税10％引き上げ「再延期」を打ち出し、参院選（もしくは衆参ダブル選）のサプライズを演出したい安倍総理。その下地作りとして官邸内で始めた「国際金融経済分析会合」の第一回（16日）から、一週間以上が経ちました。

　あのノーベル経済学賞を受賞したジョセフ・スティグリッツ米コロンビア大学教授が、安倍総理に増税再延期を提言した、ということが大きな話題となりました。しかし、スティグリッツ氏が「本当は何を提言したのか」ということについては、安倍政権はひた隠し、それに呼応する大手メディアも掘り下げて報じることはありませんでした。

　IWJでは、本ガイドでたびたび、スティグリッツ氏の来日の目的や、その詳しい提言内容を断片的に報じていますが、スティグリッツ氏はこの会合で、賃金上昇と労働者保護を強める政策、教育や若者の健康への政府支出、投資に寄与しない法人税減税への反対、炭素税や相続税や株などの譲渡益課税の増税などを主張。そしてTPPについては「悪い貿易だ」と真っ向から批判したのです。

　首相官邸のHPにアップされた「スティグリッツ氏の提出資料」を見ると、そのより具体的な内容をうかがい知ることができます。48ページにも及ぶこのスライド資料でスティグリッツ氏は、以下のように安倍政権にとって「耳の痛い」指摘をしているのです。

※首相官邸HPより「第1回国際金融経済分析会合」
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kokusaikinyu/dai1/gijisidai.html

　「金融緩和が期待されたほどの効果を得られていない」

　「企業が投資に積極的にならないのは、バランスシートや資金調達の問題ではない。需要が足りないことが問題なのだ」

　「マイナス金利の試みは、景気を大きくは刺激せず、悪い副作用をもたらす可能性も」

　「量的緩和政策は不平等を拡大した。しかし、（もしあったとしても）投資の大幅な増加にはつながらず」

　「グローバリゼーションにより政策効果は損なわれている。便益は他国に流出し、費用は自国に発生」

　これらの指摘は、安倍総理が気分を害さないように配慮してか、「日本を名指しした」ものではなく、世界の先進国を見渡して起きている問題、つまり「マクロな視点」での世界経済の問題点というアプローチで、展開されています。しかし、これらの指摘はすべて、アベノミクスに当てはまります。

　つまり、スティグリッツ氏はアベノミクスに「失敗」の烙印を押したのです。

　スティグリッツ氏が指摘したこうした問題点は、IWJではこれまで多くの識者の指摘、シンポジウムや講演を通して、繰り返し報じてきました。

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※2016/03/08 GDPマイナス成長で日本はますます「貧乏」に！　もはやアベノミクスはKO寸前！　富岡幸雄氏、菊池英博氏、植草一秀氏の三専門家に直撃取材！
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/290957

※2014/11/25 「財政で経済を潰す」に反転したアベノミクス　増税逆噴射で「日本の奈落」を招く財務省と安倍政権の狙いは～岩上安身が政治経済学者・植草一秀氏に聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/208614

※2015/05/30 「バブルは必ず弾ける、それは明日かもしれない」と断言する浜矩子氏、空前の官製相場で沸きに沸く株式市場、しかし…！岩上安身が「アホノミクス恐慌」の危険性について訊く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/247279

※2015/01/29 トマ・ピケティ氏、来日シンポで「安倍税制」批判「消費増税は低所得者を苦しめる」～GPIF改革論への苦言も
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/228602

※2014/12/05 「消費の停滞は増税以外の要因もある」～安倍政権に不都合な経済データ呈示『アベノミクスの終焉』著者・服部茂幸氏に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/211262

※2014/12/03 「日本経済は成長のエンジンがなくなった状態」”悲観の乗宣”がアベノミクスを一刀両断～岩上安身によるエコノミスト・高橋乗宣氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/210934
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　そしてスティグリッツ氏は、さらに辛辣な指摘を安倍総理に浴びせています。「効果的でない（または逆効果な）サプライサイドの施策が多く存在する」としたうえで、アベノミクスをもはや「全否定」しているのです。

　この続きは、改めて記事としてまとめて近日中にIWJのホームページにアップしますので、どうぞご注目ください！

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　佐々木記者、ありがとうございました！スティグリッツ氏の提言を横並びで「消費税増税先送り」に焦点化した既存メディアの報じ方には、明らかに「政治的」な意図を読み取ることができそうですね。次はぎぎまき記者に、待機児童問題に関する新たな動きをレポートしてもらいます！

■「保育園落ちた」ブログから1ヶ月のスピード提出！野党5党が「保育士給与5万円アップ」法案で報告集会～「本気で向き合う気があるならば、当然審議には応じてもらいたい」

　おはようございます。IWJで記者をしているぎぎまきです！

　一昨日の3月24日、野党5党が保育士の給与を月額5万円アップする法案を共同提出しました。

　「保育園落ちた日本死ね！！！」ブログが国会で取り上げられたのは、2月29日のこと。この1ヶ月の間、まさかというほどの怒涛の勢いを母親たちが見せました。

　匿名を理由に、「本当かどうか確かめようがない」とブログの信憑性を疑う安倍総理の答弁がお母さんたちの怒りに火をつけ、3月4日には「保育園に落ちたの私だ」というプラカードを掲げた母親たちが国会前で抗議スタンディング。9日には、2万7千以上の署名を塩崎恭久厚労相に提出しました。その後も、民主党の呼びかけで開かれたヒアリングの場に子連れで通った母親たちが、保育士とともに切実な声を届けてきました。

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※【02.29国会ハイライト】「保育園落ちた日本死ね！！！」待機児童に悩む親たちの悲痛な叫びに安倍総理が「匿名である以上確かめようがない」と無神経発言！　与党議員らは「本人出せよ」の下劣な野次！
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/293075
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　当事者の訴えを法案にまとめた、民主、維新、共産、社民、生活の5党の代表議員は、3月24日、法案提出後に報告集会を行いました。私も現場で取材をしたのですが、野党のナイスチームワークに少し感激してしまいました。

　この1ヶ月、中堅どころと言われる40代の議員を中心に、何度も母親たちに対するヒアリングの場が設けられました。先頭に立っていた山尾志桜里議員も、小さい男の子のお母さんです。議員会館の中を走っている子どもたちや、お母さんたちをねぎらいながら、小さな子どもたちを笑顔で迎え入れる姿に、かつては待機児童問題の当時者だった私は、エールを送らずにはいられませんでした。

　もちろん、法案提出は通過点の一つに過ぎず、政府与党が今後、審議に応じるかも分かりません。成立するかどうかはその後の話。甘くない話であることは国会議員も母親たちも承知の上だと思います。民主党の山井和則議員は審議に応じるかどうかで、政府の本気度が分かるとコメントしていましたが、本当にその通りだと思います。

　そんな折も折、3月24日、高市早苗総務大臣が「保育士だけ待遇を改善するのは困難」と発言。さっそく、冷水を浴びせています。だったら、高齢者の介護に携わっている介護士の待遇も一緒に改善すべく、議論の俎上に乗せればいいではないでしょうか。あるいは、激務であるといわれる看護士の待遇改善も、一緒にあわせて考えたらどうでしょうか。

　また、政府が検討しているという「小規模保育定員拡大」で受け皿を増やす案に関しても、注意を払う必要がありそうです。

　政府案では、1人でも多くの子どもが入園できるように、定員の上限19人を20人以上に増やし、規制を緩めようとしているといいますが、預かる子どもの数を増やすならば、それに応じて保育士の数も増やすのでしょうか？そうでなければ、ただの規制緩和に過ぎず、これまでも指摘されている保育の質の低下につながるだけです。保育士の負担が増えれば、激務に耐えきれず、泣く泣く保育士の職を離れざるをえない人がまた出てきます。同時にそれは、子供のリスクも高めます。報告集会では、保育の事故で子どもをなくされた、大変つらい経験をしたお母さんも出席し、こうした規制緩和に対して警鐘を鳴らしていました。

　法案にかける野党議員の思いや、母親たちの切実な思いが詰まった報告集会の様子は、ぜひ、こちらの動画でチェックしてください！IWJも山尾議員に質問し、山井議員にインタビューしていますので、その模様もぜひ数日内にアップされる記事でお読みいただければと思います！

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※2016/03/24 「保育士等処遇改善法案」国会提出後の報告集会と民主党「待機児童緊急対策本部」第4回会合（動画）
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/293308
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　ぎぎ記者、ありがとうございました！次は青木浩文記者に、岩上さんの書籍やIWJオリジナルグッズに関して、告知をしてもらいます！

■アマゾンのカスタマーレビューでたくさんの五つ星！『米国が隠す日本の真実』、『前夜』――「読んでから見るか、見てから読むか」IWJの動画アーカイブもご一緒に!!

　IWJで中継やテキスト関係のお手伝いをしながら報道現場の勉強をしています青木浩文です。

　政治経済学者の植草一秀氏、元衆議院議員の川内博史氏、鹿児島大学教授の木村朗氏、そして岩上さんによる共著『米国が隠す日本の真実～戦後日本の知られざる暗部を明かす』は、もうお読みいただけましたでしょうか。

　おかげさまでショッピングサイトのアマゾンのカスタマーレビューでは大好評で、たくさんの読者の方から「五つ星」をいただいています。

　レビューの内容を少しご紹介します。「非常に分かりやすく、現代のマスコミが報じない米国の策謀、意図等の危険性、それに対処する我々の注意点などを提示している」、「本年最良の真実の書：米帝が隠蔽する戦後日本の正体がここに完全に明らかになる！」、「全国民、必読の書」などなど、複数の読者の方々からのお褒め、お薦めの言葉があるのを目にします。

　なかでも、岩上さんが執筆に関わった書籍ならではと感じたのは、次の感想です。

　「IWJでたびたびクロストークが行われているのですでに視聴した内容も含まれていましたが、こうしてまとめて読むと、今がいかに大変な時代かが痛感されます」

　同書は、岩上さんが、植草氏、川内氏、木村氏と共に、約1年間の間、3回にわたり行われた、とてもディープな「クロストーク」をベースに執筆されています。

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※2014/01/20 「日本の真実を語る」沖縄問題から原発まで～クロストーク木村朗×植草一秀×川内博史×岩上安身－前半
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/120550

※2014/01/20 東京都知事選はシングル・イシューなのか？脱原発候補一本化をめぐり白熱討論～クロストーク木村朗×植草一秀×川内博史×岩上安身－後半
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/120992

※2014/06/01 「日本の真実を語る～思考停止に陥らないために」クロストーク：木村朗×植草一秀×川内博史×岩上安身
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/144261

※2015/01/23 いかにして、絶望を希望に転化させるか～クロストーク「日本の真実を語る」第3回木村朗×植草一秀×川内博史×岩上安身
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/226919

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　同書が他の書籍と大きく異なるのは、このように、執筆陣のメッセージが動画というかたちでも発信されているということ。本を読んで気になったところは、動画で筆者の話を聞いてその言葉の意図を理解する、動画でわかりづらかった箇所は、本を読んで整理することなどで、様々なテーマについてより理解を深められるのではないでしょうか。

　「見てから読むか、読んでから見るか」というのは、1970年代に角川映画が『犬神家の一族』（1976年）、『人間の証明』（1977年）を発表した際に、角川書店から発売された同映画の原作本も一緒にPRしようとした広告コピーです。当時は、本を読んでから映画を見るのか、映画を見てから本を読むのか、人びとの間でたいへん話題になりました。

　木村朗教授がプランニングし、岩上さんに持ちかけ、そのコーディネートによりIWJで行われたクロストーク動画から生まれた同書は、まさにメディアミックスの成果と言ってもいいかもしれません。ぜひ、多くの方に本と動画アーカイブの両方に目を通していただければと思います。

　書籍のご購入は、IWJ書店で！

※米国が隠す日本の真実～戦後日本の知られざる暗部を明かす
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=158

　植草氏、川内氏、木村氏、そして岩上さんのクロストークなど、過去の動画アーカイブを全編ご覧になるには、会員登録が必要です。この機会にご検討ください。

※IWJ定額会員へのご登録はこちらから！
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

　また、岩上さんが執筆陣のひとりとして参加した『前夜日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』も、弁護士の澤藤統一郎氏と梓澤和幸氏、そして岩上さんの鼎談をもとにして出版された書籍です。

　この鼎談の様子もIWJの動画アーカイブでご覧いただけます。こちらも、本を読んでから動画アーカイブを見るか、動画アーカイブを見てから本を読むか、どちらでも結構です。ぜひ、じっくりと理解を深めて、その執筆陣が発する貴重なメッセージを多くの方に広めていただければと思います。

　安倍総理は、今夏の参院選の争点は改憲であると明言しています。今がまさに「前夜」。いや、もはや当日の「夜明け」を迎えつつあるのかもしれません！ぼんやりしている暇はありません！参院選の前に、ぜひとも緊急事態条項を含む自民党改憲草案の呆れ返るほど怖ろしい中身について、誰もが知る必要があります！我々日本国民全員にふりかかってくる問題です！必読の書です！

※【増補改訂版・岩上安身サイン入り】前夜日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

※前夜～日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
大日本帝国への回帰!?～自民党憲法草案を徹底検証・鼎談シリーズ動画アーカイブ
http://iwj.co.jp/wj/open/%E5%89%8D%E5%A4%9C

※動画アーカイブを全編ご覧になるためには、会員登録が必要です。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■Tシャツ、DVD半額セール中！おすすめは「ちょっと可愛すぎる？“岩上くん”Tシャツ」と「赤い風船“ハートTシャツ”」――DVDはシリーズまとめて“オトナ買い”で売り切れ商品も！

　半額セール中のIWJのDVDとTシャツですが、おかげ様でたいへん好評をいただいています。経営危機に直面し、少しでも売り上げをのばそう！という思いで行なっている「脱・経営危機半額セール」ですから、本当は無邪気に喜んでいられないのですが、皆様にはこの機会に、ぜひともまとめてお買い上げいただき、IWJを「買って応援」していただければと思います！実際、「この機会に！」と、複数の商品をまとめてご購入、まさに「オトナ買い」をされるかたもいらっしゃいます！本当にありがとうございます。

　これまで無料で動画や記事を視聴したり読んできたりしてきた方々が、この機会に、と会員になってくださることは、もちろん大歓迎ですし、何よりも皆様からのカンパ・ご寄付をいただければ、経営危機は回避される可能性が高まります。しかしそれだけではなく、オリジナルグッズのご購入も、IWJの運営にとってとても助けになります。

　今日は現在セール中の商品の中から、私のおすすめのグッズを紹介します。まずは、Tシャツです。天気予報によれば、今週末はぐっと冷え込みますが、週明けからは一転してポカポカ陽気に。お花見にも最高のシーズンを迎えそうです。心も弾むそんな季節に、IWJのTシャツはいかがでしょうか。

　私のおすすめは、「Tシャツ岩上くん」（定価3,780円が半額の1,890円！）です。Tシャツの前面には帽子を被りネクタイを締めた男の子？　のイラストがプリントされています。もしかしたら「これ岩上さんの似顔絵?!　ちょっと可愛すぎない?!」とのご指摘も受けてしまうかもしれません。

　でも、この目を引くイラスト、「ちょっと可愛すぎる？“岩上くん”」がきっかけとなり、IWJのこと、そして岩上さんのことをまだよくご存知ない方にも、興味を持っていただけるかもしれません。

　あるいは、岩上さんに5歳と3歳の男の子のお孫さんがいることを思い出す方もいるかもしれません。このベイビー“岩上くん”はお孫さんの似顔絵かもしれません。不眠不休で走り回り、報じ続ける岩上さんが、おじいちゃんだと知ると、私も頑張ろう！と元気になる方もいらっしゃるかもしれません。

　「この“岩上くん”って言うのはね…」という話をとっかかりにして、政治や選挙、安全保障や憲法のことのなどについて、今まで話す機会がなかった友人・知人とも、新たな意思疎通ができる機会を、このTシャツが作り出してくれるかもしれません。

※「ちょっと可愛すぎる？“岩上くん”」がプリントされた「Tシャツ岩上くん」はこちら
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=20

　また、女性の方におすすめなのは「ハートTシャツ」。赤いハート型の風船が描かれていて、その風船の紐がIWJの文字になっているやわらかいデザインです。こちらも、3,780円を半額の1,890円で販売しています。

※【半額!!】Tシャツハート色:ピンクレディース
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=109

　他にも、IWJのロゴをプリントしたシンプルなデザインのTシャツもあります。大型チェーンの衣料品店でTシャツを買おうとしていた皆さん、この春はぜひIWJのストアでお買いあげいただきたいと存じます!!

※半額セールス中のTシャツは全部で13点。こちらからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=30

　次は、DVDからのおすすめ商品です。

　IWJはインターネットで動画配信をしています。しかし、ご高齢の方やパソコンが苦手な方にとって、インターネットで動画を見ることは、パソコン環境や通信速度の問題などもあり、まだまだ敷居の高いことでもあるようです。結果として、そのような方たちにとって、政府寄りの論調のみを報ずるテレビや新聞が、唯一の情報源となってしまっている現状があるようです。

　他方、そのような方々は、インターネット動画を見ることはできなくても、DVDであれば支障なく御覧いただける場合が多いようです。この半額セールの機会を使って、皆様の周りにいらっしゃるインターネットが見られない方々に、IWJのDVDをプレゼントしていただけませんか？

　私のおすすめは「孫崎享×岩上安身 Deep Night」です。「第一夜」から「第四夜」まで、シリーズでまとめ買いされる方もいらっしゃいましたが、「第四夜」は完売となりました。現在、「第一夜」から「第三夜」まで、各2000円のところ、それぞれ半額の1000円で販売しています。ぜひ、「完売」となってしまう前に、お早めにお買い求めください！

　「第一夜」は、太平洋戦争の開始直前に摘発され、20世紀最大のスパイ事件といわれたゾルゲ事件について。この事件に、元外務省国際情報局長である孫崎享氏が、新資料をもとに光を当て、日本がどのように真珠湾攻撃へと進んでいったのかを読み解き直しています。

　同時に、9.11の同時多発テロが起きる前、米国が『第二の真珠湾』を必要としていた事実を掘り起こし、真珠湾と9.11の相似性についても分析しています。

※DVD 孫崎享×岩上安身 Deep Night 第一夜
「ゾルゲと真珠湾と9.11」
定価2000円のところ半額の1000円で販売中！
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=21

※DVD 孫崎享×岩上安身 Deep Night 第二夜
「自主防衛と核戦略―米中の覇権ゲームの狭間で」
定価2000円のところ半額の1000円で販売中！
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=22

※DVD 孫崎享×岩上安身 Deep Night 第三夜 in 大阪
「3.11と原発震災と日米関係」
定価2000円のところ半額の1000円で販売中！
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=23

　上記以外にも、「【サイン入り】DVD 饗宴IV（2013年開催・2枚組）」、「DVD 饗宴IV（2013年開催・2枚組）」がそれぞれ2,700円のところ1,350円。「DVD ドキュメント築地市場移転」が1,500円のところ750円です。

　また、「DVD クロストークカフェ Vol.6　武田邦彦 × 岩上安身」、「DVDクロストークカフェ Vol.3　植草一秀×岩上安身『日本の再生と独立』のために」が、それぞれ1,800円を900円で販売しておりますが、こちらは在庫が残りわずかとなりました。

　DVDは他にも多数ございます。売り切れの商品も出てきています。ぜひ、一度IWJのサイトでご確認ください。

※半額セール中のDVD（20点中、6点は完売となりました）
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=29

■昨日は滋賀から京都へ車で移動、そして新幹線で神戸へ～岩上さんの今後のスケジュール

　岩上さんは現在、関西に滞在中。昨日は滋賀からレンタカーを走らせ京都に到着。そこから、新幹線に乗り換え、新神戸に移動しました。岩上さんの出張で心配になるのは、その体調です。積極的なジム通いの効果もあってか、以前よりずっとスッキリとして、健康的になった岩上さんですが、まだまだ、無理はいけません。どうぞ無事に旅が続けられますように。

・3月26日（土）、3月27日（日）神戸学院大学教授・上脇博之氏 2日間「連日」インタビュー

　神戸学院大学法学部教授である上脇博之氏に岩上さんがインタビューをします。上脇氏は「政治資金オンブズマン」共同代表として、「政治とカネ」の問題に取り組んでいます。島尻安伊子・内閣特命担当大臣や、猪口邦子参議院議員など、落選運動対象の議員について岩上さんがおうかがいします。26日と27日、2日間の「連日」インタビューです。

・3月28日（月）自民党枚方市支部長・出来成元氏インタビュー

　自民党・佐藤ゆかり衆議院議員を政治資金規正法違反で告発する予定の、前大阪府議で自民党枚方市支部長の出来成元氏に岩上さんが直撃インタビューします。IWJでは、佐藤議員と出来氏の両者に取材を敢行し、記事にまとめていますので、ぜひ、ご覧ください。

・4月4日（月）内田樹氏インタビュー＠凱風館in 神戸

　上脇氏インタビューの後、岩上さんはいったん帰京しますが、約1週間後の4月4日には再び関西へと向かいます。思想家で神戸女学院大学名誉教授の内田樹氏に岩上さんがインタビュー。「安全保障関連法に反対する学者の会」呼びかけ人として、SEALDs関西や関西市民連合を支える内田氏に、「緊急事態条項」の危険性や今後の日本について岩上さんがお話をおうかがいします。

■わとはぷ～What happened today？

　本日は3月26日です。1945年のこの日、太平洋戦争末期の激戦である硫黄島の戦いが終結しました。日本軍18,000人、アメリカ軍6,800人の死者を出すという、太平洋戦争における屈指の激戦でした。

　1944年8月にグアムを制圧したアメリカ軍は、日本本土への戦略爆撃をより効果的に行うため、小笠原諸島南端に位置する硫黄島への上陸を計画。1945年2月19日より、アメリカ海兵隊による上陸作戦が開始されました。

　日本軍は、栗林忠道中将を最高指揮官として激しく抵抗するも、約1ヶ月後の3月17日にはアメリカ軍が同島をほぼ制圧。そして3月26日に、残された栗林中将以下300人の兵士が最後の総攻撃を敢行し、これが壊滅。日米の組織的戦闘は終了しました。栗林中将はこの突撃で戦死しています。

　この硫黄島の戦いは、戦後、書籍や映画などを通し、長きにわたり語り継がれています。2006年には、アメリカの俳優で映画監督のクリント・イーストウッドが、米国側からの視点を描いた『父親たちの星条旗』と、日本側からの視点を描いた『硫黄島からの手紙』の2本を立て続けに発表しました。『硫黄島からの手紙』では、栗林中将を俳優の渡部謙氏が熱演。また、西郷昇陸軍一等中佐を演じたアイドルグループ「嵐」の二宮和也氏は、その演技がアメリカで高く評価されました。

　自民党の新藤義孝前総務相は、栗林中将の孫にあたります。岩上さんは新藤義孝議員の弟さんと高校・大学時代に同級生で、新藤家に泊まりに行っていた仲だったそうです。そうしたご縁もあり、2011年2月10日に、新藤議員に単独インタビューを行っています。このインタビューでは、遺族としての思いや、硫黄島での遺骨収集事業、さらには当時の菅直人政権の外交・安全保障政策に対する考えなどを岩上さんが聞いています。この機会にぜひ、ご覧ください。

※2011/02/10 「軍事力は補完。最終解決手段は外交だ」～岩上安身による新藤義孝衆議院議員インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/110

　ただし、新藤議員の歴史認識には問題もあります。2012年11月4日付けの米国ニュージャージー州の地元紙に掲載された「河野談話」の内容を一部否定する意見広告に、新藤議員は賛同人として名前を連ねていました。この点についてIWJは、総務大臣時の定例会見で新藤議員に見解を質していますので、こちらのアーカイブもぜひご覧ください。

※2013/05/31 新藤総務相、慰安婦問題について「国の方針で行動していく」～新藤義孝総務大臣定例会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/82458

　それでは、本日もよろしくお願いいたします。

IWJ　株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト【 http://iwj.co.jp/ 】

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