■■■ 日刊IWJガイド「関西取材まっただなかの岩上さん!昨日に引き続き、本日も神戸学院大学・上脇博之教授に2日『連日』インタビュー!/今日、民進党が結党大会~民主党20年の歴史に幕/え?不祥事で辞任した西川公也議員が何食わぬ顔で再登板!?」2016.3.27日号~No.1291号~ ■■■
(2016.3.27 8時00分)
おはようございます。IWJ記者の原です。
スタッフの中でも皆様の前に登場する回数が多いのがテキスト班の記者です。皆様に覚えていただいていることと存じます。仕事については、頑張り屋が多いと思っていますが、その素顔はというと――。
散らかったデスクで、差し入れのお菓子を我先にと食べ尽くしてしまい、いつも女性スタッフから白い目を向けられているのは佐々木隼也記者。ゴミの分別が苦手で、先日も事務スタッフと岩上さんからゴミ捨てに関して叱られていたのは平山茂樹記者――。そんな佐々木記者や平山記者、そしてこのふたりに負けず劣らず、デスク回りが散らかっていて、デリカシーのなさにヒンシュクを買ってしまっている僕を、ギリギリで怒ることなく、温かい目で見守ってくれているのが、総務の「山田きさらぎ」さんです。
日刊IWJガイドや中継で、皆さんの前に登場する機会はあまりありませんでしたが、IWJは記者や中継者だけで成り立っているわけではまったくありません。バックアップしてくれている事務スタッフがいてこそ成立しているのです。今日は山田さんから、皆さんにお願いがございます。
■IWJ歴1年、総務・山田きさらぎから皆様へ、IWJご支援のお願いです
おはようございます。IWJで総務を担当しております、山田と申します。
現在は急遽ヘルプで経理の仕事もお手伝いさせていただいております。
経理担当責任者の不在により、会員のみなさま、ご支援いただいているみなさま、そのほか関係者のみなさまにも多大なご不便、ご迷惑をおかけしていますこと、あらためてお詫び申し上げます。
今は経理のお手伝いに四苦八苦している私ですが、ちょうど一年前の春、IWJの門を叩いた時にはこのような重責を担うことになるとは想像もしていませんでした。
昨春は、それまでIWJを支えてくださっていた数人の事務スタッフがそれぞれのご事情でIWJを去ることが決まっており、さらに岩上さんが北海道にて倒れるという窮状に見舞われていました。まだその頃は、IWJを外からながめていた私は、いてもたってもいられなくなり、一介の主婦でも少しでも助けになることがあればと思い、スタッフに応募したのです。
はじめて訪れたIWJの事務所で目にしたのは・・・
心臓の発作で倒れた直後でもなんとか業務をすすめようと、休み休みながら必死で指示を出す岩上さんと、若いスタッフたちが、なんというか、ただがむしゃらにIWJ存続のために働いている姿でした。手前味噌ですみません。私は、IWJでしかお伝えできない数々のニュースや中継と、それを伝えていこうという気概をもって集まっている岩上さんと若いスタッフたちを守りたいと思っています。
一年間過ごしてわかったことですが、IWJは多くのお気持ちあるみなさんのボランティアの精神に支えられて成り立っています。会員のみなさまの月々の会費とご寄付はもちろんのことですが、日々、情報提供のお便りをくださるみなさま、貴重なご意見やしばしば厳しいお叱りの言葉をメールでいただくことも、大変ありがたいことです。
地方での中継に駆けつけてくださっている中継市民のみなさんには、ほとんど実費のみでご協力いただいています。今回の経理のピンチにも、サポート会員でもいらっしゃる税理士の先生が、本業がお忙しいのにも関わらずお時間を割いて通い、急場をしのいでくださっているのです。本当にありがたいことです。
それでも経理責任者不在の状況の穴を完全に埋めるのは難しく、経営の状況がいまだにはっきりと見通せないことは、本当にみなさまにお詫び申し上げるほかございません。不安だらけの中ですが、それでも、日々の支払いの中には滞るわけにはいかないものもあります。経理業務に関して、なんの経験も資格もない私ですが、主婦の家計簿的な感覚で申し上げるとすれば、「やりくりが難しい」状態なのだと感じています。
ここまで五年間もみなさまのお支えによって危機を乗り越えてこられたのだと思いますが、みなさま、どうかもう一度、ご家族やご友人、知人に向けて、IWJについてお話していただき、広く知っていただけますよう、お力をお貸しください。
IWJの財政状況は厳しく、今期はこのままの状態が続けば、最悪の場合で3000万円の赤字に陥ってしまいます。昨年の11月分の入力も終わっていない状態ながら、岩上さんがご寄付・カンパの落ち込みを見て、ざっとした見通しを立てたものです。私は経営のことなどわかりませんが、経理の補助業務に携わっている者として、岩上さんの見通しは大きく外れていないと感じています。岩上さんがツイッターで、この窮状について訴えてからというものの、多くの皆さんがご寄付やカンパなどでご支援をしてくださったり、会員登録をしてくださったりしています。そんな皆さんからIWJにいただいた、励ましのメッセージを一部ご紹介します。
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・私達庶民側に立った報道姿勢を高く評価しております。新聞・テレビも、まったく信用ならず、朝一番に貴社のニュースを読んでいます。年金生活者ですが、若い人達と共に勉強会や集会・デモに参加しております。
今一番大切な情報をお互いに伝え合っています。これからも共に頑張りましょう。応援しています。
・今、IWJの存在が益々貴重だと感じています。出来ることで応援しますので、ぜひ存続して下さい。4月から年金がちょっと増えるので、サポート会員になりました。升永弁護士へのインタビュー(緊急事態条項)を見て、体が緊張して恐くなりました。岩上さんが逮捕されることがないように、皆で力を合わせましょう。
・私は、岩上さんのインタビューが大好きです。
最近では、京都大学名誉教授・本山美彦先生へのインタビューや九大の施先生へのインタビューがとても興味深かったです。今のレベルの活動を継続する足しになればと思い、カンパしました。
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あたたかいお言葉とご支援、本当にありがとうございます。スタッフ一同、毎日、皆さんからいただくメッセージに励まされています。
IWJで取り上げている問題は、選挙も、TPPも、憲法も、貧困も、すべて身近で一人ひとりの生活に直結している問題です。「ミナセン、ってなんだろう」「選挙が近いけど、どこに投票すればいいの?」「改憲したら、生活はどうなるの?」と、素朴な疑問をもっている身近な方に、IWJをぜひご紹介ください。
そして、会員登録がまだお済みでない方はぜひ、会員としてIWJをお支えください。また、一般会員の方は、岩上さんのスペシャルインタビューなどをいつでもご視聴いただける「サポート会員」へのお切り替えをご検討くだされば幸いです。可能な範囲でご寄付・カンパをいただけましたら、IWJの取材活動費になりますし、赤字幅も圧縮されます。どうかIWJをご支援ください。よろしくお願いします!
※会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
※ご寄付・カンパもよろしくお願いします!
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┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■IWJ歴1年、総務・山田きさらぎから皆様へ、IWJご支援のお願いです(山田きさらぎ)
┠■【中継番組表】
┠■【ニュースフラッシュ】民進党、結党大会、民主党20年の歴史に幕/不祥事で辞任した西川公也議員が何食わぬ顔で再登板!?/「組体操」に潜む危険性、それでも推進する文科副大臣の奇妙な言い分(原佑介)
┠■関西取材まっただなかの岩上さん!昨日に引き続き、本日も神戸学院大学・上脇博之教授に2日間「連日」インタビュー!刑事告発8議員の正体とは~「第8号・青木一彦議員」~「おおさか維新の会」に政党交付”ネコババ”疑惑!?(城石エマ)
┠■ブラジルで起きている「不穏な」反政府デモは市民の草の根運動か、それとも米国・多国籍資本による「インチキ革命」か(佐々木隼也)
┠■「緊急事態条項」の是非をめぐって、世間でもいよいよ関心が高まってきました!そんな今だからこそ、改めてきちんと勉強しておきたい!昨年の『饗宴VI』のDVDや書籍『前夜』を、ぜひとも、皆さまにおすすめします!(安道幹)
┠■孫崎享さん近著『小説 外務省II~陰謀渦巻く中東』をサイン入りで入荷しました!即完売する可能性大!ですので、皆さま、お急ぎください!!!IWJオリジナル商品の中には、「脱・経営危機祈願!」「オトナ買いでIWJを応援!」期間限定「50%OFF」の商品もございますので、こちらも、ぜひお買い求めください!(安道幹)
┠■わとはぷ~What happened today?『男はつらいよ』最終回放送日!(青木浩文)
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◆中継番組表◆
**2016.3.27 Sun.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【Ch4】10:00~「全国市民意見交換会 ―市民がつくる新しい選挙(報告会部分)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」が主催。報告会部分を中継します。
【IWJ_TOCHIGI1】13:00~「鈴木元さんと津田敏秀さんに聞く『どうみる?甲状腺がん 講演と討論』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-tochigi1
※「311つながる、伝える、そして未来へ実行委員会」主催による講演、討論会を中継します。講演者は、鈴木 元氏(国際医療福祉大学大学院教授)、津田敏秀氏(岡山大学大学院環境学研究科教授)。
【Ch5】13:00~「民進党・新党結党大会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※民主党、維新の党の合流新党、「民進党」の結党大会を中継します。
【IWJ_WAKAYAMA1】14:00~「Sound Walk Festa ―Democracy Never Falls Silent―」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-wakayama1
※「サウンド・ウォーク・フェスタ実行委員会」が開催するイベントの模様を中継します。安保法制施行抗議集会のあとはスピーチをはさみながらパレードがおこなわれます。
【IWJ_OSAKA1】14:00~「3・27『イラク開戦 13 年 ―廃止しよう!戦争法、とめよう!辺野古新基地建設』関西集会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※講演者に稲嶺 進・沖縄県名護市長とジャーナリストの青木 理氏を招いて開催される集会を中継します。集会終了後はデモ行進を予定。
【録画配信・Ch5】17:00~「【第3弾】安冨歩・片岡祐介の『魂の脱植民地化で読み解くクラシック名曲』シリーズ『チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」』を主たる題材にしたレクチャーとコンサート」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※3月10日に開催された、「魂の脱植民地化の観点から、音楽史を振り返り、名曲の名曲たる所以を追求する」レクチャーとコンサートの模様を録画配信します。IWJでは、第1弾~第4弾までの全ての開催を配信予定。
【録画配信・Ch6】19:00~「SEALDs 福田和香子さんと語る政治と選挙――身近な問題から選挙で何が変えられるか考えてみよう!」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※3月5日に、SEALDs 福田和香子さんをゲストに招いて開催されたトークイベントを録画配信します。主催はアジア女性資料センター・ユースグループ。
【録画配信・Ch1】21:00~「岩上安身による元裁判官・井戸謙一弁護士インタビュー」
視聴URL:http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※3月25日に収録した、岩上安身による元裁判官・井戸謙一弁護士インタビューを録画配信します。
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◆中継番組表◆
**2016.3.28 Mon.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【ツイキャス・IWJ_OKINAWA1】11:00~「与那国沿岸監視隊の隊旗授与式」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-okinawa1
※陸上自衛隊与那国駐屯地内で開催される、「与那国沿岸監視隊の隊旗授与式」の模様をツイキャス配信します。
【Ch未定】14:00~「安全保障関連法の施行に反対する抗議会見・参加団体 SEALDs 、SEALDs TOKAI 、SEALDs KANSAI 、SEALDs RYUKYU」
※29日に予定されている安全保障関連法の施行に対する、抗議会見の模様を中継します。
【録画配信・Ch4】15:00~「『住宅・建築物の省エネ性能の向上』の現状と課題~ヒートショック死ゼロを目指して~」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※関東弁護士会連合会、環境保全委員会が主催で開催された、3月15日に収録した集会を録画配信します。
【録画配信・Ch7】17:00~「《フクシマ5年目の真実(1)》『メルトダウン判定がもっと早ければ、私たちの行動は変わっていた!』楢葉町住民が振り返る、悔やみきれない“あの日”」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=7
※IWJ・高橋敬明記者と、IWJ・須原拓磨カメラマンが、3月に福島県内で取材を行ないました。全4回シリーズの第1回目を録画配信します。
【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。
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■民進党、結党大会、民主党20年の歴史に幕/不祥事で辞任した西川公也議員が何食わぬ顔で再登板!?/「組体操」に潜む危険性、それでも推進する文科副大臣の奇妙な言い分
それでは今日も、重要ニュースをまずはフラッシュ形式でお届けします。
【1】民進党、結党大会、民主党20年の歴史に幕
民主党は今日、20年の歴史に幕を閉じ、維新の党と合流、新党「民進党」を旗揚げします。執行部人事も固まり、代表代行には民主党の蓮舫、長妻昭両氏と並んで維新の江田憲司前代表を充てる方針です。本日開催する結党大会にはSEALDsの奥田愛基さんも登壇。もちろんIWJはこの様子を中継します。
【IWJ Ch5】13:00~民進党・新党結党大会
http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi5
先週、フジ・産経が実施した世論調査では、民進党の支持率は12.8%ですが、夏の参院選の比例代表で民進党に投票すると回答した人は21.1%%に登ったということです。この数字が高いか低いか、判断しかねますが、すでに選挙まで4カ月を切った今、野党は民進党を中心とした選挙協力体制で闘っていかなければなりません。4月にはTPPの承認案や関連法案を集中的に審議する衆院特別委員会も始まりますので、国会論戦で自公と強い対立軸を示せるか、注目です。
【2】不祥事で辞任した西川公也議員が何食わぬ顔で再登板!?
ところで、TPP衆院特別委員会の衆院特別委員長に、誰が選ばれたかご存知ですか?なんと、補助金受給企業からの違法献金の疑いが浮上したため大臣を辞任した、あの西川公也元農水相です。24日に決定しました。
西川議員は「(国民に)可能な限り情報を出さないといけない」と述べ、協定発効後4年間は交渉経過などを秘密とする契約があるにもかかわらず、可能な限りの情報提供を行うポーズを示して見せたそうですが、ちょっと待った。そうやって意気込む以前に、そもそもあなたの再登板は許されるのか、という話がまだ済んでいないでしょう。
西川議員は献金問題以外にも問題を起こしています。例えば2013年の参院選の際、山形県農協政治連盟が、反TPP参加を掲げていたみどりの風の政調会長(当時)の舟山康江氏の推薦を決めたことに腹を立て、米沢市内で農業関係者や地元議員ら約50人を前に「いま自民党を敵にして農業が大丈夫だと思っているのか」と恫喝。TPPによって日本の農業を完全破壊に追いこもうとしているのは自民党だろう、とTPPの中身を知る人なら誰もがツッコミたいと思ったはずです。
このように恫喝をまじえて自民党への選挙協力をJAに約束させ、政権交代を実現していざ自民党が与党になったら、JAに対し「抵抗勢力だ」などとレッテルを張り、JA全中の力を削ぐ「改革」を押しつけ、恩を仇で返しました。そんな恩知らずな自民党の、脅しの先頭に立っていた人物がTPPを審議する衆院の委員会の委員長を務める…とても「正気」の人事とは思えません。改めて議員資格から問い直したいところです。
※【辞任で「幕引き」はかる西川前農水相】国民の税金還流疑惑、「脱法行為と分かってやっていたのは間違いない」と指摘の声
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/237387
【3】「組体操」に潜む危険性、それでも推進する文科副大臣の奇妙な言い分
話は変わって、「年間8000件」――。この数字が何を意味するかおわかりになりますか?「組体操」の練習中などに起きる事故件数です。組体操について、スポーツ庁は一昨日25日、安全性を確実に確認できない場合は実施を見合わせるよう求める通知を全国の都道府県教委などに出しました。過去46年間に組体操の事故で9人が「死亡」。「障害」が残った子どもは92人にも上ったといいます。
運動会では組体操のときが一番盛り上がるそうですが、子どもの安全を考えたら、「わざわざ会場を盛り上がらせるために、死や障害のリスクを冒してまで組体操などさせる必要ない」と思いますよね。しかし、残念ながら、リスクよりも「感動」を求める政治家の声も少なくありません。
その筆頭は、「ヤンキー先生」で知られる義家弘介文科副大臣でしょう。義家氏は「事故が起きているのは組み体操だけでない。柔道、剣道などあらゆるところに規制を出さなければいけなくなり不健全だ」「小六の息子も去年やった。五~六段の組み体操で、息子は負荷がかかる位置にいて背中の筋を壊したが、誇らしげだった。全校生徒が羨望のまなざしで見る中で、『ここまで大きくなった、見事だ』と私自身がうるうるきた」などと話しています。
義家氏の発言は今年1月、東京新聞のインタビューに答えたものですが、この時点で年間8000件以上の事故件数は把握されていました。つまり、事故件数の高さを知ったうえでのこの回答なのです。常軌を逸しているとしか思えません。スポーツの中にはリスクをともなうものがたしかにあります。しかし、だからこそ「選択の自由」があるのではないでしょうか?
IWJにはキックボクシング部がありますが、僕らは岩上さんから参加を強制などされていませんし、僕自身、自分でしばらく考えて判断したのであって、もし強制されたとしたら、拒否していたと思います。創部してから途中で参加を決めた一人です。最初は参加しませんでした。ところが、全生徒が参加を強制させられる組み体操の場合、体力に自信のない生徒には逃げようがありません。
参加を拒んだら拒んだで、個人競技とは違い、全員参加で「感動」を共有しようというのですから、その疎外感は半端ないものになるでしょう。身体的な危険性だけでなく、この全体主義的な心理的危険性も非常に気がかりです。果たして義家氏のような考え方や感受性を持つ人間が、その考えや感受性を副大臣という権力に座にあって押しつけてくる…非常に息苦しく、組み体操を恐いと感じる人には強い圧力となるでしょう。文科副大臣として、この方は適任でしょうか?
※<組み体操 事故なくせ> 義家文科副大臣に聞く 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/201601/CK2016012902000206.html
暴言、暴力、政治とカネ…連日、不祥事が尽きない自民党ですが、「まともな人間は採用しない」という党是でもあるのでしょうか?続いては城石エマ記者が、ある自民党議員の「政治とカネ」問題をご紹介します。
■関西取材まっただなかの岩上さん!昨日に引き続き、本日も神戸学院大学・上脇博之教授に2日連日インタビュー!刑事告発8議員の正体とは~「第8号・青木一彦議員」~「おおさか維新の会」に政党交付”ネコババ”疑惑!?
おはようございます!IWJ記者の城石エマと申します。
今月24日より関西入りしている岩上さんは昨日、神戸学院大学教授の上脇博之教授にインタビューを行いました!「政治資金オンブズマン」や「落選運動を支援する会」の共同代表を務める上脇教授は、「政治とカネ」問題のスペシャリスト。次の7月の参院選で「落選」させるべく、政治資金に「怪しいところ」のある8議員たちを次々と、スナイパーが獲物を撃ち落とすかのごとく、「刑事告発」してきました。
このコーナーでは、撃ち落とされた議員たちをシリーズでご紹介してきました。第1号の島尻安伊子・内閣府特命担当大臣、松村祥史議員、末松信介議員、野村哲郎議員、猪口邦子議員、中西祐介議員、中原八一議員です。本日、「第8号」として最後にご紹介するのが、島根・鳥取選挙区の青木一彦参議院議員です。
「落選運動を支援する会」が青木議員を刑事告発したのは3月16日のこと。告発状によると青木議員は、2010年の参院選に際し、自民党支部から「1600万円」の寄付を受けたと政治資金収支報告書を提出したものの、本支部の収支報告書には青木議員に対し「1000万円」の寄付をしたと書かれていました。差額の600万円は、「出所不明金」です。
さらに、青木議員には690万円の不記載金もあり、こちらも、2010年7月の参院選時に政党支部から寄付されたと政治資金収支報告書で報告していながら、政党支部の報告書には寄付の記載がなかったものです。
合わせて1290万円は、どこからでてきたのでしょう?青木議員は明らかにしていません。
昨日のインタビューでは岩上さんは主に「官房機密費」問題についてお話をうかがいました。本日のインタビューでは、告発された8議員について、岩上さんがたっぷりと上脇教授にお話をうかがい、その罪状を暴いていく予定です!
さらに、「政治とカネ」問題は、刑事告発された8議員だけでなく、閣僚にも及びます。「賄賂」の受け取りで辞任に追い込まれた甘利明元経済再生相、3年間で1850万円も政党支部から「助成金」として国民の「税金」を受け取っていた疑惑を国会で追及されたばかりの林幹雄・経産相などについても、インタビューでは掘り下げる予定です。
インタビューは録画になりますので、すぐには動画をご覧いただくことができず、もどかしいのですが、近日中に配信予定ですのでぜひ、みなさまご覧ください!
政治資金の話に絡みもう一つ、ご紹介します。先月2月3日、「ニュースサイトハンター」(http://hunter-investigate.jp/news/2016/02/post-825.html)が注目すべきニュースを報じていました。
昨年10月に分裂騒動で国民をうんざりさせた「おおさか維新の会」、橋下徹元大阪市長が代表を務めた同党が、12月8日に各議員の所属支部へ振り込まれた政党交付金500万円の残金を、年末を迎えても国に返納せず、ペーパー政治団体「なんば維新」にいったん隠して、年が明けたら各議員の新設支部へ再配分する、という、国民の税金の「ネコババ」ともいうべき行動に出ていたというのです。
この問題については、続報や他紙の報道がまったくありません。本当の話であれば、分裂前の「維新の党」に対し「解党して政党交付金を国に返納すべきだ」とツイートしていた橋下氏は、自家撞着しています。
アベコベ総理のオトモダチも、負けず劣らずのアベコベさです。胡散臭さの増す「おおさか維新の会」に関するこの政党助成金問題は、IWJでも取材をし明らかにしていきたいと思います!
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IWJの「怪物・井上尚也」こと、城石エマでした!
僕の中の「行きたい国ランキング」で、常にトップ5入りしている国、ブラジル。リオのカーニバルで倒れるまで大はしゃぎしたい・・・!と機をうかがっているのですが、そんなブラジルで「異変」が。佐々木記者よりお伝えします。
■ブラジルで起きている「不穏な」反政府デモは市民の草の根運動か、それとも米国・多国籍資本による「インチキ革命」か
おはようございます。IWJの佐々木です。
欧米勢力や多国籍企業は、時に「革命」を演出して、その国の乗っ取りを画策します。今、ブラジルで起きている大規模デモも、その疑いが指摘されています。
最近で「革命」というとチュニジアでの「ジャスミン革命」から中東に広がった「アラブの春」や、2014年にウクライナで勃発した騒乱、IWJも現地取材した台湾での「ひまわり革命」などを思い起こします。
大学生たちが台湾の国会を占拠した「ひまわり革命」は、IWJも現地に飛んで取材。占拠された国会内からリポートし、また台湾の識者やデモ参加者に岩上さんがインタビューしました。この民衆の「草の根」運動は、今年の台湾での歴史的な政権交代という形で結実しました。国会の占拠から明け渡し、そして政権交代に至るまでの過程は、終始、平和的なものでした。暴力の横行や騒乱、クーデター、そうした混乱に乗じてのショック・ドクトリン(*)的な大資本の専権は起きていません。
*ショック・ドクトリン:ナオミ・クライン(Naomi Klein)氏が名付けた、大事故や大災害をきっかけとして、従来は警戒されていた斬新な政策を導入しようとする考え方。速やかな復興を名目に、従来の規制を撤廃して、多くの場合、外部の大資本の導入をはかろうとします。東日本大震災後に災害復興を効果的にするために、行政や漁港などの産業基盤の統合・集約化をはかるとか、農業や沿岸漁業などで営利化・大規模化を推進する特区構想などがそれにあたるとされます。(有斐閣 経済辞典第5版より)
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※IWJが報じた、台湾での「ひまわり革命」のリアルなレポートは、以下の記事でご覧いただけます!
・【ドキュメント台湾国会占拠(1)】台湾全土から抗議の市民が集結 ~不平等な経済協定「民意無視の推進は許されない」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/130664
・【ドキュメント台湾国会占拠(13)】学生らがついに立法院を退去「今日は終わりでなく始まり」 ~岩上安身による密着レポート
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/135493
・2014/04/11 「協定にサインすれば台湾は永遠に属国になる」中国とアメリカ、2つの「帝国」の狭間で生きる台湾 ~岩上安身による呉叡人政治学博士インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/134725
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しかし、例えば「アラブの春」の一つに数えられる、リビアでの内戦と、NATOの軍事介入による最高指導者・カダフィ大佐の殺害は、チュニジアやエジプトで起きた革命が親米政権を打倒したものとは異なり、米欧資本が、リビアの石油や資源利権を収奪するために画策されたものだった、という指摘が識者からなされています。
また、2014年にウクライナで起きた騒乱と政権交代は、当初はキエフの広場の名前にちなんで「ユーロマイダン」と呼ばれる平和的な民主化運動とみられていましたが、その運動の中に、ウクライナ民族主義を掲げる武装したネオナチ組織が入り込み、騒乱を煽動し、警察との銃撃戦からクーデターに。そして内戦へと突入していきました。その動きに米国のネオコンが「堂々と」介入していたことが、明らかになっています。こちらはIWJとして、岩上さんによるインタビューや、ブログ記事としてまとめ、繰り返し報じているので、ぜひご覧下さい!
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・【IWJブログ】2つのひまわり、台湾とウクライナ――遅れてやってきた国民国家の明と暗
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/135521
・【IWJブログ】ウクライナ東部の混乱――ロシアとアメリカは何を狙うのか
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/135487
・【IWJブログ】「侵略者」にされたロシア:ウクライナ政変が指し示すもの ~岩上安身による孫崎享氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/130021
・2015/03/23 米国に”依存し過ぎている”日本の現実~ウクライナ危機、辺野古新基地建設、北方領土、TPP…クリミアを電撃訪問した鳩山由紀夫元総理に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/240251
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そして今、ブラジルで起きている大規模デモに目を向けてみます。現在ブラジルは、「安定した財政政策」や「社会保障政策」で「貧困削減(貧困層への手当支給など)」と「経済成長」を実現させたルラ大統領の後継者として、2010年に初の女性大統領となったルセフ氏が、このルラ路線を引き継いでいます。
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※ブラジルの急激な経済成長と、それに取り残され、いまだ解決されない貧困問題については、以下の記事でまとめていますのでぜひご覧下さい!
・【IWJブログ】「熱狂」のワールドカップの陰で罪なき人々が殺されてゆく~国民無視で社会的貧困政策を進めるブラジルの光と影
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/152331
※そして、米国や多国籍資本が世界銀行やIMFを使って、ブラジルやアジア各国の富を収奪し、困窮させてきた事実については、岩上さんが2015年1月に、郭洋春・立教大学経済学部教授に詳しく聞きました。ぜひ以下の記事URLよりご覧下さい!
・2015/01/30 世銀・IMFがもたらす「構造調整」という名の「破壊的経済モデル」~新自由主義的圧力で進んでゆく間接的植民地化――郭洋春・立教大学経済学部教授に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/229091
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しかし今、このルラ=ルセフ両氏に対し、野党右派を中心に「攻撃キャンペーン」が張られています。国営石油会社ペトロブラスから、不正な資金がルラ前大統領に渡った疑惑が持ち上がったことをきっかけに、今年3月4日、ルラ氏が警察によって身柄を拘束されたのです。さらにルセフ大統領も、2014年の政府会計をめぐる不正に関与したとの指摘があがり、野党から弾劾を求められているのです。
22日に演説したルセフ大統領は、「いま進められている弾劾手続きは、民主主義に対するクーデターだ。私は絶対に辞めない」と語りました。「反ルセフ」のデモには、「黄色いアヒル」の人形が掲げられていることから、「アヒル革命」とも呼ばれているこの動き。南米の富の収奪と独占をはかる米国などと対峙してきたルラ=ルセフ両氏への、米国による「革命工作」なのでしょうか。国民に対する社会保障を充実させることなく、米国(および米国発のグローバル資本の要望)に従って、安倍政権のように福祉切り捨てを続けていけば、覚えめでたく長期政権が約束されたはずなのでしょうか。
IWJはこのブラジルで起きている不穏な動きを、今後も注視していく予定です。取材やリサーチで得た情報・事実は、その都度、本ガイドや記事でお伝えしていきますので、ぜひご注視ください!
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佐々木記者でした!続いては、教育や奨学金問題に関心を寄せる安道幹記者より、お得なIWJグッズ情報のお知らせです!
■「緊急事態条項」の是非をめぐって、世間でもいよいよ関心が高まってきました!そんな今だからこそ、改めてきちんと勉強しておきたい!昨年の『饗宴VI』のDVDや書籍『前夜』を、ぜひとも、皆さまにおすすめします!
おはようございます! 記者の安(あん)と申します。
緊急事態条項の危険性について、これまで野党議員が国会論戦で取り上げたり、報道ステーションが特集を組んだこともあって、世間では徐々に関心が集まるテーマとなってきました!だからこそでしょう、おととい3月25日には、読売新聞が緊急事態条項の「必要性」について、社説で論じています。
・緊急事態条項 憲法に危機管理を明記したい(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20160324-OYT1T50158.html
記事によると、「最高法規が非常時の危機管理の規定を持たないことは、政治の不作為」としています。その上で緊急事態条項の必要性について2つの理由をあげています。1つは、「災害時に被災者を救出・支援するためには、憲法によって首相・政府権限を強化することが必要だ。災害対策基本法にある緊急政令では不十分である」というもの。もう1つは「国政選の実施が困難な状況において、国会議員の任期延長が欠かせない」というものです。
読売新聞が主張するこの二つのロジックは、まさに自民党が繰り返してきたロジックだとも言えます。IWJではこれまで岩上さんが様々な専門家へのインタビューを重ねながら、自民党案の緊急事態条項の危険性について、たっぷりと検証していきました。
例えば早稲田大学教授で憲法学者の水島朝穂先生は、岩上さんとのインタビューの中で、日本国憲法は明治憲法の反省を踏まえて「あえて」緊急事態条項を持たなかったのであり、その代わり、災害に対処する方法として「参議院の緊急集会」を書き込んだと述べておられます。
「参議院の緊急集会」とは、参議院の半数が改選し、衆議院も解散してダブル選挙となったときに、もし緊急事態が起これば、参議院の残り半数で集会を開くことができるというものです。したがって、選挙期間中の「空白期間」に緊急事態が起これば、事態に対処できないとして「国会議員の暫定的な任期延長」を主張する者は、憲法について無知か、自分が議員であり続けたいために言っているだけだと、水島先生はおっしゃっていました。また「災害対策基本法の緊急政令」や「海外の緊急事態条項」に対する考え方も、たっぷりと論じてくださり、自民党や読売新聞のような主張がいかに欺瞞的であるか、よく理解できるインタビューとなっています。
※2016/02/13 岩上安身による水島朝穂・早稲田大学教授インタビュー(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/287146
読売が、これだけ緊急事態条項導入の必要性を打ち出してきたからには、安倍政権が選挙前にオトボケを決め込もうと、「彼らは本気で導入を狙っている!」ということは明らかです!
自民党改憲草案にある緊急事態条項が、どのように危険性に満ち溢れているのか。これは昨年の『饗宴VI』のメインテーマでもありましたし、岩上さんが澤藤統一郎弁護士、梓澤和幸弁護士と鼎談を重ね、自民党改憲草案について論じた『前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く 増補改訂版』でも、取り上げられています。読売や自民党のロジックに騙されないためにも、今一度、しっかりと勉強し直したいところです。IWJのDVDと書籍をぜひ、お買い求めいただければと思います。
※【増補改訂版・岩上安身サイン入り】『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171
※【増補改訂版】『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169
※【岩上安身単独サイン入】『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=159
※『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=158
※【岩上安身単独サイン入り!】『「今を伝える」ということ』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=194
※『「今を伝える」ということ』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=193
※DVD【岩上安身サイン入り】『饗宴VI~「国民」非常事態宣言! 露わになった「ナチスの手口」/国家緊急権を阻止せよ!』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=187
※DVD『饗宴VI~「国民」非常事態宣言! 露わになった「ナチスの手口」/国家緊急権を阻止せよ!』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=188
■孫崎享さん近著『小説 外務省II~陰謀渦巻く中東』をサイン入りで入荷しました!即完売する可能性大!ですので、皆さま、お急ぎください!!!IWJオリジナル商品の中には、「脱・経営危機祈願!」「オトナ買いでIWJを応援!」期間限定「50%OFF」の商品もございますので、こちらも、ぜひお買い求めください!
3月21日に、IWJの事務所にて、『小説 外務省II~陰謀渦巻く中東』刊行企画!と題して、岩上さんが元外務省国際情報局長・孫崎享氏に5時間に及ぶ単独インタビューを行ないました!この日に、入荷したサイン入り書籍が、あっという間に完売しましたので、さっそく追加で入荷しております!15冊限定ですので、またすぐに完売すること間違いなしと思われます。ぜひともお早めにお買い求めください!
・2016/03/21 『小説 外務省II~陰謀渦巻く中東』刊行企画! 岩上安身による元外務省 国際情報局長孫崎享氏インタビュー(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/292847
・【孫崎享さんサイン入り】小説『外務省II-陰謀渦巻く中東』 1728円
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=214
またIWJでは『饗宴VI』だけでなく、過去の『饗宴』もDVD化しています。原発、TPP、アベノミクス、日米関係、集団的自衛権、改憲問題、沖縄、パレスチナ、ウクライナなど・・・。こうして「饗宴」で扱ってきたテーマを振り返ってみると、この5年にわたる、激動する世界と日本の動きに、IWJがビビットに反応してきたのが分かります。今もう一度過去の『饗宴』を振り返ることで、日本が直面している政治的課題の動きを大きく掴み取れるのではないかと思います!
ただいま経営危機のなか、赤字圧縮のため、「脱・経営危機祈願!」期間限定「50%OFF」となっている商品もありますので、IWJファンの方など、『饗宴』を通じてIWJの歴史を感じてみるのも面白いかもしれません。財政難の折、どうぞご検討いただければと思います!
・DVD『饗宴II』1800円→900円!
・DVD『饗宴III―日本を蝕む5つの危機への”明るいレジスタンス“』2500円→1250円!
・DVD『饗宴IV―前夜~取り返しのつかない軍事属国化と経済植民地に抗うために』2700円→1350円!
・DVD『饗宴V―ぎりぎりからのターンオーバー ~民主主義はいつも遅れて反撃する』3800円!
※オリジナルグッズ一覧は以下のURLからご覧ください!
http://bit.ly/1RBYY4x
そのほか、DVD「ドキュメント築地市場」を半額の750円(通常価格1500円)で、DVD「孫崎享×岩上安身 Deep Night」シリーズを半額の1000円(通常価格2000円)で、各種Tシャツを半額の1890円(通常価格3780円)でご提供させていただいています。在庫も少なくなってきていますので、どうぞ、お早めにご購入ください!
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安記者でした!最後に、「今日はどうしても書かなければならないことがある」という使命感を胸に、青木浩文記者が、「わとはぷ」でペンを走らせます!
■わとはぷ~What happened today?
IWJで中継やテキスト関係のお手伝いをしながら報道現場の勉強をしています青木浩文です。
1969年の今日、テレビドラマ『男はつらいよ』の最終回が放送されました。『男はつらいよ』と言えば、俳優・渥美清さん演じる露店商、「フーテンの寅」こと車寅次郎(愛称:寅さん)を主役として、1969年から1995年まで48作品が公開された映画が有名ですが、その前身はテレビドラマだったのでした。
テレビドラマの最終話で寅次郎は、ハブ狩りで一儲けしようと奄美大島に出かけますが、そのハブに噛まれて呆気なく死んでしまいます。「なぜ寅次郎を死なせた!」と視聴者からテレビ局に抗議の電話が殺到、これが映画化につながったそうです。
映画『男はつらいよ』は、16歳の時に父親と大喧嘩をして家出した寅次郎が、20年後に突然、倍賞千恵子さん演じる異母妹「さくら」と叔父夫婦が住む、生まれ故郷の東京都葛飾区柴又・柴又帝釈天の門前にある草団子屋「とらや」に戻ってくるところから始まります。
映画の39作までは、毎年2本、お盆とお正月休みに必ず新作が公開されていました。20代の頃、この映画の大ファンだった私は、実家のある札幌に帰省するたびに、狸小路商店街にあるちょっと寂れた映画館に足を運んでいました。ものがたりの面白さはもちろんですが、寅次郎が露天商を営みながら旅をする日本各地のほのぼのとした景色も、見どころのひとつでした。
しっかり者のさくらに対して、口八丁手八丁で生きてきた寅次郎は、軽々しく、いい加減で、見えっ張りな性格からよく嘘もつきますが、他方、人情味が厚く、どこか憎めないところがあり、時々語る人生の本質を突いたような台詞が心に残りました。
1987年に公開された第39作『寅次郎物語』には、こんな台詞がありました。
ある旅から「とらや」に帰ってきた寅次郎。少し疲れた様子でしたが、妹のさくらが用意した昼飯には手もつけず、また旅支度を始めます。「すぐに働くの? 少し疲れているんじゃないの?」と、兄の体調を心配して、さくらがたずねます。寅次郎はそれに答えます。
「働く? 働くっていうのはな、ひろしみてぇに、女房のため、子供のため、額に汗して真っ黒な手ぇして働く人たちのことをいうんだよ。俺たちは口から出まかせ。インチキくさいもの売ってよ、客も承知でそれに金払う。そんなところでおマンマいただいてんだよ」
「ひろし」は、前田吟さんが演じたさくらの夫、印刷工場で働く技師で、首にはタオルを巻き、手はいつもインクで汚れていました。
この映画が公開されたのは1987年で、日本はバブル景気の真っ盛りでした。10月19日に、ブラックマンデーと呼ばれる株価の大暴落が起こり、翌日の日経平均株価は3,836.48円安(14.90%)の21,910.08円と過去最大の暴落となりました。しかし、金融緩和を続けた日本は、日経平均株価は半年後の1988年4月には下落分を回復。1986年頃に始まっていたバブル景気は更なる膨張を続け、1989年12月29日には史上最高値(38,915.89円)をつけることになります。
「額に汗して手のひらを真っ黒にして働く」。寅次郎の先の台詞は、実体経済の対局にある、虚像経済とも揶揄されたバブル景気に浮かれる私たちを、痛烈に批判したものなのかもしれません。私は、自分の手のひらを見ると、時々寅さんのこの台詞を思い出します。
さて、IWJの主役である岩上さんは、現在関西遠征取材の真っ最中。京都から滋賀へ、そして神戸、枚方と、休むまもなくほぼ連日移動をしながら旅を続けています。桜前線が上陸したばかりの関西を舞台に、『男はつらいよ~寅次郎物語』ならぬ『零細企業の経営者はつらいよ~岩上安身物語』は、この後、どんな展開を見せるのでしょうか。乞うご期待!!
それでは、本日もよろしくお願いいたします。
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/ 】
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