「人間性に立ち返るときだ」〜「東大話法」は一種の「マインド・コントロール」!岩上安身によるインタビュー 第196回 ゲスト 安冨歩氏 2012.3.27

記事公開日:2012.3.27取材地: テキスト動画独自
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(IWJ・大野)

 2012年3月27日(火)、岩上安身による安冨歩・東京大学東洋文化研究所教授へのインタビューの模様。

■ハイライト

 安冨氏は東大教授でありながら、著書「原発危機と『東大話法』」で同大学の論争や思考方法を批判し、話題をさらった人物。マイケル・ジャクソンを真似たシルバーのジャケットと黒ハットという奇抜な出で立ちで登場。2時間にわたって最高学府の裏話に岩上が迫った。

 「東大話法」とは一種の「マインド・コントロール」だと安冨氏は定義する。「命令・要請に従わない自分はダメだと思い込ませる組織運営。ときには命令・要請がなくても“(空気を)読んで”従う」。この組織のあり方が、日本社会のさまざまな病理現象の底流にあると指摘。氏は、「なぜ社会がひとつの方向に暴走していくのか」という本質的な問題を考察し、原発を戦後日本社会の暴走現象と捉える。原発事故によって、旧来のシステムは崩壊し、日本人の生き方も根底から問い直されることになったとして、「人間性に立ち返るときだ」と語った。

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