2017年10月31日17時30分より、東京都千代田区の衆議院第2議員会館にて、立憲民主党の第2回議員総会が行われた。
IWJは冒頭の枝野幸男代表の挨拶と、総会後、福山哲郎幹事長によって行われたブリーフィングを中継した。
枝野代表は冒頭の挨拶で、「上からではなくて、国民の声に寄り添って、国民とともに歩む、新しい政治の一歩を踏み出すという、大きなご期待をいただいている」と述べ、先の衆院選で国民から寄せられた期待に応えるよう、所属議員らに呼びかけた。
また、特別国会の開会を翌日に控えて、「年内には実質審議をしないという方針が与党から漏れ伝わってきている」と、与党が国会での審議を避けている状況を説明した上で、安倍総理らが「謙虚な姿勢」で政権運営にあたると表明していることについて、「『謙虚に』という言葉自体が、どうも中身を伴ってないと言わざるを得ない」と与党の姿勢を厳しく批判した。
議員総会終了後、福山幹事長によって行われたブリーフィングでは、議員総会で決定された党内組織や人事が報告されたあとに、質疑応答の時間が設けられた。そこでは、11月1日発売の「週刊文春」で報じられた、初鹿明博衆議院議員の強制わいせつ疑惑に関する質問が相次いだ。
- 立憲民主党・初鹿議員に強制わいせつ疑惑(文春オンライン、2017年10月31日)
記者から「初鹿議員へ何らかの処分を考えているか?」と問われると、福山幹事長は「今のところは(処分を)まだ考えておりません」と答えるにとどまった。
今後の対応については、「相手の女性が公職を持たれている方ということと、(中略)本人同士で意思確認をされているので、その推移を見守りたい」と述べ、積極的な対応を考えていないことを明らかにした。
また、IWJ記者が「相手女性から事情を聴取する予定はあるのか?」と尋ねると、「どういう形で接触できるか、まだ分かりません」と答えるにとどまった。