自民党は衆院選の終盤情勢を踏まえ、激戦となっている49選挙区を「重点区」に指定した。投票日に向け、安倍総理ら幹部を集中的に投入し、最後の猛攻を仕掛ける。北海道は、立憲民主党候補と特に接戦となっている3区と11区が重点区に指定された。
2017年10月19日、午前11時半から札幌市の豊平神社で立憲民主党公認候補・荒井聰(さとし)氏の個人演説会が開かれた。荒井氏は、自民党が重点区に指定した3区で、同党・高木宏寿(ひろひさ)候補と議席を争っている。
個人演説会には、今回の選挙を区切りに政界を引退した亀井静香・前衆議院議員が応援弁士として駆けつけた。
「今の自民党はサラリーマンみたいな議員ばかり。総理に文句も言わず、大臣、副大臣に選んでもらうことだけを楽しみにやっている」
古巣の自民党批判を展開したのち、亀井氏は荒井候補について、「政治的手腕を高く評価している」として、選挙後には野党で必ず再編成が起こると断言。「政界再編では荒井聡の出番だ。日本を救ってくれ」と思いを託した。
民主党政権では総理大臣補佐官・内閣府特命担当大臣(国家戦略・経済財政政策等)を歴任した荒井候補。もともとは農水官僚だが、当時は外務省に出向し、外交官としてのキャリアも持っている。
演説会では外交問題に触れ、候補者としては珍しく「日米地位協定を変えようとする政治家は必ず失脚させられるが、今回、私はそれをやりたいと思っている」と大胆に告白。「私たちは、沖縄にものすごい迷惑をかけている。北朝鮮のミサイルは最初に沖縄の基地を狙う。絶対に撃たせてはいけない」と語った。
さらに、北朝鮮によるミサイル実験に触れ、「北朝鮮のミサイルが上空を通過した津軽海峡は、国際海峡であって、日本の領海じゃない。これは北朝鮮からのある種のメッセージで、日本に対し、『米国との仲介の労をとってくれ』と言っているのかもしれない」と指摘。米国に追従し、圧力一辺倒を主張し続ける安倍政権について、「今の日本外交(の主導権)は官邸に移って、素人がやっている。北朝鮮問題はもっとちゃんと対応しなければいけない」と批判した。
演説後、荒井氏はIWJのインタビューに応じた。
荒井氏は沖縄問題に取り組みたいというが、県民の反対を押し切って、オスプレイの配備を許したのは、民主党・野田政権である。立憲民主党は本当に地位協定の改訂や沖縄の基地問題に取り組めるのだろうか。
荒井氏は、「福島で混乱を招いたことと、沖縄でのふらつき。このふたつが、民主党政権が信頼を勝ちえなかった原因だ」と分析。「今度こそ沖縄県民を裏切らないか」と確認すると、「沖縄問題はやりたいと思っている」と話した。
「緊急事態条項」について、IWJのアンケートに「独裁条項だ」と応えていた荒井氏。インタビューでは、同条項について、「ナチスの手法だ。安倍総理の本当にやりたいことは緊急事態条項を追加することであり、それは国会を停止し、三権分立を壊すものである。権力者は、独裁したいという願望を持つ。緊急事態条項は、一種のクーデターだ」と強い危機感を示した。
日本の不幸の元凶は、米属国政治です。政策云々にダメ出しするよりも、日米不平等条約破棄すればスッキリしますので、日米不平等条約破棄の世論を高めたいです。日米安保条約破棄出来ます。
第十条 この条約は、日本区域における国際の平和及び安全の維持のため十分な定めをする国際連合の措置が効力を生じたと日本国政府及びアメリカ合衆国政府が認める時まで効力を有する。
もつとも、この条約が十年間効力を存続した後は、いずれの締約国も、他方の締約国に対しこの条約を終了させる意思を通告することができ、その場合には、この条約は、そのような通告が行なわれた後一年で終了する。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/hosho/jyoyaku.html
荒井氏「(緊急事態条項について)ナチスの手法だ。安倍総理の本当にやりたいことは緊急事態条項を追加することであり、それは国会を停止し、三権分立を壊すものである。緊急事態条項は、一種のクーデターだ」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/402165 … @iwakamiyasumiさんから
https://twitter.com/55kurosuke/status/921696547502415872