「官邸は絶対やると言っている」――萩生田副長官発言の新文書に対し文科省「(行政文書ではなく)個人メモ」「副長官の発言でない内容が多く含まれており、正確性を欠く」 ~民進党「加計学園疑惑調査チーム会合」 2017.6.20

記事公開日:2017.6.21取材地: テキスト動画
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※本日の会合で配布された資料を、会員ページに掲載しました!

 学校法人・加計学園による獣医学部新設に関して、2017年6月20日(火)、松野博一文部科学相が閣議後に記者会見を行い、萩生田光一官房副長官の新たな発言が掲載された文書を発表した。文書のタイトルは、「10/21萩生田副長官ご発言概要」。この文書には、「和泉補佐官からは、農水省は了解しているのに、文科省だけが怖じ気づいている、何が問題なのか整理してよく話を聞いてほしい、と言われた。官邸は絶対やると言っている」などと記載されている。

 同日14時から、民進党 国会対策委員会による「加計学園疑惑調査チーム会合」が開催され、民進党「加計学園疑惑調査チーム」は、この文書に関して、文部科学省と内閣府からヒアリングを行なった。文部科学省はこの文書に関して、「萩生田副長官の発言でない内容が多く含まれており、正確性を欠く」などと説明した。

 萩生田副長官は、加計学園の獣医学部新設に関して自ら関与していない、と主張しているが、その発言を援護した形である。

■ハイライト

  • 日時 2017年6月20日(火) 14:00~
  • 場所 衆議院第一議員会館(東京都千代田区)

 また、民進党・玉木雄一郎衆院議員から「(これは)行政文書ですよね?3つの部局、約10人にメールで送られている。しかも、共有フォルダに入っていたということは、共有していたんですよね?組織的に用いているということですから、個人メモと書いても、これは明らかに組織的に用いた行政文書だと。ここは確認させてください」と問われた文部科学省は、「一応、個人メモが共有フォルダに入っていたということでございますので、それは個別個別の判断だという風に思います」と述べ、「(行政文書ではなく)個人メモです」と、この文書が行政文書ではないことを強調した。

 文書の存在を否定はできないが、その正当性や中身の信頼性を引き下げて、萩生田副長官をかばおうとする意図が、ありありと見て取れた。

 なお、本日配布された資料を、会員限定で公開する。

(…会員ページにつづく)

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