「存在が確認できた」とされた文書は、「官邸の最高レベルが言っていること」「総理のご意向」などと書かれた文書をはじめ、「平成28年9月26日」「(内閣府)藤原審議官」などと具体的な作成記録が書かれた文書、文科省の示した獣医学部の設置条件に内閣府が加計学園だけが該当するよう修正を加えた文書など、明らかに加計学園が特別扱いをされていることを示す文書ばかりであった。
くだんの「官邸の最高レベルが言っている」「最短のスケジュールで」などの文言に始まり、有無を言わさず獣医学部開設に同意をさせるよう迫っていること、それをとにかく早く進めるよう急かせていることが、あらためて生々しく伝わってくる。
また国家戦略特区諮問会議の獣医学部の設置についての文書に、手書きの修正が入り、加計学園グループの参入に都合よく書き換えられた疑いが一層濃くなることもわかる。
一見些細な修正部分が、いかに問題なのかは、5月30日に行なった小池晃氏のインタビューとあわせてご覧いただくと、よりよくおわかりになって頂けることと思う。
いや、どう考えても安倍でしょ。まあ、一つずつ上に上がっていく戦略は悪くはないですが、トカゲのしっぽ切りに利用されないように見出しにも気をつけて。