ヒ素や鉛が検出された土中からゴミがむき出し! 汚物撤去工事は実施されたのか!? 自由法曹団による「瑞穂の國記念小學院」‎建設現場視察に同行取材!~「極右学校法人の闇」第3弾 2017.2.15

記事公開日:2017.2.18取材地: テキスト動画独自
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(取材・文:城石エマ、記事構成:岩上安身)

特集 極右学校法人の闇

※2月19日テキストを追加しました!

 「学校法人森友学園」が今春開校を目指す「瑞穂の國記念小學院」の用地取得をめぐり、財務省が時価より8億円以上も安く払い下げをしていたとされる問題で、2017年2月15日、自由法曹団大阪支部と京都支部の弁護士らが、大阪府豊中市の同校建設現場で視察を行い、IWJも同行取材を行った。

 閑静な住宅街の中にたたずむ大きな朱色の校舎の異様さ、地中からのぞくゴミや木くず、今春開校予定にも関わらず、まだ校舎以外はほとんど整備されていない現状など、土地の払い下げ問題にとどまらず、この小学校は多くの問題を抱えていることが、一目瞭然で見てとれる。現場に足を運んで取材しなければ、わからない現実だ。

 以下に、この時の動画や写真を掲載し、お伝えする。

  なお、IWJは「森友学園問題」について、「極右学校法人の闇」と題して、集中取材を行っている。2月15日に行われた、自由法曹団の現地視察後の記者会見や、同日の衆院財務委員会での日本共産党・宮本岳志議員の質疑、2月17日の衆院予算委員会での民進党・福島伸享議員の質疑を記事化しているので、ぜひ、あわせてお読みいただきたい。

 今後も、NHKや産経新聞などのマスコミがまともに報じないこの大問題を、IWJは徹底して連続レポートしていくので、ぜひ、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

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記事目次

■ハイライト

  • 日時 2017年2月15日(水)13:30〜
  • 場所 大阪府豊中市内

閑静な住宅街の中、異彩を放つ大きな朱色の校舎

 大阪市・梅田駅から、阪急宝塚線で10分ほどの場所に位置する豊中市・庄内駅。駅を降り、野田町方面に向かってさらに10分ほど歩くと、閑静な住宅街の中にたたずむ、朱色の大きな建物が見えてくる。ここが、問題の「学校法人森友学園」が今春開校を目指す、「瑞穂の國記念小學院」だ。

▲建設中の「瑞穂の國記念小學院」

▲建設中の「瑞穂の國記念小學院」

 周囲は工事のフェンスで囲まれ、敷地の中に入ることはできないものの、奥の校舎にはっきりと「瑞穂の國記念小學院」の文字が読み取れる。

木造建築のような外観は、子どもに「日本人としての誇り」を持たせるため?

 建物の壁は、よく見ると木材のように見える。同校のホームページには、「木のぬくもりを生かした学舎で、歴史・伝統・文化を継承し、日本人としての誇りを持つ人材を育成します」とある。なぜ、木材の外観の校舎と「日本人としての誇り」が結びつくのだろうか? 合点がいく説明は、学校法人側からは、なされていない。

▲一番高い建物の正面には、「瑞穂の國記念小學院」の立体文字。同校のホームページには、「建物の内外にわたり木質化を図る」とある

▲一番高い建物の正面には、「瑞穂の國記念小學院」の立体文字。同校のホームページには、「建物の内外にわたり木質化を図る」とある

すぐ隣には豊中市が14億2300万円で土地を買い取った公園が広がる

 道路を挟んだ東側には、豊中市が14億2300万円で購入した、ほぼ同規模の公園がある。豊中市は当初、「瑞穂の國記念小學院」が現在建設されている土地と、道路を挟んだ反対側の土地とを、あわせて公園とする計画だったが、合計で25億円近くの高額な土地価格を理由に、西側の土地を断念している。その後この西側の土地は、森友学園に約10分の1の1億3400万円という破格値で払い下げられた。

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