APAホテルの経営者がどんな人物かとは関係なく、僕はもう二度とAPAホテルには泊まらない。以前、忙しく地方出張していた時に、スタッフが宿泊予約を入れたのがAPAホテルだった。入室して愕然! ベッド以外にほとんどスペースがないほどの狭い部屋。しかも変則的な作りで天井が異様に低い。
部屋の空間の縦横高さがコンパクト過ぎて、窒息しそうだった。まるでカプセルホテルである。実際にベッドに横になって、あまりの圧迫感に、本当に息苦しくなった。自分は閉所恐怖症なのかもしれないと、おかげさまで気づいた。
このホテルの建物自体、ホテル専用に作られたものではなく、古いビルを買い取り、改築したものらしい。部屋が尋常でなく狭い上にやたらゴテゴテと配布物のようなものが多くて、うんざりさせられた。ホテルの本業の部分で勝負している商売の姿勢ではなかった。
こんな窮屈な作りなのに、料金は並のビジネスホテル並み。狭い部屋割にして客をすし詰めにして、利益率をあげようとしているのだろう。経営者は、邪道の商売人だなとほとほと嫌気がさした。
実際に宿泊した一泊まり客、一消費者として、APAホテルには、二度と泊まらない。たまたま僕の泊まった部屋が例外的な狭さだったとしても、そんな異常な狭さの部屋を一つでも作って商売している不届きさは勘弁ならない。皆さまにもおすすめしない。
アパホテルで思い出すのが耐震偽装事件で、実はアパホテルに関しては何故かすっきりした解決はしていない。2007年の1月に問題が発覚したのだが、アパホテルがこの問題を上手くかわしたのは当時内閣総理大臣だった安倍晋三との関係の深さだといわれている。
当時の安倍の後援会の会長は吉村文吾AIG株式会社代表取締役会長だし、AIGグループといえば米国のブッシュ大統領の後ろ盾である米生命保険業界企業のなかで2004年度のわが国での新契約年換算保険料が国内最大手の日本生命を初めて抜き業界首位になった、最も米国・ブッシュ大統領の恩恵を受けている企業だ。簡易保険民営化につき2005年12月の日米首脳会談でブッシュが「外国企業も同等の扱いを受けるのか懸念を持っている」と、異例の一保険業界に関して言及したほどの圧力団体の中心企業てでもある。
アパグループ代表の元谷外志雄、アパホテル社長の元谷芙美子、アパグループ専務の元谷一志も安倍の後援会である安晋会の会員だ。安倍が内閣総理大臣だからアパホテルは耐震偽装問題を上手く切り抜けたのではないか。その後の海外進出を見るとバブルの頃の秀和を思いだすが、アパホテルはAIGから融資を受けて事業の拡張をしているのではないか。そもそも外資が首相の後援会すなわち資金援助をしていたとしたらまずくは無いのか。外資から直接政治献金を受けずにアパホテル経由としている迂回献金ではないのか。AIG発の迂回献金で安倍が首相になれたのではないのか。
YoutubeにAPAホテルのシャワールームの狭さが映像として載っているのでご確認いただきたい。APAホテルはかつては耐震偽装事件で名前が出てきたことを思い出した方が多いと思うが、耐震偽装事件当時の渦中の人物を見ると公明党を含む、安倍周辺の人脈の一端が見えてくる。一級建築士だった姉歯は創価学会の信者で、マンション販売業者のヒューザーも創価大学の卒業生を多く採用していた。与党に近い人脈が姿を現す。
安倍晋三の後援会のメンバーであるAPAホテルの元谷社長は田母神が都知事に立候補した時にも応援演説をしており、街宣車の上には北朝鮮によく行く外国籍の女性のデビ夫人、チャンネル桜の水島氏も出てくる。APAホテルの元谷社長を通して、安倍晋三が右翼と繋がっていることがわかる。
そもそも田母神が第一回目に受賞したAPA主催の懸賞論文が、公務員であった田母神に合法的にワイロを渡す手段だといわれていたが、田母神は後に公職選挙法違反で逮捕されることになった。カネには汚い人間だった。しかし、最初に実質的なワイロを渡したのはAPAである。
こういう順法精神のかけらも無い人間は右翼になり、右翼になると当局が違法行為やスレスレの行為を見逃すのである。APAの行為は、違法行為やスレスレの行為を見逃してもらう為だと考えるのが普通の大人の考えである。実際にも大きな間違いはないと私は思う。