【IWJからの緊急のお願い】高江にIWJ東京本部からスタッフを派遣したことで、1日あたり平均4〜5万円の滞在費がかかってしまいました!どうかご支援のほどよろしくお願いします! 2016.8.13

記事公開日:2016.8.13 テキスト
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(原佑介)

※本記事は「日刊ガイド」2016年8月13日号に掲載されたものと同様のものです。

 おはようございます!記者の原佑介です。  

 一昨日沖縄から帰京しました。ちょうど1週間の取材でしたが、毎日が濃い日々だったため、1ヶ月くらいは沖縄にいたような気がします。  

 僕たちが帰京した今でも沖縄ではIWJチャンネルで中継を続けており、昨日も現地スタッフらと何度も電話連絡を取り、慌ただしく今後の作戦会議を繰り返しました。僕の気持ちはまだまだ沖縄にあります。帰京したといえど、心休まるはずもありません。  

 高江で住民を抑圧する機動隊らは、明らかにメディアのカメラを嫌がっていました。現地の皆さんからは、「IWJいなくなったらヤバイ」「一気に不当逮捕や強制排除がくるのではないか」「帰京したことを伏せておいてくれないか」と心配する声も聞こえてきました。  

 もちろん可能であれば、東京からスタッフを常駐させたり、途切れないように交代交代で人を派遣したり、ずっとカバーしていきたいと思いますが、東京からスタッフを派遣し続けるためには、毎日高額の滞在費が必要になります。  

 高江滞在中、機動隊の襲来に備え、何度も車中泊しましたが、その間もホテルをおさえていたりはするんです。いつでも機材の充電や東京へのデータの送信ができるように、です。特に8月は観光シーズンであるため、いつでもホテルを予約できるという状態ではなく、常に「万が一」に備え、いつでも帰って仕事ができるよう、安全策をとらなければならなかったんですね。  

 カンパをお寄せくださった皆さんにざっと今回の諸経費をご報告します。

・宿泊費合計:65,448円(原&阿部カメラマン合計)
・沖縄中継市民のKEN子さんの宿泊費合計:15,650円
・京都中継市民・北野ゆりさんの宿泊費合計17,500円
・飛行機代往復合計:130,680円(観光シーズンだったため、高額でした…)
・1週間のレンタカー代合計:43,500円 ・ガソリン代合計:約20,000円
・レンタルWi-Fi代合計:8,760円(高江ではソフトバンクの電波が入りやすいでのですが、東京ではそうでもないため、IWJでソフトバンクは所持していないんです…)  

 1日に換算すると、だいたい平均で4〜5万円程度の予算を使っていた計算になります。ここには、人件費は含まれていません。水や食料、電池などの消耗品の経費も通信費も入っていません。本当にかかるすべての経費を積算すると、7~8万円、あるいはそれ以上になるかもしれません。  

 高江を離れるのは心苦しいですし、本当に後ろ髪をひかれる思いでしたが、これ以上滞在を重ねればそのコストでIWJはパンクしてしまうのではないか、という恐怖もあり、苦渋の決断となりましたが、一度撤退することを決めました。  

 さらに、東京のスタッフがいない間でも安定的に配信ができるように、ソフトバンクのWi-Fiもひとつ、沖縄中継市民用に契約しました。  

 また、中継市民の皆さんに使っていただいていた、録画・中継用のムービーカメラがひとつ、日々のハードワークに耐えかねて壊れてしまったため、新たに1台、本部からムービーカメラを支給させていただきました。IWJが使用しているカメラは家庭用のハンディカムなので、ランニングコストは安いのですが、その代わり消耗品でもあるため、どうしても数年でガタがきてしまうんです…。日々、最前線で機動隊や防衛局と対峙していると、どうしても機材に負担がかかるため、消耗が早くなってきます。  

 また、iPhoneではなく、ライブシェルで安定的なツイキャス配信をするために、LiveShell2をひとつ、沖縄用に購入しました。こちらは約4万円でしたが、iPhoneで配信するのとは違い、ムービーカメラの画像を配信するため、ズームも効きますし、音もよりクリアに拾えているはずです。今後はこれまで以上のクオリティで配信することができると思います。  

 お伝えしてきたように、高江の北部訓練場では、オスプレイパッドを作るための資材搬入が始まっています。今、建設に反対する市民らはN1裏というゲートを塞ぐことで、オスプレイパッドの建設阻止を目指して日々、座り込んでいます。  

 そのN1裏テントも、8月5日をめどに撤去するよう防衛局から通達が出ており、幸い、1000人規模の市民らが集まったことも手伝い、まだ強制撤去には至っていませんが、お盆明けにも機動隊が襲撃してくるのではないかと囁かれています。  

 果敢に取材要員を出して攻めに入るのも、退くべき時に退くのも、取材最前線の状況とロジスティクス、費用対効果と経営資源のふり分けを考えて、日々、その時々に決断をくだしているのは岩上さんです。  

 お伝えしなくてはいけないことを、採算を一時的に度外視しても、少ない資源と人を集中的に投入してゆく。しかし、ひとつのテーマにリソースを集中している間に他のテーマがおろそかになっていてもいけないし、地方への目配りを欠かせない。ニュースの最前線は次々に移り変わることもあるので、その切り替えの判断もまた重要であり、難しい課題です。  

 そして、頑張りに頑張っても、支えてくださる皆さんのご支援を得られるかどうかの見極めが問われます。経費の赤字の山が積もり積もって、経営が破綻してしまったらおしまいです。  

 どうかIWJが、今後も沖縄差別の構造を全国に発信し、沖縄差別を解消するためにも、引き続きIWJへのご支援をよろしくお願いします。また東京からスタッフを派遣し、継続的に沖縄チャンネルを動かし続けるためにも、会員登録、そして可能な範囲でご寄付・カンパをどうかよろしくお願いします!

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