安慶田沖縄県副知事「翁長知事は近々、最大の決断をする」〜ボーリング調査中の大浦湾の浜に3900人――「止めよう辺野古新基地建設!美ら海を守ろう!県民集会・海上行動」 2015.3.21

記事公開日:2015.3.22取材地: テキスト動画
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(取材・写真:柏原資亮、記事:ぎぎまき)

※3月22日テキストを追加しました。

 「知事は少しもぶれていない。翁長雄志を信じてください。近々、必ずや、最大の決意をし、決断する時期になろうかと思う」

 2015年2月22日に開かれたキャンプ・シュワブゲート前での県民集会に続き、沖縄防衛局による海底ボーリング調査が行われている大浦湾を一望できる瀬嵩の浜で、2015年3月21日、「止めよう辺野古新基地建設! 美ら海を守ろう! 県民集会・海上行動」が開かれ、約3900人(主催者発表)の市民が集まった。

▲海上で行われた、カヌー隊「辺野古ブルー」によるデモンストレーションの様子

 主催したのは、県議会与党5会派と市民団体でなる実行委員会。集会に先立って行われた大浦湾海上の視察船に乗船した、照屋寛徳衆議院議員、赤嶺政賢衆議院議員、仲里利信衆議院議員と糸数慶子参議院議員のほか、玉城デニー衆議院議員も共同代表として出席した。他にも、基地建設に反対する県議会議員や市町村議員も勢揃いした。

 公務のため、出席が叶わなかった翁長雄志沖縄県知事の代理で、安慶田光男副知事が壇上に立った。副知事はスピーチの中で、近く、翁長知事が防衛局への岩礁破砕許可を取り消す可能性があることを示唆すると、聴衆からは拍手が起こった。

▲翁長雄志沖縄県知事の代理で挨拶した、安慶田光男副知事

記事目次

■ハイライト

  • 海上デモンストレーション/鳩リリース
  • 照屋寛徳氏(衆議院議員)/松田藤子氏(辺野古・大浦湾に新基地いらない二見以北住民の会)
  • 安次富浩(あしとみ・ひろし)氏(ヘリ基地反対協議会)/山城博治氏(沖縄平和運動センター)/牧志治(まきし・おさむ)氏(チーム・レインボー)
  • 池宮城紀夫(いけみやぎ・のりお)氏(弁護士)
  • 安慶田光男(あげだ・みつお)氏(沖縄県副知事)
  • シュプレヒコール/若者から
  • 稲嶺進氏(名護市長)/呉屋守将(ごや・もりまさ)氏(建白書島ぐるみ会議)
  • 運動提起/がんばろう三唱・閉会あいさつ
  • 日時 2015年3月21日(土・祝)13:00~14:30
  • 場所 瀬嵩の浜(せだけのはま)(沖縄県名護市)
  • 主催 止めよう辺野古新基地建設!実行委員会

宜野湾出身の若者「沖縄の異様さにようやく気づくことができた」

 会場には多くの若者の姿も見られ、神奈川県横須賀市から来た28歳の看護師の女性がスピーチ。涙ながらにこう訴えた。

 「沖縄に基地を押し付けてきたヤマトの一人としてここに立っていいものか、直前まで悩んだが、会場には内地や県外からも若い人たちがたくさん参加している。今、辺野古に関心を持って、国家権力の暴力を許さない人たちが全国にたくさんいる。私たち若者も一緒になって反対の声をあげ、新しい選択肢としての平和産業を構築することを進めていきたい」

▲目標の3000人を上回る約3900人が参加した(主催者発表)

 現在は、東京の国際基督教大学(ICU)に通う学生で、特定秘密保護法に反対してきた、元SASPLのメンバー、元山仁士郎さんも壇上で挨拶。宜野湾出身の元山さんは、普天間基地の隣で過ごした幼少時代、基地は自分にとって「当たり前だった」と話す。

 「生まれた時から、普天間基地の隣でずっと過ごしてきた。自分にとって、基地は当たり前になっていて、全然おかしいことに気づいていなかった。反対活動も見ていても、『こんなことをして意味があるのか』と疑問に感じていた。進学のために上京し、在京メディアの沖縄の扱いをはじめ、ジェット機やヘリコプターの音が聞こえない日常の中で、今まで自分が暮らしていた沖縄の異様さに、ようやく気づくことができた。

 今は、デモにも参加するようになった。沖縄で、『基地は要らない』、おかしいことには『おかしい』と言うことの大事さが、ようやく分かるようになった」

稲嶺名護市長「勝利はすぐ目の前」、山城博治氏「カヌー隊の決意を忘れることはできない」

▲20日、キャンプ・シュワブゲート前では、抗議活動に参加していた稲嶺進名護市長の実兄が拘束される一幕もあった

 登壇者の中には、稲嶺進名護市長や、キャンプ・シュワブのゲート前で座り込み行動を続けている、沖縄平和運動センターの山城博治氏の姿も。他にも、負傷したカヌー隊メンバーらの弁護団を務める池宮城紀夫弁護士や、ヘリ基地反対協議会の安次富浩氏らも力強くスピーチした。池宮弁護士は、海上保安庁の職員らが海上で行っている過剰警備と暴力行為は、公務員に対して重い処罰が与えられる「特別公務員職権濫用等致死傷罪」の疑いを指摘した。

※以下、発言要旨を掲載します

沖縄平和運動センター・山城博治氏「日米両政府の焦りが見える。(2月22日の)私の逮捕もその一つでしょう。昨日(3月20日)、稲嶺市長の実兄を拘束するということまでやってしまっている。日米両政府、米軍当局の焦りだ。

 夏場以来、海で必死に海保の暴力をはねのけ、まるで葉っぱのようなカヌーを浮かべ海に突っ込んでいった仲間たちの決意を忘れることはできない。彼らの勇気があったから、我々も必死に頑張らなくてはならない、そういう思いになった。

 不動の団結は、揺るぎない力を見せつつある。これからも、まだまだ谷も山もいっぱいあるだろうが、今日まで作ってきた誇りと決意、未来は我々ウチナー庶民の中にある」

(…会員ページにつづく)

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  1. u次郎 より:

    危険すぎるうえに政府が辺野古無視状態になってるけど油断しないであきらめずに頑張ってくÐ歳!

  2. 森川 民 より:

    沖縄は日本で唯一民主主義とは何かと言うことが分かっているところだと思う。それが時間をかけ粘り強いたたかいによらなければ手に入らないことも知っている。人々の言葉のなんと力強いことだろう。沖縄から日本が変わるというのは、きっと本当だ。

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