「私は愛国者です。本当の愛国者は決して戦争を起こさない。政治の最大の失敗は、戦争を起こすことです」

　生活の党公認、民主党新潟県連推薦、連合新潟支持で新潟5区から立候補した森ゆうこ前参議院議員が、衆院選公示日の12月2日の朝9時半頃、新潟県長岡駅アオーレ前で第一声をあげた。森候補は、集団的自衛権をめぐる閣議決定などで戦争準備を進める安倍政権の危険性を指摘し、「ストップさせる」と訴えた。

• 日時　2014年12月2日（火） 13：00〜
• 場所　JR長岡駅大手口 アオーレ前（新潟県長岡市）

※以下、発言要旨を掲載します

「アベノミクスはマネーゲームに投入するだけ、誰も幸せにならない」

森ゆうこ前参議院議員（以下、森・敬称略）「この伝統ある新潟5区、田中角栄元総理、三宅正一氏など、歴史に残る偉大な政治家を多数輩出してきました。政治は生活です。
ふるさとで生きる人々の幸せを作ることこそが、政治である。

　暴走する安倍政権をストップさせます。弱者切り捨て、新自由主義…アベノミクスはマネーゲームに資金を投入するだけで、誰も幸せにしません。国民の生活が第一、国民が豊かに暮らせる本当の政治を取り戻すための戦いです。最後まで力を合わせて戦います。

　私は、自分自身を愛国者だと思っています。本当の愛国者は、決して戦争は起こしません。政治の最大の失敗は、戦争を起こして、国民に苦しみを味わわせることだからです。

　日本から21世紀の平和を構築してく。日本こそ世界に『共生と自立の理念』を広めるべきです。そのためにも再び国会に戻って働きたい」

労働者には「同一価値労働同一賃金」、農家には「農業個別所得保証制度」

森「非正規雇用化が進んでいます。今、4割が非正規労働だといいますが、安倍政権は、さらにこれを進めようとしています。今でさえ先が見通せないというのに、これ以上、生活が不安定になれば結婚もできない、子どもも生まれない、そして不安定な社会になる。

　みんなが安心して暮らす、働ける、働いた人たちが報われる同一価値労働、同一賃金、あたりまえのことを目指していきたいと思います。

　脱原発し、新しいエネルギー産業で活性化します。柏崎刈羽原発で事故があれば、新潟5区は20～30キロ圏内です。美しい故郷を失ってはいけない、子どもたちの未来を守りたい、そのためには脱原発して、新たなエネルギー産業で新たな雇用を生み出すことに全身全霊を傾けていかなければなりません。

　農業再生のため、TPPに断固反対します。農家の皆さん、米の価格が大暴落して、途方にくれています。地域の安定、再生のために農業個別所得保証制度などで地域の農業を再生していただく勇気を与えたいと思います」