2010年5月21日(金)19時、東京都千代田区の外務省会見室において、岡田克也外相による定例会見が開かれた。会見の冒頭、岡田外相は、同日に行われたアメリカのクリントン国務長官との5回目となる日米外相会談について言及し、「約1時間にわたって様々な問題について有益な意見交換ができた」と総括した。
(IWJテキストスタッフ・久保元)
2010年5月21日(金)19時、東京都千代田区の外務省会見室において、岡田克也外相による定例会見が開かれた。会見の冒頭、岡田外相は、同日に行われたアメリカのクリントン国務長官との5回目となる日米外相会談について言及し、「約1時間にわたって様々な問題について有益な意見交換ができた」と総括した。
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具体的には、韓国哨戒艦の沈没事件に対する対応、イランの核問題に関する国連安全保障理事会の対応、中国に関する意見交換のほか、沖縄の普天間基地の問題についての今後の見通しや、ハーグ条約、対ミャンマーの問題について、意見交換を行ったと振り返った。続いて、外相会談の後に行われた鳩山由紀夫首相とクリントン国務長官との会談についても言及し、「総理から普天間基地の移設問題について話をし、現在の安全保障を取り巻く環境、特に北朝鮮問題をはじめとする不安定な状況下において、日米同盟がいかに重要かということを双方が確認できた」と述べた。
また、岡田外相は、アフガニスタンのカルザイ大統領が6月16日から20日までの日程で来日する予定であることを明らかにした。「アフガニスタンの復興と安定は、国際社会における最重要課題のひとつ」とした上で、「ガバナンス強化や治安改善などの課題に対するこれまでのアフガニスタン政府の取り組みについて尋ねる」とともに、昨年11月に日本政府が発表した「アフガニスタン支援策の効果的な実施」について、議論する予定であることを明らかにした。