民主党・海江田代表、安倍総理会見の米艦船邦人救出パネル「大きな紙芝居」と揶揄 2014.6.16

記事公開日:2014.6.16取材地: テキスト動画
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(IWJ・石川優)

 民主党の海江田万里代表は、6月16日、定例の記者会見を行ない、集団的自衛権に関する安倍総理の説明や、衆院・決算行政監視委員会での麻生太郎財務大臣の誤認発言を問題視した。

■ハイライト

麻生財務相の決算行政監視委員会での誤認発言、海江田代表「民主党に謝罪を」

 16日の衆議院・決算行政監視委員会で、民主党の玉木雄一郎議員は、厚生労働省の補助金に関する不正使用、官製談合について政府を追求した。麻生太郎財務大臣は、「民主党政権時に決められたもの」との答弁をしたが、実際には、政権交代後の自民党政権が、閣議で了承した案件であったことから、麻生財務大臣はその後、発言を訂正した。

 海江田代表は、「民主党に対する誹謗中傷。どうぞ、麻生大臣。自分の発言に誤りがあったわけですから、民主党に対して、しっかり謝るということをやってもらいたい」と麻生大臣に謝罪を求めた。

集団的自衛権 米艦船で日本人を救出することを米国が拒否報道

 新潟県の泉田裕彦知事は、原発テロ時における自衛隊の役割に関し、海上保安庁・警察などとの分担について、しっかり議論してもらいたいとの発言をしている。海江田代表は、「その通りだと思う。それに活断層がある。リスクはゼロではない」と、話した。

 16日付けの朝日新聞朝刊は、米国が過去に米艦船での日本人救出を拒否していたと報道した。

 これに関し海江田代表は、安倍総理の会見で集団的自衛権について説明した事例を、現実性がないとして次のように批判した。

 「(米国は)乗せてくれということで拒んだのではなく、97年のガイドラインですが、どういう順番で乗せていくかというのが米国には全部ある。(日本人救出は)蓋然性が低い。ゼロではないが、限りなくゼロに近い。限りなくゼロに近いものを、大きな紙芝居にして、話をする、その一方で、蓋然性の高いものには答えがチグハグだ」

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