「50年原発を使ってきて、放射能で死んだ人は日本に一人もいない」ー。
東京都知事選に立候補している田母神俊雄氏の演説が、12日、秋葉原で行われた。スピーチは原発に関する話が主で、脱原発を求める声を「非科学的」、「景気を回復させないための情報戦」という独自の理論を展開した。
田母神氏は「原発を安全に使うことは可能だと思う」と述べ、景気回復には原発が必須であるとの認識を強調した。そして、「原発については非科学的な意見、嘘、デマ、捏造が出回っている」と批判し、「原発を使っていけば核のゴミだらけになるというのは嘘。元総理の発言はデマだ」と述べた。「核のゴミの処分場がないのに原発を進めるのは無責任」と言う小泉純一郎元総理の主張を「デマ」と言い切ったかたちになる。
福島第一原子力発電所から漏水し続けている高濃度汚染水に関しては、「日本の基準が厳しすぎるから『高濃度汚染水』と言われる。アメリカやヨーロッパの基準では『コーヒーを飲むときの水』だ」と述べた。
そして、「日本に景気を回復させないための情報戦が行われている可能性がある」と、脱原発の主張を陰謀論とみなしていることを示唆し、「政治家は腹黒くやってもらわないと困る。国際社会は、信じるものは騙される社会」と主張した。
さらに、「50年原発を使ってきて、放射能で死んだ人は日本に一人もいない」と発言。作業員2名が亡くなった1999年の東海村JCO臨界事故や、東京電力福島第一原発事故による「原発事故関連死」は完全に無視した発言を行ったことになる。それでも田母神氏は、「50年の実績を見れば、原発を安全に運用させ、電力を作っていくことは可能」と断言し、集まった聴衆から拍手を受けていた。聴衆のなかには、日本国旗を振る人の姿も目立った。
話手の脳内の程度や腹の中が伝わってくる、わかりやすい主張、その全体の映像まで届けてくれる岩上さんとそのスタッフに感謝します。
原発は景気ジレンマなので保守系に聞いてもいい答えは数年後にしか出てこない。というか左派に聞いても本来ならそういうもの。(雑な応答は指摘されるべきだが。)
とはいえ、韓国民団と関係がない唯一の候補というところは目を背けられているが、これは中朝韓による侵略がひどい歌舞伎町や六本木などをみても論点といえるし、
違法な金が無い唯一の候補(細川:佐川、舛添:政党交付金、宇都宮:公務員自治労等の献金)というような点は金にクリーンな候補という条件の中取材されてしかるところと思われるが、誰も論じていない。
ぜひともそういった論点でも報じていただきたい。
聴いてるうちに頭が痛くなってくるけど、東京都民は万が一にも間違わないために聴いたほうがいいかも。