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計画見直しで揺れる新国立競技場建設問題、「ザハ案はあきらめ、既存のスタジアムを改修して活用を」~街をウォッチするプロ、作家の森まゆみ氏が岩上安身のインタビューで提言~岩上安身によるインタビュー 第552回 ゲスト 森まゆみ氏 2015.6.20
2020年東京オリンピック・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場建設問題が揺れている――。
下村博文文科相は2015年5月18日、新国立競技場建設計画を見直す方針を明らかにした。開閉式屋根の設置を大会後に見送り、8万人収容のスタンドの一部を仮設に変更するという。新国立競技場は、当初のザハ・ハディド氏のデザイン案から規模を縮小させていたが、建設費を抑えるために、さらなる計画の変更を余儀なくされたかたちだ。
【特別寄稿】新国立競技場、いったい何が問題なのか?(森 桜 神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会・共同代表) 2014.3.19
記事公開日:2014.3.19
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特集 新国立競技場問題
2020年の東京五輪のメイン会場となる新国立競技場が今、大問題になっている。神宮外苑の国立競技場を建て替える計画で、8万人の観客席に開閉式屋根をかけ、スポーツだけでなくコンサートにも使える多目的施設にするという。この案は2012年の国際デザイン・コンクールで決まった。審査員は建築家の安藤忠雄さんら10人。世界各国から46点の応募があり、イギリスの建築家、ザハ・ハディドさんの案が選ばれた(図1-2)。現在はザハ案を25%縮小し、日建設計などの4社JVにより設計作業が進められている(図1-4/図2)。