「彼らは統制されていなくて、すごくいい」~SEALDsに刺激され中高年も奮起!安保法案への反対訴え、MIDDLEs(ミドルズ)とOLDs(オールズ)が巣鴨駅前で集会 2015.8.8

記事公開日:2015.8.10取材地: テキスト動画

 多くの国民が懸念を表明し、9割もの憲法学者が「違憲」であると述べているにも関わらず、安倍政権は「戦争法案」こと安全保障関連法案の成立に突き進んでいる。この動きに強く反発し、毎週金曜日、国会前で抗議の声を上げているのが、大学生有志による「SEALDs(シールズ)」だ。

 このSEALDsに刺激され、中高年も立ち上がった。8月8日(土)、60代~70代からなる「OLDs(オールズ)」が巣鴨駅前で集会を開催。FacebookなどSNSで参加者を募り、この日は3人がマイクを握ってスピーチをした。

 この日の集会には、OLDsに触発された40~50代の「MIDDLEs(ミドルズ)」も合流。巣鴨駅前には、100人もの人々が集まり、「安保反対」「安倍政権にNo!」といったプラカードを掲げた。


【スピーチ動画掲載】「若者たちへの重い責任があるのは、私たち親世代だ」中高年も若者に負けず声を上げる!~MIDDLEs(ミドルズ)とOLDs(オールズ)が安保法制に反対し合同で集会を開催 2015.8.8

記事公開日:2015.8.8取材地: テキスト動画

特集 安保法制

 「青春をバブルで過ごした我々は、政治を真剣に論ずる文化を作らなかった」――。

 衆議院で強行採決され、審議の場を参議院に移した集団的自衛権行使容認にもとづく安全保障関連法案。「戦争法案」とも言えるこの法案に対し、国会前では、大学生有志による「SEALDs」が毎週金曜日に集まり、抗議の声を上げている。

 この「SEALDs」に負けじと、大人たちも立ち上がった。年配の人々が「OLDs(オールズ)」を、中高年が「MIDDLEs(ミドルズ)」をそれぞれ立ち上げ、「暴走」を続ける安倍政権に対して「No!」の声をあげ始めたのである。


【岩上安身のツイ録】佐野元春の名曲のフレーズ「<生活>といううすのろ」を抱えつつ、いかに輝きを失わないでいるか~巣鴨で行われるMIDDLEsとOLDsの集会に注目! 2015.8.7

記事公開日:2015.8.7 テキスト

 佐野元春に「情けない週末」という歌がある。随分昔の、僕らがまだ20代だった頃の歌だ。好きになった女性に一緒に暮らしたい、とプロポーズするのだが、そのあとに「<生活>といううすのろがいなければ」というフレーズが続く。このフレーズが凄いと、家庭を持つ前の友人がしきりに言っていた。

 友人とは、実はラジオのパーソナリティーなどで活躍しているえのきどいちろう君なのだが、それはともかく、僕はこの歌を聴いた頃はすでに子供もいて、生活に追われ、ずっしりとその重みを感じながら背負って生きていたので、「<生活>といううすのろ」は実にリアルに感じられた。