安保法制の施行前に南スーダンで武器使用基準緩和が! しかし現地には自衛隊が守るべきNGO職員はいない!――NGOを「ダシ」に法案の必要を訴える政府に国内外から怒りの声! 2015.9.10

記事公開日:2015.9.24取材地: テキスト動画
「安全保障法制に反対するNGO 国際共同声明」記者会見

特集 安保法制|特集 安保法制反対メッセージ
※9月24日テキストを追加しました!

 「日本が平和で繁栄して、ここまで来られたのは、平和憲法があるからこそ。その日本が、憲法9条を壊そうとしていることは理解できない」──。

 冒頭で記したこの発言は、日本人によるものではない。母国の現状を憂慮するアフガニスタンの医師、レシャード・カレッド氏が口にした、日本の安保法案に対する疑問だ。

  2015年9月10日、東京都千代田区の参議院議員会館で、「安全保障法制に反対するNGO 国際共同声明」の記者会見が行われた。2001年に米軍と連合軍がアフガニスタンに入った時、唯一、日本だけが軍隊を送らず、医療や教育分野で無償協力をしたことを強調し、「多くの国が日本に期待しているのは、軍事的な支援ではなく、平和的で信頼に基づいた国際協力だ」とカレッド医師は訴えた。