「現行の技術ではシビアアクシデントをゼロにすることはできない」 ヤツコ元米原子力規制委員長が断言 2013.9.24

記事公開日:2013.10.2取材地: テキスト動画

 「人間が地下水をコントロールすることはできない」——。米原子力規制委員会(NRC)の元トップであったグレゴリー・ヤツコ氏は、安倍総理の「状況はコントロール下にある」という発言を強く牽制した。米国で長年原子力行政に携わってきた元規制当局トップが、原発利用の限界を訴える意味は大きい。

 9月24日(火)10時より、日本外国特派員協会(FCCJ)主催による「グレゴリー・ヤツコ氏、トーガン・ジョンソン氏、筒井哲郎氏記者会見」が行われた。(会見はほぼ英語です)

 「現在も続く福島第一原発の危機 (The Ongoing Fukushima Daiichi Crisis)」と題された記者会見では、汚染水問題などを中心に、今なお世界中の注目を浴びている福島第一原発の現状について、原子力政策における規制当局や市民団体の立場から、議論が交わされた。


グレゴリー・ヤツコ元米原子力規制委員長が講演 「福島第一原発事故はスリーマイル島事故の重要な教訓を学ばなかった結果」 2013.9.23

記事公開日:2013.9.23取材地: テキスト動画

 市民と連帯して米サンオノフレ原子力発電所を廃炉へ追い込んだカルフォルニア在住のトーガン・ジョンソン氏と元NRC(米原子力規制員会)委員長のグレゴリー・ヤツコ氏を招き23日、連合会館で講演会が行われた。


八幡浜ワークショップゲスト、ヤツコ元NRC委員長・菅元首相らによる伊方原発周辺視察 2013.9.22

記事公開日:2013.9.22取材地: 動画

 愛媛県八幡浜市で行われた八幡浜ワークショップの翌日、2013年9月22日(日)、ワークショップのゲストであるグレゴリー・ヤツコ元米原子力規制委員会委員長、菅直人・元首相らが愛媛・佐田岬半島の四国電力・伊方原発周辺の視察を行った。


菅直人元首相が講演「福島第一原発の事故は、ほんの紙一重で最悪シナリオを回避したに過ぎない」 ~八幡浜ワークショップ 2013.9.21

記事公開日:2013.9.21取材地: テキスト動画

 「福島の除染を完了するには、少なくとも50兆円かかる」──。NRC元委員長のグレゴリー・ヤツコ氏は語った。

 2013年9月21日、四国電力の伊方原発に近い、愛媛県八幡浜市のセンチュリーホテル・イトーで「『カリフォルニア5』八幡浜ワークショップ ー南予とエネルギーの未来像ー」が開かれた。「カリフォルニア5」とは、この6月5日(現地4日)に米カリフォルニア州サンディエゴで行われた、サンオノフレ原発の廃炉を求める公開討論会に出席した5人のこと。八幡浜市での勉強会には、そのうちの3人、菅直人元首相、NRC(米原子力規制委員会)元委員長のグレゴリー・ヤツコ氏、地元サンオノフレで脱原発運動を進めたトーガン・ジョンソン氏(建築家)が登壇者として招かれた。