「日本では法律が通ってしまうと、運動が鎮静化する。それではダメ。声を上げ続けて戦争法を廃止に持ち込む」 ~憲法研究者208名が声明を発表 2015.10.9

記事公開日:2015.10.25取材地: テキスト動画
「安保関連法の常軌を逸した強行採決に抗議し...憲法研究者の声明」記者会見

※10月25日テキストを更新しました!

 「私たち憲法研究者のみならず、多くの学生や市民が、国会周辺や全国で声を上げたという、この新しい日本の民主主義の動きを、これからも支持し、連帯を続ける決意を、この声明に込めた」

 2015年10月9日、東京都千代田区の参議院議員会館で、「安保関連法の常軌を逸した強行採決に抗議し、その速やかな廃止を求めるとともに、法律の発動を許さず、廃止までたたかう市民と連帯することを決意する憲法研究者の声明」についての記者会見が行なわれた。参議院での安保法案の強行採決後、この問題を放置できないという憲法研究者たちが共同で作り上げた声明には、現在までに208名が賛同し、名を連ねている。


憲法研究者200名超が再び声明――「安保関連法案の強行採決に抗議するとともに、そのすみやかな廃案を求める」、「法的安定性は関係ない」とした礒崎首相補佐官発言を厳しく批判 2015.7.28

記事公開日:2015.7.30取材地: テキスト動画
「安保関連法案の強行採決に抗議するとともに、そのすみやかな廃案を求める憲法研究者の声明」発表に関する記者会見

特集 安保法制
※7月30日テキストを追加しました!

 安全保障関連法案の廃案を求める憲法研究者のグループが2015年7月28日、参院議員会館で記者会見し、「安保関連法案の強行採決に抗議するとともに、そのすみやかな廃案を求める憲法研究者の声明」を204人の連名で発表した。

 声明では、衆議院における安保関連法案の審議と強行採決は、議会制民主主義に反すると強く抗議。法案は、憲法9条その他の憲法規範に反しており、危険性がますます明らかになったとして、法案のすみやかな廃案を求めた。


「今は、傍観している場合ではない」「今、権力の暴走を止めなければ、日本国民は民主主義、立憲主義を失う」――憲法学者17人が雨に濡れる国会議事堂前で「魂のトーク」を展開 2015.7.3

記事公開日:2015.7.13取材地: テキスト動画

※7月13日テキストを追加しました!

 「安全保障関連法案を違憲視する学者は、一部にすぎない」──。安倍政権の中には、今なお、メディアへの出演時などに、このような発言をする大臣がいる。しかし、これは明らかに嘘だと言わざるを得ない。

 学問分野の垣根を越えて、2015年6月に発足した「安全保障関連法案に反対する学者の会」の賛同人(学者・研究者)の数は、6月下旬には7000人を超えた。憲法学者に限れば、圧倒的多数が安保法案を「憲法違反」と見ていることは、メディアのアンケート結果や主要学者の当該発言などから容易に想像できる。


「自衛権の行使であれ、武力の行使であれ、戦争という流血行為のリアリティが全く国民に伝わっていない」――安保関連法案の「廃案」を求め憲法学者173人が声明 2015.6.3

記事公開日:2015.6.4取材地: テキスト動画

特集 集団的自衛権|特集 憲法改正

※6月4日テキストを追加しました!

 「このまま一連の安全保障法案が可決されたならば、私たち憲法研究者のみならず、マスメディアの敗北でもある」

 国内の憲法研究者173人が名を連ね、2015年6月3日、安倍政権が閣議決定した「平和安全法制整備法案」と「国際平和支援法案」のすみやかな廃案を求める声明を発表、参議院議員会館で記者会見を開いた。賛同人はさらに増える見通しだという。