2011年3月3日17時より、東京都千代田区にある衆議院第2議員会館 第6会議室にて、第33回「取調べの全面可視化を実現する議員連盟」が行われた。最高検の発表した、取り調べの一部、可視化への問題点、具体的な事例、また後半は西川刑事局長が出席のもと、懸案点の回答と、質疑応答が行われた。
(IWJテキストスタッフ・関根)
2011年3月3日17時より、東京都千代田区にある衆議院第2議員会館 第6会議室にて、第33回「取調べの全面可視化を実現する議員連盟」が行われた。最高検の発表した、取り調べの一部、可視化への問題点、具体的な事例、また後半は西川刑事局長が出席のもと、懸案点の回答と、質疑応答が行われた。
■ハイライト
主な議題として、「最高検の可視化運用指針について」、「法務省三役の可視化の取り組みについて」、「全可視化をめぐる論点」、「市民向けシンポの開催について」、「その他」の5点について、議論が展開された。冒頭、取り調べの可視化に関する、藤井裕久官房副長官が出演した、TVニュース映像を流した。
「一部の可視化」は裁判官に誤った認識を与えかねないという点が危険で、「全過程の可視化」が重要だ。また、急にすべてを始めるのは、難しいので、まず、供述の難しい、知的障害者、少年事件、裁判員裁判、被疑者からの要望の事件、などから、だんだんと全面化していくことが考えられる。また、被疑者が拒否した場合は、どうするのか。録音録画することと、これを公にすることは別の問題だ」などと説明した。
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