福島第一原子力発電所での「作業員のマスク無装着作業」に保安規定違反「監視」の判定、事業者指導 ~第5回原子力規制委員会 2013.5.8

記事公開日:2013.5.8取材地: 動画
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 美浜発電所1号機における非常用ディーゼル発電機の故障は、「タービン翼の損傷、ロックナットの緩み」が原因と関西電力は報告、事故の詳細を説明した。それに対し更田委員は、故障原因が極めて簡単な理由であるとし、事故発生が未然に防げなかったことに疑問を呈した。他の場所で再度同じことが発生しないよう、事故が起こった背景を調べることを要請した。

 また、福島第一原子力発電所で、作業員がマスクを無装着で作業していたことが保安検査で発覚。保安規定違反「監視」の判定を出し、事業者を指導し、今後事業者の改善実施状況を確認していくとした。

■全編動画

  • 議題
    1. 美浜発電所1号機における非常用ディーゼル発電機の故障に係る関西電力からの報告に対する評価について
    2. 平成24年度第4四半期の保安検査の実施状況について
    3. 平成25年度の保安検査の基本方針について
    4. 保安検査のあり方に関する検討状況について
    5. 国際原子力安全諮問グループ(INSAG)等の結果概要報告について
  • 日時 2013年5月8日(水)
  • 場所 原子力規制庁(東京都千代田区)

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