2012年4月1日(日)、岡山市勤労者福祉センターで緊急市民自治講座「震災がれき広域処理を考える」で行われた。
(IWJ岡山・伊東)
2012年4月1日(日)、岡山市勤労者福祉センターで緊急市民自治講座「震災がれき広域処理を考える」で行われた。
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震災がれき広域処理について、市民の側から見て考えようという趣旨で開催され、東京から駆けつけた講師2人による講演と、参加者との質疑応答が行われた。
奈須りえ氏は、東京都での処理を事例に被災地での瓦礫分別から焼却の過程を追い、環境省が行なっている広報活動内容と実際の被災地の人々の声との隔たりや、政策面から見た広域処理に使われる予算の無駄使いを指摘。また、マスコミは政府と一緒になって広報活動を行なっていると批判した。
池田こみち氏は、焼却施設の挙動やバグフィルターについて取り上げ、焼却場やフィルターの性質、設置期間により除去率が変動するため、一律に99%のセシウム除去が可能というのは間違いである、また、これまでの焼却場のデータから排気による重金属の汚染も報告されている中、セシウムだけ除去できるというのはおかしいなどと解説した。