脱原発を掲げる3団体による共同アクション、「6.2 NO NUKES DAY」が6月2日に予定されている。参加団体である、さようなら原発1000万人アクション、首都圏反原発連合、原発をなくす全国連絡会は4月2日、アルカディア市ヶ谷で3者合同記者会見を開いた。
首相官邸エリアでの脱原発抗議は先月で丸1年を迎えた。現在の参加者は約5,000人(主催者発表)。ピーク時の10万人と比べると大幅に減少している。参院選後、安倍政権が原発再稼働を進めるのではないかとの危機感もある中での、共同アクション。「厳しい情勢の中、連帯することは、お互いを励ます機会になる」と反原連のMisao Redwolf氏は語った。
しかし、未だ「再稼働反対」、「原発ゼロ」を訴える運動は全国で展開され、国民世論も7割以上が脱原発を支持している。さようなら原発1000万人アクションの高田氏は、「依然、多くの国民が声をあげる場を望んでいる」と、反原発の世論は後退していないと主張。しかし、脱原発を実現する難しさは否定しない。
この3団体が合同で行動を起こすのは今回が初。それぞれが持つ支持層をつなげ、連帯することで、新たな局面に繋げる意図がある。Misao Redwolf氏は、記者会見後のIWJのインタビューに対し、2団体に声をかけたのは自身であることを明かし、「他団体の協力によって私たちには届かない層を集められることができるのではないか」と答えた。
さようなら原発1000万人アクションと原発をなくす全国連絡会は、それぞれ芝公園と明治公園でアピール行動を行い、夕方16時からの、首都圏反原発連合主催の国会包囲に合流する。