2012年3月28日(水)、大阪市浪速区の区民センターで行われた、ザ・シンポジウム in NANIWA「検察・司法・マスコミを改革せよ!」の模様。
(IWJ大阪・松田)
特集 陸山会事件
2012年3月28日(水)、大阪市浪速区の区民センターで行われた、ザ・シンポジウム in NANIWA「検察・司法・マスコミを改革せよ!」の模様。
■ハイライト
陸山会事件をはじめとする検察問題などに造詣の深い4氏がそれぞれの立場から、検察・司法・マスコミの問題について講演した。
八木氏は大統領選に出馬したメキシコ元市長の候補に降りかかった疑獄事件を紹介。メキシコ大統領選の流れと陸山会事件の類似性を指摘し、「私は小沢氏支持というわけではないが、検察の暴走を許せば民主主義の破壊につながる。今がまさに日本が民主国でいられるかどうかの分岐点だ」と語った。
植草氏は国権を優先し人権を軽視する警察検察の体質を指摘。「ブラックボックスの中でやりたい放題。取り調べの全面可視化が絶対に必要だ」と強調した。
生田氏は判事の経験から、上司の評価ばかりを気にする“ヒラメ裁判官”がはびこっており、冤罪を生む素地のひとつと指摘。「公務員の不正の温床のような最高裁に、検察、警察の不正を裁くことはできず、ヒラメ裁判官の養成所のような体制を打破しなければならない」と司法の体質を痛烈に批判した。
平野氏は小沢氏の人柄を紹介しながら、皮肉とユーモアを交えて政権内の人物評を展開し、会場をわかせた。