国民新党 定例会見〜TPPについての一方的な判断に基づいた報道しているメイディアが沢山存在していることは残念だ 2011.11.9

記事公開日:2011.11.9取材地: テキスト動画
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 2011年11月9日代表亀井静香氏による国民新党の定例会見が、新党日本代表田中康夫氏同席のもと行われた。

 会見内容は主にTPP交渉参加問題に関してとなり、亀井代表は「党が結論を出していない、しかも連立を組んでいる国民新党は反対している中で、総理がAPECで参加表明する事は常識ではありえない」と述べた。

 また一部のマスコミに対して「国民に対して正確な情報を提供しないで、とにかくTPPについての一方的な判断に基づいた報道しているメイディアが沢山存在していることは残念だ」と発言した。

  • 日時 2011年11月9日(水)
  • 場所 日本新党(東京都千代田区)

「TPP」 国益にプラスどころか、大変なマイナスになる

「政党政治」 この状況で、総理は国際的な意思表示をできない

亀井代表・田中代表(新党日本)

本年、第四十回目の「国民新党・新党日本」の議員総会において、亀井静香・国民新党代表と、田中康夫・新党日本代表が、総会冒頭の頭撮りで、TPP、政党政治及び郵政改革法案等について語り、(1) また、議員総会後の記者会見で、記者団の質問に答えました。(2)

■■■(1)議員総会冒頭の頭撮り■■■

|TPP:国益にプラスどころか、大変なマイナスになる

亀井代表:皆さん御苦労さまです。TPP、TPPということで、騒がしい状況ですが、きのう総理と、5時半から、官邸でお会いして、もうTPPへの交渉参加、これはなさるべきではないということを強く申し上げました。もう、そのことは我が国の国益に何のプラスになるどころか、これは大変なマイナスになるということを、強くお話を致しました。

 まあ、総理は黙って聞いているだけでしたが、こういう状況の中でおやりになると、細川政権支持率70%だったのが、あっという間に政権は崩壊をしたということを、あなたは一年生の日本新党の議員だったと思いますが、ご経験なさってると思いますが、大変な事態になることも覚悟せねばいかんですよという、心からならぬ忠告を申し上げました。それに対して、今、党が意見を集約している最中だということを総理は言っておりましたので、まあとにかくここはきちっと考えなさいということを強く申し上げて、約30分くらいですかね、退室を致しました。

|政党政治:この状況で、総理は国際的な意思表示をできない

亀井代表:まあ、連立を組んでいる国民新党がAPECでの参加表明は反対、またもう一方の与党の民主党自体が賛成という結論を出せていない状態で、総理がAPECでこの問題に触れて、この参加するという表明は、私はよもやされないだろうと、このように思います。もう、いくらマスコミが煽ってみたところで、政党政治のあり方からして、党がこういう状況の中で、総理がこうした重要な国際的な意思表示をするということは、考えられないことですので、まあ、冷静な私は対応されるだろうと、このように強く訴えをしております。以上です。

|郵政法案:郵政事業を良くするなら、法案修正はやぶさかでない

亀井代表:あと、いろいろ今後、予算、税制、いろんな問題が本当に山積しておりますが、是非皆さん、ちっちゃな党ですが、民主党が暴走しないようにきちっとこれを止めて、より良い方向に政治を持っていく、真摯な努力を今後とも頑張って行きたいと思います。郵政法案はあらためて皆様方に申し上げる必要はありません。これは当然ながら、委員会において審議は進められ、その中でこの修正が出てくれば、党としてはそれがこの郵政改革法案の基本的な方針と矛盾しない。今の現状の郵政事業を、良きものにして行くということであれば、三党で練り上げて、私が大臣の時に提出した法案の修正に応じることはやぶさかではないというのが、これがわが党の立場ですので、そういう立場で今後そういう事態においては、きっちりと対応していきたいと、このように思っております。以上。

|TPP:民主党は、「国民の生活が第一」をきちんと行うべき

田中代表:今の亀井代表のお話と、あるいは重複するところがあろうかと思います。やはり、今日のTPPをめぐる日本の中のうねりというのは、昨日朝日新聞が私どもの会見の発言を記してくれましたが、先日土曜日、有楽町の前で、TPPの今回の交渉協議への参加表明をAPECですべきではないという街頭演説の時に、日の丸を持ちの多くの方がいらっしゃり、そしてその横にですね、怠け者クラブというんですか、生活クラブという、いわゆる減農薬や無農薬の食材を届けている生協の方々が一緒にいらっしゃってですね、一緒にまさに日本の仕事と生活を壊すなかれ、奪うなかれということをおっしゃったとき、私はまだ小さなころでありましたが、60年安保ということで、国会の周りを多くの市民の方が取り巻いたわけでございますが、その時に多くの全国津々浦々の国民にとっては、関心事ではありながら、自分の日常の生活ということから、良くも悪くもいささか遠い話と思われた方も多かったかもしれません。しかし、今回のムーブメントはまさしく私は、イデオロギーというものを超えたものであると、今回民主党は新たなポスターに再び、国民の生活が第一とお書きになったそうでございますけども、まさに国民の生活が第一ということを、机上の空論ではなく、きちんと行うということが政治が機能していることですし、それが、議会が機能することであろうと思っております。

|TPP:自民党や公明党や共産党の席でも署名簿がまわされて

田中代表:あえて申し上げれば、今回、呼びかけ人に下地幹郎幹事長からお入り頂きましたから、ご存知のように社民党の阿部知子さん、そして公明党の衆議院 石田祝稔 (いしだ のりとし) さん、自民党の稲田朋美(いなだ ともみ)さん、小野寺五典(おのでら いつのり)さん、国守の会の城内実 (きうち みのる)さん、民主党の斎藤恭紀(さいとう やすのり)さん、そして共産党の高橋千鶴子(たかはし ちづこ)さん、無所属の松木謙公(まつき しずひろ)さん等々10名で呼びかけ人とさせていただきました。これは、まあある意味では、日の丸というものと赤旗という、二つの赤い旗が、国民のために連帯、連携するということではなかろうかと思っております。おかげさまで、署名の第一号は静香代表に土曜日の日に頂きまして、また議場で、私が後ろの席の平沼赳夫さんにお願いをした時に、即座にペンを取り出してくださってですね、署名をいただいたのが第二号でございます。自民党や公明党や共産党の席でも、署名簿がまわされて、自民党で多くの重鎮を含む方々が署名をされておりました。

|TPP:反対決議案の提出を協議し、事務手続きを進めている

(…会員ページにつづく)

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