2012年4月26日、小沢一郎氏に無罪判決が出されたことを受け、その翌日(4月27日)、郷原信郎弁護士にインタビューを行い、無罪判決に至るまでの経緯や、検察の問題点などについて、郷原氏に話を聞いた。
岩上「本日は午後4時から郷原さんの事務所にお邪魔して、郷原弁護士と共に昨日の陸山会事件、小沢一郎被告無罪判決と、その判決の理由ついて、郷原さんの見解をお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします」
郷原信郎弁護士(以下、郷原)「お願いします」
岩上「昨日、もうすでに判決要旨(【URL】http://bit.ly/JBmv4k)などをお読みになったということなんですが、おおかたの印象として、『捜査上の瑕疵もあったので、デュープロセスに則って、検察は泣く泣く無罪にせざるを得なかった。しかし心象としては、小沢被告は限りなくクロに近い』と、こういう印象を与えるような判決であり、判決要旨であったのではないかと。またそれに則ったような形での、マスコミの横並び報道だったという気がするんですが、いかがでしょうか?」
郷原「まず、前から言っているようにこの事件は、基本的に有罪はあり得ない」
岩上「常識でいったらあり得ない…」
郷原「刑事司法の常識からいって、有罪はあり得ないという事をいってきたんですが、その通りの結果だったと思いますよね。まずその結論です。結論は当然の無罪判決。
(続く)
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