2012年3月24日(土)、埼玉県朝霞市の市産業文化センターで行われた、第3回放射能を考える講演会「明るく楽しい放射能リスク学習会@朝霞」の模様。
(IWJ・工藤)
2012年3月24日(土)、埼玉県朝霞市の市産業文化センターで行われた、第3回放射能を考える講演会「明るく楽しい放射能リスク学習会@朝霞」の模様。
■ハイライト
「火山学者が見た2011年3月福島第一原発事故」のパワーポイントに沿い、自身が作成した放射能汚染マップを取り上げ、事故以降に各地が汚染されていったプロセスを解説。「関東ローム(赤土)について正しく知ることにより放射能の動きが理解できる」など、まさに火山学者の視点からの講義が行われた。早川氏は会場に来る際に北朝霞駅周辺の線量も測定しており、その写真を用いて、現状の朝霞の状況にも話が及んだ。
質疑応答の最後、「学者である以上、観測対象にできる限り影響を及ぼしてはならない。しかし自分が福島へ行ったという行為自体が社会的影響を及ぼす。だから福島では金銭的やりとりをせず、現地のものに一切手をつけない」と語ったことが印象深い。