東京電力 記者会見 11:00 2011.5.12

記事公開日:2011.5.12取材地: テキスト動画
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2011年05月12日(木)、東京電力本社で、記者会見(11:00~、1:38′)が行われた。

 燃料が損傷していることを認める発言をした。
 水位計の校正を行った結果、当初の想定よりも水位が低く、燃料集合体は全部水面上に出ているのではと考えられ、外側の水位も圧力容器の底部より下と解釈。水は格納容器から建屋に抜けているのではと思うが、実際の水の行き先は不明。
 燃料集合体については水位状態からすると元の位置にはないが、崩れ方は不明。全体で行っているのか、形状ごとのズレか、も。カムスデータでの55%損傷評価だが、格納容器での線量から。実際上の損傷形状は不明。

■全編動画

東電は「1号機の燃料自体は最終的には中を見てみないとわからない。温度やデータやパラメータで中を今は推定していく。毎日、水を入れているのに水位の上昇があまりない。蒸発分を除いても、水は漏れていると考えられる。圧力容器の底部に炉心損傷を受けて水漏れの可能性がある。水をもう少し増やし、水位をあげられるか検討中。」との会見があった。また、「圧力容器の底部に4mの水位でたまっている水により、圧力容器の中の燃料は冷えていると思っている。」「全部、露出していると考えています。」とも会見した。

また、「燃料については、100~120℃で、圧力容器としては冷えていると考えられるが、元の位置にはないと思っている。崩れ方はわかってない。底か、形状保って下に崩れているのかは不明。CAMSのデータで燃料損傷率55%との評価はあるが、このデータで燃料損傷の形状がわかるわけではない。溶けて、形状を維持せず下に移動しているかも。溶けて穴ができ注水4mしかたまってないと思う。外は卵の殻の様になり、中はマグマのようになっているかもしれない。石の様になるのかも。だが線量が高くて人が近づけない。ロボットを使って線量を調べたいが、線量がいくつかは今は情報はない。」との説明があった。

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