2012年3月14日(水)に行われた、「ストップ! 放射能汚染がれき首都圏ネットワーク」による「放射能拡散させ復興予算奪う、広域がれき受入・焼却の即時中止を求める緊急記者会見」の模様。
(IWJボランティアスタッフ・山村)
2012年3月14日(水)に行われた、「ストップ! 放射能汚染がれき首都圏ネットワーク」による「放射能拡散させ復興予算奪う、広域がれき受入・焼却の即時中止を求める緊急記者会見」の模様。
■全編動画
東京都は昨年11月24日、23区区長会で宮城県女川町の震災廃棄物の受け入れを区民への広報や説明がないまま密室で決定し、この3月2日から中央清掃工場にて廃棄物受け入れと焼却を実施。この日より工場前で毎日抗議行動を続けている「ストップ!放射線汚染がれき首都圏ネットワーク」が現状を伝えるため緊急記者会見を開いた。
メンバーは、昨年の夏に江戸川区の清掃工場で(汚染焼却灰運搬の)作業員が被爆をし、同年7月には1万2千ベクレルという途方もなく高い空間線量が工場内で測定されていること[04:06]、岩手・宮城両県では昨年8月現在、住民生活圏のがれきはほぼ100%仮置き場への搬入が済んでいること[03:10]、広域処理における大手ゼネコン利権の問題[04:45]、低線量の内部被爆の危険性[06:00]などを理由とする広域がれき受入・焼却即時中止の趣旨を説明した。
北区のがれき処理説明会に参加した川口の小川さん(男性)は、「北区は20数万人の都市。それなのにわずか70人しか集めない。広報は小さな見出しのみ。住民の命、健康を守るべき人達の裏で何が起きているのか。“がれき復興ビジネス”が秘密裏に行われている。納得できない。」と話した。[11:00]
代表の高瀬幸子さんは、「これは子供の命を守る問題。少しでも放射能汚染のあるものは拡散・移動させてはいけない国際ルールがある。燃やしてもいけない。ドイツ、アメリカでは地下300メートルの所に処理施設を作っていることも聞いた[28: 40]。市民が真実を知らなくてはいけない。どうかこの事実をメディアで取り上げてほしい。」と訴えた。
明日からもメンバーは、中央清掃工場の門前に立つことになっている。