自民党・野田聖子幹事長代行「自民党には政策議論の場で女性特有の問題は後回しにされてきた長い歴史がある。もう堆積しきっている。それをぶち壊す!~9.28日本外国特派員協会主催 自由民主党・野田聖子幹事長代行 記者会見 2020.9.28

記事公開日:2020.11.6取材地: テキスト動画
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(取材・文:浜本信貴)

 2020年9月28日(月)午後3時より、東京都千代田区丸の内の日本外国特派員協会にて、「日本の男性中心の政治に女性を輝かせる」と題した、自由民主党・野田聖子幹事長代行の記者会見が行われた。

 野田氏は、冒頭の挨拶で自らの幹事長代行としての役割について、以下のように述べた。

 「自由民主党が安倍政権から菅政権に移行したことによって、閣僚もそうだが、党内でさまざまな人事異動があった。今回の菅内閣においては、党本部の『幹事長代行』というお仕事を菅総裁からいただいた。

 役割は、幹事長または総裁の補佐ということになる。(中略)菅総裁からは、『もう当選9回のベテランであり、なにも指示することはない。とにかく自分らしく自由自在に活躍して欲しい』と言われた。

 自民党というと、女性蔑視・女性軽視じゃないかと言われ続けているが、菅総理はこのたび非常にフェミニストな人事をしてくれたと思っている。女性議員はどうしても見栄えを優先されるがゆえに、マスメディアの方々がよく使う『女性枠で』とか『サプライズで』などといったところで政治もメディアも立ち止まっていると思うが、今回、菅総理はそれを超越して、法務大臣に上川さん、オリパラ大臣に橋本さんを任命した。

 このふたりを見るだけでも、それよりも能力の勝る男性がいるかというと、私自身は見つけることができない。

 とはいうものの、自由民主党というのは、女性に厳しい、鈍感な政党といわれて久しいわけで、事実、自民党の女性議員の割合は1割にも満たない。このような民主主義国で、国民の代弁者の9割が男性ということで、自ずと、政策議論の場で女性ならではの問題は後回しにされてきた長い歴史がある。もう堆積しきっている。

 それをぶち壊す。私は、これが令和の社会構造改革だと思っているので、『改革の男』である菅総裁がたくさんの仕事を抱えながら、やはり一番大きな改革として望んでいる『女性のあり方』、これを託されたのだと思い、(中略)真剣に、具体的な何かをひとつずつ、答えを出しながらやっていかなくてはならないと思う」

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