櫻井よしこ氏の『言論テレビ』で安倍総理は「黒川さんと2人でお目にかかったことはない」と弁明! しかし「首相動静」では黒川氏との面会記録が存在! おなじみの『ご飯論法』の可能性も! 2020.5.21

記事公開日:2020.5.21 テキスト
このエントリーをはてなブックマークに追加

(IWJ編集部)

 2020年5月、安倍晋三総理は、櫻井よしこ氏のネット番組に出演して、黒川弘務検事長と「2人で会ったことはない」と明言した。しかし朝日新聞等の「首相動静」では、黒川氏が法務事務次官当時に両者が面談したことが報じられていた。つまり安倍総理は得意の「ご飯論法」を使ったのだろうか!?

 同番組では、櫻井よしこ氏が安倍総理を誘導する形で、黒川氏の定年延長は法務省側が官邸に頼んだものであり、総理側からの圧力や働きかけはないとか、「黒川氏が安倍政権に近い」との報道は正しくないなどと、疑惑をいちいち否定している。本文では、そのやりとりを克明に書き起こしたので、ぜひご覧になって、総理の発言の真贋を、読者の目でご検分いただきたい。

▲安倍晋三総理大臣(3月14日の記者会見で岩上安身の質問に回答する様子。首相官邸HPより)

記事目次

「黒川氏の定年延長は、法務省から総理にお願いした」!?

 2020年5月15日、安倍総理大臣は、ジャーナリストの櫻井よしこ氏がキャスターを務める『言論テレビ』に生出演した。

 櫻井よしこ氏は、次のように安倍総理に尋ねた。

 「今、問題となっている、問題にされていると言ったほうがいいでしょうかね。この検察官の定年延長の問題なんですけれども、この問題は2つに分けて、今日はちょっと総理におうかがいしたいと思うんですね。

 ひとつは、東京高検の黒川弘務さんの定年延長、これはもう、一応、もう終わったことですけれども、この問題、反対の方は問題としている。この黒川さんの件と、それから検察庁全体の定年延長の件ですね。

 それからまず黒川さんのことからおうかがいしたいんですけれども、実は政府高官に私、いろいろ取材をして聞きましたらですね、黒川さんの定年延長の問題も、それから全部これは検察、つまり、法務省の方からも持ってきたものを官邸がただ了承しただけだと聞いたんです。これ、かなり詳しく聞いたんですが、それは本当なんですか?」

 これに対して、安倍総理が回答する。

「それはまったく、そのとおりですね。まさに、検察庁も含めて法務省が、こういう考え方で行きたいと、こういう人事案を持って来られてですね、それを我々が承認する、ということなんです」

 櫻井よしこ氏は重ねて尋ねる。

「もうひとつですね、黒川さんの定年延長問題について、法務省の官房長が、官邸に持ってきて頼んだ、と。いま、検事総長の稲田さんがお辞めにならないから、黒川さんの定年延長ということをお願いしたと推測されるんですが、法務省の官房長が官邸に持ってきて、頼んだということも、これは本当ですか?」

 安倍総理は、「私も、詳細については承知をしていないんですが、基本的にですね、検察庁の人事については、検察のトップも含めた総意でですね、こういう人事でいくということを、持ってこられて、それはもう我々は大体、承認をしている、ということなんですね」。

 続けて櫻井よしこ氏が「官邸が介入して、それを変えるとかそういったことは」と話すと、安倍総理は話を遮り、「それは、もうありえないですね」と断じた。

(…会員ページにつづく)

アーカイブの全編は、下記会員ページよりご覧になれます。

一般・サポート 新規会員登録

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です