8月1日、原子力規制委員会更田豊志委員長は定例会見で、東京電力に対し防災訓練の再訓練を行うことを求めた。原子力規制委員会による東電の防災訓練評価が、福島事故の当事者であるにもかかわらずBからCに墜ちたことに委員長は憤りを隠さず、新潟県の花角英世知事も定例会見で憂慮しており、速やかに再訓練することを求めた。
前日の31日、内閣府原子力委員会が日本のプルトニウム保有量を削減する決定をしたことを受けて「炉規法(原子炉等規制法)にかかわることではないが」と前置きしながらもプルトニウムを含んだ燃料が各所に分散し移行するので「保障措置上の負荷は増える」と述べた。
また8月に行われるもんじゅの燃料取り出しに関連して、初動から機器トラブルが起きた事への懸念などに質問がおよぶと、7月25日の田中知(さとる)委員の会見を引用して 「行程ありきではなく安全優先で」と述べた。