亀井静香氏・山田正彦氏 緊急記者会見 2012.11.28

記事公開日:2012.11.28取材地: テキスト動画
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(IWJテキストスタッフ・関根かんじ/奥松)

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 2012年11月28日(水)14時30分より、東京都新宿区の亀井静香四谷事務所で、新党「脱原発」の、新党「日本未来の党」への正式な合流記者会見が行なわれた。質疑で亀井静香氏は、「未来」の嘉田由紀子代表が(TPP賛成の)「みんなの党」の渡辺喜美代表と連携についての協議を行なっていることについて問われると、「渡辺みんなの党代表も、TPPが日本の経済活性化にならないことは本当はわかっているだろう」と述べ、大同小異での連携を肯定した。

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■ハイライト

■全編動画

  • 日時 2012年11月28日(水)
  • 場所 亀井静香四谷事務所(東京都新宿区)

 山田正彦代表が冒頭、「亀井氏と政策が一致し、反TPP、脱原発、消費税凍結を表明した政党を立ち上げた。そして昨晩の幹部会で、日本未来の党に合流することを決定し、ここに報告する」と述べた。亀井幹事長が、自らを出世魚に例え、反TPPなどの政策方針が大きく育っていく様子を語った。

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 記者会見ののち、質疑応答に移った。朝日新聞記者より「嘉田知事がみんなの党との合流を模索していることに対してどう思うか」と質問がでた。山田代表は「未来の党とみんなの党との協議については知らない」と回答。亀井幹事長が言葉を引き継ぎ「岡田外務大臣が言い始めたのだろうが、医療や知的財産権など24項目もあることなど、TPPの内容について誰も知らなかった。渡辺代表もTPPがうまくいくとは思っていないと思う」と述べた。

 他の記者より亀井幹事長へ、嘉田知事についての感想を問われると、「嘉田知事は素敵な知事だ。発言や考え方は、知事としても政治家としても立派だと思う。脱原発、環境問題などにも賛同できる」とした。また、小沢一郎氏との関係について問われ、「小沢氏とは、自社さ連立政権でケンカもした。守る気がなくても約束をするのが今の民主党。彼は違う。小沢氏は決めたことはかならず守ろうとする、それを必死に実現させようとする人だ」と話した。

 次に「自民党からは、嘉田代表は小沢氏の党の衣替えにすぎない、との意見もでているがどう思うか」と問われると亀井幹事長は、「勘ぐりだ。恥ずかしい意見だ」と切り捨てた。山田代表に対して「山田代表と嘉田知事との会談の中で、小沢氏が強く表れる懸念について相談した、と聞いたが」との質問が飛び、「それは違う。小沢氏との連合は嘉田知事が決断したことだ」と、山田代表も一蹴した。

 続いて、「脱原発、卒原発というように言葉がいろいろあるが、未来の党ではどういう風な原発政策をとるのか」と質問が出た。「日本から原発をなくし、クリーンエネルギーにするために、いろいろなやり方や方法を考えている。富士山登山もひとつのルートだけではない。いろいろな登頂コースがある。われわれは脱原発で実行するのみ」と、亀井幹事長は答えた。

 みどりの風の参院4名が合流しないことについて、亀井幹事長は「みどりの風もしっかりした党だ。われわれができるだけ大きな力になって吸収すればいい、と思っている」と話して記者会見を終えた。後半は、選挙協力や他との連携などについて、小泉俊明幹事長代理へのぶら下がり取材の様子を収録した。

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