●2018年4月17日
今日、某週刊B誌が米山隆一さんに当てたとの情報あり。その後、知事スケジュールが全部飛び、共同が打って、TBSが続く。
今は誰も連絡取れないようですが、おそらく出処進退を考えているところではないかと。いずれにしても知事辞職は間違いなく。1発KOになるのは何事なのか。明日には、明らかになると思います。
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●2018年4月18日:IWJ速報
米山隆一知事が18時から記者会見。
米山知事「本日17時、辞表を提出しました。週刊誌の報道の中身。私自身としては落選中、お付き合いする人を探す中、プレゼントや金銭授受があった。付き合いの中のことと思っていた」
米山知事「多くの方の負託・信頼を裏切ったことについておわび申し上げたい」
記者「週刊誌報道は全面的事実か」
米山知事「事実だが、私としてはそのつもりではなかった」
TBS「3万円、4万円と言う金額はどういう意図か」
米山知事「歓心を買いたかった。より好きになって欲しかった」
記者「明日の予定だった会見予定を前倒しした理由は」
米山知事「決心がついたから。記事の内容を確認したからではない」
記者「出会い系サイトの利用はいつから」
米山知事「3〜4年前から」
記者「知事になってからは」
米山知事「『すごいですね』と言われて浮かれてしまった。今はもうない」
記者「知事として実現したかったことは」
米山知事「原子力について未来に向けた解決を成し遂げたかった」
記者「相手の付き合いのある男性からの金銭要求は」
米山知事「金銭授受の事実はなかった」
記者「金銭の関係の中で恋愛感情はあったと思うか」
米山知事「少なくとも私は恋愛感情があった。のぼせていたんだと思う」
記者「知事になってからも続いていたのか」
米山知事「知事になった年の暮れにお別れした。恋愛関係だという認識はあった」
記者「金銭を払わず会ったことは」
米山知事「ほとんどなかった」
記者「恋愛感情とは違うのでは」
米山知事「そう思われる余地はある」
記者「女性に払った合計は」
米山知事「全くわからない」
記者「自分から払ったのか、要求されたのか」
米山知事「どちらもあった」
記者「やめる理由は違法性ではない?」
米山知事「道義的責任」
記者「結婚の意思は」
米山知事「あった」
記者「金銭抜きの関係にしようとは」
米山知事「していた」
記者「相手側の男性が登場したのは知事就任後か」
米山知事「そう」
記者「具体的な金銭要求は」
米山知事「非常にわかりずらい方。具体的な話はされなかった」
記者「女性と別れたのが16年12月ということだが相手側の男性から連絡があったのは」
米山知事「17年の8月。何をすべきか自分で考えろと」
横田一氏「選挙に出るとき森ゆうこさんに聞かれなかったのか」
米山知事「言わなかった」
横田一氏「泉田氏から『原子力村に気をつけろ』と引き継がなかったのか。周りに怪しい動きはなかったのか」
米山知事「すべて自分の責任」
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このクラブ、我が社の近所にあるため、通い詰めている麻生氏の姿を実際に見かけたことがある。麻生氏が来ているときは路上に黒塗りの車がずらっと並ぶのですぐ分かる。米山氏が女性と継続的な買春行為をしていたとして、道義的責任を追及されているがそれは愛人関係とどう違うのだろう。線引きが困難。
- 麻生太郎が今も政治資金で愛人の六本木クラブに通いつめ…その額3年で2360万円!(リテラ、2015年3月23日)
セクハラ被害を受けた女性の中から、逆に福田氏を提訴する者が現れる可能性について、福田氏はなぜ思い至らないのだろうか。報復感情だけで、自分がしでかしたことには誠実に向き合わず、裁判という手段で威嚇する。報道内容を誠実に認めて恨み言も弁明もせずに辞任する米山知事とは対照的である。
知事を辞任することを米山氏が発表したので、オフレコを解いてもいいかと思う。実は、昨日17日火曜日の時点で、米山氏と電話で話をした。彼の携帯には、おそらく山ほど電話がかかってきていると思うが、私の携帯には出てくれた。本日の会見で話したようなことは、全部聞いていた。
私が米山氏ご本人から聞いたことは、相手の女性は未成年ではないこと。援助交際から始まったが、自分の中では相手への恋愛感情はあったこと。相手の女性が別の男性と付き合っていて、この男性が文春へ持ち込んだこと。この男性への怒りや相手の女性への恨み言などは、米山氏はひとつも口にしなかった。
一部で噂されているような(当然想像されることではあるが)、政治的な謀略ではないかという点について、自分ではどう思っているかと尋ねると、言下に否定し、「いや、身から出た錆です」と言い切った。
米山氏をかばうつもりはない。米山氏からも、こう書いてくれ、こうしてほしいなどの頼みなどは一切なかった。オフレコを解禁する判断も私一人でしていることである。ひとつは記者会見であらかたご本人が喋ったからであり、知事の辞任を決めたからでもある。が、理由はそれだけではない。
オフレコを破って、米山氏の言葉を伝えようと思ったのは、女性が絡んだスキャンダルでの身の処し方において、福田次官とは大きな開きがあるとは思ったからである。新潮と文春、それぞれが定めたターゲットの、撃たれたその後に随分と違いがある。
福田次官は、安倍政権に迷惑をかけてはいけないと判断したのだろう。財務次官の辞任を決断した。あるいは決断させられた。しかし、恨みたっぷりに、報じた新潮を訴える。これは告発した女性たちへの報復でもある。頭を下げたのは自分の上位の権力に対してで、セクハラした被害女性に対してではない。
人間はみんな愚かで弱いもので、過ちを犯しうる。過ちを犯さない方がいいに決まっているけれど、よろよろと心弱く、過ちの方へと傾いてしまうこともある。問題は、その後の身の処し方だ。人を恨むのか、潔く「身から出た錆」と、身を引くのか。五十歩百歩という人もいるかもしれないが。大きな違いだ。
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※2018年4月17~18日付けのツイートを並べ、加筆して掲載しています。