2012年11月23日(金・祝)19時30分より、神奈川県横須賀市の県立海洋科学高等学校で、神奈川県による「東日本大震災で発生した災害廃棄物(漁網)の受入に関する説明会」が行われた。神奈川県知事の黒岩祐治氏は、漁網受け入れに関する概要を説明し、漁網には放射能の問題がないことを強調して理解を求めた。
一方、大楠連合町内会長の長谷川俊夫氏は、産廃処分場をめぐり住民が振り回されている現状を訴え、「今回の件については、町内会で意向調査を実施し、住民の意見を確認する」と述べた。
(IWJテキストスタッフ・花山/奥松)
2012年11月23日(金・祝)19時30分より、神奈川県横須賀市の県立海洋科学高等学校で、神奈川県による「東日本大震災で発生した災害廃棄物(漁網)の受入に関する説明会」が行われた。神奈川県知事の黒岩祐治氏は、漁網受け入れに関する概要を説明し、漁網には放射能の問題がないことを強調して理解を求めた。
一方、大楠連合町内会長の長谷川俊夫氏は、産廃処分場をめぐり住民が振り回されている現状を訴え、「今回の件については、町内会で意向調査を実施し、住民の意見を確認する」と述べた。
■ハイライト
黒岩氏は、今回の漁網受け入れの提案に至った経緯について、「さまざまな反対意見を受け止めたうえで、理解される提案を検討した結果、放射能に対する不安を取り除くことが必要との認識に至った。漁網処理であれば、放射性物質に対する不安がない状況で広域処理が可能と確認できた」と説明した。受け入れる漁網について、「岩手県洋野町と野田村の漁網であり、この2町村以外からの受け入れは考えない。受け入れる漁網の推定量は、洋野町の1600トン、野田村の400トン、合計2000トンで、これ以上増えることはない」と述べた。
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