東京を変えるキックオフ集会 宇都宮けんじさんとともに人にやさしい東京を! 2012.11.14

記事公開日:2012.11.14取材地: テキスト動画
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(IWJテキストスタッフ・富山/奥松)

 2012年11月14日(水)、東京都中野区のなかのZEROで、「東京を変えるキックオフ集会 宇都宮けんじさんとともに人にやさしい東京を!」が、人にやさしい東京をつくる会の主催により行われた。集会の中で宇都宮健児氏は「原発のない社会へ」「誰もが人らしく生きられるまち作り」「子どもたちのための教育の再建」「憲法のいきる東京」の4つの柱を軸に、「人にやさしい東京」へのビジョンを語った。

*記事タイトルの宇都宮健児氏の氏名表記はイベント名に準じています。

■全編動画

  • 日時 2012年11月14日(水)
  • 場所 なかのZERO(東京都中野区)

 集会の冒頭、人にやさしい東京をつくる会代表の中山武敏氏は「石原都知事の突然の辞任表明を受けて、13年に及ぶ石原都政の継続を許さないという声明を出し、所属や立場を超えて、やさしい東京を作るという目的でこの会が出来た。平和や人権はそこにあるものでなく、市民一人ひとりの行動によって作り出すものである。皆さんと一緒に頑張っていきたい」と述べた。

 ステージに上がった宇都宮氏は「この都知事選を皆さんと共に戦うという事は、貧困と格差を拡大させた、人にやさしくない石原都政を転換し、誰もが人らしく生きられるまちを作り、新しい民主主義を取り戻す事を意味する。法律家としては、憲法が守られる東京を作っていきたい」と話した。

 4つの柱の一つである「原発のない社会」について、宇都宮氏は「東京都は、福島の原発で作られた電気の最大消費地であり、東京電力の大株主でもある。こういう事から、東京都は、福島原発事故の被害者を全力を挙げて支援する義務がある。そのために、脱原発の政策を進めなければいけない」と述べて、原発のない社会を作っていく姿勢を示した。

 続いて教育の問題に関して、君が代・日の丸の強制、教員に対する管理統制の強化を問題点として指摘し、「民主主義社会の後継者を作る事が、教育の最大の役割である。子供に悪影響を与える現在の管理統制を改め、いじめのない学校を取り戻したい」と語った。

 宇都宮氏の応援団の一人であるジャーナリストの鎌田慧氏は、「石原都知事は極めて差別的であった。この差別を打破できなかった事は、ジャーナリズムの責任でもあると思う。まず、脱石原都政、脱石原後継者、脱原発を目指し、東京を変えていきたい」と話した。

 集会の最後には、参加者たちでコール&レスポンスを行い、「人にやさしい東京」を目指していく想いを共有した。

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