2017年5月29日(月)12時より、東京都千代田区の衆議院第二議員会館前にて、「共謀罪法案の参議院本会議での審議入りを許すな!5.29国会前行動」が行われた。
「テロ等準備罪」と名前を変えて今国会に提出された、いわゆる「共謀罪」が衆議院を通過し、参議院で審議入りしたこの日、約500名が国会議事堂の裏にある衆議院第二議員会館前に集まり「共謀罪」反対を訴えた。
最初にスピーチに立った民進党参議院議員の江崎孝氏は、今の国会の状況を「自民党席は倦怠感、民進党を含む野党席は諦め感」と表現した。その原因として、官邸から凄まじい統制がかかっており、「自民党議員は何も言えない。法律について問題があるということすら言えない」状況にあると説明した。
続いてスピーチを行った社民党衆議院議員の吉川元氏は、「共謀罪は冤罪を大量に作り出す。全ての方が監視され、罪のない方が罪に問われる可能性もある、とんでもない法案です」と「共謀罪」が作り出す恐ろしい未来像を語った。