豊洲新市場の土壌汚染問題に関して、9月16日、日本共産党東京都議団が記者会見し、「盛り土」が行われていなかった建物の地下にたまった水について、民間の調査機関に依頼した分析結果を発表した。
発表によれば、地下のたまり水からベンゼンやシアン、六価クロムなどは検出されなかったものの、猛毒のヒ素が環境基準値の4割に及ぶ値で検出されたという。
共産党都議団は検出されたヒ素について、「以前ここにあった東京ガスの工場で、都市ガスを製造する過程で出てきたものではないか」との見方を示した。そのうえで、今後も地下の空洞全域で継続的な調査が必要であると主張した。