2012年1月30日(月)、埼玉県加須市の「市民プラザかぞ」で「東京電力福島第一原子力発電所事故調査委員会(国会事故調)」の第3回委員会および、避難中の双葉町民とのタウンミーティングが行われた。
委員会では、井戸川克隆・双葉町町長を参考人として迎え、事故当時の町・町民の様子、政府や東電の対応、避難後の生活実態、要望などを聴取した。井戸川氏は事故原因および責任の在処の究明と、被災者への賠償・補償・謝罪等を求め、切々と訴えた。
タウンミーティングは委員たちと町民の直接の対話の場となり、個々それぞれの立場からさまざまな思いが語られた。
ミーティング終了後、別室にて記者会見が行われ、黒川清委員長と蜂須賀禮子委員が質疑に応じた。
- 黒川清(委員長)、横山禎徳 委員(社会システム・デザイナー)、石橋克彦 委員(神戸大学名誉教授)、田中耕一 委員(化学者 株式会社島津製作所フェロー)、蜂須賀 禮子 委員(福島県大熊町商工会会長)、崎山 比早子 委員(元放射線医学総合研究所主任研究官 )、野村修也 委員(中央大学法科大学院教授)、大島賢三 委員(独立行政法人国際協力機構顧問)、田中三彦 (科学ジャーナリスト)
以下、全文文字起こし
○進行
まもなく委員会をはじめますが、その前に幾つかお詫びとお願いを申し上げる。お詫びの点は様々な事情から委員会の開催時間を正午からという時間帯になってしまったことを先ずお詫び申し上げる。また、開催のご案内日も大変まじかになってから皆さんにお知らせすることになったことも併せてお詫びします。
お願いですが、この国会事故調委員会は公開で行いますので、報道の方が入っております。また、動画の配信も致します。そういう事で参加の方々の映像が映り込む可能性もありますのでこの点了解を頂きたい。また、携帯電話のご使用はご遠慮いただきたいと思います。電源を切ってください。
ホール内は飲食禁止、この館内は禁煙になっております。最後で結構ですが、皆様方にアンケート用紙をお配りしておりますのでお帰りの時にお書き頂きお出し頂きますようお願いいたします。以上です。それではこれから委員会をはじめます。黒川委員長お願いします。