【東京選挙区】自民党「超大型新人」の朝日健太郎候補に密着!ひたすら名前を連呼する練り歩き遊説後に直撃インタビュー!一番訴えたいポイントも端的に示せず、「有権者に伝わっていない」って何のこと? 2016.7.1

記事公開日:2016.7.1取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(取材:高橋敬明 文:西原良太)

特集 2016年 参議院議員選挙 特集ページ | IWJ選挙報道プロジェクト
※7月3日テキストを追加しました!

 例年様々な候補が出馬することで注目される東京選挙区。今回の参院選でも、主要な候補に限っても与野党から9人が出馬し、6つの議席を争っている。「泡沫」と言われる候補を含めると、候補者は全部で31人にもなる。

 自民党は過去において元アナウンサーの丸川珠代氏や元スポーツキャスターの東海由紀子氏など、著名な女性を担ぎ上げてきた。

 今回の参院選でも自民党は「著名な女性」として、比例区で元歌手の今井絵理子氏を擁立した。さらに東京選挙区では「著名人」として作家の乙武洋匡氏の擁立を模索。しかし、乙武氏は本人の不倫発覚により出馬が取り消された。

 乙武氏の擁立を自民党として見送った後、すでに出馬の決まっている中川雅治氏に続く2人目の候補者を誰にするか、その後様々な名前が取り沙汰されてきたが、前東京都知事の舛添要一氏のスキャンダルなどもあり擁立は難航、結局自民党の2人目の擁立が発表されたのは2016年6月7日、参院選公示のわずか2週間前だった。

 自民党が自党の2人目の候補として擁立したのは、元バレー選手の朝日健太郎氏。キャッチフレーズは「超大型新人」である。

 どこが「超大型」なのか?答えは「身長」である。2 mに1 cm足りない199 cmだという。確かに背はずば抜けて高く、体格は「超大型」ではあるが、政治家としての資質やこれまでのキャリア、政策立案能力が秀でている「超大型」というわけではない。背が高かろうが低かろうが、政治家に問われるのは中身である。

 中身も見かけ通りに「超大型」なのか確かめるべく、IWJは2016年7月1日、東京千代田区でおこなわれた朝日健太郎氏の練り歩き遊説を密着取材した。

■ハイライト

  • タイトル 参院選 自民党 東京選挙区 朝日健太郎候補 練り歩き遊説
  • 日時 2016年7月1日(金)11:30〜
  • 場所 御茶ノ水〜駿河台下(東京都千代田区)

アーカイブの全編は、下記会員ページまたは単品購入よりご覧になれます。

一般・サポート 新規会員登録単品購入 300円 (会員以外)

 詳細については以下の文字起こしを参照していただきたいが、先取りしてIWJ記者の質問に対して朝日氏がどう回答したか、一部抜粋すると、「今日一番訴えたいポイントは何か?」という質問に対して、「超空中戦を、さらに加速させていこう」という、意味不明の回答が返ってきた。どのような政策を訴えるのか、という答えになっていない。

 さらに「(朝日氏が演説の中で訴えた)子育て支援の財源はどのように確保するのか?」という質問に対しては、直接関係のないスポーツ産業の話を続けた後、記者からのフォローによって「(スポーツ産業を振興させて)そこからもってくる」と回答した。中学生が「将来の夢」を語っているような回答である。

 日本はすでに国民の4人に1人が65歳以上という超高齢化社会に突入している。「国民総スポーツマン化」を推進されても限度がある。国民の皆が皆、朝日氏のように若くて強靭な身体能力をもっているわけではないし、スポーツを推進するだけで経済成長が達成できるとは到底思えない。誰が考えてもわかりそうな理屈である。

 ごくごく基本的な質問に対してもこうした回答が返ってくるので、たいへん心配になってくる。知名度だけで当選したとしても、そのあと国会議員として彼は何をするのか、何ができるのか。

 安倍総理の方針に忠実である、ということだけは確実である。

 「安保法制の強行採決をどう思うか?」という質問に対し、「強行採決の場面は見た」と言った上で、「ルール破りだと思わない」と答えている。改憲の発議の決議が行なわれたら、ためらうことなく賛成するだろう。それが何を意味しているか、理解しているかどうかはともかくとして。

 以下、朝日氏の質疑応答の文字起こしを掲載する。投票日を迎える前に、東京選挙区の有権者の方々はぜひ一票を投じる際の判断の材料としていただきたい。

――今日この場所を選んだのはどうしてですか?

朝日氏「もうとにかく中央線とか、いろんなスポットスポット、みんなで議論しながら、今日ここ行こう、ここ行こうと」

――今日一番訴えたいポイントはどのあたりですか?

朝日氏「後半戦に入ってきたので、この選挙戦で。ただ、まだまだ、ゼロからの戦いなので、さらに、『大きい声』でやっていこう。『超空中戦』を、前半戦を経て、さらに加速させていこうという」

――これまでの手応えはどのように感じていますか?

朝日氏「まだまだほんとに有権者の方にお伝えしきれていないという感じなので、ほんとにこう、ちょっとした、まだ焦りもありますね」

――焦り?

朝日氏「というのは、本当にどこまで訴えかけさせていただければいいのかが、上限が見えないわけですから。

 メンバーも初めての、選挙をやるという方も初めて、学生の子も入っていただいたりとか、本当に全力でやらせていただくというところで。多分これはほんとに7月10日まで変わらず、ですね。他の候補者には負けない、とにかく走り続けるというやり方だと思います」

――お子さんがお二人いらっしゃるということで、子育て支援の必要性を強調されておりましたが、財源はどのように確保するとお考えですか?

朝日氏「そうですね、私が訴えかけさせていただいたスポーツ産業という分野が、今非常に成長して、成長産業のひとつとして政府の方針としても出ています。今現在市場規模でいうと現在5兆円のものを、2020年までに15兆円まで伸ばすと。アメリカは今約年間60兆円のスポーツ産業というふうな、非常に財政的に見ても大きな市場ですので、スポーツ産業でどうやったら日本の中で確立していくのか、これまで、スポーツという、例えば試合であるとか、スポーツにかかわる産業というものが、あまりこう、注目されてこなかったので、しっかりと収益の上がる産業だということを日本の社会で作っていこうこれが一つの柱ですね。

 あとそれに伴う健康ということも私は訴えかけさせていただいて、ヘルスケア事業という、皆様の日常にとっての健康という分野が、やはり関心が高まることで経済活動が広く循環していくわけですから」

――子育て支援の財源はそこから持ってくると?

朝日氏「それも一つだと思います。私のやりたい政策の中ではそこがしっかりとつながっていくことが重要かなと思います」

――出馬を表明された時の会見で、「スポーツの美しいところは、ルールを守るところ」とおっしゃっておりました。国会のルールを守らないで安保法制を通したアベ政治をどういうふうに見ていらっしゃいますか?

朝日氏「そこに関しては、安倍総理の世界の情勢を見ながら判断をした結果だと私は思っておりますので」

――その上では国会のルールを破っても問題ないと?

朝日氏「国会のルールを破ったという認識がないので」

――強行採決のシーンを拝見されていない?

朝日氏「拝見していましたけど」

――あれは破っていないと?

朝日氏「そうですかね、はい」

――東京選挙区、厳しい戦いだと思いますが、勝ち抜くポイント、訴えていく争点はどのあたりになってくるとお考えですか?

朝日氏「初めての選挙ですので、戦い方としては、皆さんお一人お一人に一人でも多くの方々と握手をしたり、訴えかけをお伝えしていく、しかありませんので。こういった形で駅頭でやらせていただくとか、朝、そして夜。本当にまぁ人の多いところに、一つでも効率よくお伝えをしていくという戦い方だけで」

――さっき(チラシを)お渡しされた時に、「自民党のチラシはいらない」という方がいました。吉祥寺でも、庶民の中では、今自民党に対してちょっと反感を覚える方がたくさんいらっしゃると思いますが、そのあたりの実感として選挙活動をやっていてどう感じますか?

朝日氏「そうですね、皆様の主義主張というものがあるというのは今回やっぱりすごく感じてはいますので。

 ただ一方で自民党を支持されている方も十分いらっしゃいますので、やはりそこはしっかりと説明をしながら相互理解をしていくという、そうやってお互いの意見を掛け合わせながら進めていくというのが非常に重要かなと思っています」

――最後の質問ですが、お子さんがお二人いらっしゃるということで、お子さんの未来も考えていく必要があるかと思いますが、今、政治は全体的な方向として戦争ができる方向に向かってしまってますが、(朝日氏も「うん」と頷く)それはどういうふうに見ていらっしゃいますか?

朝日氏「議論の中で、戦争する法案だというふうな訴えかけをされている方がいらっしゃると思うんですけども、我々としては、戦争しない法案だというふうに捉えていますので」

――それはどのあたりから戦争をしない法案だと思っていらっしゃるのでしょうか?

朝日氏「…(言葉に詰まる)。あ、あれは基本的に、国際情勢を見たときに、しっかりと国を守っていくというための法案だと認識をしておりますので」

――アメリカの戦争に日本が巻き込まれてしまうのではないかという国民の不安に関してはどういうふうに思われますか?

朝日氏「…それは私たちがしっかりと国を守っていくというところに、前提に立っていますので」

――その「国」というのがアメリカの方に向いているのですけども、日本の国のためではなく、アメリカの戦争に巻き込まれていくんじゃないかと国民は心配しているのですが?

朝日氏「そこはしっかりと条件が整備されていますので、戦争に行くというふうには認識はしていません」

――「整備されている」?ちょっとやっぱりフワフワしているように聞こえるのですが?

(関係者)…次があるので。

アーカイブの全編は、下記会員ページまたは単品購入よりご覧になれます。

一般・サポート 新規会員登録単品購入 330円 (会員以外)

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です