自由報道協会主催 市民と科学者による内部被曝問題研究会(内部被曝研)記者会見 2012.1.27

記事公開日:2012.1.27取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(IWJ・須原拓磨)

※会見の全文文字起こしを会員ページに掲載しました。

 2012年1月27日(金)、麹町報道会見場で、「市民と科学者による内部被曝問題研究会(内部被曝研)記者会見」が行われた。

■ハイライト

 「市民と科学者の内部被曝問題研究会(内部被曝研、略称:ACSIR)」は、肥田舜太郎氏(被曝医師)、松井英介氏(医師、放射線医学など)、矢ヶ崎克馬氏(物性物理学)、生井兵治氏(遺伝・育種学)、岩田渉氏(市民放射能測定所・理事)らにより、内部被曝に重点を置いた放射線被曝の研究を、市民と科学者が協力して行うための組織として結成された。

 会見ではまず、会のメンバーから、「内部被曝が過去どのように扱われてきたか」、「内部被曝と考えられる影響でどれほどの被害が生じてきたか」、また「内部被曝の調査の実態」などが報告され、さらに会の設立の趣旨や変遷などの説明が行われた。その中で矢ヶ崎氏は、日本がアメリカの核戦略に追随する形で、内部被曝の特性や、健康への影響を記録に残さないといったやり方を行ってきたことに言及し、内部被曝の影響を隠そうとしてきた姿勢を厳しく批判した。

 また、原発事故の問題については、事故を早急に収束させようとする政府の姿勢に疑問を呈し、放射能の影響に対して、依然として有効な対策を取れていない政府に向かって、取り組むべき改善策を提言した。

 最後に矢ヶ崎氏が「内部被曝の特性や、健康への影響が隠されてきた歴史などを踏まえて、正しい歴史的・科学的認識を持った市民を育成することが大事である」と述べ、「内部被曝問題研究会が、日本国民の主権を獲得する1つの分野であるし、本当の意味で主権国家にしていくプロセスの歴史的な答えになるのではないかと思う」と、同会にかける思いを語った。

以下、記者会見の文字起こし

●松井英介(医師、放射線医学、呼吸器病学) 00:02:10 ~

松井英介ともうします。私は放射線医学講座という所で議席をおいて主に呼吸器の病気、肺がんの患者さんとの付き合いが多いのですが、肺がんの早期発見や治療までずっとやってきた臨床の医者です。放射線医学講座に籍を置いていたと言う事で放射線については他の臨床医によりは少し詳しい、と言う事で特に内部被爆の問題に付いて、この間10年ほどですが、いろいろと色んな方と交流を深めて参りました。

それで今度の東電の事故ですが、事故現場から非常に広い範囲に広がった放射性物質、様々な放射性物質がありますけども、その小さな粒ですね。ここにも多分あると思うんですが、その小さな粒が体に入ってくる。そして中から放射線を出す。

これを内部被爆と言いますが、典型的な内部被爆による健康障害の場に生きて行かなくてはいけないという、そういう時代に私たちはたまたま遭遇してしまった訳だが、そういうことで私の資料、手元にありますが、参考資料、こういうやつですが、括弧の付いた低線量とありまして、放射線被曝による、が抜けていますが、健康障害、これをちょっとご覧頂きたい。

(…会員ページにつづく)

アーカイブの全編は、下記会員ページまたは単品購入よりご覧になれます。

一般・サポート 新規会員登録単品購入 330円 (会員以外)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です