自由報道協会 首都圏反原発連合 記者会見 2012.7.27

記事公開日:2012.7.27取材地: テキスト動画
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 2012年7月27日(金)、自由報道協会麹町会見場で、首都圏反原発連合の記者会見が行われた。内容は29日(日)に予定されている「脱原発国会大包囲」や首相官邸前抗議行動などに関する質疑応答が中心。代表者は画面左から、服部至道氏、Misao Redwolf氏、小泉兵義氏。

■全編動画

 Misao氏「今回の国会前包囲を企画したのは、今年3月11日の「国会を囲むヒューマンチェーン」の直後。官邸前抗議は大飯原発再稼働に反対する、論点を絞った抗議活動。一方、国の政策が決められる場所は国会なので、市民運動と国会議員がつながって行くシンボルと考えてこの場所を選んだ。」

 田中龍作記者 質問「もし仮にこれから首相官邸内で話し合いの場を設けられた場合、現状は記者クラブしか入れないため、従来の傾向を見る限り上をなぞっただけの報道になり、一般の人が誤解するような報道になる危険が高い。今までやってきたことが台無しになる恐れがある。IWJやフリーの記者などが入れるよう交渉を行うべきと考えるが、その点についてどう思うか?」

 Misao氏「密室になる心配は、私達もしている。フリーの配信会社を一社でも入れたいし、記者クラブだけの配信で台無しにしたくない。間に入って下さっている議員の方たちと話を進めて行く中で、一社でも入れてもらえるよう、要望を出している。」

 フリー谷口記者「現在は再稼働反対のシングルイシューだが、これからはそれだけにとどまらず内容をバージョンアップしていくべきでは?」

 Misao氏「大飯原発の再稼働を中止させるのが原子力ムラを突き崩す最初の一撃。イシューを増やしてブレるよりは、まだ今のままを続けて行きたいと思っている。」

 フリーのカミデ記者「主催者発表と警察発表の数字が大きく食い違っていることについて疑問を持ってる方も大勢いるので、説明をして頂きたい。」

 小泉氏「この面積ではこの人数にならないのではないか?という指摘も確かに頂いている。我々の考えとしては、その場にずっと居た人のみとか、あるいは瞬間最大値ではなく、途中から参加された方、もしくは途中で離脱した方も数に含めている。警察の数え方については、通常のデモでは数回に分けて計測するのが一般的だが、官邸前は計測回数が相当少なくなっているのでは?というのが、実際に現場で活動している者としての感触。またほんの一例だが、自分が計測器で5回押している時でも、警察の方は3回しか押していない、といったことを目撃したこともある。」

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